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第11歩目 嘘はつけない
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女性陣の雰囲気がほっこりと和んだ、その時。
「さすがに、そろそろ勘弁してください!」
そんな叫び声が耳朶を打ったかと思うと、フィオリアの隣で何かが落ちるような音がした。
どうにかこうにか、人だかりから逃げてきたらしい。
カウンターに突っ伏したシュルクは、疲労困憊の息を吐いていた。
「お疲れ様。大丈夫?」
「あー…。馬車の時間には間に合うけど、この辺りで買い出しをする暇まではないかもな。」
フィオリアに訊ねられたシュルクは壁にかかる時計を見やり、げんなりと肩を落とす。
「まったく。予定があるなら、断ればいいのに。」
「そりゃプライベートなら断りますけど、仕事の話となれば、最低限の対応はしなきゃと思って。」
「シュルクちゃんの最低限は、かなり手厚いわよ?」
「んー……ある種の職業病かなぁ…?」
セルカの指摘を受けて悩ましげに唸るシュルクが、ふいにフィオリアの手を見て目を大きくした。
「ん、どうした? もう調子でも悪いのか?」
「え? ……あ!」
シュルクの視線がヘアピンに注がれていることに気付き、フィオリアは慌てて両手を振った。
「ち、違うの! ただ、改めて見てただけ!」
「ふーん。」
シュルクは特に疑う様子もなく、そんな相づちを打つだけだった。
「ちゃんと、セルカさんに礼を言っとけよ。」
「い、今言ったところだもん。」
「ならよし。」
ぽんぽんとフィオリアの頭を叩くシュルク。
この行為は、なんというか……
フィオリアは、むすっと頬を膨らませる。
「なんか、私の扱いが子供扱いになってない?」
「ああ? 手間がかかるって意味では、子供と変わらないだろ。」
ちょっとした抗議は、ほとんど間を置かずにそんな一言で切り捨てられてしまった。
「あう…っ。た、確かに色々と迷惑はかけてるけど……そこまで子供じゃないんだから、こんなことをされても複雑っていうか……」
「ふーん。じゃあ、どういう対応がご希望で?」
「へっ!?」
シュルクにずいっと詰め寄られ、何も構えていなかったフィオリアは素っ頓狂な声をあげた。
「あ……えと………」
何も出てくる言葉が出てこなくて、とりあえず抗議はしてみたものの、だからといってこれ以上彼に望む態度がないことに気付く。
今は、避けられなくなっただけで満足している状態なのだ。
急にそんなことを訊かれても、すぐに答えなど出るわけがない。
「ほら。言ってみろよ?」
間近から翡翠色の双眸に見つめられ、体が硬直して動かなくなる。
「子供扱いは嫌なんだろ? じゃあ、どうすればいいわけ?」
じれったいほどゆっくりと伸びてきたシュルクの手が、髪を一房掴んでいく。
彼は自分の唇を髪ギリギリにまで近付け、こちらを見つめて微かに口角を上げた。
(あ、あれ!? シュルクって、こんなに色気がある人だったっけ!?)
