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自業自得!
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シオンはイルミナにイフリートがどうなっているのか尋ねた。
「そうだな。まず、一つ一つ順を追って話していこうか」
イルミナはこれまでの経緯を話し始めた。
「すでに私は騎士団を除隊してきました。ただのイルミナと呼んで欲しい。正直、シオンの魔法を受けてから頭に掛かっていた霧が晴れたようになったよ。そして自分してきたこと、そして成さねばならぬ事を思い出した!」
イルミナさんの話はこうだった。
約20年ほど前にイフリートの前に魔王軍の幹部がやってきた。火属性の耐久性が高く、向こうも火を使うみたいで、千日手となって戦況が拮抗した。そこで外部の力を借りようと、イルミナさんを産み出した。
しかし、ここでイフリートの計算が狂う。
イフリートの眷属がイルミナを守りながら移動させようとする前に、巡察にきた教皇に拾われてしまい、洗脳教育を受けたそうだ。
どうやら教皇には私の鑑定のような魔道具を持っており、イルミナの加護を見抜いたようだった。
そして今に至る。
「教皇には育てて頂いた恩はあるが、敵対勢力の無実の罪の民を異端者として裁いたのは私だ。その罰は受けなければならない………」
イルミナさんは教皇の手先になり、色々やったことを後悔しているそうだ。
「それで、イフリートを助けて頂きたい!私にできることはなんでもしよう!頼む!」
深く頭を下げるイルミナに、私達はお互いに目を配らせて頷いた。
「それはもちろんです!」
シオン達はイフリートの場所を聞くと法王国の北にある火山に住んでいるみたいだ。
「う~ん、確か法王国では『聖なる山』と言われている立ち入り禁止の山だよね?」
「そうだな。表向きは精霊の住まう山として、
立入禁止区域になっているが、特に見張りがいる訳でもない。山に入るのは簡単だ。ただ─」
「そこまで行くのが大変なんでしょう?」
お互いに検問所を厳しくしているからね!
でも─
「クックックッ…………イルミナさんが来てくれたことでその問題は解決したのだぁ~!」
シオンは立ち上がり、両手を上げて叫んだ!
「ど、どういうことだ!?」
突然のシオンの変化についていけないイルミナに、他のメンバーはいつものことだと、ただ頷いた。
「私達には四大精霊の魔法『転移』があるのよ!1度行ったことのある場所に一瞬で行けるのよ!」
!?
「な、なんだと!?はっ!だからあの時、予想以上に早くやってきたのか!?」
驚くイルミナさんに、精霊の指輪を渡して、恒例の転移の練習をさせました。
「これは凄いよ!素晴らしい魔法だ!」
かつての国王様のように喜ぶイルミナさんでした。
「それで、いつ行きます?」
「う~む、シルフィードの時と違い今回はイフリートの元へ一気に行けるからのぅ?」
「取り敢えず、他国へ密入国するなら国王様に1度お伺いをたてといた方がよくない?」
密入国とは少し違うけど、万が一の事を考えて国王様の元へ行きました。
「ちょっと行ってくるね!」
転移で王城へ飛ぶと─
「あら!シオンちゃん。あの人はまた旅館にいっているわよ?」
王妃様に言われて、とんぼ返りするはめになりました。なんで国王様がいつもいつも留守にしているのよっ!
こうしていつもの旅館にやって来ました!
「あら、領主様いつもありがとうございます!」
女将さんが出迎えてくれました。
「いつもの御方いますか?」
「ええ、皆さん揃って楽しんでおりますよ♪」
んっ?皆さん?
シオンが疑問に思いながら、特等席の部屋に行くと─
「ガッハッハッハ!!!」
「話せばわかるではないか!」
「この酒はなんじゃい!水のような透明なのに、辛口で上手いぞい!」
「だからいったんだ!俺は─」
パタン!
一度開けた扉を閉める。
なんで、国王様の他に、亜人連合のガロウさんとトーリンさん、そして帝国のグイードさんにグランさんもいるのよっーーーーーー!!!!!
中は中年の男達の酔っぱらいのカオスとなっていました。酔っぱらいの男達の中に美幼女である私が飛び込んで大丈夫であろうか?いや無理!!!!!!!
「今日は止めておきましょう」
シオンは帰ろうとした時、扉が勢いよく開かれた!
「おおっ!シオンお嬢ちゃんじゃないか!」
「よい所にきたのぅ!どれ、食事でも食べていきなさい。奢ってあげよう」
「ガハハハ!亜人連合の英雄様の登場だ!女将!酒の追加だ!」
あ、あああ……………私は逃げられない絶望感に真っ青になるのだった。
誰かーーーーー!!!!!助けてーーーーーーー!!!!!
自業自得って言葉知ってます?
「そうだな。まず、一つ一つ順を追って話していこうか」
イルミナはこれまでの経緯を話し始めた。
「すでに私は騎士団を除隊してきました。ただのイルミナと呼んで欲しい。正直、シオンの魔法を受けてから頭に掛かっていた霧が晴れたようになったよ。そして自分してきたこと、そして成さねばならぬ事を思い出した!」
イルミナさんの話はこうだった。
約20年ほど前にイフリートの前に魔王軍の幹部がやってきた。火属性の耐久性が高く、向こうも火を使うみたいで、千日手となって戦況が拮抗した。そこで外部の力を借りようと、イルミナさんを産み出した。
しかし、ここでイフリートの計算が狂う。
イフリートの眷属がイルミナを守りながら移動させようとする前に、巡察にきた教皇に拾われてしまい、洗脳教育を受けたそうだ。
どうやら教皇には私の鑑定のような魔道具を持っており、イルミナの加護を見抜いたようだった。
そして今に至る。
「教皇には育てて頂いた恩はあるが、敵対勢力の無実の罪の民を異端者として裁いたのは私だ。その罰は受けなければならない………」
イルミナさんは教皇の手先になり、色々やったことを後悔しているそうだ。
「それで、イフリートを助けて頂きたい!私にできることはなんでもしよう!頼む!」
深く頭を下げるイルミナに、私達はお互いに目を配らせて頷いた。
「それはもちろんです!」
シオン達はイフリートの場所を聞くと法王国の北にある火山に住んでいるみたいだ。
「う~ん、確か法王国では『聖なる山』と言われている立ち入り禁止の山だよね?」
「そうだな。表向きは精霊の住まう山として、
立入禁止区域になっているが、特に見張りがいる訳でもない。山に入るのは簡単だ。ただ─」
「そこまで行くのが大変なんでしょう?」
お互いに検問所を厳しくしているからね!
でも─
「クックックッ…………イルミナさんが来てくれたことでその問題は解決したのだぁ~!」
シオンは立ち上がり、両手を上げて叫んだ!
「ど、どういうことだ!?」
突然のシオンの変化についていけないイルミナに、他のメンバーはいつものことだと、ただ頷いた。
「私達には四大精霊の魔法『転移』があるのよ!1度行ったことのある場所に一瞬で行けるのよ!」
!?
「な、なんだと!?はっ!だからあの時、予想以上に早くやってきたのか!?」
驚くイルミナさんに、精霊の指輪を渡して、恒例の転移の練習をさせました。
「これは凄いよ!素晴らしい魔法だ!」
かつての国王様のように喜ぶイルミナさんでした。
「それで、いつ行きます?」
「う~む、シルフィードの時と違い今回はイフリートの元へ一気に行けるからのぅ?」
「取り敢えず、他国へ密入国するなら国王様に1度お伺いをたてといた方がよくない?」
密入国とは少し違うけど、万が一の事を考えて国王様の元へ行きました。
「ちょっと行ってくるね!」
転移で王城へ飛ぶと─
「あら!シオンちゃん。あの人はまた旅館にいっているわよ?」
王妃様に言われて、とんぼ返りするはめになりました。なんで国王様がいつもいつも留守にしているのよっ!
こうしていつもの旅館にやって来ました!
「あら、領主様いつもありがとうございます!」
女将さんが出迎えてくれました。
「いつもの御方いますか?」
「ええ、皆さん揃って楽しんでおりますよ♪」
んっ?皆さん?
シオンが疑問に思いながら、特等席の部屋に行くと─
「ガッハッハッハ!!!」
「話せばわかるではないか!」
「この酒はなんじゃい!水のような透明なのに、辛口で上手いぞい!」
「だからいったんだ!俺は─」
パタン!
一度開けた扉を閉める。
なんで、国王様の他に、亜人連合のガロウさんとトーリンさん、そして帝国のグイードさんにグランさんもいるのよっーーーーーー!!!!!
中は中年の男達の酔っぱらいのカオスとなっていました。酔っぱらいの男達の中に美幼女である私が飛び込んで大丈夫であろうか?いや無理!!!!!!!
「今日は止めておきましょう」
シオンは帰ろうとした時、扉が勢いよく開かれた!
「おおっ!シオンお嬢ちゃんじゃないか!」
「よい所にきたのぅ!どれ、食事でも食べていきなさい。奢ってあげよう」
「ガハハハ!亜人連合の英雄様の登場だ!女将!酒の追加だ!」
あ、あああ……………私は逃げられない絶望感に真っ青になるのだった。
誰かーーーーー!!!!!助けてーーーーーーー!!!!!
自業自得って言葉知ってます?
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