155 / 598
第6章 伝説と謳われる男
情報部総指令長
しおりを挟む
休みなのにわざわざ制服に着替えたディアラントについて向かった先は、情報部総指令長室。
「ふぉふぉふぉ。君が噂の、ディアラントの隠し子かね。ようやく会えたわい。」
大きな椅子に腰かけて豊かな白髭をさすりながら、まるでサンタクロースのような彼は穏やかそうに目元を和ませた。
「ケンゼル総指令長、勘弁してくださいよー。今回だけですからね?」
さりげなくキリハを自分の背中に隠し、ディアラントはそう苦言を呈した。
「のう? ずっとこんな感じで、お前さんに会うことを許してくれなくてのう。やっと会えたんじゃ。ちょっとこっちに来て、この老いぼれの話し相手になってくれんかの?」
まるで犬や猫にでも接するように、ケンゼルはキリハにちょいちょいと手招きをする。
「だから、だめですって!」
途端にディアラントが、大袈裟な仕草でキリハとケンゼルの直線上に入り、両手を広げて通せんぼ。
徹底したガードに、ケンゼルが不満そうに眉を上げた。
「何故じゃ! 子供を可愛がりたい老人の気持ちを、なんと心得る!」
「そんなこと言って、キリハを餌にして何を企む気ですか!? キリハを総指令長の毒牙にかけるわけにはいきません!」
確信に満ちた表情のディアラント。
対するケンゼルは、心外だと言わんばかりに目を見開いた。
「毒牙とは失礼な! わしは純粋に、若者と戯れたいだけじゃ!!」
「はいはい。それなら、オレがお相手しますから。」
「お前さんは転がしがいがないからつまらん。」
「ほら言ったぁ!!」
さらりと本音を零すケンゼルを指差し、ディアラントはそう喚く。
なんだろう。
まるで、レイミヤのおじいちゃんやおばあちゃんとでも話しているかのような雰囲気だ。
連れていかれたのが総指令長室なんて所だったので、少し警戒していたのだけど……
想像とは全く違う雰囲気に拍子抜けしてしまい、キリハはパチパチと瞼を叩くしかなかった。
「それより、早く話を済ませてくださいよ。オレは報告書があるんです。」
「ふん、自業自得のくせに生意気を。まあ、ええわい。後で迎えの車をやるから、用意しとくんじゃぞ。」
「うへー…。オレのことはつまらんとか言ったくせに、やっぱお相手しなきゃいけないんですかー?」
「別に、そっちの可愛い方を寄越してくれれば、お前さんになど用はないぞ?」
「オレが行きます。」
一瞬で文句を取り下げたディアラントが、いっそ潔い態度で即座に言い切る。
それに、ケンゼルはふんと鼻を鳴らした。
「お前さんの、そういう迷わないところは気に入っておるぞ。つまらんがな。」
「あ、二回目!」
「はて、そうじゃったかの? ところで……」
ディアラントの抗議をさらりと流し、ケンゼルは机の上に山積みになっている書類の束を叩いた。
「これ、なんだと思うかね?」
「知りません。」
考えるように小首を傾げるキリハの傍で、間髪入れずにディアラントが答えた。
「まったく…。これだから、お前さんはつまらんと言うのじゃ。」
「考えても意味ないことは考えないんですー。」
なんともディアラントらしい答えだ。
こんな場所でも揺るがないディアラントに、キリハは思わず小さく噴き出してしまった。
ケンゼルは眉根を寄せながらも、こほんと一つ咳払いをして再び書類を叩く。
「これは各方面から提出された、国家民間親善大会の本決勝戦を希望する署名じゃよ。お前さん方の昨日の見世物のせいで、ここまで増えてしもうた。」
「へ…? それ、全部?」
ディアラントの後ろから少しだけ身を乗り出して、キリハがぎょっとして息を飲む。
すると。
「そうなんじゃよ~。おかげで、わしの机はこのとおりじゃ。仕事もできん。報告によると、今も至る所で署名運動が行われているという話じゃ。」
