異世界転生戦記!少女は能力を封印されて、異世界で勝ち上がっていく(仮)

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第3章:幼少期・剣魔大会編

説明が難しいのよ!

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まもなく剣魔大会の閉会式だと言うのに、ペンタゴンの街はそれどころでは無かった。
街の人々は勝利の女神リューシンの姿を見て、歓喜する者もいれば、女神リューシンが怒っていることに恐怖する者もいて反応は様々だった。

「生きているうちに女神リューシン様の姿を拝謁出来るなんて幸せだよ!」
「バカ!女神リューシン様は怒っておいでだったじゃない!何か私達の至らぬ所があったのかも………」

剣魔大会の閉会式まで1時間ほどしかないのに、大衆の関心は女神リューシンの事で持ちきりであった。

そして─


ドナドナドッナーの様に連行されたシオン達は、ペンタゴンのお城へ連れて行かれ、重要な会議など行われる円卓の会議室へといた。

「まさか、このような場所でレイラと会うなんて思っても見ませんでしたわ」

その場には各国のお偉いさんが勢揃いしていました。ええ、王様クラスがね!マジかよ!こんちくしょーめ!

「王妃様、ご無沙汰しておりますわ」

国を離れられない王様の代わりに、エトワール王国の王妃様(レグルスのお母さん)がいました。

「レイラ・アクエリアスであったな?剣魔大会は素晴らしい戦いであった。楽しませてもらったわ!まさか、私のお転婆娘を正面から倒せる者がいるなんて思っていませんでした」

そういうのはエルフ国の女王様です!

「お転婆な娘は別に良いのですが、私の大事な旦那様に粉を付けるのは止めて貰いたいのですが?」

お母様ーーーーーー!!!!!他国の女王様にその口の聞き方ーーーー!!!!!

ああ…………私達はこれから不敬罪で牢屋行きかしら?最悪、死刑もある?

シオンがあわあわしていると─

「がっははは!このメンツにもの動じない態度は流石は剣魔大会優勝者だな!そちの娘の方が理解してアワアワしておるぞ?」

豪快に笑ったのは獣人の王様でした。

「さて、時間も無い事ですし話を進めましょうか?議題は無論、女神リューシン様の件についてです」

この議長っぽく話を進めようとしている方は魔族の女王様です。意外に利敵的でおっぱいでかいよ!?

「私の掴んだ情報では女神リューシン様の姿が確認されたのは、2回です。1度目は街の郊外で戦闘があった時、そしてもう一つは皆が知っての通り、貴族街での顕現です。一体、何があったと言うのですか?」

レイラは事の顛末を話した。娘のシオンが誘拐され、決勝戦で負けるよう脅されたこと。ここ数年のエトワール王国の不利になる状況を誘導されていたことを。無論、カレンの事は秘密なので、女神リューシン様の【加護】を受けた者が危害を受けたので女神リューシン様が怒った事など、一部ははぐらかしたけどね!

「なんと言う事でしょう!他国の情報収集は悪い事ではありませんが、自国の貴族がそれを漏らしていたとは………嘆かわしい!」

エトワール王国の王妃様が1番憤りを覚えていた。

「………まさかこれだけの多国の大貴族、大商人などが絡んで居たとはな。まさか、自国の鉱山を取らせて、坑夫などの人材の手配で儲けていたとは。確かに他国から大勢の人材を派遣するより地元から雇った方が経済的だ」

「こちらは、街の特産品の売買ね。他国の物になったのだから関税が掛けられる。なら、近隣の関税の掛からない自分の領地に誘導し、持って行った方が利益がでるのね………良くもまぁ考えるものね!」

各国の王達は、闇で暗躍していた者達の手口の報告書をまじまじと見ていた。

「女神リューシン様が直接、悪事を暴いたので処罰しない訳にはいかないわ。正直、ここまでの高位貴族や大商人を処罰するのは反発が起きるでしょうけど………」
「今なら女神リューシン様の名の元に、大義名分に処罰出来るわね!」
「前からきな臭い噂のある者もいたしちょうど良かろう!」

あれよあれよと言う間に、話がまとまり私達は剣魔大会の閉会式へ行く事になりました。
あの場にいた悪党達はペンタゴンのお城の牢獄行きになってます。黒服達も牢獄行きでしたが、今までどんな悪事を行っていたかで、呪いで無理矢理働いていたので情状酌量のよちがあるとのこと。

こうして、会場にいるお父様達に合流したのでした。

はぁ~疲れたよ~!



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】

愚者の声
「これを書いているときインフルに掛かってしまい、死んでました。10年ぶりぐらいに掛かったなー」






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