95 / 117
学園編
神命を与える
しおりを挟む
短編投稿しました。
『王子と公爵令嬢の恋愛相談係り。お前ら私を挟んで恋愛すんな!もう直に言いやがれ!』
良かったら読んで頂けると嬉しいです。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
アリエル様の言葉は驚きの連続だった。
古龍種・火炎龍王フレイムの復活など、アリエル様から教えて頂かなければまったく知らなかったのだから。
「いったい、いつ頃復活するのですか!?」
「正確な時期はわかりません。しかし、復活の予兆はあります。地震が多く発生してくるのが予兆です」
!?
「すでに各地で地震の報告が上がってきているが……………まさか!?」
「今は弱い地震ですが、シオンのイージス領を中心に今後、強い地震が発生するでしょう。それがフレイムが目覚める合図です」
アリエルの言葉にイージス領によく行くアルトは思案しながら思い出していた。
「今、思い出せば新しくイージス領で建築された建物は、王都や他の地域の物より耐震性に優れていると思ったんですよ。前に聞いた時は、火山噴火が起こった時の備えとして、そうしていると言われましたね。耐震性の強化の分、高くなった建築料金分はイージス領が負担しているとも聞きました。そんな事情があったんですね」
「ええ、シオンを通して被害を最小限にする為に耐震性に優れた建物を建造するようにしました。まぁ、シオンにもフレイムの復活の事は伝えておりませんが……………」
アリエルは二人に頭を下げた。
「私の力が及ばず申し訳ありません。本来なら100年は目覚めないはずでしたが……………その、シオンを転生させる為に、思った以上に力を使ったみたいで………」
言い難くそうに言うアリエルの言葉にルークとアルトは激しく否定した。
「何をおっしゃいますか!アリエル様が人知れずフレイムを封印して頂いたおかげで、今は平和に暮らせているのです!感謝しかありません!」
「そうです!母上にまた会わせて頂いた事は、神の奇跡として深く感謝しております!アリエル様に文句などございません!」
二人は国を守り、母を生まれ変わらせたアリエルに、心の底から感謝していた。
「もし、火炎龍王フレイムが復活するのであれば、今度は我々が討伐のお手伝いをさせて頂きます!この国をアリエル様だけに頼ってはいられません!是非、協力させて下さい!」
この国を守りたいと言う想いも本気であった。
二人の目には揺るぎ無い強い意志が感じられた。
「……………そうですね。犠牲を恐れては国を守れませんね。では、二人に………いえ、この国を治める皇王に命じます!この国を火炎龍王フレイムから守って下さい。地震の規模から数年のうちに復活する可能性があります。イージス領に軍の配備と、避難所の確保。火山噴火による食糧難に備えての小麦などの備蓄の確保など、細かい采配はお任せ致します。何かあればシオンを通して連絡しなさい」
ははっーーー!!!!!
二人はアリエルに頭を下げて、『神命』承りましたと了承した。
こうして二人は主だった大臣や貴族の当主を緊急招集を命じ、各地へ伝令を飛ばした。
そして───
「ねぇねぇ!これはどうかしら?」
「あら、こちらのアクセサリーは?」
キャッキャッウフフフと、シーラとカルラはシオンを着せ替え人形としていた。
目の光が消えたシオンは……………
「もう許して~」
小さな声で叫ぶも、まだまだ終わりそうにないのでした。ってか、まだやってたの!?
『王子と公爵令嬢の恋愛相談係り。お前ら私を挟んで恋愛すんな!もう直に言いやがれ!』
良かったら読んで頂けると嬉しいです。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
アリエル様の言葉は驚きの連続だった。
古龍種・火炎龍王フレイムの復活など、アリエル様から教えて頂かなければまったく知らなかったのだから。
「いったい、いつ頃復活するのですか!?」
「正確な時期はわかりません。しかし、復活の予兆はあります。地震が多く発生してくるのが予兆です」
!?
