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第2章:繋がり!
もっと知りたい(挿絵あり)
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自宅に着くと、どっと疲れが出てきた。たった半日だったのに気疲れしてしまったようだ。
「はぁ~疲れたー」
「そんなんで明日からの登校大丈夫?」
「なんとかするー!」
サトねぇが気づかってくれるけど、自分で慣れるしかないことだからね。
「それより!ビデオカメラ貸して!詩音の歌が見たいの!」
「ああ、さっき言ってたヤツね。そんなに良いの?」
「ふっふっふっ!それは見てからのお楽しみ!」
カシャッとビデオが再生された。
最初の方は飛ばして、新入生代表と呼ばれる所で停めた。
『ちなみに私の夢は歌手になることです。この場を借りて1曲歌わせてもらいます』
「へぇ~、度胸のある子だね?」
「しっ!黙って!ここからよ」
♪♪~~♪
テレビの中で詩音が歌い出した。私はジーと見続ける。
「うわっ!何これ!?凄すぎる!」
サトねぇが驚きの声を上げる。私は真剣に見続けた。途中から仕度を終えたお母さんも来て見ていた。
「はぁ~やっぱり凄いよ!」
「マジでめぐみが興奮していた意味がわかったわー!これは凄いよ!」
身体全体を使って音を出して歌う姿は魅了されてしまう。目が離せ無くなる。
「本当に良い声で歌うわね~めぐみ、この曲は誰の歌なの?」
流行りの音楽に疎いお母さんが聞いてきたけど─
「誰の歌って、詩音が自分で作った曲らしいよ?」
「えっ!?自分で作ったの!?びっくりだわ!」
「これは人気が出るよ。絶対、プロになるね!めぐみ、今のうちにサインもらってきなさい!」
サトねぇが無茶振りをしてきた。
「まだ自己紹介しかしてないよ。まともに話しても無いのに無理だよー!」
「クラスメイトなんだからこれから仲良くなるチャンスはいくらでもあるでしょう?」
「そう………だけど……」
まだまだクラスで馴染めるかもわからないのにー!
私は寝るまで詩音の事を考える様になってしまったのでした。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
次の日─
「さて行きますか!サトねぇ!お願いね!」
「気合いを入れたと思ったら他人頼りかよ!?」
まったくもう!という感じで自転車を走らせた。
「私は部活の朝練もあるから一緒に行けない日も出てくると思うので、通学路で車の多い注意場所や学校の自転車置場を教えるからね~気を付けて付いてきなさい!」
「はーい!」
自転車で学校へ向かいます!まだ肌寒い気温で風は冷たかったけど自転車で早く移動する感じが気持ち良かった。学校に向かう丘の坂に掛かると、ギアを落としてゆっくり登った。
「この坂は緩やかだけど、距離があるからバテない様にゆっくりコギなさい。慣れてくると自分でどのくらいのスピードで登れるか分かってくるから」
「はぁはぁ、わかった」
少し登って行くと前の方に詩音を見つけた。
『詩音だ!イヤホンしている。音楽を聴きながら登校しているんだ』
思いきって詩音の横を通りすぎる時に挨拶をした。
「詩音!おはよう!」
詩音はこちらを見ておはようと返してくれた。私はたったそれだけの事なのに顔が熱くなるのを感じた。
「めぐみ?ああ、例の彼女ね」
サトねぇはスピードを落として私の隣に並んだ。
「彼女は徒歩なのね?家が近いのかしら?」
「さぁ?駅から来たのかも知れないわ」
学校の丘の麓には小さな駅がある。遠くから来る生徒は大抵、駅で来て丘を徒歩で登る。時間によってはバスが出ているのでバスを乗り継いでくる人もいる。
私はまだ詩音の事を何も知らない。でも、もっと知りたいと思った。
学校に着くと、サトねぇと別れて教室へと向かった。詩音が来たらどう話そう?
