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第4章:動乱の予感!
驚きの連続です!(密偵さんが)挿絵あり
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密偵は驚いていた。いや、驚きよりも戸惑っていた方が正しいのかも知れない。
「何なんだここは………」
シルフィード辺境領はバブルに沸いていて、侵入するのは簡単だった。すでに関所が設けられ、通行証が必要なのにも驚いたが、シルフィード【村】と聞いていたのに、すでに【街】になっていた。王都並みの城壁にも唖然としたが、魔境の森に隣接するのでこれくらいの防備は必要だと無理矢理、納得したが【街】に入ってからまたまた面を喰らった。街中は全て石畳になっており、建物の建造物も大国の王都となんら変わりないくらい充実していて、今も森とは反対側の城壁を壊し、広く改築中であった。
「本当に辺境なのか?これではすでに1つの国の王都ではないか!?」
帝国、神国の各密偵は自分の仕事をまっとうするため情報収集を始めた。するとすぐにまたまた驚く事となる。
「なんだ!?この香辛料の多さは!しかも安い!?」
異世界とはいえ、まだまだ塩以外の香辛料はハーブ系を除いて高いのだ。無論、香辛料と金貨が同じ量で取引される訳ではないが、例えるなら【胡椒】の香辛料が5キロで金貨1枚に対し、その半分以下の銀貨で売買されているのだ。特に神国側はエルネシア王国から独立したシルフィード辺境領は物資不足に陥ると考えて、支援を呼び掛けようとしていた。故に、どの生活必需品が不足しているのか値段のチェックを念入りにしていたのだ。
『どういうことだ!?全体的に物価が安い!』
疑問に思っていると、店の店員が話してきた。
「最近、この村に……おっと、街になって訪れる人が増えたのですが、皆さん驚かれますね」
「それはそうですよ。こんなに安いんですから!」
「そうなのかい?私達には昔からこれが普通だったからねー?これでも少し値上がりしたんだよ」
「前はもっと安かったのですか!?」
「ええ、まぁ村の人達と冒険者の方しか買いに来なかったですからね~」
なんて事だ!これでは物資の支援の話なんて無理だ!早急に別の対策を考えないと!?
密偵は他の店の話を聞きながら宿屋に戻るのだった。しかし、宿屋に戻った密偵は頭を抱えた。現在のシルフィード辺境領に弱味となるのものが無いからだ。魔境の森から豊富なハーブや香辛料が採取され、魔境とは反対側の領地では麦畑が永遠と続いている。今までは人手不足で収穫に限界があったが、今では人手不足が解消されて、農地改革が進められている。
移住してきた人達で、いきなり魔境の森は危険過ぎるので安全な農業に携わる事が勧められた。逆に、手に職や兵士を退役した人物はダン街に呼ばれて、忙しい毎日を送っている。
魔境の森の警護に兵士(傭兵)の斡旋も考えたが……
「これでは武力支援も無理だ………」
元々の村人自身が、下手な兵士より強いことも判明したからだ。こうして密偵達の苦悩は続くのであった。
しかし、まだまだ専門家が不足しているのも事実である。急激に進んだ開拓に、専門職が少なすぎたのだ。
そこで─
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シルフィード邸─
シルフィード一家が揃っている居間で、
「ダンジョンの改築が上手くいっている反面、鍛冶職人が少なすぎる」
優良な鉱石が取れても、鉱石から鉄などのインゴットに出来る職人が少なく、鉱石のまま王都など別の領地に運ぶはめになり、効率が悪くなっていた。
「ではどうなさいますか?公爵様に頼んで職人の斡旋をしてもらいますか?」
「う~む……クロスベルジュ公爵に頼るのもありだが、他国の密偵に弱味を見せる事になるだろう。そこで、海を渡り【エルフ・亜人連合国】へ使者を送ろうと思う」
!?
「エルフの国ですか?」
「エルフは議長という立場で、亜人……獣人の国だな。ドワーフも数多くいるので1度ダメ元で頼ろうと思う」
おおっ!これは大変な事になって来ましたよ!?
獣人と聞いてモフモフしたい!と、思ったシオンでした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「いやー!地図を作ってからこれだ!と閃きました!」
シオン
「船旅ですか?良いわねー♪」
愚者の声
「えっ?シオンはお留守番ですよ?」
シオン
「何でよ!?」
愚者の声
「使者を送るのだからいきなり行けるわけないでしょう?ダンマスなんだし……」
シオン
「ダンマスってなによ?」
愚者の声
「ダンジョンマスターの略」
シオン
「何でも略すな!そして船旅を書きなさい!」
ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノギャー!
