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第4章:学園編
交流戦開始!
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シオンは山の麓で待機していた。
「あの~シオン様?もう少し山の上に行きませんか?」
「んっ?アイギスちゃん、様付け禁止ね!」
「は、はい!すみません!」
慌てて返事をするアイギスちゃんにシオンは説明をした。
「アイギスちゃんはどうして山に登りたいの?」
「だって、上からの方が敵影を把握しやすいではないですか?」
シオンはちっちっちっと、指を振った。
「この山の麓は木々で覆い茂っているから見えないわ。逆に下から上は見えるでしょう?だからここで様子を見るのがベストなのよ」
アイギスは驚いたように山の上を見上げた。木々で見辛いが、確かに山に登った生徒が見えた。
「時間になると一斉にバトル・ロワイアルが始まるわ。今は周囲を警戒し、安全な陣地を確保するのが得策よ」
アイギスは目をキラキラさせてシオンを見つめた。
「シオンさん凄いです!」
「えへへ、ありがとう!」
シオンはリュックから水筒を取り出すとアイギスに渡した。
「はい!始まる前に水分補給して置いてね~」
アイギスは受け取ると、ゴクゴクッと飲んだ。実はシオンのリュックは細工がしてあり、無限収納と繋がっているので何でも取り出し放題だったりするのだ。
「ふぅ~ありがとうございます!」
「アイギスちゃんは緊張してたもんね~」
もうすぐ9時になる所だ。
「さて、準備は良いかな?」
「ええ、大丈夫です!」
ピンポンパンポン♪
『9時になりました。バトルを許可します!そして、特別ルールを発表します!明らかに一年生でレベルの高い生徒がいます。その生徒を倒した場合は50Pの加点が与えられます』
何だってーーーーー!?
ま、まさか…………
『その生徒は、カリンさん、レグルス君、スピカさん、カウスさんそしてシオンさんです!では頑張って下さいね~』
バカヤローーーーー!!!!!
始まる前に言うなよーーーーー!!!!
その時─
ガガガガッ!!!!!
ドッーーーーーーーン!!!!!
シオンが居た場所が爆発した!
「シオンさんはもう少し緊張をした方が良くてよ?」
少し離れた場所から敵である同級生が現れた。
「………そうだね?でも気配で気付いていたよ?」
!?
「っ!?流石はレイン様の妹さんですわね!」
「いやー!自分も有名人って事を忘れていたよ~」
シオンは愛用の刀を構えて、同級生に向かっていった。
「いいえ、わかっていないようですわね?」
!?
シオンが急接近し、飛び掛かろうとした時、真横から炎の矢が飛んできた!?
「ちっ!?」
シオンは刀を振るい炎の矢を防いだ。
「スキありですわ!」
目の前の同級生の女子から水の弾丸が連続で発射され、シオンは幾つか喰らってしまい、後方へ飛ばされた。
「がはっ!?」
光輝く魔方陣が展開され、シオンを優しく受け止めた。
「シオンさん大丈夫ですか!?」
「はぁはぁ………大丈夫よ!油断したわ!まさか、3組のペアが集中して襲ってくるなんてね!」
目の前の女生徒は声を上げて言った。
「シオンさん、自分がもっと有名人だという自覚を持った方がよろしくてよ?発明女王の2つ名や英雄王の娘という………ね?」
「ええ、御忠告ありがとうね!油断せずに本気で行くわよ!」
シオンは刀を構えて封印解除を叫んだ!
「我が悠久の鎖から時放たれん!ブレイク・リリース!!!」
シオンの身体から黒い鎖が解けた。
「今よ!撤収!!!!!」
!?
「えっ!?待ちなさい!」
すぐに各ペア達は逃げ出した。しかし、本気のシオンに1人は追い付かれクリスタルブレイクされた。
「くっ!強い!?」
「さぁ、白状しなさい!どうして私を狙ったのよ?」
倒された生徒は白状した。ええ、白状しましたとも!
どうやら彼女達はカウスの派閥の人間で、私の力を使わせて弱体化させる事が狙いだったようだ。
「う~!カウスめーーーー!!!!!」
「シオンさん大声を出しちゃダメです~居場所がバレちゃう!」
シオンは封印を元に戻したが、一度解放した後はしばらくインターバルを置かないと再封印解除は出来ないのだ。そこをカウスに狙われた。
いや、カウスとの付き合いは短い。本当にカウスが?
『うふふ、シオンさんは今頃慌てていますね?カウスさんにお願いして良かったですわ♪』
山の中腹で、敵を待つスピカは山の上から麓を見下ろしていた。
「スピカ、お前が策を練ってもシオンはそう簡単にはやられないぞ?」
「ええ、無論存じていますわ。でも疲れさせる事は出来ます。シオンさんは自分で戦う事は得意でも、派閥を作り仲間を募って戦う事には慣れてませんもの。だから知って欲しいのですわ!自分の立場を………ね」
スピカも次期女王として必死に修練して、自分の立場を忘れてはいない。でもシオンといると、いつか能天気なシオンが毒殺などされないか心配になるのだ。まぁ、能天気だからね!
(大事な事などで二回言いました。ここテストに出るよ~)
「さぁ、シオンさん!しばらくは力を使えない状態で、どう戦うのか見せて貰いますわ!」
腕を組み、各地で戦っている新入生達をしばらく見下ろしているスピカだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「いきなり力を使ってしまったシオン!どうなる!?」
「あの~シオン様?もう少し山の上に行きませんか?」
「んっ?アイギスちゃん、様付け禁止ね!」
「は、はい!すみません!」
慌てて返事をするアイギスちゃんにシオンは説明をした。
「アイギスちゃんはどうして山に登りたいの?」
「だって、上からの方が敵影を把握しやすいではないですか?」
シオンはちっちっちっと、指を振った。
「この山の麓は木々で覆い茂っているから見えないわ。逆に下から上は見えるでしょう?だからここで様子を見るのがベストなのよ」
アイギスは驚いたように山の上を見上げた。木々で見辛いが、確かに山に登った生徒が見えた。
「時間になると一斉にバトル・ロワイアルが始まるわ。今は周囲を警戒し、安全な陣地を確保するのが得策よ」
アイギスは目をキラキラさせてシオンを見つめた。
「シオンさん凄いです!」
「えへへ、ありがとう!」
シオンはリュックから水筒を取り出すとアイギスに渡した。
「はい!始まる前に水分補給して置いてね~」
アイギスは受け取ると、ゴクゴクッと飲んだ。実はシオンのリュックは細工がしてあり、無限収納と繋がっているので何でも取り出し放題だったりするのだ。
「ふぅ~ありがとうございます!」
「アイギスちゃんは緊張してたもんね~」
もうすぐ9時になる所だ。
「さて、準備は良いかな?」
「ええ、大丈夫です!」
ピンポンパンポン♪
『9時になりました。バトルを許可します!そして、特別ルールを発表します!明らかに一年生でレベルの高い生徒がいます。その生徒を倒した場合は50Pの加点が与えられます』
何だってーーーーー!?
ま、まさか…………
『その生徒は、カリンさん、レグルス君、スピカさん、カウスさんそしてシオンさんです!では頑張って下さいね~』
バカヤローーーーー!!!!!
始まる前に言うなよーーーーー!!!!
その時─
ガガガガッ!!!!!
ドッーーーーーーーン!!!!!
シオンが居た場所が爆発した!
「シオンさんはもう少し緊張をした方が良くてよ?」
少し離れた場所から敵である同級生が現れた。
「………そうだね?でも気配で気付いていたよ?」
!?
「っ!?流石はレイン様の妹さんですわね!」
「いやー!自分も有名人って事を忘れていたよ~」
シオンは愛用の刀を構えて、同級生に向かっていった。
「いいえ、わかっていないようですわね?」
!?
シオンが急接近し、飛び掛かろうとした時、真横から炎の矢が飛んできた!?
「ちっ!?」
シオンは刀を振るい炎の矢を防いだ。
「スキありですわ!」
目の前の同級生の女子から水の弾丸が連続で発射され、シオンは幾つか喰らってしまい、後方へ飛ばされた。
「がはっ!?」
光輝く魔方陣が展開され、シオンを優しく受け止めた。
「シオンさん大丈夫ですか!?」
「はぁはぁ………大丈夫よ!油断したわ!まさか、3組のペアが集中して襲ってくるなんてね!」
目の前の女生徒は声を上げて言った。
「シオンさん、自分がもっと有名人だという自覚を持った方がよろしくてよ?発明女王の2つ名や英雄王の娘という………ね?」
「ええ、御忠告ありがとうね!油断せずに本気で行くわよ!」
シオンは刀を構えて封印解除を叫んだ!
「我が悠久の鎖から時放たれん!ブレイク・リリース!!!」
シオンの身体から黒い鎖が解けた。
「今よ!撤収!!!!!」
!?
「えっ!?待ちなさい!」
すぐに各ペア達は逃げ出した。しかし、本気のシオンに1人は追い付かれクリスタルブレイクされた。
「くっ!強い!?」
「さぁ、白状しなさい!どうして私を狙ったのよ?」
倒された生徒は白状した。ええ、白状しましたとも!
どうやら彼女達はカウスの派閥の人間で、私の力を使わせて弱体化させる事が狙いだったようだ。
「う~!カウスめーーーー!!!!!」
「シオンさん大声を出しちゃダメです~居場所がバレちゃう!」
シオンは封印を元に戻したが、一度解放した後はしばらくインターバルを置かないと再封印解除は出来ないのだ。そこをカウスに狙われた。
いや、カウスとの付き合いは短い。本当にカウスが?
『うふふ、シオンさんは今頃慌てていますね?カウスさんにお願いして良かったですわ♪』
山の中腹で、敵を待つスピカは山の上から麓を見下ろしていた。
「スピカ、お前が策を練ってもシオンはそう簡単にはやられないぞ?」
「ええ、無論存じていますわ。でも疲れさせる事は出来ます。シオンさんは自分で戦う事は得意でも、派閥を作り仲間を募って戦う事には慣れてませんもの。だから知って欲しいのですわ!自分の立場を………ね」
スピカも次期女王として必死に修練して、自分の立場を忘れてはいない。でもシオンといると、いつか能天気なシオンが毒殺などされないか心配になるのだ。まぁ、能天気だからね!
(大事な事などで二回言いました。ここテストに出るよ~)
「さぁ、シオンさん!しばらくは力を使えない状態で、どう戦うのか見せて貰いますわ!」
腕を組み、各地で戦っている新入生達をしばらく見下ろしているスピカだった。
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【後書き】
愚者の声
「いきなり力を使ってしまったシオン!どうなる!?」
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