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第2章 転がり落ちて―――
絶望は、折り重なるかのように―――
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時は三日前に遡る。
とある人物の手引きによって連れられたのは、フィロアから少し離れた場所にある小さな診療所。
そこで自分を待ち構えていた人もまた―――以前に顔を合わせたことがある人だった。
(どうして……どうして…?)
脳裏に浮かぶのは、その言葉ばかり。
だって、あんなに笑い合った仲なのに。
いつだって自分に優しい顔と言葉を向けてくれる、大切な人だったのに。
もはや、思考回路はまともに動かない。
全身から力が抜けて、ひたすらに眠い。
また車に乗って別の場所に向かうようだったけど、抵抗しようとすら思わなかった。
過ぎ去っていく車窓からの景色も、入っていく建物も、意味のある情報として頭に残らない。
人形のように連れられていく自分の意識は、最終的に到着した建物の一室に入ったことで戻ってきた。
「んーっ! んんんっ!!」
その一室に押し込められていたミゲルは、こちらを見るや否や大きく目を見開いて暴れ始めた。
何度も何度も、拘束から逃れようとしたのだろう。
頑丈な手錠がかかる腕には血が滲んでいて、彼の周囲にある家具や小物は倒れたり散乱したりしていた。
「お約束どおり、私からは危害を加えていませんよ。ご覧のとおり、彼が暴れて怪我をすることはありましたが。」
「そう…」
ぼんやりと呟いたキリハは、ミゲルにそっと近づく。
「ごめんね、ミゲル。俺が一人で、最後まで抱えておくつもりだったのに……巻き込んじゃったみたい。」
「………っ!?」
小さく謝ると、ミゲルがさらに目を大きくする。
当然の反応だろう。
これまで自分は、この件については徹底的に口を閉ざしてきたのだから。
キリハは一度瞑目し、すぐにミゲルから離れた。
「俺への用が済んだら、ミゲルは絶対に解放してね。」
「ええ。お約束します。私も、彼には興味がありませんので。」
「なら……もう、それだけでいいよ。」
「そうですか。では、こちらへどうぞ。」
この部屋に連れてきたのは、ミゲルの安全を自分に確認させるためだけだったようだ。
それを察したキリハは無言で頷き、ミゲルのくぐもった叫び声を聞きながら部屋を出た。
広い建物を進み、向かう先は地下へと続く階段。
「ねぇ……どこに行くの?」
「ふふ。私の可愛い子たちが眠る場所……一番の生きがいが詰まった場所です。」
そう告げた彼は、両開きの大きな扉を勢いよく開いた。
「――――――っ!?」
そこに広がっていた光景に、息が止まる。
脳裏を染め上げたのは驚愕と―――虫唾が走るような不快感だった。
部屋中に置かれたガラス棚やアクリルケース。
博物館のような内装を思わせるそれらに収まっているのは、眼球が浮かぶホルマリン漬けの瓶の数々だ。
「う…っ」
直視できなくて、たまらず床に視線を落とす。
途端にせり上がってきた吐き気をこらえるために、両手で口を覆った。
「どうですか? 素晴らしいでしょう!?」
こちらの反応など見えていないのか、彼は恍惚とした表情と声で高らかに語った。
「何十年もかけて集めてきた、自慢のコレクションです。いつ見ても美しい!」
青や緑に、茶色や金色。
色ごとに分けられた眼球たちを眺めながら、その一つ一つに丁寧に指を這わせる彼。
とても、まともだとは思えなかった。
「特に私が愛しているのが、この子たちです。」
危機本能が全力で〝見るな〟と言ってくるが、話に付き合わないことにはこの部屋から出ることも叶わなそうなので、気合いだけで顔を上げる。
「………っ」
そして、彼が示す先にあったものに、また驚愕せざるを得なかった。
そこに並ぶのもまた、大量の眼球。
その色は―――一様に、綺麗な赤色。
「まさか………これ、竜使いの……」
「ええ。そのとおりです。」
違うと言ってほしかったのに、彼はこちらの希望の全てを奪い取るように、躊躇いもなく頷いた。
「歴史の神秘が宿った、世界一尊い色です。少しでも多くを手に入れるため、そしてこの輝きを美しく保つために、この生涯のほとんどを捧げてきましたとも。」
うっとりと頬を上気させながら、彼は上機嫌で語り続ける。
「本当に長い道のりでした。亡くなった方の目を義眼と入れ替えたり、ドナー提供された目をこっそりと盗んだりするだけでは、思うように数が集まらなくて…。七年前の集団誘拐事件の時には、大金をはたいて買いまくりましたよ。」
「七年、前……」
口から呻き声が漏れる裏で、脳内には自分に事件のことを教えてくれたケンゼルの言葉が木霊する。
『六年も経つんじゃ。安否はもう……期待できんじゃろう。』
分かっていた。
分かっていたはずなのに……
悲しい事件に巻き込まれた人々が、本当にもう帰らないのだと。
その現実をまざまざと突きつけられて、全身が震えて止まらなくなった。
「目のためだけに……人を、殺したの…?」
「ああ…。そんな時もありましたか。」
あまりにも恐ろしくておぞましいことを、彼は悪びれもなく認める。
コレクションのために凶行に走ったその精神など、理解できるわけがなかった。
「もちろん、きちんと合意した上でいただいたこともありましたよ。私にこの目をくれれば、巨額の報酬と好きな色の義眼を手に入れられるのです。これで差別されることがなくなるならと、喜んで目を差し出してくる方も多かった。」
「………」
「それでも、ね……時おり、たまらなく新しい瞳が欲しくなる。そういう時は少しだけ、裏の知り合いに頼むんです。入院している患者さんの死期をそれとなく早めたり、不慮の事故が起こるように誘導したり……」
「―――っ!?」
その瞬間、頭が真っ白になった。
「……………不慮の、事故…?」
その言葉だけが、何度も何度も白い世界を駆け巡る。
事故が起こるように誘導しただって?
