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第3章:王都へ行こう!
寄り道は楽しいのです!
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1日目を微妙な味の料理でお腹を満たした一向は、順調に旅行(お城の招集)を楽しんでいた。
大きな川沿いの道を馬車2台が進んでいく。道は土が踏み固められ、馬車でも移動出来るようになっていた。
するとどうでしょう!道を通せんぼしている人達がいるではありませんか!
「ねぇ?あれってアレ?」
「うん!アレだな!」
「ええっ、アレね!」
「まぁまぁ!これが有名なアレなのね♪」
馬車の行く手には、武器を構えた10人ぐらいの【武装集団】がいました。あえて武装集団と言っておきましょう!
「オラッ!命が欲しければ有り金すべて置いていけや!!!」
「ひゃはっーーーー!!!」
「それと女も居れば置いていきな!!!」
まぁ!なんて事でしょう!!!武装集団さん達は【盗賊】さんだったのです!どうしましょう!?
「これが【テンプラ】というヤツなのね!」
「あら?美味しそうね♪」
「海から来た東の国の方に教えて貰ったのよね~」
「もう!食べたくなちゃったじゃない!」
「ちっがーーーーう!!!【テンプレ】よ!」
珍しくイオンさんのツッコミが来ましたよ!
「そうそう、テンプレね!」
「えー!テンプラじゃないの~?」
ミリアとシオンはぶれないな!
「では、このテンプレをどうしましょうか?」
現在は私達の馬車が前で、パパとママの馬車が後ろである。盗賊達まで50メートルほどです。相談する前にクロウが止まっている馬車の操縦を代わりました。
「おーい!いくぞ~!着いてきて下さい!」
後ろの馬車に呼び掛けるとクロウは馬に鞭を打ち、急発進した。素晴らしい事に、後ろの馬車も同時に急発進して付いてきた。
「「「えっ!?」」」
これに驚いたのが盗賊さんでした。せめて荷物など積んで通せんぼしておけば良いものをただ、たむろしているだけでは簡単に通れてしまいます。10人ほどいた盗賊の半分ぐらいが、馬車に轢かれて悲鳴を上げました。事故って恐いですね~
実は、馬車の馬さんに【高揚の激流】の聖歌を掛けたのです!えっへん♪
馬さんも馬力全開で駆けていきました。テンプレは無視するのに限りますね!
「こんなテンプレ無視ってアリなの?」
「たまにはアリだと思います!」
「凄く早いね!スリルがあって良いよ!」
「………お腹が空いたなー!」
こうして盗賊に出会ったこと自体が無かった事として、記憶から消えて行くのでした。
・
・
・
・
・
・
・
・
5日目、王都に近い大きな街に着きました。ここまで来ると活気があり、人も多く行き交いしています!
「活気があって良いよね!」
「そうね~辺境村は静かで良いところだけれど、こういう活気があるのも良いわね♪」
「みんな、はぐれないようにな~!」
パパが引率して、街を見て廻ります。えっ?王都は良いのかって?良いのです!予定より早い日程で来ているのですから。帰りは一瞬で戻るので今しか遊べ無いのです!
(※転移魔法はこの世界では滅多にありません!とても凄いことなのですが、シルフィード村の人々はシオンのせいで感覚が麻痺しています!)
「あっ、見てみて!北の方でしか取れない果物があるよ!」
「へ~、ここまで来ると手に入るのか?」
「おっちゃん!1つちょうだい!」
はいよっ!
威勢の良い屋台のおっちゃんから、珍しい果物を買うとみんなで分けて食べたの!
「美味しいね!」
「甘いけど酸味があって旨いな!」
「甘過ぎない所も良いわね♪」
ワイワイ!ガヤガヤ!と、楽しく食べ歩きです♪
「お祭り見たいですね~」
「はははっ!この辺りになるとこれが日常だよ。うちは田舎だから人が少ないけどね」
「たまになら良いけど、私は辺境村の方が静かでスリルがあって好きだよ!」
シオンの頭を撫でながら、微笑みカインはありがとうと親子で歩くのだった。スリルがあるというのは無視ですけれどね。
そして、遊び倒した1日が終わり遂に王都へ出発です!
「楽しかったね!」
「そうだな!」
「もう辺境村に帰らない?」
こらこら!ミリア!本当の事でもいっちゃダメ!
「そうしたいのだけどね?王都で、必要な物資の買い付けがあるから頑張っていこうね」
そうでした!それが今回の目的でしたよ!
『マスター!私はいつでもマスターをお守り致します!』
「ありがとう♪シルフィー!」
白龍のシルフィーは目立つのでお留守番でした。ごめんね!
「シオン、王都に着いて王城に登城するときはシルフィーを連れていって良いぞ」
「本当!パパ!」
「ああ、シルフィーを見た城の腰抜けどもの顔が目に浮かぶ。くっくっくっ!」
あっ!悪い顔をしてる!パパにも困ったものですね♪本当に子供なんだから!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「寄り道って良いよね~」
シオン
「あっ!悪がいますわ!補導しますわよ!」
愚者の声
「なんですと!シオンにそんな権限はない!」
シオン
「ありますわ!わたくしは生徒会長ですもの!即退学にしてあげます!」
愚者の声
「いつの間にそんな設定が!?」
(*゚Д゚)
『よろしければ感想、お気に入り、よろしくお願いします!』
大きな川沿いの道を馬車2台が進んでいく。道は土が踏み固められ、馬車でも移動出来るようになっていた。
するとどうでしょう!道を通せんぼしている人達がいるではありませんか!