「じゃあ、まだ増えるの…?」
「夜になる頃には、机どころか部屋が署名で埋まるかもしれんのう……」
何故か口調を上機嫌にして、ケンゼルはやれやれと息を吐いた。
「そこで、じゃ。」
まっすぐにキリハとディアラントを見つめるケンゼル。
「さすがに、これだけの声を無視することはできん。大会運営委員会の委員長としては、国民の期待に応えてやりたいのじゃ。今日呼び出したのは他でもない。本決勝戦に駒を進めているお前さんたちの意思を確認しておきたい。」
「………っ!」
キリハは唇を噛む。
胸が一気に冷える思いだった。
ドラゴンの出現を喜ぶわけではないが、結果的にそれで本決勝戦を行うことなくディアラントの優勝が決まったことに、心底ほっとしている自分がいた。
こちらとしてはありがたい結末に落ち着いているというのに、余計なことをしないでほしい。
脳裏にちらつくのは、〝嫌だ〟という答え。
しかし。
「いいですよ。」
ディアラントは、あっさりと頷いてしまった。
「……へっ!?」
キリハは驚いてディアラントを見上げる。
「ほう…。そっちの弟子の方もかなりの手練れだが、それでも負けるつもりはないと?」
ケンゼルはディアラントを試すように目元を細めた。
「はい。弟子に負けるようじゃ、師匠失格ですから。まあ……ちょっとやそっとじゃ、決着はつかないと思いますけどね。」
ディアラントは澱みなく言い、次に隣で不安げな表情をするキリハの頭を力強く掻き回した。
「心配すんなって。オレを信じろ。な?」
ディアラントは笑う。
それは、レイミヤで見ていた笑顔と全く変わらない表情。
ディアラントにとっては、この程度のことなど壁でもなんでもないのだ。
それを知るには十分だった。
「…………ディア兄ちゃんが、そう言うなら……」
渋々、キリハは頷く。
不安は尽きないが、ディアラントがそう言うなら仕方ない。
信じろと言われてしまえば、自分は信じるしかない。
「決まりじゃな。」
ケンゼルはゆっくりと立ち上がり、キリハとディアラントの傍まで歩みを進めた。
そしてしわだらけの手を伸ばし、二人の手を持って優しく握る。
「大会運営委員会の委員長として、お前さん方には期待しておるぞ。派手に暴れるのが若者の仕事じゃ。」
そこに広がるのは自分を優しく、そして温かく包んでくれるような、そんな穏やかな表情だった。
「総指令長……」
「時に―――」
ディアラントの言葉を遮るように、ケンゼルが口調を変えたのはその時。
彼はキリハたちの手を離したかと思うと、今度は両手でキリハの手を握ってずいっと身を寄せた。
「やっぱり、ディアラントよりもこっちが可愛いのう~。今時こんな子供も珍しい。キリハ、今日と明日は休みなのじゃろう? どうじゃ? 飛行機を手配するから、この後わしの別荘にでも遊びにこんかね?」
「あーっ! 油断すると、すぐこれだ!」
表情筋を完全に緩めているケンゼルにディアラントが叫び、すぐにキリハの肩を掴んでケンゼルから引き剥がす。
「なんじゃ! わしはただ、キリハと親睦を深めたいだけだというのに!」
「だから、下心が丸見えなんですってば! そんなに寂しいなら、お孫さんかジョー先輩でも誘えばいいでしょう!」
「孫やあいつは、ここまで素直じゃないんじゃ。万年反抗期みたいに、つーんとしてばかりで。」
「そりゃ、総指令長の教えをバッチリとものにしてる証拠ですよ。それか、その変態的な子供好きに引かれたんです。」
ディアラントが容赦ない毒舌を放つ。
その瞬間、ケンゼルがくわっと目を見開いた。
「変態じゃと!? うむむ、やはりお前さんは可愛くない! 老人のやわな心を、ちっとも分かっとらん!」
