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過去編
後始末
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大混乱に陥った近衛騎士団はすぐに敗走した。
後方からのアガレス軍3千に追い立てられ、正面からは騎兵を先頭に、1万のアガレス軍が全力で突撃してきた。
騎兵は突撃して中央を突破すると、退路であるエルザ王国の道を塞いで、逃げてくる近衛軍を各個撃破していった。
そして、合流したアガレス軍は近衛軍を徹底的に追撃し、包囲殲滅した。
余りの弱さに呆気なく1万の近衛兵が全滅した様を砦攻めしていたエルザ軍は、動けずにただ立ち尽くすのみであった。
「エルザ軍よっ!投降しなさい!お前達に理不尽な命令をしていた近衛兵は全滅しました。もう理不尽な命令に従う事はありません!投降した者には最低限の身の安全と、傷の手当を約束します!」
シオンの呼ぶ掛けに動揺するエルザ軍にグレン将軍が響く大声で言った。
「我が国の皇妃様であるシオン皇妃様の御言葉である!エルザ軍よ!慈愛の心のあるシオン皇妃様の言葉を信じよ!決して悪い様にはしない!」
城壁の上からシオンの姿が現れた。
コソッ
「弓矢からシオン皇妃様を守るのだぞ」
はっ!と、シオンの左右には盾を持った兵が控えていた。
エルザ軍はグレン将軍の思惑の通りに、国の最高権力者の言葉ならと、どんどん武器を捨てて投降していった。
「流石はシオン皇妃様のネームバリューは凄いですな。シオン様なら大丈夫だろうと言う安心感があるのでエルザ軍は投降してくれたのです。私ではこうは行きませんでしたよ」
「あら?グレン将軍がお考えになられた事でしょう?私は微力ながら力を貸したに過ぎませんわ」
前もって考えてあった作戦を実行したに過ぎない。すでに半数近くの犠牲者と怪我人を出していたエルザ軍は何と約1万五千もの犠牲者を出して、残った1万五千近い兵士も丸ごと投降すると言う大敗を決したのだった。
これにより、両国の軍事バランスが大きく変動したのだった。
エルザ王国は、王都に5千の兵力が残るのみで、アガレス軍が約3万で侵攻した場合、防ぐのが難しい状態になっていた。
無論、国中の貴族から徴兵を募れば数だけは集めれるが、平民を徴兵した所で訓練もしていない兵は使い物にならない。戦で死んでしまうと、田畑を耕す者がいなくなり生産力も落ちるのだった。
シオンはすぐに王都へ早馬を走らせて、事の顛末を報告した。
アガレス軍も1万以上の捕虜を捕らえたことで食料問題もでてきてしまい、その相談の連絡でもあった。
流石にすぐに逆侵攻しようと言う意見はほとんど出なく、1万以上の捕虜の待遇について頭を悩ませる事になるのだった。
王都にいたカイルはシオンとグレン将軍の戦果に、軽い嫉妬を覚えつつも捕虜の問題に忙殺されることになった。
後方からのアガレス軍3千に追い立てられ、正面からは騎兵を先頭に、1万のアガレス軍が全力で突撃してきた。
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城壁の上からシオンの姿が現れた。
コソッ
「弓矢からシオン皇妃様を守るのだぞ」
はっ!と、シオンの左右には盾を持った兵が控えていた。
エルザ軍はグレン将軍の思惑の通りに、国の最高権力者の言葉ならと、どんどん武器を捨てて投降していった。
「流石はシオン皇妃様のネームバリューは凄いですな。シオン様なら大丈夫だろうと言う安心感があるのでエルザ軍は投降してくれたのです。私ではこうは行きませんでしたよ」
「あら?グレン将軍がお考えになられた事でしょう?私は微力ながら力を貸したに過ぎませんわ」
前もって考えてあった作戦を実行したに過ぎない。すでに半数近くの犠牲者と怪我人を出していたエルザ軍は何と約1万五千もの犠牲者を出して、残った1万五千近い兵士も丸ごと投降すると言う大敗を決したのだった。
これにより、両国の軍事バランスが大きく変動したのだった。
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