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くやしかったら
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「お子ちゃま扱いがくやしかったら、早く大きくおなり~。肉体的にも、精神的にもね」
からかうようにそう言いながら、おそらく幼さの現れだと思われるぷにぷにお腹を(シフォンケーキの食べ過ぎの可能性も大いにあるけど)、指でつつく。
……この触り心地。癒されるなあ。顔にべったり張り付いている時点で、鼻の辺りがめちゃくちゃ柔らかかったもんなあ。
今はラドの行動や表情(意外と分かるのよね。基本爬虫類なのに)で言いたいことを推測するしかないけど、大人になれば念話?で会話できるようになるみたいだし。
不満があるなら、その時にじっくり聞いてあげるとしよう。まだ時期尚早だ。
「……さて、そろそろ夕飯の準備をしようかね。ラドもいつまでも拗ねてないで、少しその辺りで飛び回ってお腹空かせときなさい。お腹いっぱいだと美味しくないよ?」
とりあえずソファの上にひょいとラドを置いて、台所へ向かうことにする。
先ほどまで顔にべったり張り付いていたラドは、お説教が効いたのか、今回は追いすがってはこなかった。さすがにあの状態では、料理は難しいからありがたい。
『……わかったよ。……だから、おおきくなるまでまっててね。リッカ』
「うん?」
今、一瞬脳に響くような子どもの声が聞こえた気がしたんだけど、気のせいだろうか。
振り返ったラドは、こっちを見ることなく、部屋を飛び回って遊んでいたから、多分気のせいなんだろう。
それから数日は、セルドアが遊牧魔法の魔具を完成させて持って来てくれた以外は、特別何ごともなく過ぎていった。
パックさんが魔具の出来栄えと、私主導でもストレスなくちゃんと遊牧して家畜舎に戻ってくるトリスの様子に感動して、「リッカちゃん、是非魔術師長を誑かして(意訳)、この魔具を量産させてよ!」と言ってきたけど、セルドアに無理をさせたくなかった為、一応使用経過をまとめて提言するだけはすると言っておいた。
……誑かすって。あの人私を何だと思ってるんじゃ。黄色ハートって絶対嘘だろ。
からかうようにそう言いながら、おそらく幼さの現れだと思われるぷにぷにお腹を(シフォンケーキの食べ過ぎの可能性も大いにあるけど)、指でつつく。
……この触り心地。癒されるなあ。顔にべったり張り付いている時点で、鼻の辺りがめちゃくちゃ柔らかかったもんなあ。
今はラドの行動や表情(意外と分かるのよね。基本爬虫類なのに)で言いたいことを推測するしかないけど、大人になれば念話?で会話できるようになるみたいだし。
不満があるなら、その時にじっくり聞いてあげるとしよう。まだ時期尚早だ。
「……さて、そろそろ夕飯の準備をしようかね。ラドもいつまでも拗ねてないで、少しその辺りで飛び回ってお腹空かせときなさい。お腹いっぱいだと美味しくないよ?」
とりあえずソファの上にひょいとラドを置いて、台所へ向かうことにする。
先ほどまで顔にべったり張り付いていたラドは、お説教が効いたのか、今回は追いすがってはこなかった。さすがにあの状態では、料理は難しいからありがたい。
『……わかったよ。……だから、おおきくなるまでまっててね。リッカ』
「うん?」
今、一瞬脳に響くような子どもの声が聞こえた気がしたんだけど、気のせいだろうか。
振り返ったラドは、こっちを見ることなく、部屋を飛び回って遊んでいたから、多分気のせいなんだろう。
それから数日は、セルドアが遊牧魔法の魔具を完成させて持って来てくれた以外は、特別何ごともなく過ぎていった。
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……誑かすって。あの人私を何だと思ってるんじゃ。黄色ハートって絶対嘘だろ。
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