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第2章 :魔境の森の異変!
調査は大変なのです!
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騒がしい冒険者ギルドの中で、テーブルに座って、飲み物を飲みながら見守るシオン達にカリンさんが手招きした。
「ちょっと、なんでまだいるのよ!?」
「だって、ゴブリンの襲撃のせいで早く戻って来て暇なんだもん!」
「うちは喫茶店じゃないんだけど?」
「酒場でしょ?大丈夫、ジュースだから」
もう!あーいえばこーいう!察してよ!!!
魔境の森に異変が起こって、冒険者達が森に入れなくなると死活問題の為に、ギルド内で腕の良い冒険者に調査の依頼をお願いするのに忙しいのだ。そこに、呑気にお茶している人がいると緊張感が無くなって邪魔なのである。
無論、シオンは分かっていてギルドにたむろっているのだが……
ピキッピキッ!
あっ、カレンさんが顔に青筋立ててる!そろそろおいとましましょうか。
シオンは急いでジュースを飲むと、ギルドを出ようした。しかし─
「あ~ら?シオンちゃんどこ行くの?暇なんでしょう?た~ぷりお仕事をあ☆げ☆る♪」
どうやら逃げられ無かったようだ。
「えへへっ、もうそろそろ家に帰らないとパパが心配するので………」
「あら?シオンは森の異変調査を受けるの?なら手伝うわよ?」
オーーーーノーーーー!!!!!!
バットなタイミングでイオンさんがやって来たのよ!?
「あら、イオンさんちょうど良かったわ。シオン【が】森の調査をしてくれるそうなので、お願い出来ますか?」
カリンさんは私がクエストを受けたいと言った風に言いやがった!くっそー!!!
「ちょうど良かったのはこっちも同じよ。魔境の森に入れなくなると死活問題ですからね」
うーん…………
盗賊達を撃退した後、シオンはイオンに逆らえない立場になっていた。厳密には、盗賊の仲間と疑った後ろめたさと、歌人に付いての博識が凄くてイオンに、ここ1ヶ月間は色々な事を学んでいる先生なのだ。
イオンに付いては色々と秘密がありそうだが、そこは触れないでいた。
「イオン先生は良いのですか?」
「誰が先生ですか!いい加減その呼び名は止めて欲しいのだけれど………」
「いえ!イオン先生は先生ですから!」
イオンは頭を押さえたが、カリンさんがイオンさんに、わかるわーシオンってこうなのよーと、同類を見た感じで慰めている。
失敬な!!!!
「では、明日の朝に調査に向かって夕方までには戻って来て下さい。クロウ君の両親が利用している森小屋まで行って、その周辺を探索して下さい。深入りはしないこと!良いですね?」
「はいっ!」
カリンさんの迫力に圧されて、つい返事をしてしまったよ!?
はぁー!面倒な事になったよ…………
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
翌朝になりました。
チュンチュン!チュンチュン!
「う~ん~!良い朝だよ~!」
腕を伸ばして、うーんと軽く動かすとバフッとまた夢の世界へと旅立った。
「お休み♪」
すやすや………
すやすや…………………
ガバッ!!!?
ヤバい!寝過ごすと殺される!!!!
昨日の夜に家族会議があったのです。
「なんだと!どうして私の可愛い娘であるシオンが、森の異変調査に行かねばならぬのだ!」
憤慨しているお父さん………パパに、レインお兄ちゃん………レインお兄様も同意した。っていうか、仲が良いよね!?
「シオンもどうして軽く依頼を受けるのかな?僕達の約束では森の入口までしか入らない約束だったよね?」
「えっと………お願いされちゃって……」
『『マイ!エンジェル!!!』』
父と兄の気持ちが1つになった瞬間だった。
(普通にキモいよ!)
「なんて偉いんだ!我が娘は!」
「なんて博愛心が深いんだろう!僕の妹は!」
父と兄は感動して涙を流している。困っている人の頼みは断れないと思っているのだ。ちなみに、このダメダメ親子は無駄にハイスペックである。シオンが冒険者ギルドで少なくないお金を稼いでいる事は知っている。
そして、村の人々にお金を落として村の経済を廻していることも………それ故に、シオンが普通の12歳の女の子ではないと認識しているのだ。
(※シオンにそんな考えはありません。好きな物を勝手に買い漁っているだけです)
『言い難いな~~~!』
シオンもこうなっては本当の事を言い辛く、面倒だが受けるしか無くなったのだ。
ゴソゴソッと準備をして、居間へと移動した。
「おはようございます!」
「「「おはよう!シオン!」」」
おおぅ!既に、パパとママ、お兄様が集まっていました。
(ちなみに、こう呼ばないと機嫌が悪くなるのです!)
「シオン、今日は僕が護衛するから心配しないでね♪」
「断腸の思いだが、私は出掛ける用事があるのでレインにシオンを託す!」
「シオン、立派になって母は嬉しいです!」
三者三様に、気持ちを伝えてきてシオンは朝からげっそりしてしまった。
『森の異変調査よりも疲れそうだよ………』
こうして、冒険者ギルドへと向かうのでした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「いやはや、愉快な家族ですねー♪」
シオン
「………ええ、そうですわね」
愚者の声
「シオンの家族を書くのが1番面白いのですよね」
シオン
「へぇ~どうしてですの?」
愚者の声
「だってシオンをいじれる数少ないチャンス………!?」
シオン
「ふふふっ!面白いですわね!」
(殺して差し上げますわ!?)