普段は無で徹底されている怜悧な表情がほころぶだけで、ここまでむせかえってくる色気は何なのだ。
「え……と……」
「ん?」
妙に甘い声色で問われながら顎を捕らえられたら、気持ちは簡単に臨界点を突破して―――
「~~~~~っ!!」
フィオリアは、音にならない悲鳴をあげる。
こんなギャップなんて反則だ。
心臓がもたない。
シュルクの手が優しく頬をなで、こめかみ辺りを通って前髪を丁寧に梳いて、そして―――
思い切り、額を弾かれた。
「いったーい!」
思ってもみなかった衝撃に、フィオリアはたたらを踏む。
「ガキ。」
一言そっけなく言われて顔を上げれば、先ほどの色気はどこへやら。
シュルクはにやりと意地の悪い笑みをたたえて、こちらを見下ろしていた。
それで、はたと思い至る。
ようは遊ばれたわけだ。
「シュルクー!!」
「なんだよ。子供扱いが嫌だとか言い出したのは、そっちだろうが。」
「だからってひどいよ! ほんっとに意地悪なんだから!!」
「今に始まったことじゃねぇな。」
どんなに抗議しても、シュルクはさらりとそれを流してしまう。
「あら、シュルクちゃん。ようやく本性を見せることにしたのね。」
顔を真っ赤にして頬を膨らませるフィオリアの頭をなでながら、これまで見物人に徹していたセルカがそう口を挟んだ。
その仕草こそフィオリアを慰めるように見えるものの、込み上げる笑いを必死に噛み殺している表情がその気遣いを台無しにしている。
「ええ。おかげさまで、色々と吹っ切れたんで。」
「そうなの。よかったわ。なら、フィオリアちゃんがお礼を言う相手は、本当に私たちだけでいいのかしら?」
「さて、なんのことですかね?」
からかうような響きを含ませたセルカの言葉に対し、シュルクは顔色一つ変えることなく、そう返すだけだった。
「じゃあ、長い間お世話になりました。ランディアさんは市場に行ってるんですよね?」
「ええ、そうよ。」
「じゃあ、残り時間はそっちに顔を出すか。他の皆さんにも、お礼を言っといてください。」
「はいよ。任せて。」
「じゃあ、これで。」
最後にもう一度頭を下げ、シュルクはすたすたと集会所の出入口へと向かっていった。
そんな短い間にも、多くの人々に声をかけられるシュルク。
その後ろ姿を見送りながら……
「開き直ったら開き直ったで、隙がなくなっちゃって面白くないわねぇ。」
セルカが不服そうに唇を尖らせた。
「あはは……じゃあ、私も行きますね。本当に、ありがとうございました。」
セルカの様子に苦笑しながら、フィオリアは改めて彼女に頭を下げた。
「ええ。これからも色々と大変だと思うけど、気をつけていってらっしゃい。応援してるわ。もし寂しくなったら、私たちを思い出してくれると嬉しいわ。」
セルカは優しく微笑んでくれる。
その笑顔に力強く背中を押されるようで、フィオリアは満面の笑みでセルカに応えた。
「はい、そうします! ここでのこと、絶対に忘れません。それじゃ。」
少しの名残惜しさはあったが、フィオリアはそれを気取られない動作で踵を返した。
これはお別れじゃない。
今なら、前を向いてそう思える。
「早くしろよ。」
すでに集会所の外で、ドアを支えながら待っているシュルク。
全て、彼のおかげだ。
呪いなんか、きっとはね除けられる。
全ての問題が片付いたら、その時にはまた二人でここに来よう。
どこまでもまっすぐな彼が、心の底からそう思わせてくれるから。
「ごめんね。」
そう言いながらフィオリアがシュルクの傍に立つと、シュルクはさりげなくフィオリアをリードして外へと出た。
羨ましくなるくらい、大事にされている。
セルカの言葉と自分が常日頃から感じていたことが本当のことなのだと、シュルクの一挙一動からしみじみと伝わってくる。
