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第5章:激突!
大怪獣対決!
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その大きさ故に、ゆっくりとしかし確実に前へ進んでいた。大勢の観客を前に動くその巨体は両軍の想いを後押しするかのように力強く進んでいた。
「うわぁ~!シルクちゃん!あんな凄い聖歌を持っていたんだね~」
シオンは間の抜けた声で樹の巨人を見ていた。
「ああ、亜人国での決闘で使われていたらヤバかったな?」
レインも顔に嫌な汗を掻いていた。
「まさに人智を超えた戦いですね……」
一同は樹の巨人を見守るしか出来なかった。
「これはこれでタイマンで良いかもな?」
歌人フレイは遂に前線へ出た炎の魔神を止めて、樹の巨人と対峙した。
「最初から全力でいくぜぃ!」
歌人フレイは腕を前に突き出し、命令した。
「燃やし尽くせ!!!」
歌人シルクも同時に指示を出す!
「叩き潰しなさい!!!」
2体の巨人がぶつかり合った!
炎の魔神が腕を振りかぶり樹の巨人を殴った。
ドッコーーーーーン!!!!!
激しい音と共に樹の巨人がよろめいた。殴られた場所は燃えている。
「何のーーーー!!!!!」
今度は樹の巨人が振りかぶり殴った!
ドッコーーーーーン!!!!!
なんと!?炎の魔神が吹き飛んだ!!!
「うわぁーーーー!!!逃げろーーーーー!!!!!」
不幸にも派手に吹き飛んだ炎の魔神の下敷きになった不運な神国兵の十数人は灰となった。
それを見た両軍はもっと離れるように移動した。
「いつつ…………派手に吹き飛ばしやがって!」
歌人の聖歌で産み出した召喚獣のダメージが歌人本人にフィードバックしていた。
「おい!大丈夫なのか!?」
大司教はフレイの炎の魔神がより吹き飛んだことで内心焦っていた。
「そう慌てるなよ?炎の魔神は基本的に気体なんだぜ?質量がないぶん体重が軽い。だが、アタイの炎は確実に向こうへダメージを与えている。こっちが有利だ!」
歌人フレイのいう通りだった。
「ぐっ………質量があるぶんこっちの攻撃が重たいはず!でも炎のダメージが………あれ???」
炎の魔神と対峙するだけでダメージを受けていたシルクの身体から火傷が消え、熱さも感じなくなった。振り向くとシオンが回復の聖歌を唄っていた。
「シオン………!?」
「これくらいは………ねっ?」
これは戦争である。2対1で卑怯ということはないのだ。その間も2体の巨人は殴り合っていた!
「クソがっ!さっさとくたばれ!!!!」
歌人フレイが両腕で陣を描くと、炎の魔神が炎を吐いた!
「こっちも負けないわ!」
樹の巨人もシルクが集中力を高めると、樹の幹が渦を巻きを描き、丸い木の盾を作り炎を防いだ。その木の盾はすぐに真っ黒な石炭と化した。しかし灰となって崩れることはなく直接の炎を防いでいた。
「普通ならとっくに崩れているはずなんだが………聖歌の魔力のせいか?」
炎を吐き出すだけでも力を使う。いつまでも吐き続ける事は出来ない。
「はぁはぁ!マジでアイツの体力はどうなっていやがる!?」
目の前では樹の巨人と炎の魔神が原始的な殴り合いをしていた。
「大丈夫か!フレイ!?」
大司教は倒れそうになっているフレイを支えた。
「フレイよ。1つ助言がある」
フレイを支えながら大司教は今までの戦いをみてある結論を出していた。
「なんだよ……はぁはぁ、今は無駄話している時じゃねぇだろうが!」
体力を使い、息を切らしているフレイに大司教は続けた。
「良いから聞け!何故、相手の物理攻撃が気体である炎を殴れるのか?」
「はぁ?知るかよ!お互いの聖歌の力が干渉するからじゃねぇのか?」
今はそれを検証することは出来ない。しかし予測は出来る。
「そうだ。普通は炎を剣で斬っても空を切るだけだ。しかし、あの樹の巨人に対しては物理攻撃が効く。【向こう】にもな?フレイよ、樹の巨人がやったように貴様も炎の形を変えれるだろう?」
ここまで言われてようやく歌人フレイも気付いた。
「なるほど……な!」
フレイは自分の足で立ち上がると、炎の魔神に力を送った。すると炎の魔神の腕が剣の形となった!
