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私のせい
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ある日、私は先生の言うことを聞かなかった。そのときは、自分の失敗で負けてばかりで苛立っていたんだ。そんな時に、先生にも怒られたから、苛ついてしまって歯向かってしまった。そしたら、私のせいで先生が試合に入ってこなくなった。つまり、監督の場所にいなくなったのである。その全ぼうを、今からお話しよう。
今日は、ある学校と練習試合で私達は相手学校に遠征した。その学校は、私達よりも強く、勝つのは少し難しかった。でも、勝てない相手でもなかった。
でも、1試合目では圧倒的に負けてしまった。私も、チームメイトも失敗が多かったし、仕方がなかった。
「次は、切り替えよう」
チームリーダーは、冷静に皆に声をかけた。
そうだ。次は、ミスを少なくするために、声をもっとだそう。
そう思った。しかし、川崎先生は私達を怒った。
「今の試合、何が悪かったと思う?一人ずつ言っていって」
「ミスが多かったです」
「面の向きが違った」
「レシーブの位置が悪かった」
「声があまり出てなかったです」
「そうだよね。声出てなかったよね?なんで?」
私達は黙り込んでしまった。
そんなのわからないじゃないか。いつもより声出てなかった?先生のさじ加減じゃないの?
「次はちゃんと、声出して。はい、終わり」
そして、私達は解散した。皆は目を見合わせて、次はもっと声出しとこって、話し合った。
なんで、こんなに先生の言いなりなんだろうか。楽しくやらせてくれよ…。
そして、何試合かした。ほとんど負けてしまって、私は苛立った。全く力が入らないし、スパイクも決まらない。なんで上手くできないのだろうか。
「ボール出すから、しっかり声出せ」
試合に全く勝てない私達に、川崎先生は怒っている様子で私達にボール出しを始めた。
「ほら、声出して」
「はい!」
「聞こえない!」
「はい!」
皆はしっかり声を出している。でも、私は自分がミスしてしまっているという申し訳なさでいっぱいで、全く川崎先生の声を聞いていなかった。それに、集中していたので声もでない。そんな時に、私に川崎先生は『声を出せ』と言った。しかし、私は返事をしなかった。すると、先生は私を睨んだ。
「じゃあ、いい」
その言葉を残して先生は行ってしまった。一瞬何が起こっているか、わからなかった。私の額には冷や汗が流れ出す。時間の流れが遅く感じ、私は先生の後ろ姿を見つめていた。我に返ると、チームメイトが私を見ていた。そして、私は気がついた。私のせいで、先生が行ってしまったということに…。
なんで…?私何をしたの?返事をしなかったから…?先生の大好きな連帯責任?なんで、私だけじゃなくて、皆も一緒なの…。
私は罪悪感に押しつぶされそうになった。何もかも、私のせいだ…。
そして練習試合終わりのミーティングで、先生は私達にこう言った。
「2年生は明日から練習に来なくていい」
「えっ…」
「やりたくないんでしょ?なら、いいよ」
「いえ、やりたいです!」
「私はそうは思えません。じゃあ、片付けの手伝いやって早く着替えてきて」
そして、川崎先生は行ってしまった。私が返事をしていれば…。なんで…皆も駄目なの…?私だけでいいじゃん…。
その日は眠れなかった。涙が溢れて止まらなかった。
明日、しっかり謝ろう。そして、練習に参加させてもらおう。私が悪いのだから、一人で勇気を振り絞って謝ろう。
次の日、私は部活に行くのが嫌だった。
もし、本当に練習させてくれなかったらどうしよう。皆も駄目だったら?皆は私を恨むかもしれない…。仲間はずれにされるかもしれない。いやだ…。いやだ、いやだ!私は一人は嫌い…。
そんなことを考える私に、お母さんは優しく声をかけた。
「輝、大丈夫だよ。謝れば許してくれるって!」
私はコクリとうなずいた。
そうだよね。まずは、謝ることが大事だよね。
そして、私は学校に向かった。学校につくと、早く来た1年生が準備を始めていた。周りを見たが、他の2年生はまだ来ていないらしい。でも、私が原因なのだから私が先に謝らないといけない。そう思い、私は真っ先に先生のもとに向かった。
「川崎先生、少しお話よろしいですか…?」
「なに?」
「あの、昨日は私、態度が悪かったことを反省しています。本当に悪かったと思います。これからは決してやらないので、練習に参加させてくれませんか…?」
川崎先生は、少し黙ってから口を開いた。
「いえ駄目です。もう、あなたを信用できません。いいです」
そして、川崎先生は私の前から去っていった。私は何も言い返せなかった。信用できないって言われたからではなく、私以外のみんなも練習に参加させてもらえないと思うと、胸が締め付けられる。
私だけならいいけど、私が原因なのに皆も駄目なんて…。本当に仲間はずれにされたらどうしよう…。一生、バレーボールができなくなったら、どうしよう。
私の目にはいつの間にか、涙が溢れた。
怖い怖い…。部活なんて、来るんじゃなかった…。
すると、私よりあとに来た2年生が私を取り囲んでいた。
私は身を縮こまらせた。
嫌われる…。怒られる…。
でも、私が想像していた言葉とは違う言葉が返ってきた。
「大丈夫だよ、ひかる!」
「そうだよ。謝ってるのに、先生ひどすぎ」
「遅くなってゴメンね。次は皆で謝ろう」
皆の声はとても優しかった。優しく、背中を撫ででくれた。
みんな…。よかった、嫌われなくて…。本当によかった…。
「じゃあ、どうする?」
「昨日のことを謝って、これからどうするか言おう!」
「そうだね」
私は泣いていたので、声があまり出せずに皆の意見を聞いていた。そして、意見がまとまったので川崎先生を呼び出した。
「なんですか?」
「昨日は私達も反省しています。これからは、しっかり声を出します。なので、練習に参加させてください!お願いします」
「お願いします」
「…わかった。でも、あなた達はボール拾いだけして、その態度で練習に参加させるか決めるから」
「はい」
そして、私達はボール拾いに専念した。ボール拾いは意外と楽しく、1年生のときを思い出した。
ボール拾いって、こんなに楽しかったんだな~。もう、ボール拾いだけしたいな。そうすれば、先生に怒られないし…。
そして、結局その日はちゃんとした練習はできなかった。私は家に帰って、考えた。
なんで、こんなに楽しくないんだろ。バレーボールって、こんなに嫌なスポーツなのかな?どうなんだろ。はぁ、バレーやめたいな…。
まだまだ、続いていく果てしない部活に私は心を閉ざしていく…。
今日は、ある学校と練習試合で私達は相手学校に遠征した。その学校は、私達よりも強く、勝つのは少し難しかった。でも、勝てない相手でもなかった。
でも、1試合目では圧倒的に負けてしまった。私も、チームメイトも失敗が多かったし、仕方がなかった。
「次は、切り替えよう」
チームリーダーは、冷静に皆に声をかけた。
そうだ。次は、ミスを少なくするために、声をもっとだそう。
そう思った。しかし、川崎先生は私達を怒った。
「今の試合、何が悪かったと思う?一人ずつ言っていって」
「ミスが多かったです」
「面の向きが違った」
「レシーブの位置が悪かった」
「声があまり出てなかったです」
「そうだよね。声出てなかったよね?なんで?」
私達は黙り込んでしまった。
そんなのわからないじゃないか。いつもより声出てなかった?先生のさじ加減じゃないの?
「次はちゃんと、声出して。はい、終わり」
そして、私達は解散した。皆は目を見合わせて、次はもっと声出しとこって、話し合った。
なんで、こんなに先生の言いなりなんだろうか。楽しくやらせてくれよ…。
そして、何試合かした。ほとんど負けてしまって、私は苛立った。全く力が入らないし、スパイクも決まらない。なんで上手くできないのだろうか。
「ボール出すから、しっかり声出せ」
試合に全く勝てない私達に、川崎先生は怒っている様子で私達にボール出しを始めた。
「ほら、声出して」
「はい!」
「聞こえない!」
「はい!」
皆はしっかり声を出している。でも、私は自分がミスしてしまっているという申し訳なさでいっぱいで、全く川崎先生の声を聞いていなかった。それに、集中していたので声もでない。そんな時に、私に川崎先生は『声を出せ』と言った。しかし、私は返事をしなかった。すると、先生は私を睨んだ。
「じゃあ、いい」
その言葉を残して先生は行ってしまった。一瞬何が起こっているか、わからなかった。私の額には冷や汗が流れ出す。時間の流れが遅く感じ、私は先生の後ろ姿を見つめていた。我に返ると、チームメイトが私を見ていた。そして、私は気がついた。私のせいで、先生が行ってしまったということに…。
なんで…?私何をしたの?返事をしなかったから…?先生の大好きな連帯責任?なんで、私だけじゃなくて、皆も一緒なの…。
私は罪悪感に押しつぶされそうになった。何もかも、私のせいだ…。
そして練習試合終わりのミーティングで、先生は私達にこう言った。
「2年生は明日から練習に来なくていい」
「えっ…」
「やりたくないんでしょ?なら、いいよ」
「いえ、やりたいです!」
「私はそうは思えません。じゃあ、片付けの手伝いやって早く着替えてきて」
そして、川崎先生は行ってしまった。私が返事をしていれば…。なんで…皆も駄目なの…?私だけでいいじゃん…。
その日は眠れなかった。涙が溢れて止まらなかった。
明日、しっかり謝ろう。そして、練習に参加させてもらおう。私が悪いのだから、一人で勇気を振り絞って謝ろう。
次の日、私は部活に行くのが嫌だった。
もし、本当に練習させてくれなかったらどうしよう。皆も駄目だったら?皆は私を恨むかもしれない…。仲間はずれにされるかもしれない。いやだ…。いやだ、いやだ!私は一人は嫌い…。
そんなことを考える私に、お母さんは優しく声をかけた。
「輝、大丈夫だよ。謝れば許してくれるって!」
私はコクリとうなずいた。
そうだよね。まずは、謝ることが大事だよね。
そして、私は学校に向かった。学校につくと、早く来た1年生が準備を始めていた。周りを見たが、他の2年生はまだ来ていないらしい。でも、私が原因なのだから私が先に謝らないといけない。そう思い、私は真っ先に先生のもとに向かった。
「川崎先生、少しお話よろしいですか…?」
「なに?」
「あの、昨日は私、態度が悪かったことを反省しています。本当に悪かったと思います。これからは決してやらないので、練習に参加させてくれませんか…?」
川崎先生は、少し黙ってから口を開いた。
「いえ駄目です。もう、あなたを信用できません。いいです」
そして、川崎先生は私の前から去っていった。私は何も言い返せなかった。信用できないって言われたからではなく、私以外のみんなも練習に参加させてもらえないと思うと、胸が締め付けられる。
私だけならいいけど、私が原因なのに皆も駄目なんて…。本当に仲間はずれにされたらどうしよう…。一生、バレーボールができなくなったら、どうしよう。
私の目にはいつの間にか、涙が溢れた。
怖い怖い…。部活なんて、来るんじゃなかった…。
すると、私よりあとに来た2年生が私を取り囲んでいた。
私は身を縮こまらせた。
嫌われる…。怒られる…。
でも、私が想像していた言葉とは違う言葉が返ってきた。
「大丈夫だよ、ひかる!」
「そうだよ。謝ってるのに、先生ひどすぎ」
「遅くなってゴメンね。次は皆で謝ろう」
皆の声はとても優しかった。優しく、背中を撫ででくれた。
みんな…。よかった、嫌われなくて…。本当によかった…。
「じゃあ、どうする?」
「昨日のことを謝って、これからどうするか言おう!」
「そうだね」
私は泣いていたので、声があまり出せずに皆の意見を聞いていた。そして、意見がまとまったので川崎先生を呼び出した。
「なんですか?」
「昨日は私達も反省しています。これからは、しっかり声を出します。なので、練習に参加させてください!お願いします」
「お願いします」
「…わかった。でも、あなた達はボール拾いだけして、その態度で練習に参加させるか決めるから」
「はい」
そして、私達はボール拾いに専念した。ボール拾いは意外と楽しく、1年生のときを思い出した。
ボール拾いって、こんなに楽しかったんだな~。もう、ボール拾いだけしたいな。そうすれば、先生に怒られないし…。
そして、結局その日はちゃんとした練習はできなかった。私は家に帰って、考えた。
なんで、こんなに楽しくないんだろ。バレーボールって、こんなに嫌なスポーツなのかな?どうなんだろ。はぁ、バレーやめたいな…。
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