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第4章:学園編
パートナーは誰?ってか誰?
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交流戦の日になりました。
不正防止の為に当日、くじ引きで決める事になっています!
本日は裏山の麓に7時に集合です。
「ふぁ~!ちょっち眠い………zzZ」
立ったまま、目を閉じて半分寝ているシオンを置いてけぼりにして、主要メンバーは計画と作戦を話し合っていた。
「本当に、パートナーがわからないのが辛いね!」
「そうね。魔法主体か剣などの近距離主体かで、組み合わせによっては不利よね!」
「妾なら誰がパートナーでも勝利するのじゃ!」
「はいはい、でもパートナーが弱すぎてすぐに負けてはポイント半減ですからね。なんとか、ここにいるメンバーぐらいの猛者がパートナーになって欲しいなぁ~」
「確かにな。俺は近接戦派だから支援系か魔法の砲撃系がパートナーになってくれると助かるな!」
ワイワイ!!!
ガヤガヤ!!!
少しして、先生達が集合を掛けた。
「は~い!ではパートナー抽選をします。番号を交換出来ない様に、引いたら見せて下さいね。ホワイトボードに書いて行きますから~」
こうして順番に抽選が始まった。
「おおっと、これは良いペアの誕生です~!レグルス君とスピカさんの兄妹ペアです~」
担任の間延びした声が響いた。
「まぁ、悪くない。よろしく頼むぜスピカ!」
「私の足を引っ張らないで下さいね?お兄様!」
「抜かせ!」
二人はお互いに拳をコツンッと合わせた。
「おや?妾のペアはカウスかえ?」
「カレンさんと組めて光栄ですわ♪」
「おお、我が友よ♪遠距離攻撃は任せたのじゃ!」
「ええ、任されましたわ♪」
………………zzzZ
はっ!?
ここはどこ?私は誰?っていうベタな事はやらないわよ?
でも、今は何をやっているのかしら?
ようやく目が覚めたシオンはキョロキョロしながら状況を確認する。
「ようやく目が覚めたか?もうパートナーの抽選始まっているぞ?」
「ええっ!本当に!?ってか、なんでみんなペアになっているのよ!?ズルくない?」
ぶーぶー!いうシオンに、先生が呼んだ。
「シオンさーん!早く引いて下さーい!」
「はーい!」
慌てて先生の場所にいくシオン
「さてと、誰とペアになるのかな~っと!」
シオンの引いた番号は…………
「はいっ!シオンさんの番号はすでに出てますね~あちらの子とペアですよ~」
先生の指差した向こうには─
「あ、あの!私は魔皇国から留学で来ましたアイギスと言います!よろしくお願い致します!」
小柄の少し青紫色の肌をした少女がそこにいた。
「うん!私はシオン!よろしくね!」
「は、はい!存じております!英雄王の娘さんで、発明女王シオン様ですよね!ペアを組めて光栄です!」
普通の魔族より、肌の色が濃くないアイギスにマジマジとシオンは見つめた。
「えっと、ありがとう?それで、アイギスの得意な事って何かな?」
シオンは交流戦の作戦を考える為に、お互いの得意な事を話し合った。
「私は魔法が得意です!攻撃魔法や防御魔法など一通り、何でも使えます!」
「おおっ!良かったよ~私は剣での接近戦が得意だからちょうど良かった。よろしくね!」
「はいっ!」
何だろう?同級生なのに妹が出来たような感じでシオンはにやけた。
「は~い!ちゅうもーく!8時になったのでそろそろ移動を開始してください!」
移動???
「9時からスタートですので、この山の好きな場所へ各自に行って下さい。9時になったら攻撃して良いですよ~」
なるほど!先に場所を陣取れってことか!?
「あ、それと山の至る所に簡易トイレを設置してあります。トイレの周囲はセーフティエリアとして10分間は攻撃禁止エリアとします」
流石に、男子と違って女性の事も考えてあるのね!
「それと、秘密にしていた変則ルールを発表します~」
んっ?
「1時間ごとにフィールドの入れ替えがありますが、失格エリア以外に各ブロックでの特殊ルールをその時お伝えします。例えば、Aブロックは5分以内に出て行かないと失格。Bブロックは【魔法禁止】エリアとかね?」
!?
「どのブロックがどんな特殊ルールが伝えられるかは秘密です~」
なんてこったい!これは波乱の予感がするぞ!
「なかなか面白そうじゃな?」
「ええ、実力が劣っていても特殊ルールを上手く使えば勝てるって事ね。気を付けないとね!」
「お兄様、場所はどうしましょう?」
「スピカ、決まっているだろう?俺達は王族だ。俺は廃嫡されたとはいえ、誇りはある。王族は正々堂々と真っ向勝負だろう!」
「流石はお兄様ですわ♪では、山の中腹の視界の開けている所で、敵を待つ事にしましょう!」
各自が、動き出した。
「じゃな!シオン!また後でバトろうぜ!」
「了解!すぐに負けないでね!」
「お前がな!?」
こうして各自、バラバラに山に入っていった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「さて、誰が勝つのか………」
不正防止の為に当日、くじ引きで決める事になっています!
本日は裏山の麓に7時に集合です。
「ふぁ~!ちょっち眠い………zzZ」
立ったまま、目を閉じて半分寝ているシオンを置いてけぼりにして、主要メンバーは計画と作戦を話し合っていた。
「本当に、パートナーがわからないのが辛いね!」
「そうね。魔法主体か剣などの近距離主体かで、組み合わせによっては不利よね!」
「妾なら誰がパートナーでも勝利するのじゃ!」
「はいはい、でもパートナーが弱すぎてすぐに負けてはポイント半減ですからね。なんとか、ここにいるメンバーぐらいの猛者がパートナーになって欲しいなぁ~」
「確かにな。俺は近接戦派だから支援系か魔法の砲撃系がパートナーになってくれると助かるな!」
ワイワイ!!!
ガヤガヤ!!!
少しして、先生達が集合を掛けた。
「は~い!ではパートナー抽選をします。番号を交換出来ない様に、引いたら見せて下さいね。ホワイトボードに書いて行きますから~」
こうして順番に抽選が始まった。
「おおっと、これは良いペアの誕生です~!レグルス君とスピカさんの兄妹ペアです~」
担任の間延びした声が響いた。
「まぁ、悪くない。よろしく頼むぜスピカ!」
「私の足を引っ張らないで下さいね?お兄様!」
「抜かせ!」
二人はお互いに拳をコツンッと合わせた。
「おや?妾のペアはカウスかえ?」
「カレンさんと組めて光栄ですわ♪」
「おお、我が友よ♪遠距離攻撃は任せたのじゃ!」
「ええ、任されましたわ♪」
………………zzzZ
はっ!?
ここはどこ?私は誰?っていうベタな事はやらないわよ?
でも、今は何をやっているのかしら?
ようやく目が覚めたシオンはキョロキョロしながら状況を確認する。
「ようやく目が覚めたか?もうパートナーの抽選始まっているぞ?」
「ええっ!本当に!?ってか、なんでみんなペアになっているのよ!?ズルくない?」
ぶーぶー!いうシオンに、先生が呼んだ。
「シオンさーん!早く引いて下さーい!」
「はーい!」
慌てて先生の場所にいくシオン
「さてと、誰とペアになるのかな~っと!」
シオンの引いた番号は…………
「はいっ!シオンさんの番号はすでに出てますね~あちらの子とペアですよ~」
先生の指差した向こうには─
「あ、あの!私は魔皇国から留学で来ましたアイギスと言います!よろしくお願い致します!」
小柄の少し青紫色の肌をした少女がそこにいた。
「うん!私はシオン!よろしくね!」
「は、はい!存じております!英雄王の娘さんで、発明女王シオン様ですよね!ペアを組めて光栄です!」
普通の魔族より、肌の色が濃くないアイギスにマジマジとシオンは見つめた。
「えっと、ありがとう?それで、アイギスの得意な事って何かな?」
シオンは交流戦の作戦を考える為に、お互いの得意な事を話し合った。
「私は魔法が得意です!攻撃魔法や防御魔法など一通り、何でも使えます!」
「おおっ!良かったよ~私は剣での接近戦が得意だからちょうど良かった。よろしくね!」
「はいっ!」
何だろう?同級生なのに妹が出来たような感じでシオンはにやけた。
「は~い!ちゅうもーく!8時になったのでそろそろ移動を開始してください!」
移動???
「9時からスタートですので、この山の好きな場所へ各自に行って下さい。9時になったら攻撃して良いですよ~」
なるほど!先に場所を陣取れってことか!?
「あ、それと山の至る所に簡易トイレを設置してあります。トイレの周囲はセーフティエリアとして10分間は攻撃禁止エリアとします」
流石に、男子と違って女性の事も考えてあるのね!
「それと、秘密にしていた変則ルールを発表します~」
んっ?
「1時間ごとにフィールドの入れ替えがありますが、失格エリア以外に各ブロックでの特殊ルールをその時お伝えします。例えば、Aブロックは5分以内に出て行かないと失格。Bブロックは【魔法禁止】エリアとかね?」
!?
「どのブロックがどんな特殊ルールが伝えられるかは秘密です~」
なんてこったい!これは波乱の予感がするぞ!
「なかなか面白そうじゃな?」
「ええ、実力が劣っていても特殊ルールを上手く使えば勝てるって事ね。気を付けないとね!」
「お兄様、場所はどうしましょう?」
「スピカ、決まっているだろう?俺達は王族だ。俺は廃嫡されたとはいえ、誇りはある。王族は正々堂々と真っ向勝負だろう!」
「流石はお兄様ですわ♪では、山の中腹の視界の開けている所で、敵を待つ事にしましょう!」
各自が、動き出した。
「じゃな!シオン!また後でバトろうぜ!」
「了解!すぐに負けないでね!」
「お前がな!?」
こうして各自、バラバラに山に入っていった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「さて、誰が勝つのか………」
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