「いけっ!!!!」
炎の魔神が斬りかかると、すでに石炭と化していた盾が真っ二つになった。
!?
次々に斬りかかる攻撃に、樹の巨人は傷付いていった。さすがに真っ二つになることは無かったが片腕を切り落とされ、頭部に生えていた木々も削られている。
「シルクちゃん!こちらも武器だよ!」
シオンの提案にシルクも考えた。そして盾を作った時の様に、樹の根を捻りながら尖端が尖っている不恰好な剣が出来上がった。
「いくよ!」
形は不恰好だが、炎の剣をしっかり受け止める事の出来る強度があった。
「相手は剣の素人!絶対に負けない!」
いや、シルクも剣を使えないでしょうに!
動きの遅い樹の巨人は、炎の魔神と力任せに斬り合っていた。お互いにダメージが蓄積しており、歌人本人のダメージを回復しているシルクが有利であった。
そして、遂に停滞していた戦いに動きがあった!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「さて、この戦争も終わりが近いです」
シオン
「何気に書いているけれど大勢の兵士が亡くなっているのですわね」
愚者の声
「何か楽しい話を書きたいっす!」
シオン
「………最近、別の小説を書いているではありませんか?」
愚者の声
ギクッ!?
シオン
「自分の趣味を全面にだした………イヤらしい内容のね?」
愚者の声
ダラダラ………
「な、なぜそれを………」
シオン
「いつ公開するのかしら?」
愚者の声
「………多分、2019/5月~6月には………」
(*/□\*)
(普通のギャグ小説ですよ?)
「うわぁ~!シルクちゃん!あんな凄い聖歌を持っていたんだね~」
シオンは間の抜けた声で樹の巨人を見ていた。
「ああ、亜人国での決闘で使われていたらヤバかったな?」
レインも顔に嫌な汗を掻いていた。
「まさに人智を超えた戦いですね……」
一同は樹の巨人を見守るしか出来なかった。
「これはこれでタイマンで良いかもな?」
歌人フレイは遂に前線へ出た炎の魔神を止めて、樹の巨人と対峙した。
「最初から全力でいくぜぃ!」
歌人フレイは腕を前に突き出し、命令した。
「燃やし尽くせ!!!」
歌人シルクも同時に指示を出す!
「叩き潰しなさい!!!」
2体の巨人がぶつかり合った!
炎の魔神が腕を振りかぶり樹の巨人を殴った。
ドッコーーーーーン!!!!!
激しい音と共に樹の巨人がよろめいた。殴られた場所は燃えている。
「何のーーーー!!!!!」
今度は樹の巨人が振りかぶり殴った!
ドッコーーーーーン!!!!!
なんと!?炎の魔神が吹き飛んだ!!!
「うわぁーーーー!!!逃げろーーーーー!!!!!」
不幸にも派手に吹き飛んだ炎の魔神の下敷きになった不運な神国兵の十数人は灰となった。
それを見た両軍はもっと離れるように移動した。
「いつつ…………派手に吹き飛ばしやがって!」
歌人の聖歌で産み出した召喚獣のダメージが歌人本人にフィードバックしていた。
「おい!大丈夫なのか!?」
大司教はフレイの炎の魔神がより吹き飛んだことで内心焦っていた。
「そう慌てるなよ?炎の魔神は基本的に気体なんだぜ?質量がないぶん体重が軽い。だが、アタイの炎は確実に向こうへダメージを与えている。こっちが有利だ!」
歌人フレイのいう通りだった。
「ぐっ………質量があるぶんこっちの攻撃が重たいはず!でも炎のダメージが………あれ???」
炎の魔神と対峙するだけでダメージを受けていたシルクの身体から火傷が消え、熱さも感じなくなった。振り向くとシオンが回復の聖歌を唄っていた。
「シオン………!?」
「これくらいは………ねっ?」
これは戦争である。2対1で卑怯ということはないのだ。その間も2体の巨人は殴り合っていた!