そんな非道なことを、彼はいつからやっていたのだ。
まさか……
まさか―――
「俺の、父さんと母さんは……」
一瞬で世界がひっくり返る。
たくさんの苦難を乗り越えて、前を向くことできらめいていた世界。
それが―――瞬く間に、どす黒い闇で塗り潰されていってしまう。
「……ああ。そういえば君は、ご両親を事故で亡くしていたんでしたね。」
彼は特に動じることもなく、そう宣った。
しかしその表情は開き直っている雰囲気でもなければ、ごまかそうとしている雰囲気でもない。
ただ単純に、覚えていないだけ。
記憶を手繰るように虚空へと目を向ける彼の様子が、その心境を物語っていた。
「どうでしょうか…? あるかもしれませんし、ないかもしれません。君のご両親が亡くなられたのは、確か九年前ですよね。それなら―――」
彼は迷わず、アクリルケースの一区画を指差す。
「ここに並んでいるものと、処置室に置いてあるいくつかが、ちょうどその辺りに採取したものかと。瓶の裏に採取日が書かれているので、その日付がご両親の命日と一致すれば―――」
「―――……っ」
そこでもう―――限界だった。
「あ……ああ……」
その場に崩れ落ち、両手で顔を覆ったキリハの口腔から、悲鳴とも呻きともつかない声が零れる。
「ああ…。とてもいい色だ……」
キリハの手をどかし、涙も出ないその目を間近から見つめ、彼は陶酔する。
「君の瞳は、何よりも特別です。再び神秘の力を持つことを許された、この世にたった一つだけの至宝なんですよ。重厚な深みを持った紅色には……やはり、絶望が一番似合いますね。」
そう言って笑った彼の顔が、ぐにゃりと歪む。
急速に世界が遠ざかっていくと共に、何かがバラバラに壊れていくような気がした―――……
とある人物の手引きによって連れられたのは、フィロアから少し離れた場所にある小さな診療所。
そこで自分を待ち構えていた人もまた―――以前に顔を合わせたことがある人だった。
(どうして……どうして…?)
脳裏に浮かぶのは、その言葉ばかり。
だって、あんなに笑い合った仲なのに。
いつだって自分に優しい顔と言葉を向けてくれる、大切な人だったのに。
もはや、思考回路はまともに動かない。
全身から力が抜けて、ひたすらに眠い。
また車に乗って別の場所に向かうようだったけど、抵抗しようとすら思わなかった。
過ぎ去っていく車窓からの景色も、入っていく建物も、意味のある情報として頭に残らない。
人形のように連れられていく自分の意識は、最終的に到着した建物の一室に入ったことで戻ってきた。
「んーっ! んんんっ!!」
その一室に押し込められていたミゲルは、こちらを見るや否や大きく目を見開いて暴れ始めた。
何度も何度も、拘束から逃れようとしたのだろう。
頑丈な手錠がかかる腕には血が滲んでいて、彼の周囲にある家具や小物は倒れたり散乱したりしていた。
「お約束どおり、私からは危害を加えていませんよ。ご覧のとおり、彼が暴れて怪我をすることはありましたが。」
「そう…」
ぼんやりと呟いたキリハは、ミゲルにそっと近づく。
「ごめんね、ミゲル。俺が一人で、最後まで抱えておくつもりだったのに……巻き込んじゃったみたい。」
「………っ!?」
小さく謝ると、ミゲルがさらに目を大きくする。
当然の反応だろう。
これまで自分は、この件については徹底的に口を閉ざしてきたのだから。
キリハは一度瞑目し、すぐにミゲルから離れた。
「俺への用が済んだら、ミゲルは絶対に解放してね。」
「ええ。お約束します。私も、彼には興味がありませんので。」
「なら……もう、それだけでいいよ。」
「そうですか。では、こちらへどうぞ。」
この部屋に連れてきたのは、ミゲルの安全を自分に確認させるためだけだったようだ。
それを察したキリハは無言で頷き、ミゲルのくぐもった叫び声を聞きながら部屋を出た。
広い建物を進み、向かう先は地下へと続く階段。
「ねぇ……どこに行くの?」
「ふふ。私の可愛い子たちが眠る場所……一番の生きがいが詰まった場所です。」
そう告げた彼は、両開きの大きな扉を勢いよく開いた。
「――――――っ!?」
そこに広がっていた光景に、息が止まる。
脳裏を染め上げたのは驚愕と―――虫唾が走るような不快感だった。
部屋中に置かれたガラス棚やアクリルケース。
博物館のような内装を思わせるそれらに収まっているのは、眼球が浮かぶホルマリン漬けの瓶の数々だ。
「う…っ」
直視できなくて、たまらず床に視線を落とす。
途端にせり上がってきた吐き気をこらえるために、両手で口を覆った。
