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ずっと友達でいたい
「信者の、特に女性が緑の手の持ち主だった場合、本人の同意のもと【緑の聖女】として祭り上げられることもある。五年前に老衰で亡くなった、シルデナフィル女史が、その良い例だな。結婚もせず、生涯をリハニーア教の布教に捧げた彼女は今では神格化されて、専用の祠すら作られてるくらい
だ」
「あ、なんかその話は聞いたことあるかも。……で、元リハニーア教の信者で、現植物学者のハルクはそれを信じてるの?」
「リハニーアによって力を与えられたというのは、根拠が乏しく怪しいけどな。実際、生まれつきそういった特別な力を持つ人間が定期的なの産まれるのは事実だ。備わった魔力の質が、植物育成に特化しているんだろう」
……まあ、魔法が普通に存在する社会だしな。そういう植物系?魔法の使い手も当然存在するんだろう。
なんか、こう、妙に現実的な部分とファンタジーな部分がごっちゃになっている世界だから、前世の私としてはなーんか、すっきりしないけど。
ドラゴンもいるし、謎の輪廻法則?みたいなのもあるんだから、リハニーア女神も普通に実在しておかしくなさそうなのに、その辺りは普通に神話扱いなんだもんなあ。
「で、私が【緑の聖女】様だったなら、どうするの? ハルクは崇め奉ってくれるの?」
「……お前本当、いい性格してるよな」
茶化すように尋ねると、ハルクは引きつった顔でため息を吐いた。
「お前が【緑の聖女】だろうが、オレには関係ない話だ。オレはとうにリハニーア教を抜けたし、お前だってリハニーア教信者じゃない。……ただ、そういうことかと納得するだけだ」
「そっか~。なら、よかった」
ちょっと心配だったんだよね。ハルクに崇め奉られたくないもん。
「ハルクとは、ずっとこのまま友達でいたいもん」
こうやってタメ口で、らくーに話せるのは今の所ハルクだけだから。ハルクに今さら敬語なんか使われたくないし。
だ」
「あ、なんかその話は聞いたことあるかも。……で、元リハニーア教の信者で、現植物学者のハルクはそれを信じてるの?」
「リハニーアによって力を与えられたというのは、根拠が乏しく怪しいけどな。実際、生まれつきそういった特別な力を持つ人間が定期的なの産まれるのは事実だ。備わった魔力の質が、植物育成に特化しているんだろう」
……まあ、魔法が普通に存在する社会だしな。そういう植物系?魔法の使い手も当然存在するんだろう。
なんか、こう、妙に現実的な部分とファンタジーな部分がごっちゃになっている世界だから、前世の私としてはなーんか、すっきりしないけど。
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「で、私が【緑の聖女】様だったなら、どうするの? ハルクは崇め奉ってくれるの?」
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「そっか~。なら、よかった」
ちょっと心配だったんだよね。ハルクに崇め奉られたくないもん。
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