「やわぁ? 心臓に毛が生えてるの間違いなんじゃないですか? あと百年は余裕で生きられるでしょうに。」
「お前さんは、本当に言葉を選ぶことを知らん奴じゃな! 今夜は覚悟せい。人の心がなんたるかを、とことん語ってやる。」
「うっわ、人の心を弄ぶ人間代表がなんか言ってますよ。……ってか、可愛くないだのつまらんだの言いながら、オレに絡んでくる総指令長の心が一番分かりません。あと、無駄話をしている暇もないんで帰ります!」
くるりとキリハの体をケンゼルから背け、ディアラントは強引に話を切り上げた。
戸惑うキリハの背中をぐいぐいと押してドアに向かう彼は、いつものようにふざけながらも、部屋を出る最後までケンゼルを警戒していた。
「ふぉふぉふぉ。君が噂の、ディアラントの隠し子かね。ようやく会えたわい。」
大きな椅子に腰かけて豊かな白髭をさすりながら、まるでサンタクロースのような彼は穏やかそうに目元を和ませた。
「ケンゼル総指令長、勘弁してくださいよー。今回だけですからね?」
さりげなくキリハを自分の背中に隠し、ディアラントはそう苦言を呈した。
「のう? ずっとこんな感じで、お前さんに会うことを許してくれなくてのう。やっと会えたんじゃ。ちょっとこっちに来て、この老いぼれの話し相手になってくれんかの?」
まるで犬や猫にでも接するように、ケンゼルはキリハにちょいちょいと手招きをする。
「だから、だめですって!」
途端にディアラントが、大袈裟な仕草でキリハとケンゼルの直線上に入り、両手を広げて通せんぼ。
徹底したガードに、ケンゼルが不満そうに眉を上げた。
「何故じゃ! 子供を可愛がりたい老人の気持ちを、なんと心得る!」
「そんなこと言って、キリハを餌にして何を企む気ですか!? キリハを総指令長の毒牙にかけるわけにはいきません!」
確信に満ちた表情のディアラント。
対するケンゼルは、心外だと言わんばかりに目を見開いた。
「毒牙とは失礼な! わしは純粋に、若者と戯れたいだけじゃ!!」
「はいはい。それなら、オレがお相手しますから。」
「お前さんは転がしがいがないからつまらん。」
「ほら言ったぁ!!」
さらりと本音を零すケンゼルを指差し、ディアラントはそう喚く。
なんだろう。
まるで、レイミヤのおじいちゃんやおばあちゃんとでも話しているかのような雰囲気だ。
連れていかれたのが総指令長室なんて所だったので、少し警戒していたのだけど……
想像とは全く違う雰囲気に拍子抜けしてしまい、キリハはパチパチと瞼を叩くしかなかった。
「それより、早く話を済ませてくださいよ。オレは報告書があるんです。」
「ふん、自業自得のくせに生意気を。まあ、ええわい。後で迎えの車をやるから、用意しとくんじゃぞ。」
「うへー…。オレのことはつまらんとか言ったくせに、やっぱお相手しなきゃいけないんですかー?」
「別に、そっちの可愛い方を寄越してくれれば、お前さんになど用はないぞ?」
「オレが行きます。」
一瞬で文句を取り下げたディアラントが、いっそ潔い態度で即座に言い切る。
それに、ケンゼルはふんと鼻を鳴らした。
「お前さんの、そういう迷わないところは気に入っておるぞ。つまらんがな。」
「あ、二回目!」
「はて、そうじゃったかの? ところで……」
ディアラントの抗議をさらりと流し、ケンゼルは机の上に山積みになっている書類の束を叩いた。
「これ、なんだと思うかね?」
「知りません。」
考えるように小首を傾げるキリハの傍で、間髪入れずにディアラントが答えた。
「まったく…。これだから、お前さんはつまらんと言うのじゃ。」
「考えても意味ないことは考えないんですー。」
なんともディアラントらしい答えだ。
