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王家の話し合い③
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少し話が戻ります。
アルトは馬車の中で急いで手紙を書くと、護衛の騎士二人に渡して早馬で届ける様に伝えた。
「緊急案件だ。王城にいる兄上と自領に戻った妹のシーラ公爵夫人に渡して欲しい」
手紙には緊急時に使用する印蝋が付けられていた。
「かしこまりました!」
騎士達はそれぞれの場所に馬を走らせた。
数日後───
「なに?アルトから緊急の手紙だと?」
アルトは父上に会いに行ったはずじゃなかったか?
直接手紙を受け取り中を読むと固まってしまった。
『母上が生まれ変わっているだと!?』
しかし、これで守護精霊アリエル様が顕現された理由も説明がつく!
なるほど。父上が言葉を濁した訳だ。
居ても立っても居られない状態だがアルトの手紙からシーラにも手紙を送っていると書いてあるから数日後には登城するだろう。
アルトが戻り次第、詳しい話をする。
現皇王ルークはアルトが戻る数日間は仕事が手に付かなかった。
そして数日後───
現皇王ルークはアルトが到着すると直接部屋へ通した。1時間前には妹のシーラも領地からやってきていた。
「どういうことだ!説明せよ!アルト!!!」
「そうよ!あんな手紙ではわからないわ!死にたくなければ詳しい話をしなさい!」
二人は剣をアルトに突き付けて言った。
「待て待て待って!どうして俺は殺されそうになっているんだよ!今から詳しく話すからまず、その剣を降ろしてくれっ!!!」
アルトは両手を上げて叫ぶように言うのだった。
そして二人が落ち着いてきたのを見計らって説明した。
・
・
・
・
・
・
・
・
「あのクソ親父がっ!母上の遺言を尊重して損をした!」
「まったくですわ!あのお優しいお母様が亡くなってどれだけ悲しかったか!お母様が守護精霊アリエル様によって生まれ変わっていたなんて!それを隠していた事は許しませんわ!?」
シーラはフンスッフンスッとシオンと同じ様に怒りを露わにした。
「しかし、その母上が今世では静かに暮らしたいと言っているんだ。無理に王城へ来てもらうのはなしだぞ?」
「アルト!お前は辺境へ行き母上に会えたからそう言うが、私はここから動けないのだぞ!クソッ、身軽な貴様が羨ましい!」
「私もそうそうに領地から動けませんわ。夫が出ている間は私が領内の事をしなければなりませんので!」
いや、お前は王城にきたじゃん!
アルトは心の声を飲み込んだ。
「でっ?ちゃんと考えはあるのだろうな?」
兄ルークの威圧にアルトは冷や汗を描いた。
「は、母上がここに来てくれる案と言う事でしょうか?」
「それ以外になにがある!」
アルトは脳内の知識を総動員して考えた。
いち早くこの事を伝えようと伝令をだしただけで、シオンを連れてくる事は考えていなかったからだ。
シーラがまた剣に手を伸ばそうとした瞬間に発言した。
「そうだっ!イージス男爵家が今度、子爵家に陞爵致します。その時に家族揃って来るよう勅命を出せばどうですか?」
とっさ言った案は悪くないものだった。
アルトは馬車の中で急いで手紙を書くと、護衛の騎士二人に渡して早馬で届ける様に伝えた。
「緊急案件だ。王城にいる兄上と自領に戻った妹のシーラ公爵夫人に渡して欲しい」
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居ても立っても居られない状態だがアルトの手紙からシーラにも手紙を送っていると書いてあるから数日後には登城するだろう。
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二人は剣をアルトに突き付けて言った。
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アルトは両手を上げて叫ぶように言うのだった。
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「あのクソ親父がっ!母上の遺言を尊重して損をした!」
「まったくですわ!あのお優しいお母様が亡くなってどれだけ悲しかったか!お母様が守護精霊アリエル様によって生まれ変わっていたなんて!それを隠していた事は許しませんわ!?」
シーラはフンスッフンスッとシオンと同じ様に怒りを露わにした。
「しかし、その母上が今世では静かに暮らしたいと言っているんだ。無理に王城へ来てもらうのはなしだぞ?」
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いや、お前は王城にきたじゃん!
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シーラがまた剣に手を伸ばそうとした瞬間に発言した。
「そうだっ!イージス男爵家が今度、子爵家に陞爵致します。その時に家族揃って来るよう勅命を出せばどうですか?」
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