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第5章 満月の別れ
第2話②
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後々聞いてみれば、文献に書かれていた内容は結界に関して直接的に記されていたのではなく、別の内容として載せられていたのだそうだ。『地鎮の法』に関しては秘術に近く、そう簡単に広まってしまってはまずい術らしい。きちんと的確に行えれば問題はないが、方法を少しでも誤ればしっぺ返しのように災いに見舞われる。そのため、複雑な記載が施され、そう簡単には読み解けなかったようだ。
一つ分かれば芋づる式に他のことまで分かっていく。『地鎮の法』だけにとどまらず、異界への転移の仕方に関しても別の文献に載っていたと悠真が興奮したように書物を持ってきた。それらはあの土蔵の中から発掘されたものばかりだった。
次に転移できるのは、満月の夜。つまり、明日の晩。唐突に帰れることになり、未だに理解が追い付いていない。
里のみんなのために結界の修復方法を探し出すことが何よりも優先されることは今も変わらない。
そして、その方法が見つかったのだから、もうこの地には用がない。ノアリスと共に里へと帰るのが正しいことだと分かっている。
しかし、後ろ髪を引かれるのも事実であった。里へ戻れば、もうこの世界へと来ることもないだろう。つまり、鷹臣とは永遠の別れとなる。
元々は埼玉の廃旅館で鷹臣を助けるために失った命だ。もうこの先のことなど一度は諦めた身。
本来であれば里の湖に身を投げた時点で終了していた生のはずだった。それを考えれば、この世界で体験できたことは全てがイレギュラーで、夢のようなこと。
長い長い夢を見てきて、目を覚ます時が来た。ただそれだけ。
頭の中ではきちんと理解しようと何度も考えているものの、刺して止めたはずの左胸がどうしても納得しようとしてくれない。
起きてしばらくしてからどうして助かったのかを尋ねてみた。心臓を貫いたのだ。いくら兄が治癒術に長けているといえども死んだ者を蘇らせることなどできるはずもない。
既に傷はノアリスによって綺麗に治してもらっているため、痕すら残っておらず、断定できるわけではないが、おそらく心臓自体を損傷したのではないと考えられると悠真が話してくれた。臓器の場所を医療従事者でもない素人が全て的確に把握などしていないし、更にはあの時、セイルは大いに混乱していた。そんな状況の中で刺した場所が幸いにも心臓を傷つけなかったのではないかとの見立てだった。
ただし、心臓の周辺を刺したことに変わりはない。失血の量はおびただしく、そのまま放置すれば間もなく死亡していただろう。山奥ゆえ、近くに病院などもなく、利便性としては非常に悪い場所だ。ノアリスが近くにいてくれて本当に助かった。
全ての話が終わった後、しっかりとお説教をされた。鷹臣はほとんど口を開かなかったが、ノアリスと悠真からはいつ終わるのかと辟易するくらい延々と小言を言われ、非常に肩身の狭い思いをした。
しかし、それも全てセイルの身を案じてのこと。それはセイル自身も分かっている。
普段、鷹臣を乗せているベンツに身を委ねながら、流れる景色を眺める。もうこの風景を見られるのも、きっと明日で終わる。そう考えると感慨深い。最初の頃は見慣れぬ物ばかりでどこを見ても新鮮だったが、今ではどれも愛着溢れる光景だ。少し遠くにある高層ビル群も、商店街の店も、全部がセイルの日常の風景として刻まれた。長いエルフの生の中では本当に瞬きのような時間であったというのに。
鷹臣は相変わらず何も言わずにセイルの隣に座っている。時折スマートフォンを取り出して何か打ってはいるが、それ以外は特段何かをしている素振りもない。
黒神連合との一連の出来事で忙しくしているのは間違いない。セイルの目も覚めたことだし、無事を確認したらまた仕事へ戻るのかと思っていた。しかし、戻る様子はなく、共にマンションへ帰るというから驚いた。まだ時刻は午後三時を回ったばかりだ。こんな時間に鷹臣が仕事を終えたことなど海へ連れて行ってもらったあの日を除いて一度としてない。
神社から鷹臣のマンションまでは相変わらず車だとあっという間に着く。もうエレベーターに乗るのも慣れたものだ。独特な浮遊感に始めの頃こそ戸惑ったが、今では慣れたものだし、なくては部屋になんて到底辿り着けない。
三日ぶりに戻って来た部屋の中は相変わらず殺風景で生活感がない。セイルの物が少しばかり増えたとはいえ、元々そこまで物には固執しない質だ。欲しい物もない。きっと欲しいと言えばすぐに用意してもらえるだろうし、置いたところで怒られはしないだろう。