「すでに各地で地震の報告が上がってきているが……………まさか!?」
「今は弱い地震ですが、シオンのイージス領を中心に今後、強い地震が発生するでしょう。それがフレイムが目覚める合図です」
アリエルの言葉にイージス領によく行くアルトは思案しながら思い出していた。
「今、思い出せば新しくイージス領で建築された建物は、王都や他の地域の物より耐震性に優れていると思ったんですよ。前に聞いた時は、火山噴火が起こった時の備えとして、そうしていると言われましたね。耐震性の強化の分、高くなった建築料金分はイージス領が負担しているとも聞きました。そんな事情があったんですね」
「ええ、シオンを通して被害を最小限にする為に耐震性に優れた建物を建造するようにしました。まぁ、シオンにもフレイムの復活の事は伝えておりませんが……………」
アリエルは二人に頭を下げた。
「私の力が及ばず申し訳ありません。本来なら100年は目覚めないはずでしたが……………その、シオンを転生させる為に、思った以上に力を使ったみたいで………」
言い難くそうに言うアリエルの言葉にルークとアルトは激しく否定した。
「何をおっしゃいますか!アリエル様が人知れずフレイムを封印して頂いたおかげで、今は平和に暮らせているのです!感謝しかありません!」
「そうです!母上にまた会わせて頂いた事は、神の奇跡として深く感謝しております!アリエル様に文句などございません!」
二人は国を守り、母を生まれ変わらせたアリエルに、心の底から感謝していた。
「もし、火炎龍王フレイムが復活するのであれば、今度は我々が討伐のお手伝いをさせて頂きます!この国をアリエル様だけに頼ってはいられません!是非、協力させて下さい!」
この国を守りたいと言う想いも本気であった。
二人の目には揺るぎ無い強い意志が感じられた。
「……………そうですね。犠牲を恐れては国を守れませんね。では、二人に………いえ、この国を治める皇王に命じます!この国を火炎龍王フレイムから守って下さい。地震の規模から数年のうちに復活する可能性があります。イージス領に軍の配備と、避難所の確保。火山噴火による食糧難に備えての小麦などの備蓄の確保など、細かい采配はお任せ致します。何かあればシオンを通して連絡しなさい」
ははっーーー!!!!!
二人はアリエルに頭を下げて、『神命』承りましたと了承した。
こうして二人は主だった大臣や貴族の当主を緊急招集を命じ、各地へ伝令を飛ばした。
そして───
「ねぇねぇ!これはどうかしら?」
「あら、こちらのアクセサリーは?」
キャッキャッウフフフと、シーラとカルラはシオンを着せ替え人形としていた。
目の光が消えたシオンは……………
「もう許して~」
小さな声で叫ぶも、まだまだ終わりそうにないのでした。ってか、まだやってたの!?
15
あなたにおすすめの小説
元アラサー転生令嬢と拗らせた貴公子たち
せいめ
恋愛
侯爵令嬢のアンネマリーは流行り病で生死を彷徨った際に、前世の記憶を思い出す。前世では地球の日本という国で、婚活に勤しむアラサー女子の杏奈であった自分を。
病から回復し、今まで家や家族の為に我慢し、貴族令嬢らしく過ごしてきたことがバカらしくなる。
また、自分を蔑ろにする婚約者の存在を疑問に感じる。
「あんな奴と結婚なんて無理だわー。」
無事に婚約を解消し、自分らしく生きていこうとしたところであったが、不慮の事故で亡くなってしまう。
そして、死んだはずのアンネマリーは、また違う人物にまた生まれ変わる。アンネマリーの記憶は殆ど無く、杏奈の記憶が強く残った状態で。
生まれ変わったのは、アンネマリーが亡くなってすぐ、アンネマリーの従姉妹のマリーベルとしてだった。
マリーベルはアンネマリーの記憶がほぼ無いので気付かないが、見た目だけでなく言動や所作がアンネマリーにとても似ていることで、かつての家族や親族、友人が興味を持つようになる。
「従姉妹だし、多少は似ていたっておかしくないじゃない。」
三度目の人生はどうなる⁈
まずはアンネマリー編から。
誤字脱字、お許しください。
素人のご都合主義の小説です。申し訳ありません。
【完結】愛してるなんて言うから
空原海
恋愛
「メアリー、俺はこの婚約を破棄したい」
婚約が決まって、三年が経とうかという頃に切り出された婚約破棄。
婚約の理由は、アラン様のお父様とわたしのお母様が、昔恋人同士だったから。
――なんだそれ。ふざけてんのか。
わたし達は婚約解消を前提とした婚約を、互いに了承し合った。
第1部が恋物語。
第2部は裏事情の暴露大会。親世代の愛憎確執バトル、スタートッ!
