49 / 336
始まりの夜
しおりを挟む
……結局、ハミルさんが一目置かれている原因が不明のまま、通信が終わってしまった。
知りたいよーな。知りたくないよーな。……とりあえず、記憶の片隅にとどめておくことにしよう。
「……さーて。夕飯夕飯」
今日お店で買って来た食材で、簡単な夕飯を作ることにする。
基本、調味料は目分量。食材は、適当乱切り。
どうせ食べるのは私一人。見た目雑でも、味が悪くなければ、気にしない。
「……うん、姉さんや母さんにはとても見せられない代物だけど、味は美味いぞ! 流石、私」
家で作っていた時はね。やっぱり大事家族には「美味しそう!」って思ってもらいたくて彩りとかも気にしてたけど、一人ならそんなこと気にしなくても良いのがいーね!
栄養バランスとか考えないで、好きな物を好きな時に食べられるし! ……といいつつ、結局バランスよく野菜とらなきゃて強迫観念に駆られて、山盛り入ってるけどね!
えと、その、ほら、周りがガヤガヤしてないから、自分の世界に浸れるよね。一人暮らし最高!
実家の時は、家族の生活音はもちろん、すぐ傍にコカトリス舎も隣接してたから、ずーっとどこかしらか音がする状態で………。
「…………さみしい」
食べ終わった皿を、脇にやって、思わずテーブルに突っ伏した。
前世から通算すると、約30年以上生きて、初めての一人暮らし。
しかも、一番近くの建物であるパックさんの家畜場も、歩いて10分程かかる距離にしかないという、ぽつんと一軒家。
「生き物の音や気配が、マンドラゴラの種しかしないってどういうこと!?」
うう……ホームシックかかりそうになって来た。
『鳥や野生の獣による、畑や家畜の被害防止も兼ねて、リッカの牧場一帯に結界張っておきましたからね。とりあえず、私とリッカ、パックとルート以外は勝手に入れないようにしておきましたから』
……別れる前にセルドアが言っていた言葉の意味を、改めて実感する。
外部の音までしっかり遮断する、超強力結界しゅごい。
いや、野生の動物には絶対牧場には入ってもらいたくはないから、ありがたいっちゃありがたいんだけど。……やっぱりあまりに静か過ぎるよ。
知りたいよーな。知りたくないよーな。……とりあえず、記憶の片隅にとどめておくことにしよう。
「……さーて。夕飯夕飯」
今日お店で買って来た食材で、簡単な夕飯を作ることにする。
基本、調味料は目分量。食材は、適当乱切り。
どうせ食べるのは私一人。見た目雑でも、味が悪くなければ、気にしない。
「……うん、姉さんや母さんにはとても見せられない代物だけど、味は美味いぞ! 流石、私」
家で作っていた時はね。やっぱり大事家族には「美味しそう!」って思ってもらいたくて彩りとかも気にしてたけど、一人ならそんなこと気にしなくても良いのがいーね!
栄養バランスとか考えないで、好きな物を好きな時に食べられるし! ……といいつつ、結局バランスよく野菜とらなきゃて強迫観念に駆られて、山盛り入ってるけどね!
えと、その、ほら、周りがガヤガヤしてないから、自分の世界に浸れるよね。一人暮らし最高!
実家の時は、家族の生活音はもちろん、すぐ傍にコカトリス舎も隣接してたから、ずーっとどこかしらか音がする状態で………。
「…………さみしい」
食べ終わった皿を、脇にやって、思わずテーブルに突っ伏した。
前世から通算すると、約30年以上生きて、初めての一人暮らし。
しかも、一番近くの建物であるパックさんの家畜場も、歩いて10分程かかる距離にしかないという、ぽつんと一軒家。
「生き物の音や気配が、マンドラゴラの種しかしないってどういうこと!?」
うう……ホームシックかかりそうになって来た。
『鳥や野生の獣による、畑や家畜の被害防止も兼ねて、リッカの牧場一帯に結界張っておきましたからね。とりあえず、私とリッカ、パックとルート以外は勝手に入れないようにしておきましたから』
……別れる前にセルドアが言っていた言葉の意味を、改めて実感する。
外部の音までしっかり遮断する、超強力結界しゅごい。
いや、野生の動物には絶対牧場には入ってもらいたくはないから、ありがたいっちゃありがたいんだけど。……やっぱりあまりに静か過ぎるよ。
26
あなたにおすすめの小説
転生令嬢はやんちゃする
ナギ
恋愛
【完結しました!】
猫を助けてぐしゃっといって。
そして私はどこぞのファンタジー世界の令嬢でした。
木登り落下事件から蘇えった前世の記憶。
でも私は私、まいぺぇす。
2017年5月18日 完結しました。
わぁいながい!
お付き合いいただきありがとうございました!
でもまだちょっとばかり、与太話でおまけを書くと思います。
いえ、やっぱりちょっとじゃないかもしれない。
【感謝】
感想ありがとうございます!
楽しんでいただけてたんだなぁとほっこり。
完結後に頂いた感想は、全部ネタバリ有りにさせていただいてます。
与太話、中身なくて、楽しい。
最近息子ちゃんをいじってます。
息子ちゃん編は、まとめてちゃんと書くことにしました。
が、大まかな、美味しいとこどりの流れはこちらにひとまず。
ひとくぎりがつくまでは。
ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
目覚めたら魔法の国で、令嬢の中の人でした
エス
恋愛
転生JK×イケメン公爵様の異世界スローラブ
女子高生・高野みつきは、ある日突然、異世界のお嬢様シャルロットになっていた。
過保護すぎる伯爵パパに泣かれ、無愛想なイケメン公爵レオンといきなりお見合いさせられ……あれよあれよとレオンの婚約者に。
公爵家のクセ強ファミリーに囲まれて、能天気王太子リオに振り回されながらも、みつきは少しずつ異世界での居場所を見つけていく。
けれど心の奥では、「本当にシャルロットとして生きていいのか」と悩む日々。そんな彼女の夢に現れた“本物のシャルロット”が、みつきに大切なメッセージを託す──。
これは、異世界でシャルロットとして生きることを託された1人の少女の、葛藤と成長の物語。
イケメン公爵様とのラブも……気づけばちゃんと育ってます(たぶん)
※他サイトに投稿していたものを、改稿しています。
※他サイトにも投稿しています。
せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません
嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。
人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。
転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。
せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。
少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。
〘完〙なぜかモブの私がイケメン王子に強引に迫られてます 〜転生したら推しのヒロインが不在でした〜
hanakuro
恋愛
転生してみたら、そこは大好きな漫画の世界だった・・・
OLの梨奈は、事故により突然その生涯閉じる。
しかし次に気付くと、彼女は伯爵令嬢に転生していた。しかも、大好きだった漫画の中のたったのワンシーンに出てくる名もないモブ。
モブならお気楽に推しのヒロインを観察して過ごせると思っていたら、まさかのヒロインがいない!?
そして、推し不在に落胆する彼女に王子からまさかの強引なアプローチが・・
王子!その愛情はヒロインに向けてっ!
私、モブですから!
果たしてヒロインは、どこに行ったのか!?
そしてリーナは、王子の強引なアプローチから逃れることはできるのか!?
イケメン王子に翻弄される伯爵令嬢の恋模様が始まる。
生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
笑い方を忘れた令嬢
Blue
恋愛
お母様が天国へと旅立ってから10年の月日が流れた。大好きなお父様と二人で過ごす日々に突然終止符が打たれる。突然やって来た新しい家族。病で倒れてしまったお父様。私を嫌な目つきで見てくる伯父様。どうしたらいいの?誰か、助けて。
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる