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オッケーだそうです!

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すぐにお父様達がやってきました。

「待たせたね。それでどうしたんだい?」

シオンはメリッサの事を話した。

「ふむ………当家は大丈夫だが、スフレ男爵はどうですかな?」

腕を組んで考えるスフレ男爵だったが静かに尋ねた。

「メリッサ、それにラン、決意は硬いんだな?」

「「はいっ!」」

スフレ男爵は深い息を吐くと言った。

「バーニングハート家には大変な恩を受けた。我が領地を援助してくれるのと、後ろ楯になってくれるそうだ。前達、最後まで頑張れるか?」

二人は頷いた。

「わかった。ここで頑張りなさい。ただお母さんにも説明は必要だ。今日は帰って後日改めて伺うとしよう」

「ありがとう!」

男爵はお父様に頭を下げた。

「まだまだ教育不足で迷惑を掛けるかと思いますが、娘達を宜しくお願い致します!」

「こちらこそ、大事な娘さんをお預かりさせて頂きます」

お父様達はガシッと力強く握手を交わした。

「よかったね♪」
「うん!1度帰るけど、すぐにきます!」

リリィだけは羨ましいそうにしていた。

「リリィも気軽に遊びに来てね!」
「えっ………うん!」

戸惑いながらも嬉しそうな顔をするリリィだった。

「おっと、帰る前に渡しておく物があった」

蒼さんが顔を出した。

「リリィとランには私の魔力を込めた【水の指輪】を、メリッサには紅の魔力を込めた【火の指輪】を渡すわ」

あれ?私には無いの?
いやいや、私は大人(笑)
そんな事は口に出しても言わないからね!

「これは………?」

「私達、古龍の力を込めた指輪です。肌身放さず着けていなさい。万が一、毒などを盛られたりしても無効にしてくれるわ」

!?

「特にリリィは王子妃として、危険が付きまとうでしょう。それを防いでくれます。できれば、身の安全を守る為に、リリィもここで魔法の訓練を受けて欲しいくらいだわ」

「わ、私も魔法の勉強をしたいですわ!」

これにはフセイン伯爵も驚いたが、自分の身を守る為という事で、定期的に来る事を許してくれました。

「俺達も貰ったぜ♪」

ルークは火の指輪、レインは水の指輪と、剣術組が火の指輪で、魔法組が水の指輪の様だった。

「シオン、見てみてー♪これ魔法の指輪よ!私のヤツは自動的に小さくなったの!?」

えっ?フィーネも貰ったの!
くっ!これは聞かねば…………

「蒼さん、私にはないの?」
「シオンにはないわ♪」

ガーーーーン!?

これはいじめ?いじめなのかしら?

「あらあら、落ち込まないで?シオンは私達の子供と契約しているから、耐久がすでにあるのよ」

なんと!そうだったの!?

「なんかシオンって知らない内に規格外な人物になりつつあるね?本当に人間なの?」

グサッ!?

フィーネの言葉が胸に刺さりました。orz



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