「クソがっ!さっさとくたばれ!!!!」
歌人フレイが両腕で陣を描くと、炎の魔神が炎を吐いた!
「こっちも負けないわ!」
樹の巨人もシルクが集中力を高めると、樹の幹が渦を巻きを描き、丸い木の盾を作り炎を防いだ。その木の盾はすぐに真っ黒な石炭と化した。しかし灰となって崩れることはなく直接の炎を防いでいた。
「普通ならとっくに崩れているはずなんだが………聖歌の魔力のせいか?」
炎を吐き出すだけでも力を使う。いつまでも吐き続ける事は出来ない。
「はぁはぁ!マジでアイツの体力はどうなっていやがる!?」
目の前では樹の巨人と炎の魔神が原始的な殴り合いをしていた。
「大丈夫か!フレイ!?」
大司教は倒れそうになっているフレイを支えた。
「フレイよ。1つ助言がある」
フレイを支えながら大司教は今までの戦いをみてある結論を出していた。
「なんだよ……はぁはぁ、今は無駄話している時じゃねぇだろうが!」
体力を使い、息を切らしているフレイに大司教は続けた。
「良いから聞け!何故、相手の物理攻撃が気体である炎を殴れるのか?」
「はぁ?知るかよ!お互いの聖歌の力が干渉するからじゃねぇのか?」
今はそれを検証することは出来ない。しかし予測は出来る。
「そうだ。普通は炎を剣で斬っても空を切るだけだ。しかし、あの樹の巨人に対しては物理攻撃が効く。【向こう】にもな?フレイよ、樹の巨人がやったように貴様も炎の形を変えれるだろう?」
ここまで言われてようやく歌人フレイも気付いた。
「なるほど……な!」
フレイは自分の足で立ち上がると、炎の魔神に力を送った。すると炎の魔神の腕が剣の形となった!
「いけっ!!!!」
炎の魔神が斬りかかると、すでに石炭と化していた盾が真っ二つになった。
!?
次々に斬りかかる攻撃に、樹の巨人は傷付いていった。さすがに真っ二つになることは無かったが片腕を切り落とされ、頭部に生えていた木々も削られている。
「シルクちゃん!こちらも武器だよ!」
シオンの提案にシルクも考えた。そして盾を作った時の様に、樹の根を捻りながら尖端が尖っている不恰好な剣が出来上がった。
「いくよ!」
形は不恰好だが、炎の剣をしっかり受け止める事の出来る強度があった。
「相手は剣の素人!絶対に負けない!」
いや、シルクも剣を使えないでしょうに!
動きの遅い樹の巨人は、炎の魔神と力任せに斬り合っていた。お互いにダメージが蓄積しており、歌人本人のダメージを回復しているシルクが有利であった。
そして、遂に停滞していた戦いに動きがあった!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「さて、この戦争も終わりが近いです」
シオン
「何気に書いているけれど大勢の兵士が亡くなっているのですわね」
愚者の声
「何か楽しい話を書きたいっす!」
シオン
「………最近、別の小説を書いているではありませんか?」
愚者の声
ギクッ!?
シオン
「自分の趣味を全面にだした………イヤらしい内容のね?」
愚者の声
ダラダラ………
「な、なぜそれを………」
シオン
「いつ公開するのかしら?」
愚者の声
「………多分、2019/5月~6月には………」
(*/□\*)
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