愚者の声
ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!
ごめんなさい!!!!
『よろしければ感想、お気に入り、よろしくお願いします!』
「ちょっと、なんでまだいるのよ!?」
「だって、ゴブリンの襲撃のせいで早く戻って来て暇なんだもん!」
「うちは喫茶店じゃないんだけど?」
「酒場でしょ?大丈夫、ジュースだから」
もう!あーいえばこーいう!察してよ!!!
魔境の森に異変が起こって、冒険者達が森に入れなくなると死活問題の為に、ギルド内で腕の良い冒険者に調査の依頼をお願いするのに忙しいのだ。そこに、呑気にお茶している人がいると緊張感が無くなって邪魔なのである。
無論、シオンは分かっていてギルドにたむろっているのだが……
ピキッピキッ!
あっ、カレンさんが顔に青筋立ててる!そろそろおいとましましょうか。
シオンは急いでジュースを飲むと、ギルドを出ようした。しかし─
「あ~ら?シオンちゃんどこ行くの?暇なんでしょう?た~ぷりお仕事をあ☆げ☆る♪」
どうやら逃げられ無かったようだ。
「えへへっ、もうそろそろ家に帰らないとパパが心配するので………」
「あら?シオンは森の異変調査を受けるの?なら手伝うわよ?」
オーーーーノーーーー!!!!!!
バットなタイミングでイオンさんがやって来たのよ!?
「あら、イオンさんちょうど良かったわ。シオン【が】森の調査をしてくれるそうなので、お願い出来ますか?」
カリンさんは私がクエストを受けたいと言った風に言いやがった!くっそー!!!
「ちょうど良かったのはこっちも同じよ。魔境の森に入れなくなると死活問題ですからね」
うーん…………
盗賊達を撃退した後、シオンはイオンに逆らえない立場になっていた。厳密には、盗賊の仲間と疑った後ろめたさと、歌人に付いての博識が凄くてイオンに、ここ1ヶ月間は色々な事を学んでいる先生なのだ。
イオンに付いては色々と秘密がありそうだが、そこは触れないでいた。
「イオン先生は良いのですか?」
「誰が先生ですか!いい加減その呼び名は止めて欲しいのだけれど………」
「いえ!イオン先生は先生ですから!」
イオンは頭を押さえたが、カリンさんがイオンさんに、わかるわーシオンってこうなのよーと、同類を見た感じで慰めている。
失敬な!!!!
「では、明日の朝に調査に向かって夕方までには戻って来て下さい。クロウ君の両親が利用している森小屋まで行って、その周辺を探索して下さい。深入りはしないこと!良いですね?」
「はいっ!」
カリンさんの迫力に圧されて、つい返事をしてしまったよ!?
はぁー!面倒な事になったよ…………
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
翌朝になりました。
チュンチュン!チュンチュン!
「う~ん~!良い朝だよ~!」
腕を伸ばして、うーんと軽く動かすとバフッとまた夢の世界へと旅立った。
「お休み♪」
すやすや………
すやすや…………………
ガバッ!!!?
ヤバい!寝過ごすと殺される!!!!
昨日の夜に家族会議があったのです。
「なんだと!どうして私の可愛い娘であるシオンが、森の異変調査に行かねばならぬのだ!」
憤慨しているお父さん………パパに、レインお兄ちゃん………レインお兄様も同意した。っていうか、仲が良いよね!?
「シオンもどうして軽く依頼を受けるのかな?僕達の約束では森の入口までしか入らない約束だったよね?」
「えっと………お願いされちゃって……」
『『マイ!エンジェル!!!』』
父と兄の気持ちが1つになった瞬間だった。
(普通にキモいよ!)
「なんて偉いんだ!我が娘は!」
「なんて博愛心が深いんだろう!僕の妹は!」
父と兄は感動して涙を流している。困っている人の頼みは断れないと思っているのだ。ちなみに、このダメダメ親子は無駄にハイスペックである。シオンが冒険者ギルドで少なくないお金を稼いでいる事は知っている。
そして、村の人々にお金を落として村の経済を廻していることも………それ故に、シオンが普通の12歳の女の子ではないと認識しているのだ。
(※シオンにそんな考えはありません。好きな物を勝手に買い漁っているだけです)
『言い難いな~~~!』
シオンもこうなっては本当の事を言い辛く、面倒だが受けるしか無くなったのだ。
ゴソゴソッと準備をして、居間へと移動した。
「おはようございます!」
「「「おはよう!シオン!」」」
おおぅ!既に、パパとママ、お兄様が集まっていました。
(ちなみに、こう呼ばないと機嫌が悪くなるのです!)
「シオン、今日は僕が護衛するから心配しないでね♪」
「断腸の思いだが、私は出掛ける用事があるのでレインにシオンを託す!」
「シオン、立派になって母は嬉しいです!」
三者三様に、気持ちを伝えてきてシオンは朝からげっそりしてしまった。
『森の異変調査よりも疲れそうだよ………』
こうして、冒険者ギルドへと向かうのでした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「いやはや、愉快な家族ですねー♪」
シオン
「………ええ、そうですわね」
愚者の声
「シオンの家族を書くのが1番面白いのですよね」
シオン
「へぇ~どうしてですの?」
愚者の声
「だってシオンをいじれる数少ないチャンス………!?」
シオン
「ふふふっ!面白いですわね!」
(殺して差し上げますわ!?)
愚者の声
ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!
ごめんなさい!!!!
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