「ねえ、シュルク……」
「うん?」
集会所のドアを閉めたシュルクは、不思議そうな表情でこちらを振り返ってくる。
「………なんでもない。」
「はあ?」
「いいから、いいから。早く行こ!」
ちょっと強引に話を切り上げて、シュルクの腕に自分をそれを絡めて歩き出す。
シュルクは何か言いたそうな顔をしながらも、それ以上は突っ込んでこなかった。
絡めた腕を振り払わないでいてくれるシュルクに、胸の奥がほんわかと温かくなるようだった。
ちょっと前までは、こんな風に彼と接することができるなんて思いもしなかった。
それもこれも、彼が一線を飛び越えて、自分の手を掴んでくれたから。
―――だから今度は、自分の番。
シュルクの隣に胸を張って立てる自分になれるように頑張ろう。
挫けそうになる時もあるかもしれないけど、今度は逃げずに立ち向かうのだ。
今なら、それができると思える。
隣に並ぶシュルクと耳の近くで揺れるヘアピンの存在を感じながら、フィオリアは嬉しそうに頬を紅潮させた。
「さすがに、そろそろ勘弁してください!」
そんな叫び声が耳朶を打ったかと思うと、フィオリアの隣で何かが落ちるような音がした。
どうにかこうにか、人だかりから逃げてきたらしい。
カウンターに突っ伏したシュルクは、疲労困憊の息を吐いていた。
「お疲れ様。大丈夫?」
「あー…。馬車の時間には間に合うけど、この辺りで買い出しをする暇まではないかもな。」
フィオリアに訊ねられたシュルクは壁にかかる時計を見やり、げんなりと肩を落とす。
「まったく。予定があるなら、断ればいいのに。」
「そりゃプライベートなら断りますけど、仕事の話となれば、最低限の対応はしなきゃと思って。」
「シュルクちゃんの最低限は、かなり手厚いわよ?」
「んー……ある種の職業病かなぁ…?」
セルカの指摘を受けて悩ましげに唸るシュルクが、ふいにフィオリアの手を見て目を大きくした。
「ん、どうした? もう調子でも悪いのか?」
「え? ……あ!」
シュルクの視線がヘアピンに注がれていることに気付き、フィオリアは慌てて両手を振った。
「ち、違うの! ただ、改めて見てただけ!」
「ふーん。」
シュルクは特に疑う様子もなく、そんな相づちを打つだけだった。
「ちゃんと、セルカさんに礼を言っとけよ。」
「い、今言ったところだもん。」
「ならよし。」
ぽんぽんとフィオリアの頭を叩くシュルク。
この行為は、なんというか……
フィオリアは、むすっと頬を膨らませる。
「なんか、私の扱いが子供扱いになってない?」
「ああ? 手間がかかるって意味では、子供と変わらないだろ。」
ちょっとした抗議は、ほとんど間を置かずにそんな一言で切り捨てられてしまった。
「あう…っ。た、確かに色々と迷惑はかけてるけど……そこまで子供じゃないんだから、こんなことをされても複雑っていうか……」
「ふーん。じゃあ、どういう対応がご希望で?」
「へっ!?」
シュルクにずいっと詰め寄られ、何も構えていなかったフィオリアは素っ頓狂な声をあげた。
「あ……えと………」
何も出てくる言葉が出てこなくて、とりあえず抗議はしてみたものの、だからといってこれ以上彼に望む態度がないことに気付く。
今は、避けられなくなっただけで満足している状態なのだ。
急にそんなことを訊かれても、すぐに答えなど出るわけがない。
「ほら。言ってみろよ?」
間近から翡翠色の双眸に見つめられ、体が硬直して動かなくなる。
「子供扱いは嫌なんだろ? じゃあ、どうすればいいわけ?」
じれったいほどゆっくりと伸びてきたシュルクの手が、髪を一房掴んでいく。
彼は自分の唇を髪ギリギリにまで近付け、こちらを見つめて微かに口角を上げた。
(あ、あれ!? シュルクって、こんなに色気がある人だったっけ!?)