しかし、いずれは里へと戻る身だからとあまり多くを欲しはしなかった。
ただ、全くないという訳でもない。夏祭りに獲った金魚たちはきょうも水槽の中を優雅に泳いでいる。体長もあの頃の倍くらいまで大きくなり、随分と愛着も沸いた。三日間、全く餌も与えられていなかったらどうしようと少し心配もしたが、元気な様子にホッとする。
「鷹臣さん、ちゃんと私いなくてもお掃除とかできるんですね」
「あ? んなこと俺がする訳ねぇだろ。お前がいねぇ間はまた真柴にやらせただけだ」
「そうだったんですか。後で慎吾さんにもきちんとお礼言っておかなきゃですね」
水槽の中でパクパクと口を開閉させている出目金を見ながらはにかんだ。
セイルがいなくなっても、この世界では何も変わらない。鷹臣の部屋もモデルルームのように綺麗だし、金魚たちも悠々と過ごしている。この世界に転移してきたばかりの頃、鷹臣は交際していた女性と別れ、その間中の家事の類を慎吾にさせていると話していた。きっと里に戻ってからもその役割は変わらないだろう。いつでも鷹臣の部屋の中は生活感のない綺麗なままで、その内、特定の相手ができればその役割がその交際相手へと移行する。ただ、それだけのこと。
でも、そう考えただけで胸が苦しくなる。好きな人の隣に自分以外の誰かがいる。セイルへと向けられていた愛情を一身に受け、笑っている様を想像するだけでツラい。
パラパラと金魚たちへと餌を与えながら落胆していたが、フルフルと首を横に振って嫌な想像を振り払う。こんなことを考えたって、どうにもならないのだ。だったら最後の一晩くらい、楽しく思い出に残るよう過ごしたい。
「そうだ! 鷹臣さん、一緒にご飯作りましょうよ!」
「あぁ? 俺がか?」
餌を啄む金魚を見ながら閃いた。指を鳴らして振り向けば、スーツのジャケットだけを脱いでソファに座った鷹臣が怪訝な顔をセイルへと向ける。
「そうです! たまには良いじゃないですか。鷹臣さんは全然使ってなかったみたいですけど、ここのキッチン、すっごく使いやすいし、結構楽しいものですよ?」
ソファへと駆け寄り、グイグイと袖を引っ張る。鷹臣は少し困ったような顔をしていたが、渋々ながらも立ち上がってくれた。鷹臣の腕を引きながらウォークインクローゼットへと向かう。
「まずは買い出しからです! たまには鷹臣さんの私服見たいんで、お着換えお願いしますね!」
「おい……」
鷹臣だけを中へと残してパタンと扉を閉める。ウォークインクローゼットの扉に背を凭れながら、誰にも聞こえない程度の小声で呟いた。
「最後なんですから……。これくらいの我が儘、許されますよね」
一つ分かれば芋づる式に他のことまで分かっていく。『地鎮の法』だけにとどまらず、異界への転移の仕方に関しても別の文献に載っていたと悠真が興奮したように書物を持ってきた。それらはあの土蔵の中から発掘されたものばかりだった。
次に転移できるのは、満月の夜。つまり、明日の晩。唐突に帰れることになり、未だに理解が追い付いていない。
里のみんなのために結界の修復方法を探し出すことが何よりも優先されることは今も変わらない。
そして、その方法が見つかったのだから、もうこの地には用がない。ノアリスと共に里へと帰るのが正しいことだと分かっている。
しかし、後ろ髪を引かれるのも事実であった。里へ戻れば、もうこの世界へと来ることもないだろう。つまり、鷹臣とは永遠の別れとなる。
元々は埼玉の廃旅館で鷹臣を助けるために失った命だ。もうこの先のことなど一度は諦めた身。
本来であれば里の湖に身を投げた時点で終了していた生のはずだった。それを考えれば、この世界で体験できたことは全てがイレギュラーで、夢のようなこと。
長い長い夢を見てきて、目を覚ます時が来た。ただそれだけ。
頭の中ではきちんと理解しようと何度も考えているものの、刺して止めたはずの左胸がどうしても納得しようとしてくれない。
起きてしばらくしてからどうして助かったのかを尋ねてみた。心臓を貫いたのだ。いくら兄が治癒術に長けているといえども死んだ者を蘇らせることなどできるはずもない。
既に傷はノアリスによって綺麗に治してもらっているため、痕すら残っておらず、断定できるわけではないが、おそらく心臓自体を損傷したのではないと考えられると悠真が話してくれた。臓器の場所を医療従事者でもない素人が全て的確に把握などしていないし、更にはあの時、セイルは大いに混乱していた。そんな状況の中で刺した場所が幸いにも心臓を傷つけなかったのではないかとの見立てだった。
ただし、心臓の周辺を刺したことに変わりはない。失血の量はおびただしく、そのまま放置すれば間もなく死亡していただろう。山奥ゆえ、近くに病院などもなく、利便性としては非常に悪い場所だ。ノアリスが近くにいてくれて本当に助かった。