色々と考えながら待つめぐみであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「こういう恋心が拗れてストーカーになるんですよね。皆さん、気を付けて下さい」
(加害者になってはダメよ?)
「はぁ~疲れたー」
「そんなんで明日からの登校大丈夫?」
「なんとかするー!」
サトねぇが気づかってくれるけど、自分で慣れるしかないことだからね。
「それより!ビデオカメラ貸して!詩音の歌が見たいの!」
「ああ、さっき言ってたヤツね。そんなに良いの?」
「ふっふっふっ!それは見てからのお楽しみ!」
カシャッとビデオが再生された。
最初の方は飛ばして、新入生代表と呼ばれる所で停めた。
『ちなみに私の夢は歌手になることです。この場を借りて1曲歌わせてもらいます』
「へぇ~、度胸のある子だね?」
「しっ!黙って!ここからよ」
♪♪~~♪
テレビの中で詩音が歌い出した。私はジーと見続ける。
「うわっ!何これ!?凄すぎる!」
サトねぇが驚きの声を上げる。私は真剣に見続けた。途中から仕度を終えたお母さんも来て見ていた。
「はぁ~やっぱり凄いよ!」
「マジでめぐみが興奮していた意味がわかったわー!これは凄いよ!」
身体全体を使って音を出して歌う姿は魅了されてしまう。目が離せ無くなる。
「本当に良い声で歌うわね~めぐみ、この曲は誰の歌なの?」
流行りの音楽に疎いお母さんが聞いてきたけど─
「誰の歌って、詩音が自分で作った曲らしいよ?」
「えっ!?自分で作ったの!?びっくりだわ!」
「これは人気が出るよ。絶対、プロになるね!めぐみ、今のうちにサインもらってきなさい!」
サトねぇが無茶振りをしてきた。
「まだ自己紹介しかしてないよ。まともに話しても無いのに無理だよー!」
「クラスメイトなんだからこれから仲良くなるチャンスはいくらでもあるでしょう?」
「そう………だけど……」
まだまだクラスで馴染めるかもわからないのにー!
私は寝るまで詩音の事を考える様になってしまったのでした。
・
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次の日─
「さて行きますか!サトねぇ!お願いね!」
「気合いを入れたと思ったら他人頼りかよ!?」
まったくもう!という感じで自転車を走らせた。
「私は部活の朝練もあるから一緒に行けない日も出てくると思うので、通学路で車の多い注意場所や学校の自転車置場を教えるからね~気を付けて付いてきなさい!」
「はーい!」
自転車で学校へ向かいます!まだ肌寒い気温で風は冷たかったけど自転車で早く移動する感じが気持ち良かった。学校に向かう丘の坂に掛かると、ギアを落としてゆっくり登った。
「この坂は緩やかだけど、距離があるからバテない様にゆっくりコギなさい。慣れてくると自分でどのくらいのスピードで登れるか分かってくるから」
「はぁはぁ、わかった」
少し登って行くと前の方に詩音を見つけた。
『詩音だ!イヤホンしている。音楽を聴きながら登校しているんだ』
思いきって詩音の横を通りすぎる時に挨拶をした。
「詩音!おはよう!」
詩音はこちらを見ておはようと返してくれた。私はたったそれだけの事なのに顔が熱くなるのを感じた。
「めぐみ?ああ、例の彼女ね」
サトねぇはスピードを落として私の隣に並んだ。
「彼女は徒歩なのね?家が近いのかしら?」
「さぁ?駅から来たのかも知れないわ」
学校の丘の麓には小さな駅がある。遠くから来る生徒は大抵、駅で来て丘を徒歩で登る。時間によってはバスが出ているのでバスを乗り継いでくる人もいる。
私はまだ詩音の事を何も知らない。でも、もっと知りたいと思った。
学校に着くと、サトねぇと別れて教室へと向かった。詩音が来たらどう話そう?
色々と考えながら待つめぐみであった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「こういう恋心が拗れてストーカーになるんですよね。皆さん、気を付けて下さい」
(加害者になってはダメよ?)
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