普段は無で徹底されている怜悧な表情がほころぶだけで、ここまでむせかえってくる色気は何なのだ。
「え……と……」
「ん?」
妙に甘い声色で問われながら顎を捕らえられたら、気持ちは簡単に臨界点を突破して―――
「~~~~~っ!!」
フィオリアは、音にならない悲鳴をあげる。
こんなギャップなんて反則だ。
心臓がもたない。
シュルクの手が優しく頬をなで、こめかみ辺りを通って前髪を丁寧に梳いて、そして―――
思い切り、額を弾かれた。
「いったーい!」
思ってもみなかった衝撃に、フィオリアはたたらを踏む。
「ガキ。」
一言そっけなく言われて顔を上げれば、先ほどの色気はどこへやら。
シュルクはにやりと意地の悪い笑みをたたえて、こちらを見下ろしていた。
それで、はたと思い至る。
ようは遊ばれたわけだ。
「シュルクー!!」
「なんだよ。子供扱いが嫌だとか言い出したのは、そっちだろうが。」
「だからってひどいよ! ほんっとに意地悪なんだから!!」
「今に始まったことじゃねぇな。」
どんなに抗議しても、シュルクはさらりとそれを流してしまう。
「あら、シュルクちゃん。ようやく本性を見せることにしたのね。」
顔を真っ赤にして頬を膨らませるフィオリアの頭をなでながら、これまで見物人に徹していたセルカがそう口を挟んだ。
その仕草こそフィオリアを慰めるように見えるものの、込み上げる笑いを必死に噛み殺している表情がその気遣いを台無しにしている。
「ええ。おかげさまで、色々と吹っ切れたんで。」
「そうなの。よかったわ。なら、フィオリアちゃんがお礼を言う相手は、本当に私たちだけでいいのかしら?」
「さて、なんのことですかね?」
からかうような響きを含ませたセルカの言葉に対し、シュルクは顔色一つ変えることなく、そう返すだけだった。
「じゃあ、長い間お世話になりました。ランディアさんは市場に行ってるんですよね?」
「ええ、そうよ。」
「じゃあ、残り時間はそっちに顔を出すか。他の皆さんにも、お礼を言っといてください。」
「はいよ。任せて。」
「じゃあ、これで。」
最後にもう一度頭を下げ、シュルクはすたすたと集会所の出入口へと向かっていった。
そんな短い間にも、多くの人々に声をかけられるシュルク。
その後ろ姿を見送りながら……
「開き直ったら開き直ったで、隙がなくなっちゃって面白くないわねぇ。」
セルカが不服そうに唇を尖らせた。
「あはは……じゃあ、私も行きますね。本当に、ありがとうございました。」
セルカの様子に苦笑しながら、フィオリアは改めて彼女に頭を下げた。
「ええ。これからも色々と大変だと思うけど、気をつけていってらっしゃい。応援してるわ。もし寂しくなったら、私たちを思い出してくれると嬉しいわ。」
セルカは優しく微笑んでくれる。
その笑顔に力強く背中を押されるようで、フィオリアは満面の笑みでセルカに応えた。
「はい、そうします! ここでのこと、絶対に忘れません。それじゃ。」
少しの名残惜しさはあったが、フィオリアはそれを気取られない動作で踵を返した。
これはお別れじゃない。
今なら、前を向いてそう思える。
「早くしろよ。」
すでに集会所の外で、ドアを支えながら待っているシュルク。
全て、彼のおかげだ。
呪いなんか、きっとはね除けられる。
全ての問題が片付いたら、その時にはまた二人でここに来よう。
どこまでもまっすぐな彼が、心の底からそう思わせてくれるから。
「ごめんね。」
そう言いながらフィオリアがシュルクの傍に立つと、シュルクはさりげなくフィオリアをリードして外へと出た。
羨ましくなるくらい、大事にされている。
セルカの言葉と自分が常日頃から感じていたことが本当のことなのだと、シュルクの一挙一動からしみじみと伝わってくる。
「ねえ、シュルク……」
「うん?」
集会所のドアを閉めたシュルクは、不思議そうな表情でこちらを振り返ってくる。
「………なんでもない。」
「はあ?」
「いいから、いいから。早く行こ!」
ちょっと強引に話を切り上げて、シュルクの腕に自分をそれを絡めて歩き出す。
シュルクは何か言いたそうな顔をしながらも、それ以上は突っ込んでこなかった。
絡めた腕を振り払わないでいてくれるシュルクに、胸の奥がほんわかと温かくなるようだった。
ちょっと前までは、こんな風に彼と接することができるなんて思いもしなかった。
それもこれも、彼が一線を飛び越えて、自分の手を掴んでくれたから。
―――だから今度は、自分の番。
シュルクの隣に胸を張って立てる自分になれるように頑張ろう。
挫けそうになる時もあるかもしれないけど、今度は逃げずに立ち向かうのだ。
今なら、それができると思える。
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