こんな場所でも揺るがないディアラントに、キリハは思わず小さく噴き出してしまった。
ケンゼルは眉根を寄せながらも、こほんと一つ咳払いをして再び書類を叩く。
「これは各方面から提出された、国家民間親善大会の本決勝戦を希望する署名じゃよ。お前さん方の昨日の見世物のせいで、ここまで増えてしもうた。」
「へ…? それ、全部?」
ディアラントの後ろから少しだけ身を乗り出して、キリハがぎょっとして息を飲む。
すると。
「そうなんじゃよ~。おかげで、わしの机はこのとおりじゃ。仕事もできん。報告によると、今も至る所で署名運動が行われているという話じゃ。」
「じゃあ、まだ増えるの…?」
「夜になる頃には、机どころか部屋が署名で埋まるかもしれんのう……」
何故か口調を上機嫌にして、ケンゼルはやれやれと息を吐いた。
「そこで、じゃ。」
まっすぐにキリハとディアラントを見つめるケンゼル。
「さすがに、これだけの声を無視することはできん。大会運営委員会の委員長としては、国民の期待に応えてやりたいのじゃ。今日呼び出したのは他でもない。本決勝戦に駒を進めているお前さんたちの意思を確認しておきたい。」
「………っ!」
キリハは唇を噛む。
胸が一気に冷える思いだった。
ドラゴンの出現を喜ぶわけではないが、結果的にそれで本決勝戦を行うことなくディアラントの優勝が決まったことに、心底ほっとしている自分がいた。
こちらとしてはありがたい結末に落ち着いているというのに、余計なことをしないでほしい。
脳裏にちらつくのは、〝嫌だ〟という答え。
しかし。
「いいですよ。」
ディアラントは、あっさりと頷いてしまった。
「……へっ!?」
キリハは驚いてディアラントを見上げる。
「ほう…。そっちの弟子の方もかなりの手練れだが、それでも負けるつもりはないと?」
ケンゼルはディアラントを試すように目元を細めた。
「はい。弟子に負けるようじゃ、師匠失格ですから。まあ……ちょっとやそっとじゃ、決着はつかないと思いますけどね。」
ディアラントは澱みなく言い、次に隣で不安げな表情をするキリハの頭を力強く掻き回した。
「心配すんなって。オレを信じろ。な?」
ディアラントは笑う。
それは、レイミヤで見ていた笑顔と全く変わらない表情。
ディアラントにとっては、この程度のことなど壁でもなんでもないのだ。
それを知るには十分だった。
「…………ディア兄ちゃんが、そう言うなら……」
渋々、キリハは頷く。
不安は尽きないが、ディアラントがそう言うなら仕方ない。
信じろと言われてしまえば、自分は信じるしかない。
「決まりじゃな。」
ケンゼルはゆっくりと立ち上がり、キリハとディアラントの傍まで歩みを進めた。
そしてしわだらけの手を伸ばし、二人の手を持って優しく握る。
「大会運営委員会の委員長として、お前さん方には期待しておるぞ。派手に暴れるのが若者の仕事じゃ。」
そこに広がるのは自分を優しく、そして温かく包んでくれるような、そんな穏やかな表情だった。
「総指令長……」
「時に―――」
ディアラントの言葉を遮るように、ケンゼルが口調を変えたのはその時。
彼はキリハたちの手を離したかと思うと、今度は両手でキリハの手を握ってずいっと身を寄せた。
「やっぱり、ディアラントよりもこっちが可愛いのう~。今時こんな子供も珍しい。キリハ、今日と明日は休みなのじゃろう? どうじゃ? 飛行機を手配するから、この後わしの別荘にでも遊びにこんかね?」
「あーっ! 油断すると、すぐこれだ!」
表情筋を完全に緩めているケンゼルにディアラントが叫び、すぐにキリハの肩を掴んでケンゼルから引き剥がす。
「なんじゃ! わしはただ、キリハと親睦を深めたいだけだというのに!」