「ねぇ?あれってアレ?」
「うん!アレだな!」
「ええっ、アレね!」
「まぁまぁ!これが有名なアレなのね♪」
馬車の行く手には、武器を構えた10人ぐらいの【武装集団】がいました。あえて武装集団と言っておきましょう!
「オラッ!命が欲しければ有り金すべて置いていけや!!!」
「ひゃはっーーーー!!!」
「それと女も居れば置いていきな!!!」
まぁ!なんて事でしょう!!!武装集団さん達は【盗賊】さんだったのです!どうしましょう!?
「これが【テンプラ】というヤツなのね!」
「あら?美味しそうね♪」
「海から来た東の国の方に教えて貰ったのよね~」
「もう!食べたくなちゃったじゃない!」
「ちっがーーーーう!!!【テンプレ】よ!」
珍しくイオンさんのツッコミが来ましたよ!
「そうそう、テンプレね!」
「えー!テンプラじゃないの~?」
ミリアとシオンはぶれないな!
「では、このテンプレをどうしましょうか?」
現在は私達の馬車が前で、パパとママの馬車が後ろである。盗賊達まで50メートルほどです。相談する前にクロウが止まっている馬車の操縦を代わりました。
「おーい!いくぞ~!着いてきて下さい!」
後ろの馬車に呼び掛けるとクロウは馬に鞭を打ち、急発進した。素晴らしい事に、後ろの馬車も同時に急発進して付いてきた。
「「「えっ!?」」」
これに驚いたのが盗賊さんでした。せめて荷物など積んで通せんぼしておけば良いものをただ、たむろしているだけでは簡単に通れてしまいます。10人ほどいた盗賊の半分ぐらいが、馬車に轢かれて悲鳴を上げました。事故って恐いですね~
実は、馬車の馬さんに【高揚の激流】の聖歌を掛けたのです!えっへん♪
馬さんも馬力全開で駆けていきました。テンプレは無視するのに限りますね!
「こんなテンプレ無視ってアリなの?」
「たまにはアリだと思います!」
「凄く早いね!スリルがあって良いよ!」
「………お腹が空いたなー!」
こうして盗賊に出会ったこと自体が無かった事として、記憶から消えて行くのでした。
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5日目、王都に近い大きな街に着きました。ここまで来ると活気があり、人も多く行き交いしています!
「活気があって良いよね!」
「そうね~辺境村は静かで良いところだけれど、こういう活気があるのも良いわね♪」
「みんな、はぐれないようにな~!」
パパが引率して、街を見て廻ります。えっ?王都は良いのかって?良いのです!予定より早い日程で来ているのですから。帰りは一瞬で戻るので今しか遊べ無いのです!
(※転移魔法はこの世界では滅多にありません!とても凄いことなのですが、シルフィード村の人々はシオンのせいで感覚が麻痺しています!)
「あっ、見てみて!北の方でしか取れない果物があるよ!」
「へ~、ここまで来ると手に入るのか?」
「おっちゃん!1つちょうだい!」
はいよっ!
威勢の良い屋台のおっちゃんから、珍しい果物を買うとみんなで分けて食べたの!
「美味しいね!」
「甘いけど酸味があって旨いな!」
「甘過ぎない所も良いわね♪」
ワイワイ!ガヤガヤ!と、楽しく食べ歩きです♪
「お祭り見たいですね~」
「はははっ!この辺りになるとこれが日常だよ。うちは田舎だから人が少ないけどね」
「たまになら良いけど、私は辺境村の方が静かでスリルがあって好きだよ!」
シオンの頭を撫でながら、微笑みカインはありがとうと親子で歩くのだった。スリルがあるというのは無視ですけれどね。
そして、遊び倒した1日が終わり遂に王都へ出発です!
「楽しかったね!」
「そうだな!」
「もう辺境村に帰らない?」
こらこら!ミリア!本当の事でもいっちゃダメ!
「そうしたいのだけどね?王都で、必要な物資の買い付けがあるから頑張っていこうね」
そうでした!それが今回の目的でしたよ!
『マスター!私はいつでもマスターをお守り致します!』
「ありがとう♪シルフィー!」
白龍のシルフィーは目立つのでお留守番でした。ごめんね!
「シオン、王都に着いて王城に登城するときはシルフィーを連れていって良いぞ」
「本当!パパ!」
「ああ、シルフィーを見た城の腰抜けどもの顔が目に浮かぶ。くっくっくっ!」
あっ!悪い顔をしてる!パパにも困ったものですね♪本当に子供なんだから!
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【後書き】
愚者の声
「寄り道って良いよね~」
シオン
「あっ!悪がいますわ!補導しますわよ!」
愚者の声
「なんですと!シオンにそんな権限はない!」
シオン
「ありますわ!わたくしは生徒会長ですもの!即退学にしてあげます!」
愚者の声
「いつの間にそんな設定が!?」
(*゚Д゚)
『よろしければ感想、お気に入り、よろしくお願いします!』
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