全ての話が終わった後、しっかりとお説教をされた。鷹臣はほとんど口を開かなかったが、ノアリスと悠真からはいつ終わるのかと辟易するくらい延々と小言を言われ、非常に肩身の狭い思いをした。
しかし、それも全てセイルの身を案じてのこと。それはセイル自身も分かっている。
普段、鷹臣を乗せているベンツに身を委ねながら、流れる景色を眺める。もうこの風景を見られるのも、きっと明日で終わる。そう考えると感慨深い。最初の頃は見慣れぬ物ばかりでどこを見ても新鮮だったが、今ではどれも愛着溢れる光景だ。少し遠くにある高層ビル群も、商店街の店も、全部がセイルの日常の風景として刻まれた。長いエルフの生の中では本当に瞬きのような時間であったというのに。
鷹臣は相変わらず何も言わずにセイルの隣に座っている。時折スマートフォンを取り出して何か打ってはいるが、それ以外は特段何かをしている素振りもない。
黒神連合との一連の出来事で忙しくしているのは間違いない。セイルの目も覚めたことだし、無事を確認したらまた仕事へ戻るのかと思っていた。しかし、戻る様子はなく、共にマンションへ帰るというから驚いた。まだ時刻は午後三時を回ったばかりだ。こんな時間に鷹臣が仕事を終えたことなど海へ連れて行ってもらったあの日を除いて一度としてない。
神社から鷹臣のマンションまでは相変わらず車だとあっという間に着く。もうエレベーターに乗るのも慣れたものだ。独特な浮遊感に始めの頃こそ戸惑ったが、今では慣れたものだし、なくては部屋になんて到底辿り着けない。
三日ぶりに戻って来た部屋の中は相変わらず殺風景で生活感がない。セイルの物が少しばかり増えたとはいえ、元々そこまで物には固執しない質だ。欲しい物もない。きっと欲しいと言えばすぐに用意してもらえるだろうし、置いたところで怒られはしないだろう。
しかし、いずれは里へと戻る身だからとあまり多くを欲しはしなかった。
ただ、全くないという訳でもない。夏祭りに獲った金魚たちはきょうも水槽の中を優雅に泳いでいる。体長もあの頃の倍くらいまで大きくなり、随分と愛着も沸いた。三日間、全く餌も与えられていなかったらどうしようと少し心配もしたが、元気な様子にホッとする。
「鷹臣さん、ちゃんと私いなくてもお掃除とかできるんですね」
「あ? んなこと俺がする訳ねぇだろ。お前がいねぇ間はまた真柴にやらせただけだ」
「そうだったんですか。後で慎吾さんにもきちんとお礼言っておかなきゃですね」
水槽の中でパクパクと口を開閉させている出目金を見ながらはにかんだ。
セイルがいなくなっても、この世界では何も変わらない。鷹臣の部屋もモデルルームのように綺麗だし、金魚たちも悠々と過ごしている。この世界に転移してきたばかりの頃、鷹臣は交際していた女性と別れ、その間中の家事の類を慎吾にさせていると話していた。きっと里に戻ってからもその役割は変わらないだろう。いつでも鷹臣の部屋の中は生活感のない綺麗なままで、その内、特定の相手ができればその役割がその交際相手へと移行する。ただ、それだけのこと。
でも、そう考えただけで胸が苦しくなる。好きな人の隣に自分以外の誰かがいる。セイルへと向けられていた愛情を一身に受け、笑っている様を想像するだけでツラい。
パラパラと金魚たちへと餌を与えながら落胆していたが、フルフルと首を横に振って嫌な想像を振り払う。こんなことを考えたって、どうにもならないのだ。だったら最後の一晩くらい、楽しく思い出に残るよう過ごしたい。
「そうだ! 鷹臣さん、一緒にご飯作りましょうよ!」
「あぁ? 俺がか?」
餌を啄む金魚を見ながら閃いた。指を鳴らして振り向けば、スーツのジャケットだけを脱いでソファに座った鷹臣が怪訝な顔をセイルへと向ける。
「そうです! たまには良いじゃないですか。鷹臣さんは全然使ってなかったみたいですけど、ここのキッチン、すっごく使いやすいし、結構楽しいものですよ?」
ソファへと駆け寄り、グイグイと袖を引っ張る。鷹臣は少し困ったような顔をしていたが、渋々ながらも立ち上がってくれた。鷹臣の腕を引きながらウォークインクローゼットへと向かう。
「まずは買い出しからです! たまには鷹臣さんの私服見たいんで、お着換えお願いしますね!」
「おい……」
鷹臣だけを中へと残してパタンと扉を閉める。ウォークインクローゼットの扉に背を凭れながら、誰にも聞こえない程度の小声で呟いた。
「最後なんですから……。これくらいの我が儘、許されますよね」
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