『よろしければ感想、お気に入り、よろしくお願いします!』
「何なんだここは………」
シルフィード辺境領はバブルに沸いていて、侵入するのは簡単だった。すでに関所が設けられ、通行証が必要なのにも驚いたが、シルフィード【村】と聞いていたのに、すでに【街】になっていた。王都並みの城壁にも唖然としたが、魔境の森に隣接するのでこれくらいの防備は必要だと無理矢理、納得したが【街】に入ってからまたまた面を喰らった。街中は全て石畳になっており、建物の建造物も大国の王都となんら変わりないくらい充実していて、今も森とは反対側の城壁を壊し、広く改築中であった。
「本当に辺境なのか?これではすでに1つの国の王都ではないか!?」
帝国、神国の各密偵は自分の仕事をまっとうするため情報収集を始めた。するとすぐにまたまた驚く事となる。
「なんだ!?この香辛料の多さは!しかも安い!?」
異世界とはいえ、まだまだ塩以外の香辛料はハーブ系を除いて高いのだ。無論、香辛料と金貨が同じ量で取引される訳ではないが、例えるなら【胡椒】の香辛料が5キロで金貨1枚に対し、その半分以下の銀貨で売買されているのだ。特に神国側はエルネシア王国から独立したシルフィード辺境領は物資不足に陥ると考えて、支援を呼び掛けようとしていた。故に、どの生活必需品が不足しているのか値段のチェックを念入りにしていたのだ。
『どういうことだ!?全体的に物価が安い!』
疑問に思っていると、店の店員が話してきた。
「最近、この村に……おっと、街になって訪れる人が増えたのですが、皆さん驚かれますね」
「それはそうですよ。こんなに安いんですから!」
「そうなのかい?私達には昔からこれが普通だったからねー?これでも少し値上がりしたんだよ」
「前はもっと安かったのですか!?」
「ええ、まぁ村の人達と冒険者の方しか買いに来なかったですからね~」
なんて事だ!これでは物資の支援の話なんて無理だ!早急に別の対策を考えないと!?
密偵は他の店の話を聞きながら宿屋に戻るのだった。しかし、宿屋に戻った密偵は頭を抱えた。現在のシルフィード辺境領に弱味となるのものが無いからだ。魔境の森から豊富なハーブや香辛料が採取され、魔境とは反対側の領地では麦畑が永遠と続いている。今までは人手不足で収穫に限界があったが、今では人手不足が解消されて、農地改革が進められている。
移住してきた人達で、いきなり魔境の森は危険過ぎるので安全な農業に携わる事が勧められた。逆に、手に職や兵士を退役した人物はダン街に呼ばれて、忙しい毎日を送っている。
魔境の森の警護に兵士(傭兵)の斡旋も考えたが……
「これでは武力支援も無理だ………」
元々の村人自身が、下手な兵士より強いことも判明したからだ。こうして密偵達の苦悩は続くのであった。
しかし、まだまだ専門家が不足しているのも事実である。急激に進んだ開拓に、専門職が少なすぎたのだ。
そこで─
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シルフィード邸─
シルフィード一家が揃っている居間で、
「ダンジョンの改築が上手くいっている反面、鍛冶職人が少なすぎる」
優良な鉱石が取れても、鉱石から鉄などのインゴットに出来る職人が少なく、鉱石のまま王都など別の領地に運ぶはめになり、効率が悪くなっていた。
「ではどうなさいますか?公爵様に頼んで職人の斡旋をしてもらいますか?」
「う~む……クロスベルジュ公爵に頼るのもありだが、他国の密偵に弱味を見せる事になるだろう。そこで、海を渡り【エルフ・亜人連合国】へ使者を送ろうと思う」
!?
「エルフの国ですか?」
「エルフは議長という立場で、亜人……獣人の国だな。ドワーフも数多くいるので1度ダメ元で頼ろうと思う」
おおっ!これは大変な事になって来ましたよ!?
獣人と聞いてモフモフしたい!と、思ったシオンでした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「いやー!地図を作ってからこれだ!と閃きました!」
シオン
「船旅ですか?良いわねー♪」
愚者の声
「えっ?シオンはお留守番ですよ?」
シオン
「何でよ!?」
愚者の声
「使者を送るのだからいきなり行けるわけないでしょう?ダンマスなんだし……」
シオン
「ダンマスってなによ?」
愚者の声
「ダンジョンマスターの略」
シオン
「何でも略すな!そして船旅を書きなさい!」
ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ `Д´)ノギャー!
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