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同盟を組みましょう!
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前回までのあらすじ!
超絶美幼女の私、シオンはその類い稀なる功績により、金髪碧眼の美少年の王子の目に留まり、プロポーズされたのでした。(まる)
などと、現実逃避をしているとフレイちゃんが横で顔を赤くしてキャー!と言っていました。
「凄いわ!シオン!私、プロポーズの瞬間なんて初めてみたわ!」
私もプロポーズされたのは初めてですよ?フレイちゃんよ。
「俺との婚約は嫌か?」
「うん!嫌よ!!!」
「「ええぇ!!!!?」」
「シオン、どうしてよ!?」
ちょっ!フレイちゃんの目が怖かった。
「いくら王子様でも、良く知らない人と婚約なんてしたくないわよ~」
「いや、普通は王子と婚約が出来ると言われたら喜ぶものじゃないのか?」
クリス王子も驚いた様に聞いた。
「他の令嬢はそうでも、私は嫌よ!王妃教育とか厳しすぎるって聞くしね。私は自由に遊び廻りたいの!じゃ無かった、自由に暮らしたいの!」
いや、言い直しても遅いぞ?
「噂通り変わった奴だな?お前なら良いかも知れないな………」
「何の事よ?」
クリス王子は部屋にいたメイド達を追い出し、三人だけが残った。
「すまない。ここからは正直に話そう。実は父上に言われて、お前を口説き落として『籠絡』しろと密命を受けた」
「何故に!?」
驚くシオンにクリス王子は続けた。
「お前、四大精霊と契約を結んでいる自覚があるのか?その気になれば、国すら落とせるんだぞ!?」
シオンはポンッと手を叩いた。
「ああ………!!!?」
クリス王子はまったく、と言った風にシオンに言った。
「少し話をしてシオンが悪い奴じゃない事はわかった。だから取引しないか?」
「取引ですか?」
ああ、と頷き続けた。
「父上も悪気があった訳じゃないんだ。四大精霊と契約したシオンが、どこぞの馬の骨と結ばれても困るんだ。他国に行くとかな?だから俺とくっつけようと命令した。ここまではいいか?」
うんうんと頷くシオン。
「そして俺も王子の立場として、俺の婚約者に成りたい奴はごまんといる。正直、煩わしい!だから虫除けとして、仮の婚約者にならないか?」
!?
「仮の婚約者!?」
「ああ、お互いにメリットがあると思うよ。もし、期間中にお互いが好きになればそれでも良いし、一国の王子と婚約していれば鬱陶しい婚約のアプローチは減ると思うのだが?」
確かに領地には今まで知らなかった貴族達から連日、プレゼントなど大量に送られてきている。中には他国からもだ。
なるほどねぇ~?確かに他国の王族とかからだと返事を出さないといけないし、面倒ではあったんだよ。まぁ、アンさんとかに代筆して貰っているんだけどね。
私もまだ六歳だし、これは確かにクリス王子の言う通り、カモフラージュの為に仮の婚約者になっても良いかも?
シオンは、よ~~~く考えて返事をしたの!
「了解です!その仮の婚約者の件、受けます!」
「良い返事を貰えて嬉しいよ。これからよろしくな!」
シオンとクリス王子はガシッと握手をしたのだった。
「それじゃ、王様に宜しく言っておいてね。正式な書類にサインをして初めて契約成立だからね!」
クリス王子は頷くと、シオンはすぐにクリス王子と婚約した事を領地の人々に伝えてくると言って、転移して消えた。
「あれが転移か。本当に消えるんだな。慌ただしい奴………」
「凄いよね!それよりも、良かったね♪」
クリス王子はフレイから目を逸らして言った。
「なんの事だ?」
「またまた~♪国王様に言われなくても、シオンに一目惚れした癖に♪」
「くっ、お前に協力をお願いしたのは間違いだった!」
「まぁ、私のフォローがなくても良かったみたいね。でも、仮の婚約者だなんて…………ヘタレね」
うぐっと言葉に詰まるクリス王子に、フレイは続けた。
「それで、シオンを落とせるのかしら?」
「落としてみせるさ!ウンディーネの事がなくてもな!」
こうしてシオンは小さな狩人に狙われる事になるのだった。
超絶美幼女の私、シオンはその類い稀なる功績により、金髪碧眼の美少年の王子の目に留まり、プロポーズされたのでした。(まる)
などと、現実逃避をしているとフレイちゃんが横で顔を赤くしてキャー!と言っていました。
「凄いわ!シオン!私、プロポーズの瞬間なんて初めてみたわ!」
私もプロポーズされたのは初めてですよ?フレイちゃんよ。
「俺との婚約は嫌か?」
「うん!嫌よ!!!」
「「ええぇ!!!!?」」
「シオン、どうしてよ!?」
ちょっ!フレイちゃんの目が怖かった。
「いくら王子様でも、良く知らない人と婚約なんてしたくないわよ~」
「いや、普通は王子と婚約が出来ると言われたら喜ぶものじゃないのか?」
クリス王子も驚いた様に聞いた。
「他の令嬢はそうでも、私は嫌よ!王妃教育とか厳しすぎるって聞くしね。私は自由に遊び廻りたいの!じゃ無かった、自由に暮らしたいの!」
いや、言い直しても遅いぞ?
