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探索は新たな発見があって楽しいよって話し!
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昨日は修道院の裏手を探索したので、西の方に見える大きな岩山の方へ行ってみることにした。
「シオン、あそこに見える岩山で岩塩が採れますよ!」
「本当!?」
修道女が良く通っていたのか、森の中に踏み固められた獣道があった。そして15分ほどで岩山にたどり着くことが出来た。
「おおっ!エアーズロックのような岩山ですわね!」
「何ですかそれ?」
スフィアは呆れ顔でシオンを見つめていた。
「それより、あそこから岩山の中に入れますよ~」
大人二人が通れるほどの洞穴に、光魔法を使って光源を確保しつつ入っていった。
洞窟の中は意外に乾燥しており、所々に赤い色の石が突起していた。
「海も近いし、ここいらも昔は海だったのかしら?」
「さぁ?私もそこまではわかりませんが………もう少し奥の方ですね」
少し奥へ進むと壁中が岩塩に覆われている場所に出た。大きな部屋みたいにあけた場所は、昔から採掘していたようでツルハシが転がっていた。
「よくこの場所が魔物やら獣やらの住みかにならなかったわね?」
「魔物は私の力がここぐらまでギリギリ届く距離なのと、塩がにじみ出る所は住みかに適さないですよ」
まぁそれもそうか。高血圧で死んじゃうよね。
では岩塩を採取しますか!
「緑聖魔術ウッドゴーレム!」
シオンが命じるとウッドゴーレムは手で岩塩を掘り、細かく砕いていった。それをシオンがこれまた植物で作った麻袋に詰めて収納していった。
本当にシオンって自分で動く気が無いよね!
「よし!これだけあればしばらくは大丈夫でしょう!」
「前から思っていたのですが『緑聖魔術』って何ですか?聞いたことのない魔法ですね?」
ん?そうなの?
「確かに植物を操る魔法使いは、私以外は居なかったわね~」
おかげで【緑の癒し手】の2つ名を頂いたのだけれど。取り敢えず考えても仕方がないので、もう少し探索することにした。
「そういえば、麦畑と砂糖の採れる植物の栽培はどこでやっていたの?」
「麦畑はこの岩山の反対側で栽培していたようですよ~」
と、言う訳でやって来ました!
「誰だ!!!」
え~と…………あんたらこそ誰よ?
麦畑へ到着すると、思った以上に広く開拓されおり【知らない人達】が農作業に精を出していた。
「初めまして。新しくそこにある修道院でお世話になる事になったシオンといいます」
!?
「あそこの修道院は閉鎖されていたのでは………!?」
う~ん?やけに美形の人々が多いわね。あら?もしかして………!?
「確かに誰も居なくなり久しいですが、新しい入居者が入ったんですよ。それよりあなた達は………エルフですよね?どうして半分放棄された麦畑で作業しているのですか?」
「黙って勝手に使っていたのは謝る。最近、魔物が増えて集落の田畑が荒らされて食料が乏しくなったのだ。この東側は精霊様の加護で魔物が少なく農作に適している。何度かお願いしに修道院へ向かったのだが、結界に阻まれ行くことが出来なかったのです」
シオンはチラッとスフィアを見ると小声で話してくれた。
『私も力が衰えて、よくわからない人々を招き入れる事が出来なかったのですよ』
「それで結界の範囲外である麦畑で農作業をしていたのね?」
「はい。そうです!」
シオンは少し考えて尋ねた。
「ここを使うのを許可します。遠慮は要りません!ただ、エルフの方々と交流を計りたいので集落へ案内してもらえませんか?」
シオンの提案にエルフの方々はどよめいた。
「どうする?」
「人間を集落へ案内して大丈夫か?」
「しかし無下に断って、中央から兵士が来たら大変だぞ?」
しばらく相談していた所で、シオンは提案した。
「大丈夫です。信用して下さい。私はこちらにいる(ダメ)守護精霊の契約者です。まさか守護精霊様を疑うのですか?」
!?
「なっ─!?」
スフィアに目配りをして、スフィアは精霊っぽく全身を光らせて宙に浮いた。
おおっ!!!?
