217 / 336
気になる女
「…………お前って、本当」
「本当、何?」
「……………………いや、何でもない」
ハルクは深々とため息を吐いて、自身の髪の毛をかきむしった。
……これは、私のずっ友アピールに照れていると判断していいのかな? ちょっと違う?
「……さっきの話だけど」
「さっきの話って、どの話?」
「好きな女がどーとか、気になる女がどーとか、そーゆー話だよ!」
どこか刺のある口調でハルクはそう言って(やっぱり照れ隠しか?)、私を半目で睨んだ。
「--気になる女なら、いるよ」
「え」
「無神経に距離を詰めて人の領域にずがずがと踏入ってくるのに、無自覚で残酷に人を振り回す迷惑女」
「…………」
「……だけど、菓子作りはすごくうまい」
…………それって………それってもしかしなくても………。
「…………お菓子に釣られて、性格の悪さを見ないふりしてない? 大丈夫? そんな人好きになって」
「…………」
ハルクは甘党だ甘党だとは思ってたけど、よもやそこまで重症だったとは。
お菓子に釣られて、知らない人に着いていったりしないか、お姉さん、本当に心配だよ。
「--っ痛! ちょ、何故そこでデコピン!?」
「……うるさい。もう、お前しゃべるな」
突如行われた理不尽な暴力と、投げかけられるあんまりな言葉!
そんなに痛くはないけど、ひどい! でも、ハルクの性格考えたら、わりと今さらだ!
「……クソチビめ」
「だーかーら、何度も言ってるけど、私はもう結婚適齢期……」
「それを分かってるから、もうガキだっては言ってないだろ。お前が実際何歳だろうが、チビという事実は変わらない」
--ひどい! 自分だって大概チビを拗らせてる癖に!!
まだ、10代で、これから伸びる可能性もある私と違って(ま、まだ大丈夫だよね……去年から身長変わってないけど)今後の成長は絶望的な癖に!!!!
「……本当。オレも大概女の趣味が悪いな」
「本当、何?」
「……………………いや、何でもない」
ハルクは深々とため息を吐いて、自身の髪の毛をかきむしった。
……これは、私のずっ友アピールに照れていると判断していいのかな? ちょっと違う?
「……さっきの話だけど」
「さっきの話って、どの話?」
「好きな女がどーとか、気になる女がどーとか、そーゆー話だよ!」
どこか刺のある口調でハルクはそう言って(やっぱり照れ隠しか?)、私を半目で睨んだ。
「--気になる女なら、いるよ」
「え」
「無神経に距離を詰めて人の領域にずがずがと踏入ってくるのに、無自覚で残酷に人を振り回す迷惑女」
「…………」
「……だけど、菓子作りはすごくうまい」
…………それって………それってもしかしなくても………。
「…………お菓子に釣られて、性格の悪さを見ないふりしてない? 大丈夫? そんな人好きになって」
「…………」
ハルクは甘党だ甘党だとは思ってたけど、よもやそこまで重症だったとは。
お菓子に釣られて、知らない人に着いていったりしないか、お姉さん、本当に心配だよ。
「--っ痛! ちょ、何故そこでデコピン!?」
「……うるさい。もう、お前しゃべるな」
突如行われた理不尽な暴力と、投げかけられるあんまりな言葉!
そんなに痛くはないけど、ひどい! でも、ハルクの性格考えたら、わりと今さらだ!
「……クソチビめ」
「だーかーら、何度も言ってるけど、私はもう結婚適齢期……」
「それを分かってるから、もうガキだっては言ってないだろ。お前が実際何歳だろうが、チビという事実は変わらない」
--ひどい! 自分だって大概チビを拗らせてる癖に!!
まだ、10代で、これから伸びる可能性もある私と違って(ま、まだ大丈夫だよね……去年から身長変わってないけど)今後の成長は絶望的な癖に!!!!
「……本当。オレも大概女の趣味が悪いな」
あなたにおすすめの小説
至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます
下菊みこと
恋愛
至って普通の女子高生でありながら事故に巻き込まれ(というか自分から首を突っ込み)転生した天宮めぐ。転生した先はよく知った大好きな恋愛小説の世界。でも主人公ではなくほぼ登場しない脇役姫に転生してしまった。姉姫は優しくて朗らかで誰からも愛されて、両親である国王、王妃に愛され貴公子達からもモテモテ。一方自分は妾の子で陰鬱で誰からも愛されておらず王位継承権もあってないに等しいお姫様になる予定。こんな待遇満足できるか!羨ましさこそあれど恨みはない姉姫さまを守りつつ、目指せ隣国の王太子ルート!小説家になろう様でも「主人公気質なわけでもなく恋愛フラグもなければ死亡フラグに満ち溢れているわけでもない至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます」というタイトルで掲載しています。
聖女様と間違って召喚された腐女子ですが、申し訳ないので仕事します!
碧桜
恋愛
私は花園美月。20歳。派遣期間が終わり無職となった日、馴染の古書店で顔面偏差値高スペックなイケメンに出会う。さらに、そこで美少女が穴に吸い込まれそうになっていたのを助けようとして、私は古書店のイケメンと共に穴に落ちてしまい、異世界へ―。実は、聖女様として召喚されようとしてた美少女の代わりに、地味でオタクな私が間違って来てしまった!
