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ルートイベント6
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……つまり、だ。
ここは素直に甘えちゃって、妹プレイしてみせた方が色々スムーズに話が進むってことだな。うぬ。
なら、この際恥は捨てよう。
「……お願い、お兄様。私の為に結界魔法かけて?」
両手を組んで、上目遣いきらきらお目めアンド甘ったるい猫なで声でお願いしてみる。
どうだ? セルドア。ごりごりシスコンキャラな君ならば、これで一発……。
「…………あざとい。却下です」
て、へ?
予想外の反応に固まる私に、セルドアはわかってないとでもいうように深々とため息を吐いて、モノクルを押し上げた。
「上目遣いも、その声もわざとらしいもほどがあります。第一キャラにあってません。そんな態度に私が絆されるとでも?」
な……。
「リッカは、天真爛漫で空気読めてない感じな所が良いんですよ。そのキャラを生かしたうえでの、別の頼み方があるでしょう?」
--この(疑似)シスコン、思っていた以上に面倒くせえええぇぇぇ!!!
「……頑張って可愛くお願いしたのに……」
「あ、その感じ。その頬を膨らませて拗ねてる感じこそ、まさにリッカって感じです。そのキャラ維持した上で、お願いしてごらんなさい?」
この微妙なテンションで、可愛いお願いなんかできるか!
「……セルドア様は、このまま私がうまくお願いできなくて、その結果結界張らずに危険な目に遭っても平気なんですね……」
……そもそも私は、まったく襲われるとかそんな心配してないのに。勝手に心配するセルドアを宥める為にしたお願いだったのに、なんで私が恥をかいてまで頭を下げる状況になってるんだ?
そう考えたら、腹が立って来たぞ。
「……そういうわけではないですが」
じと目で睨む私に、セルドアは少し視線を彷徨わせた後、ちょっと拗ねたように唇を尖らせた。
「……どうせリッカは私が反対したところできかないんでしょう? なら私との食事より、ルートとの食事を優先するリッカを、ちょっとくらいいじめても良いじゃないですか」
ここは素直に甘えちゃって、妹プレイしてみせた方が色々スムーズに話が進むってことだな。うぬ。
なら、この際恥は捨てよう。
「……お願い、お兄様。私の為に結界魔法かけて?」
両手を組んで、上目遣いきらきらお目めアンド甘ったるい猫なで声でお願いしてみる。
どうだ? セルドア。ごりごりシスコンキャラな君ならば、これで一発……。
「…………あざとい。却下です」
て、へ?
予想外の反応に固まる私に、セルドアはわかってないとでもいうように深々とため息を吐いて、モノクルを押し上げた。
「上目遣いも、その声もわざとらしいもほどがあります。第一キャラにあってません。そんな態度に私が絆されるとでも?」
な……。
「リッカは、天真爛漫で空気読めてない感じな所が良いんですよ。そのキャラを生かしたうえでの、別の頼み方があるでしょう?」
--この(疑似)シスコン、思っていた以上に面倒くせえええぇぇぇ!!!
「……頑張って可愛くお願いしたのに……」
「あ、その感じ。その頬を膨らませて拗ねてる感じこそ、まさにリッカって感じです。そのキャラ維持した上で、お願いしてごらんなさい?」
この微妙なテンションで、可愛いお願いなんかできるか!
「……セルドア様は、このまま私がうまくお願いできなくて、その結果結界張らずに危険な目に遭っても平気なんですね……」
……そもそも私は、まったく襲われるとかそんな心配してないのに。勝手に心配するセルドアを宥める為にしたお願いだったのに、なんで私が恥をかいてまで頭を下げる状況になってるんだ?
そう考えたら、腹が立って来たぞ。
「……そういうわけではないですが」
じと目で睨む私に、セルドアは少し視線を彷徨わせた後、ちょっと拗ねたように唇を尖らせた。
「……どうせリッカは私が反対したところできかないんでしょう? なら私との食事より、ルートとの食事を優先するリッカを、ちょっとくらいいじめても良いじゃないですか」
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