「噂通り変わった奴だな?お前なら良いかも知れないな………」
「何の事よ?」
クリス王子は部屋にいたメイド達を追い出し、三人だけが残った。
「すまない。ここからは正直に話そう。実は父上に言われて、お前を口説き落として『籠絡』しろと密命を受けた」
「何故に!?」
驚くシオンにクリス王子は続けた。
「お前、四大精霊と契約を結んでいる自覚があるのか?その気になれば、国すら落とせるんだぞ!?」
シオンはポンッと手を叩いた。
「ああ………!!!?」
クリス王子はまったく、と言った風にシオンに言った。
「少し話をしてシオンが悪い奴じゃない事はわかった。だから取引しないか?」
「取引ですか?」
ああ、と頷き続けた。
「父上も悪気があった訳じゃないんだ。四大精霊と契約したシオンが、どこぞの馬の骨と結ばれても困るんだ。他国に行くとかな?だから俺とくっつけようと命令した。ここまではいいか?」
うんうんと頷くシオン。
「そして俺も王子の立場として、俺の婚約者に成りたい奴はごまんといる。正直、煩わしい!だから虫除けとして、仮の婚約者にならないか?」
!?
「仮の婚約者!?」
「ああ、お互いにメリットがあると思うよ。もし、期間中にお互いが好きになればそれでも良いし、一国の王子と婚約していれば鬱陶しい婚約のアプローチは減ると思うのだが?」
確かに領地には今まで知らなかった貴族達から連日、プレゼントなど大量に送られてきている。中には他国からもだ。
なるほどねぇ~?確かに他国の王族とかからだと返事を出さないといけないし、面倒ではあったんだよ。まぁ、アンさんとかに代筆して貰っているんだけどね。
私もまだ六歳だし、これは確かにクリス王子の言う通り、カモフラージュの為に仮の婚約者になっても良いかも?
シオンは、よ~~~く考えて返事をしたの!
「了解です!その仮の婚約者の件、受けます!」
「良い返事を貰えて嬉しいよ。これからよろしくな!」
シオンとクリス王子はガシッと握手をしたのだった。
「それじゃ、王様に宜しく言っておいてね。正式な書類にサインをして初めて契約成立だからね!」
クリス王子は頷くと、シオンはすぐにクリス王子と婚約した事を領地の人々に伝えてくると言って、転移して消えた。
「あれが転移か。本当に消えるんだな。慌ただしい奴………」
「凄いよね!それよりも、良かったね♪」
クリス王子はフレイから目を逸らして言った。
「なんの事だ?」
「またまた~♪国王様に言われなくても、シオンに一目惚れした癖に♪」
「くっ、お前に協力をお願いしたのは間違いだった!」
「まぁ、私のフォローがなくても良かったみたいね。でも、仮の婚約者だなんて…………ヘタレね」
うぐっと言葉に詰まるクリス王子に、フレイは続けた。
「それで、シオンを落とせるのかしら?」
「落としてみせるさ!ウンディーネの事がなくてもな!」
こうしてシオンは小さな狩人に狙われる事になるのだった。
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