落ちたその先の世界で出会ったのは、私の推しキャラと見た目だけそっくりな王(仮)や美貌の側近、そして古書店から一緒に穴に落ちたイケメンの彼は、騎士様だった。3人ともすごい美形なのに、みな癖強すぎ難ありなイケメンばかり。
オタクで人見知りしてしまう私だけど、元の世界へ戻れるまで2週間、タダでお世話になるのは申し訳ないから、お城でメイドさんをすることにした。平和にお給料分の仕事をして、異世界観光して、2週間後自分の家へ帰るつもりだったのに、ドラゴンや悪い魔法使いとか出てきて、異能を使うイケメンの彼らとともに戦うはめに。聖女様の召喚の邪魔をしてしまったので、美少女ではありませんが、地味で腐女子ですが出来る限り、精一杯頑張ります。
ついでに無愛想で苦手と思っていた彼は、なかなかいい奴だったみたい。これは、恋など始まってしまう予感でしょうか!?
*カクヨムにて先に連載しているものを加筆・修正をおこなって掲載しております
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
❲完結❳乙女ゲームの世界に憑依しました! ~死ぬ運命の悪女はゲーム開始前から逆ハールートに突入しました~
四つ葉菫
恋愛
橘花蓮は、乙女ゲーム『煌めきのレイマリート学園物語』の悪役令嬢カレン・ドロノアに憑依してしまった。カレン・ドロノアは他のライバル令嬢を操って、ヒロインを貶める悪役中の悪役!
「婚約者のイリアスから殺されないように頑張ってるだけなのに、なんでみんな、次々と告白してくるのよ!?」
これはそんな頭を抱えるカレンの学園物語。
おまけに他のライバル令嬢から命を狙われる始末ときた。
ヒロインはどこいった!?
私、無事、学園を卒業できるの?!
恋愛と命の危険にハラハラドキドキするカレンをお楽しみください。
乙女ゲームの世界がもとなので、恋愛が軸になってます。ストーリー性より恋愛重視です! バトル一部あります。ついでに魔法も最後にちょっと出てきます。
裏の副題は「当て馬(♂)にも愛を!!」です。
2023年2月11日バレンタイン特別企画番外編アップしました。
2024年3月21日番外編アップしました。
***************
この小説はハーレム系です。
ゲームの世界に入り込んだように楽しく読んでもらえたら幸いです。
お好きな攻略対象者を見つけてください(^^)
*****************
【完結】成り上がり令嬢暴走日記!
笹乃笹世
恋愛
異世界転生キタコレー!
と、テンションアゲアゲのリアーヌだったが、なんとその世界は乙女ゲームの舞台となった世界だった⁉︎
えっあの『ギフト』⁉︎
えっ物語のスタートは来年⁉︎
……ってことはつまり、攻略対象たちと同じ学園ライフを送れる……⁉︎
これも全て、ある日突然、貴族になってくれた両親のおかげねっ!
ーー……でもあのゲームに『リアーヌ・ボスハウト』なんてキャラが出てた記憶ないから……きっとキャラデザも無いようなモブ令嬢なんだろうな……
これは、ある日突然、貴族の仲間入りを果たしてしまった元日本人が、大好きなゲームの世界で元日本人かつ庶民ムーブをぶちかまし、知らず知らずのうちに周りの人間も巻き込んで騒動を起こしていく物語であるーー
果たしてリアーヌはこの世界で幸せになれるのか?
周りの人間たちは無事でいられるのかーー⁉︎
異世界で悪役令嬢として生きる事になったけど、前世の記憶を持ったまま、自分らしく過ごして良いらしい
千晶もーこ
恋愛
あの世に行ったら、番人とうずくまる少女に出会った。少女は辛い人生を歩んできて、魂が疲弊していた。それを知った番人は私に言った。
「あの子が繰り返している人生を、あなたの人生に変えてください。」
「………はぁああああ?辛そうな人生と分かってて生きろと?それも、繰り返すかもしれないのに?」
でも、お願いされたら断れない性分の私…。
異世界で自分が悪役令嬢だと知らずに過ごす私と、それによって変わっていく周りの人達の物語。そして、その物語の後の話。
※この話は、小説家になろう様へも掲載しています
目覚めたら魔法の国で、令嬢の中の人でした
エス
恋愛
転生JK×イケメン公爵様の異世界スローラブ
女子高生・高野みつきは、ある日突然、異世界のお嬢様シャルロットになっていた。
過保護すぎる伯爵パパに泣かれ、無愛想なイケメン公爵レオンといきなりお見合いさせられ……あれよあれよとレオンの婚約者に。
公爵家のクセ強ファミリーに囲まれて、能天気王太子リオに振り回されながらも、みつきは少しずつ異世界での居場所を見つけていく。
けれど心の奥では、「本当にシャルロットとして生きていいのか」と悩む日々。そんな彼女の夢に現れた“本物のシャルロット”が、みつきに大切なメッセージを託す──。
これは、異世界でシャルロットとして生きることを託された1人の少女の、葛藤と成長の物語。
イケメン公爵様とのラブも……気づけばちゃんと育ってます(たぶん)
※他サイトに投稿していたものを、改稿しています。
※他サイトにも投稿しています。