【改稿版】聖歌大戦!~君に捧げる鎮魂歌~

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第5章:激突!

大助かりです!

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亜人国の技術者の人々がやって来て半年が経ちました。そして報告です!私、シオンはめでたく13歳になりました!ドンドンパフパフー!

いやー!盛大に祝って貰って嬉しかったよ!食べ過ぎてお腹が膨らんじゃったのよねー!
さて、あれからのシルフィード領のお話しをします。

まずシルフィード領はすごく発展しました!
終わり!

ゴチン!

ぎゃぁ!

『マジメにナレーションしなさい!』

はーい!


こほんっ!
あれからダンジョンで取れた鉱石や素材の加工が跳ね上がり、収入が右肩上がりになりました。そりゃそうだよね!原石のまま運んで売るのと、加工して売るのでは値段が違う。しかも原石のままだと大きくて重いので運ぶ量も限られる。加工して無駄な所を削げ落とせばその分、面積も小さくなり軽くなるので運べる量も増える。
エルネシア王国は左右に山脈があり、良質な鉱石が採れるが、近場に採れる場所が出来たとなれば話は変わる。剣に鎧に日常生活に鉄鉱石類は必需品なのだ。必ず一定の利益で売れる。さらにダン街で大規模な鉄工所が稼働した事で大量の鉄板やインゴットが作れるようになったので剣などの武器なども多く生産出来るようになった。

ちなみに、色々な小説である、ほらミスリルやのオリハルコンやの鉱石がてでくるが、石のままで溶かして武器は作れないからね?
まぁ、一部は不思議な力で作る例もあるけど、鍛冶とはまず高温で溶かして不純物を分離して、1度冷まして剣の型の鉄プレートにしてから叩いていくのであしからず。

ドワーフ達の武器は質が良く、近隣の領地や買い付けに来た隣国の商人には大好評だった。鉱石が現地で採れるので山脈からの鉱石の輸送のコストが掛からないのが大きいのです!

ドワーフさん達は自分の打った剣などが信じられない値段で売れているのに驚いていた。
(今までどれだけ安く買い叩かれていたのやら)

予想以上の収入の為、亜人国に支払われる契約金も3倍まで増額しました。エルメスさんもホクホク顔です。しかも商売が軌道に乗った事で追加で100人ほど出稼ぎにシルフィード領へ人材を送ってくれた。
まだまだ人手不足だからありがたいです!

そして、念願のシルフィード領に大型船が停泊出来る【港】が完成しました!白龍のシルフィーのおかげで大規模工事が簡単です!まさに1領に1頭は欲しいですね♪

そしてダン街も先に述べた様に、大規模な鉄工所が出来た他に素材の解体所と冒険者の宿屋、住居など続々と出来てきました。ダン街はまだ小さいが、計画的に建物を建てていたので、ちょっとした街と言っても良いだろう。建物も石の素材で出来ているものが多いのも街っぽい理由だ。

港が出来てから街までの街道も整備され、前までの寂れた漁村から、港街に成りつつある。
港が出来たのはけっこう最近で、前回初めて亜人国から船がやってきた。中型船が3船で9日間掛けて来たとのこと。まぁ、大型船で7日間ほどだからね。

そこで初めて転移魔法の凄さと、本当にシルフィード領が存在したのかという!って失礼な!

「なんじゃ!ここは!?」

ドワーフ達が上手くやっているのかと視察の為に、族長のガルムさんが一緒にやってきた。

まずはシルフィード本街にやって来て、皆さんが驚いたのは毎度の事ながら香辛料の種類と多さと安さに、そして増築中の街の規模と城壁の大きさに圧倒された。魔物の巣窟である魔境の森に隣接するので、これくらいの防備は必要なのです。しかも人口が増えて、ダン街も拡大中のため魔境の入口付近とはいえ、魔境の森も少し殺気だっているので注意が必要なのだ。

次にダン街に行ってドワーフの技術者と交流をして工房と鉱石の採れるダンジョンに入って貰うと、大歓喜してガルムさん自らここに住みたいと駄々をこねるトラブルがあったが、概ね良好な感じでスムーズに視察は終わったよ!

「しかし、エルメスの使い魔から報告は受けていたが、ここまで厚遇してもらえるとは思っていなかったわ!まさか全てのドワーフ達からここは素晴らしい場所だと言われるとはのぅ!」

ドワーフのみならず、エルフと獣人族達もシルフィード領を絶賛してくれて視察団は満足して特産品を大量に船に積んで帰っていった。


そして─









シルクちゃんとお兄様が正式に婚約しました。





◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】

愚者の声
「いやはや、レイン君も14歳で婚約ですか」

シオン
「どうして!?その辺を詳しく書いてから終わりなさいよ!」

愚者の声
「それは無理!」

シオン
「どうしてよ!」

愚者の声
「だってまだ考えてないもん!」

シオン
「死になさい!」

(o゚∀゚)=○)´3`)∴ぐっふ



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