「大変失礼を致しました!ぜひ、エルフの集落へお越し下さい!」
エルフは信仰心深いことで有名だからね。昔から美形ぞろいで、よく人拐いにあって奴隷にされていたので、人間に集落の場所を教えるのを躊躇ったのだ。
いやー!久しぶりの人との会話だよ~!1人だと独り言が多くなって寂しいのよね。
こうして私は予期せぬ出逢いを果たしたのだった。
「シオン、あそこに見える岩山で岩塩が採れますよ!」
「本当!?」
修道女が良く通っていたのか、森の中に踏み固められた獣道があった。そして15分ほどで岩山にたどり着くことが出来た。
「おおっ!エアーズロックのような岩山ですわね!」
「何ですかそれ?」
スフィアは呆れ顔でシオンを見つめていた。
「それより、あそこから岩山の中に入れますよ~」
大人二人が通れるほどの洞穴に、光魔法を使って光源を確保しつつ入っていった。
洞窟の中は意外に乾燥しており、所々に赤い色の石が突起していた。
「海も近いし、ここいらも昔は海だったのかしら?」
「さぁ?私もそこまではわかりませんが………もう少し奥の方ですね」
少し奥へ進むと壁中が岩塩に覆われている場所に出た。大きな部屋みたいにあけた場所は、昔から採掘していたようでツルハシが転がっていた。
「よくこの場所が魔物やら獣やらの住みかにならなかったわね?」
「魔物は私の力がここぐらまでギリギリ届く距離なのと、塩がにじみ出る所は住みかに適さないですよ」
まぁそれもそうか。高血圧で死んじゃうよね。
では岩塩を採取しますか!
「緑聖魔術ウッドゴーレム!」
シオンが命じるとウッドゴーレムは手で岩塩を掘り、細かく砕いていった。それをシオンがこれまた植物で作った麻袋に詰めて収納していった。
本当にシオンって自分で動く気が無いよね!
「よし!これだけあればしばらくは大丈夫でしょう!」
「前から思っていたのですが『緑聖魔術』って何ですか?聞いたことのない魔法ですね?」
ん?そうなの?
「確かに植物を操る魔法使いは、私以外は居なかったわね~」
おかげで【緑の癒し手】の2つ名を頂いたのだけれど。取り敢えず考えても仕方がないので、もう少し探索することにした。
「そういえば、麦畑と砂糖の採れる植物の栽培はどこでやっていたの?」
「麦畑はこの岩山の反対側で栽培していたようですよ~」
と、言う訳でやって来ました!
「誰だ!!!」
え~と…………あんたらこそ誰よ?
麦畑へ到着すると、思った以上に広く開拓されおり【知らない人達】が農作業に精を出していた。
「初めまして。新しくそこにある修道院でお世話になる事になったシオンといいます」
!?
「あそこの修道院は閉鎖されていたのでは………!?」
う~ん?やけに美形の人々が多いわね。あら?もしかして………!?
「確かに誰も居なくなり久しいですが、新しい入居者が入ったんですよ。それよりあなた達は………エルフですよね?どうして半分放棄された麦畑で作業しているのですか?」
「黙って勝手に使っていたのは謝る。最近、魔物が増えて集落の田畑が荒らされて食料が乏しくなったのだ。この東側は精霊様の加護で魔物が少なく農作に適している。何度かお願いしに修道院へ向かったのだが、結界に阻まれ行くことが出来なかったのです」
シオンはチラッとスフィアを見ると小声で話してくれた。
『私も力が衰えて、よくわからない人々を招き入れる事が出来なかったのですよ』
「それで結界の範囲外である麦畑で農作業をしていたのね?」
「はい。そうです!」
シオンは少し考えて尋ねた。
「ここを使うのを許可します。遠慮は要りません!ただ、エルフの方々と交流を計りたいので集落へ案内してもらえませんか?」
シオンの提案にエルフの方々はどよめいた。
「どうする?」
「人間を集落へ案内して大丈夫か?」
「しかし無下に断って、中央から兵士が来たら大変だぞ?」
しばらく相談していた所で、シオンは提案した。
「大丈夫です。信用して下さい。私はこちらにいる(ダメ)守護精霊の契約者です。まさか守護精霊様を疑うのですか?」
!?
「なっ─!?」
スフィアに目配りをして、スフィアは精霊っぽく全身を光らせて宙に浮いた。
おおっ!!!?
「大変失礼を致しました!ぜひ、エルフの集落へお越し下さい!」
エルフは信仰心深いことで有名だからね。昔から美形ぞろいで、よく人拐いにあって奴隷にされていたので、人間に集落の場所を教えるのを躊躇ったのだ。
いやー!久しぶりの人との会話だよ~!1人だと独り言が多くなって寂しいのよね。
こうして私は予期せぬ出逢いを果たしたのだった。
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