※ 一話のみ挿絵があります。サブタイトルに(※挿絵あり)と表記しております。
苦手な方、ごめんなさい。挿絵の箇所は、するーっと流してくださると幸いです。
まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。
【完結】 笑わない、かわいげがない、胸がないの『ないないない令嬢』、国外追放を言い渡される~私を追い出せば国が大変なことになりますよ?~
夏芽空
恋愛
「笑わない! かわいげがない! 胸がない! 三つのないを持つ、『ないないない令嬢』のオフェリア! 君との婚約を破棄する!」
婚約者の第一王子はオフェリアに婚約破棄を言い渡した上に、さらには国外追放するとまで言ってきた。
「私は構いませんが、この国が困ることになりますよ?」
オフェリアは国で唯一の特別な力を持っている。
傷を癒したり、作物を実らせたり、邪悪な心を持つ魔物から国を守ったりと、力には様々な種類がある。
オフェリアがいなくなれば、その力も消えてしまう。
国は困ることになるだろう。
だから親切心で言ってあげたのだが、第一王子は聞く耳を持たなかった。
警告を無視して、オフェリアを国外追放した。
国を出たオフェリアは、隣国で魔術師団の団長と出会う。
ひょんなことから彼の下で働くことになり、絆を深めていく。
一方、オフェリアを追放した国は、第一王子の愚かな選択のせいで崩壊していくのだった……。
【完結】元お飾り聖女はなぜか腹黒宰相様に溺愛されています!?
雨宮羽那
恋愛
元社畜聖女×笑顔の腹黒宰相のラブストーリー。
◇◇◇◇
名も無きお飾り聖女だった私は、過労で倒れたその日、思い出した。
自分が前世、疲れきった新卒社会人・花菱桔梗(はなびし ききょう)という日本人女性だったことに。
運良く婚約者の王子から婚約破棄を告げられたので、前世の教訓を活かし私は逃げることに決めました!
なのに、宰相閣下から求婚されて!? 何故か甘やかされているんですけど、何か裏があったりしますか!?
◇◇◇◇
お気に入り登録、エールありがとうございます♡
※ざまぁはゆっくりじわじわと進行します。
※「小説家になろう」「エブリスタ」様にも掲載しております(アルファポリス先行)。
※この作品はフィクションです。特定の政治思想を肯定または否定するものではありません(_ _*))
せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません
嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。
人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。
転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。
せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。
少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。
子供が可愛いすぎて伯爵様の溺愛に気づきません!
屋月 トム伽
恋愛
私と婚約をすれば、真実の愛に出会える。
そのせいで、私はラッキージンクスの令嬢だと呼ばれていた。そんな噂のせいで、何度も婚約破棄をされた。
そして、9回目の婚約中に、私は夜会で襲われてふしだらな令嬢という二つ名までついてしまった。
ふしだらな令嬢に、もう婚約の申し込みなど来ないだろうと思っていれば、お父様が氷の伯爵様と有名なリクハルド・マクシミリアン伯爵様に婚約を申し込み、邸を売って海外に行ってしまう。
突然の婚約の申し込みに断られるかと思えば、リクハルド様は婚約を受け入れてくれた。婚約初日から、マクシミリアン伯爵邸で住み始めることになるが、彼は未婚のままで子供がいた。
リクハルド様に似ても似つかない子供。
そうして、マクリミリアン伯爵家での生活が幕を開けた。
【完結】破滅フラグを回避したいのに婚約者の座は譲れません⁈─王太子殿下の婚約者に転生したみたいだけど転生先の物語がわかりません─
江崎美彩
恋愛
侯爵家の令嬢エレナ・トワインは王太子殿下の婚約者……のはずなのに、正式に発表されないまま月日が過ぎている。
王太子殿下も通う王立学園に入学して数日たったある日、階段から転げ落ちたエレナは、オタク女子高生だった恵玲奈の記憶を思い出す。
『えっ? もしかしてわたし転生してる?』
でも肝心の転生先の作品もヒロインなのか悪役なのかモブなのかもわからない。エレナの記憶も恵玲奈の記憶も曖昧で、エレナの王太子殿下に対する一方的な恋心だけしか手がかりがない。
王太子殿下の発表されていない婚約者って、やっぱり悪役令嬢だから殿下の婚約者として正式に発表されてないの? このまま婚約者の座に固執して、断罪されたりしたらどうしよう!
『婚約者から妹としか思われてないと思い込んで悪役令嬢になる前に身をひこうとしている侯爵令嬢(転生者)』と『婚約者から兄としか思われていないと思い込んで自制している王太子様』の勘違いからすれ違いしたり、謀略に巻き込まれてすれ違いしたりする物語です。
長編ですが、一話一話はさっくり読めるように短めです。
『小説家になろう』『カクヨム』にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる