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1.ナビをちょうだい、、!
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今日もいつもと同じ朝。
やっぱりね笑
「すずな!はやくしないと遅刻するでしょ!」
「はーい、今いく」
あ、自己紹介がまだだったわね。
わたしは橋本すずな。
高校2年生よ
え?高校生のくせに夢見てるいたいやつだって?
フ………フン!!
なんとでも言えばいいのよ!
夢見たっていいじゃない。
……どうせ叶わないんだから。
わたしが通ってるのは光琳高校。
周りにも恵まれて、友達もまあ、少なくはないわ。
みーんな、いい子よ。
とっても。
ほんとに、平穏な暮らしをしていると自分でも思うわ。
だからこそ刺激を欲してしまうのかもしれないけど。
自分がこの世からいなくなるまでには、刺激的な日をおくれるときがくるのかしら?
・ ・ ・ ・
「さよーならー」
学校も終わったことだし、まあ、帰りましょうかね。
また、今日も帰りに本屋さんによって、好きな本を読んで帰ろうかな、
そう思いながら帰っていた。
いつもの道を歩く。
てくてく歩く。
ここを曲がれば本屋がある。
本屋が………
「えっ……」
本屋が……ない!?!?
どうして…
今日の朝まではあったのに……
つぶれた、とかそういうのではなくて跡形もなく消えてしまっている。
「あら……、道を間違えたのかしら……」
そう思っていま通ってきた道をふりかえってみると、
そこに今通っていたはずの景色はなかった。
あたりは一面の草っ原。
1キロ先まで見渡せそうな、広々とした……
って、え???
どういうことなの?
「うそでしょ……」
これはきっと夢ね。
悪い夢よ。
そう思って自分の頬を思いっきりつねってみる。
「っ……、いったぁ~い……」
どうしよう、いたい。とてもいたい。
いつも夢のような日が来て欲しいとか願っていたからかしら。
ちょっと……、これじゃホラーじゃないの!!
夢か確認するときに頬をつねるなんて、意味あるのかしら、とか本を読みながら思ったことがあったけど、自分がそうする日が来るなんて……。
と……とりあえず、今自分がどこにいるか確認しなくちゃ……
ケータイ、ケータイっと……
たしか鞄の底に………あ、あった!!
マップのアプリをひらく。
でもそこに出て来たのは…
「「電波を受信できません」」
という文字だけだった。
「え……どうしよう。どうしよう。
わたし、どうしたらいいの………。」
恐怖で指がカタカタとふるえる。
さっきまで学校にいたのがうそみたい。
さとり。
ゆうた。
あきちゃん。
もう友達にも会えないの……?
お母さん、お父さん……
…………、だめよ。
希望を捨ててはいけないわ。
自分がずっと刺激的な日々を望んでいたからこうなったのなら、きっとその逆を望めば帰れるはず!!
ていうか、まずここどこよ。
だれか、、、
「だれかナビをちょうだぁぁぁーーーい」
わたしの声が誰もいない草原の中で響いた。
やっぱりね笑
「すずな!はやくしないと遅刻するでしょ!」
「はーい、今いく」
あ、自己紹介がまだだったわね。
わたしは橋本すずな。
高校2年生よ
え?高校生のくせに夢見てるいたいやつだって?
フ………フン!!
なんとでも言えばいいのよ!
夢見たっていいじゃない。
……どうせ叶わないんだから。
わたしが通ってるのは光琳高校。
周りにも恵まれて、友達もまあ、少なくはないわ。
みーんな、いい子よ。
とっても。
ほんとに、平穏な暮らしをしていると自分でも思うわ。
だからこそ刺激を欲してしまうのかもしれないけど。
自分がこの世からいなくなるまでには、刺激的な日をおくれるときがくるのかしら?
・ ・ ・ ・
「さよーならー」
学校も終わったことだし、まあ、帰りましょうかね。
また、今日も帰りに本屋さんによって、好きな本を読んで帰ろうかな、
そう思いながら帰っていた。
いつもの道を歩く。
てくてく歩く。
ここを曲がれば本屋がある。
本屋が………
「えっ……」
本屋が……ない!?!?
どうして…
今日の朝まではあったのに……
つぶれた、とかそういうのではなくて跡形もなく消えてしまっている。
「あら……、道を間違えたのかしら……」
そう思っていま通ってきた道をふりかえってみると、
そこに今通っていたはずの景色はなかった。
あたりは一面の草っ原。
1キロ先まで見渡せそうな、広々とした……
って、え???
どういうことなの?
「うそでしょ……」
これはきっと夢ね。
悪い夢よ。
そう思って自分の頬を思いっきりつねってみる。
「っ……、いったぁ~い……」
どうしよう、いたい。とてもいたい。
いつも夢のような日が来て欲しいとか願っていたからかしら。
ちょっと……、これじゃホラーじゃないの!!
夢か確認するときに頬をつねるなんて、意味あるのかしら、とか本を読みながら思ったことがあったけど、自分がそうする日が来るなんて……。
と……とりあえず、今自分がどこにいるか確認しなくちゃ……
ケータイ、ケータイっと……
たしか鞄の底に………あ、あった!!
マップのアプリをひらく。
でもそこに出て来たのは…
「「電波を受信できません」」
という文字だけだった。
「え……どうしよう。どうしよう。
わたし、どうしたらいいの………。」
恐怖で指がカタカタとふるえる。
さっきまで学校にいたのがうそみたい。
さとり。
ゆうた。
あきちゃん。
もう友達にも会えないの……?
お母さん、お父さん……
…………、だめよ。
希望を捨ててはいけないわ。
自分がずっと刺激的な日々を望んでいたからこうなったのなら、きっとその逆を望めば帰れるはず!!
ていうか、まずここどこよ。
だれか、、、
「だれかナビをちょうだぁぁぁーーーい」
わたしの声が誰もいない草原の中で響いた。
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