「どうですか? 素晴らしいでしょう!?」
こちらの反応など見えていないのか、彼は恍惚とした表情と声で高らかに語った。
「何十年もかけて集めてきた、自慢のコレクションです。いつ見ても美しい!」
青や緑に、茶色や金色。
色ごとに分けられた眼球たちを眺めながら、その一つ一つに丁寧に指を這わせる彼。
とても、まともだとは思えなかった。
「特に私が愛しているのが、この子たちです。」
危機本能が全力で〝見るな〟と言ってくるが、話に付き合わないことにはこの部屋から出ることも叶わなそうなので、気合いだけで顔を上げる。
「………っ」
そして、彼が示す先にあったものに、また驚愕せざるを得なかった。
そこに並ぶのもまた、大量の眼球。
その色は―――一様に、綺麗な赤色。
「まさか………これ、竜使いの……」
「ええ。そのとおりです。」
違うと言ってほしかったのに、彼はこちらの希望の全てを奪い取るように、躊躇いもなく頷いた。
「歴史の神秘が宿った、世界一尊い色です。少しでも多くを手に入れるため、そしてこの輝きを美しく保つために、この生涯のほとんどを捧げてきましたとも。」
うっとりと頬を上気させながら、彼は上機嫌で語り続ける。
「本当に長い道のりでした。亡くなった方の目を義眼と入れ替えたり、ドナー提供された目をこっそりと盗んだりするだけでは、思うように数が集まらなくて…。七年前の集団誘拐事件の時には、大金をはたいて買いまくりましたよ。」
「七年、前……」
口から呻き声が漏れる裏で、脳内には自分に事件のことを教えてくれたケンゼルの言葉が木霊する。
『六年も経つんじゃ。安否はもう……期待できんじゃろう。』
分かっていた。
分かっていたはずなのに……
悲しい事件に巻き込まれた人々が、本当にもう帰らないのだと。
その現実をまざまざと突きつけられて、全身が震えて止まらなくなった。
「目のためだけに……人を、殺したの…?」
「ああ…。そんな時もありましたか。」
あまりにも恐ろしくておぞましいことを、彼は悪びれもなく認める。
コレクションのために凶行に走ったその精神など、理解できるわけがなかった。
「もちろん、きちんと合意した上でいただいたこともありましたよ。私にこの目をくれれば、巨額の報酬と好きな色の義眼を手に入れられるのです。これで差別されることがなくなるならと、喜んで目を差し出してくる方も多かった。」
「………」
「それでも、ね……時おり、たまらなく新しい瞳が欲しくなる。そういう時は少しだけ、裏の知り合いに頼むんです。入院している患者さんの死期をそれとなく早めたり、不慮の事故が起こるように誘導したり……」
「―――っ!?」
その瞬間、頭が真っ白になった。
「……………不慮の、事故…?」
その言葉だけが、何度も何度も白い世界を駆け巡る。
事故が起こるように誘導しただって?
そんな非道なことを、彼はいつからやっていたのだ。
まさか……
まさか―――
「俺の、父さんと母さんは……」
一瞬で世界がひっくり返る。
たくさんの苦難を乗り越えて、前を向くことできらめいていた世界。
それが―――瞬く間に、どす黒い闇で塗り潰されていってしまう。
「……ああ。そういえば君は、ご両親を事故で亡くしていたんでしたね。」
彼は特に動じることもなく、そう宣った。
しかしその表情は開き直っている雰囲気でもなければ、ごまかそうとしている雰囲気でもない。
ただ単純に、覚えていないだけ。
記憶を手繰るように虚空へと目を向ける彼の様子が、その心境を物語っていた。
「どうでしょうか…? あるかもしれませんし、ないかもしれません。君のご両親が亡くなられたのは、確か九年前ですよね。それなら―――」
彼は迷わず、アクリルケースの一区画を指差す。
「ここに並んでいるものと、処置室に置いてあるいくつかが、ちょうどその辺りに採取したものかと。瓶の裏に採取日が書かれているので、その日付がご両親の命日と一致すれば―――」
「―――……っ」
そこでもう―――限界だった。
「あ……ああ……」
その場に崩れ落ち、両手で顔を覆ったキリハの口腔から、悲鳴とも呻きともつかない声が零れる。
「ああ…。とてもいい色だ……」
キリハの手をどかし、涙も出ないその目を間近から見つめ、彼は陶酔する。
「君の瞳は、何よりも特別です。再び神秘の力を持つことを許された、この世にたった一つだけの至宝なんですよ。重厚な深みを持った紅色には……やはり、絶望が一番似合いますね。」
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