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女神様の憂鬱
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それはシオン達が旅を終えて自国に戻った頃の話だった。
女神イザナミ様は腑に落ちない様子で部下である下級女神イーリスの世界を見ていた。
『おかしい。あのうっかり女神のイーリスの世界が発展しようとしている』
世界を管理している女神達の仕事は、文明を発展させる事である。瘴気などある管理の難しい世界は上級女神が管理を担当し、魔王などいない比較的管理の楽な世界は下級女神が担当している。
しかし、あのうっかり女神イーリスの世界は何百年経っても可もなく不可もなく、停滞した世界だった。それが僅か十数年で文明レベルが比較的に上がろうとしていた。まぁ良いことなのではあるが。
そして意外にもイザナミが注目したのは聖王国で開催されたマジックボードでのレースだった。
『馬の代わりに宙に浮くボードに乗ってのレースとは面白い試みですね。あら、いつの間にか私も夢中になって賭けてしまったわ』
上級女神となれば、分身を召喚して向かわせることもできるのだ。お金も幾らでも生み出せるしねと、どうでも良い事は置いておいて…………
コホンッと咳をしてから、女神イーリスを呼び出した。
「い、イザナミ様、なにか御用でしょうか?」
イーリスは度重なる失敗で、いつ女神を降格させられるのか心配でビクビクしながらやって来た。
「1つ気になることがあります。まずは褒めてあげましょう。貴方の転生させた【シオン】さんは極めて優秀な人物であるみたいですね。イーリスの管理する世界が数百年ぶりに文化レベルが進展しました」
「えっ、あ、ありがとうございます!」
まさか褒められるとは思ってもいなく、素直に喜んだ。また私、やっちゃいました?と思っていたからだ。
「ただ、世界が破壊されかねない大悪魔の召喚などはしっかり見張っておきなさい。数十年も気付かずにいたとはあり得ませんよ」
「はい!申し訳ありません!!!!」
イーリスはそれは深く深く頭を下げた。
「それと緊急でしたから私の管理する地球の日本から聖剣を貸し与えましたが、当代のメンバーが寿命で亡くなったら必ず回収して返して貰いますよ?」
「それは勿論です!!!」
くっ、忘れてなかったか!
イーリスはそのまま貰っちゃおうと思っていたのだ。良い性格の女神である。いやそれがダメ神な所であるのだが。
「さて、本題ですが、あの魔族の召喚士2人の崇める【神】とは何者なのかわかりますか?」
「いえ、まったくわかりません。そもそも、この世界には創世から私しか管理する神はいませんし、闇落ちした邪神などいるはずがありません」
イザナミはコッソリと神眼を使った。
ウソをついているのか判別できる力だった。
結果は【白】
ウソは言っていないわね。
「あくまで推測ですが、昔に魔界にいた強大な力を持つ悪魔の事を言っているのではないでしょうか?」
「なるほど。神の復活とは魔界に封印されている強大な悪魔の復活のことと?確かにあり得ない話ではないのだけれど…………あの強大な召喚の力……どうやって手に入れたのか気になるわね」
イザナミはイーリスに命じた。
「あの2人の行方を探りなさい。そして分かりしだいシオンさん達に伝えるのです。幸いにもあの2人の狙いはシオンさんです。シオンさんは新しい『国』を作っていて1箇所に留まっています。対策はしているでしょうが、大きな被害が出る前に情報を伝えて未然に防ぐのです」
「はい!畏まりました!!!」
すでに女神様からも国を興していると思われているシオンだった。
ハックション!
「誰か噂でもしてるのかな?」
まさか女神様が噂しているとは夢にも思わないシオンでした。
女神イザナミ様は腑に落ちない様子で部下である下級女神イーリスの世界を見ていた。
『おかしい。あのうっかり女神のイーリスの世界が発展しようとしている』
世界を管理している女神達の仕事は、文明を発展させる事である。瘴気などある管理の難しい世界は上級女神が管理を担当し、魔王などいない比較的管理の楽な世界は下級女神が担当している。
しかし、あのうっかり女神イーリスの世界は何百年経っても可もなく不可もなく、停滞した世界だった。それが僅か十数年で文明レベルが比較的に上がろうとしていた。まぁ良いことなのではあるが。
そして意外にもイザナミが注目したのは聖王国で開催されたマジックボードでのレースだった。
『馬の代わりに宙に浮くボードに乗ってのレースとは面白い試みですね。あら、いつの間にか私も夢中になって賭けてしまったわ』
上級女神となれば、分身を召喚して向かわせることもできるのだ。お金も幾らでも生み出せるしねと、どうでも良い事は置いておいて…………
コホンッと咳をしてから、女神イーリスを呼び出した。
「い、イザナミ様、なにか御用でしょうか?」
イーリスは度重なる失敗で、いつ女神を降格させられるのか心配でビクビクしながらやって来た。
「1つ気になることがあります。まずは褒めてあげましょう。貴方の転生させた【シオン】さんは極めて優秀な人物であるみたいですね。イーリスの管理する世界が数百年ぶりに文化レベルが進展しました」
「えっ、あ、ありがとうございます!」
まさか褒められるとは思ってもいなく、素直に喜んだ。また私、やっちゃいました?と思っていたからだ。
「ただ、世界が破壊されかねない大悪魔の召喚などはしっかり見張っておきなさい。数十年も気付かずにいたとはあり得ませんよ」
「はい!申し訳ありません!!!!」
イーリスはそれは深く深く頭を下げた。
「それと緊急でしたから私の管理する地球の日本から聖剣を貸し与えましたが、当代のメンバーが寿命で亡くなったら必ず回収して返して貰いますよ?」
「それは勿論です!!!」
くっ、忘れてなかったか!
イーリスはそのまま貰っちゃおうと思っていたのだ。良い性格の女神である。いやそれがダメ神な所であるのだが。
「さて、本題ですが、あの魔族の召喚士2人の崇める【神】とは何者なのかわかりますか?」
「いえ、まったくわかりません。そもそも、この世界には創世から私しか管理する神はいませんし、闇落ちした邪神などいるはずがありません」
イザナミはコッソリと神眼を使った。
ウソをついているのか判別できる力だった。
結果は【白】
ウソは言っていないわね。
「あくまで推測ですが、昔に魔界にいた強大な力を持つ悪魔の事を言っているのではないでしょうか?」
「なるほど。神の復活とは魔界に封印されている強大な悪魔の復活のことと?確かにあり得ない話ではないのだけれど…………あの強大な召喚の力……どうやって手に入れたのか気になるわね」
イザナミはイーリスに命じた。
「あの2人の行方を探りなさい。そして分かりしだいシオンさん達に伝えるのです。幸いにもあの2人の狙いはシオンさんです。シオンさんは新しい『国』を作っていて1箇所に留まっています。対策はしているでしょうが、大きな被害が出る前に情報を伝えて未然に防ぐのです」
「はい!畏まりました!!!」
すでに女神様からも国を興していると思われているシオンだった。
ハックション!
「誰か噂でもしてるのかな?」
まさか女神様が噂しているとは夢にも思わないシオンでした。
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