「だから、下心が丸見えなんですってば! そんなに寂しいなら、お孫さんかジョー先輩でも誘えばいいでしょう!」
「孫やあいつは、ここまで素直じゃないんじゃ。万年反抗期みたいに、つーんとしてばかりで。」
「そりゃ、総指令長の教えをバッチリとものにしてる証拠ですよ。それか、その変態的な子供好きに引かれたんです。」
ディアラントが容赦ない毒舌を放つ。
その瞬間、ケンゼルがくわっと目を見開いた。
「変態じゃと!? うむむ、やはりお前さんは可愛くない! 老人のやわな心を、ちっとも分かっとらん!」
「やわぁ? 心臓に毛が生えてるの間違いなんじゃないですか? あと百年は余裕で生きられるでしょうに。」
「お前さんは、本当に言葉を選ぶことを知らん奴じゃな! 今夜は覚悟せい。人の心がなんたるかを、とことん語ってやる。」
「うっわ、人の心を弄ぶ人間代表がなんか言ってますよ。……ってか、可愛くないだのつまらんだの言いながら、オレに絡んでくる総指令長の心が一番分かりません。あと、無駄話をしている暇もないんで帰ります!」
くるりとキリハの体をケンゼルから背け、ディアラントは強引に話を切り上げた。
戸惑うキリハの背中をぐいぐいと押してドアに向かう彼は、いつものようにふざけながらも、部屋を出る最後までケンゼルを警戒していた。
0
あなたにおすすめの小説
雷王、大いに懊悩す~ラスボス魔王、使命を果たして元の世界に戻りたくない異世界転移チート勇者によって全力で延命させられるの巻~
朽縄咲良
ファンタジー
――「要するに、アンタには死なれちゃ困るんだよ。俺が、この異世界で幸せな一生を送って、天寿を全うするまで、な」
魔族を統べる魔王イラ・ギャレマスは、自身の城へと攻め込んできた“伝説の四勇士”の三人、ジェレミィア・ファミィ・エラルティスを、その圧倒的な力を以て圧倒する。
残るは、黒髪黒目の冴えない男――シュータ・ナカムラのみ。
だが……シュータは、魔法陣で三人の仲間を魔王城の遥か彼方へと吹っ飛ばし、ただひとりで魔王と対峙する。
――そして、二十分後。
不様に大理石の床に這いつくばっていたのは、魔王ギャレマスの方だった。
シュータの繰り出す圧倒的なチート攻撃の前に為す術もないギャレマスは、自身の敗北と迫りくる死を覚悟するが、そんな彼に対し、シュータは不敵な笑みを浮かべながら、意外な提案を持ちかけるのだった――。
「なぁ、魔王。ここはひとつ、手を組もうぜ……!」
『地上最強の生物』だが、めっぽうお人好しで、バカが付くくらいに娘の事を溺愛している中年オヤj……ナイスミドル(忖度)の魔王が、反則級のチートマシマシ異世界転移勇者をはじめとした周囲の者たちに翻弄されまくるコメディファンタジー、ここに開幕!
哀れな魔王の、明日はどっちだ……?
(表紙イラストは、ペケさんから戴きました)
*小説家になろう・ノベルアッププラスにも、同作品を掲載しております。
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
封印されていたおじさん、500年後の世界で無双する
鶴井こう
ファンタジー
「魔王を押さえつけている今のうちに、俺ごとやれ!」と自ら犠牲になり、自分ごと魔王を封印した英雄ゼノン・ウェンライト。
突然目が覚めたと思ったら五百年後の世界だった。
しかもそこには弱体化して少女になっていた魔王もいた。
魔王を監視しつつ、とりあえず生活の金を稼ごうと、冒険者協会の門を叩くゼノン。
英雄ゼノンこと冒険者トントンは、おじさんだと馬鹿にされても気にせず、時代が変わってもその強さで無双し伝説を次々と作っていく。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる