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第14歩目 ぶつかり合う感情
甘いひと時
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シュルクからの意外な回答。
それに驚いてしまったせいで、彼を逃がすまいと力を込めていた手が緩んでしまった。
「私に…?」
「そうだよ。」
一度話し始めたら諦めもついたのか、シュルクは肩を落として先を続けた。
「あの人は、ちょっと前までのお前みたいだ。自分はヒンスさんに嫌われてるんだって、本人に問い質してもないのに、自分でそう決めつけてる。それに……」
目を伏せたシュルクの顔に、隠しきれない嫌悪感が揺れる。
「一歩間違えてたら、俺もお前をあんな風にしてたんだろう。そんなもんを見せられて、それでも他人事って割り切れるほど、俺は器用じゃないんだよ。ヒンスさんを見てても、ミシェリアさんを見てても、自分にムカついて我慢ならないんだ。自分が間違い続けてたら、こうなってたかもしれない。そんな最悪な〝もしも〟なんて、見たくないだろ。胸くそ悪い。」
「だから、ミシェリアさんを構ってあげてたの?」
「ほとんど意識してなかったけど、多分そういうこと。お前と似てるってだけでここまで他人に甘くなるなんて、俺も初めて知ったよ。」
参ったな、と。
シュルクは髪の毛を掻き回す。
ミシェリアが自分に似ていたから、放っておけなかった。
シュルクはそう語った。
それはつまり、ミシェリアが自分と似ていなかったら、彼女のことは気にならなかったということ?
じゃあシュルクは結局、ミシェリアを通して自分を見ていたということなのだろうか。
心臓がどきりと跳ねる。
これは、自惚れてもいいのだろうか。
シュルクの態度の決め手になるくらい、自分が彼にとって大きな存在になっているのだと。
「シュルク。」
「……なんだよ。」
シュルクは顔を赤らめたまま、目を合わせてくれない。
黙ってシュルクを見つめていると、その無言の間がつらいのか、彼は本の隣に置いてあった紅茶をちょっとずつ飲み始めた。
そうやって顔を赤くする理由は、こちらが都合のいいように解釈をしてもいいのだろうか。
(ちょっとくらい、いいよね…?)
遠慮しなくてもいいと言ったのはシュルクだ。
ならば、何を躊躇う必要がある。
フィオリアはシュルクの腕を掴み直して、再び口を開いた。
「―――キスして。」
「ぶっ!?」
その瞬間、シュルクが盛大に紅茶を噴き出す。
よほど驚愕したらしく、むせたシュルクは机に突っ伏して、ごほごほと咳き込んでしまった。
「なっ……ななななななんで!?」
先ほどとは比べ物にならないほどに赤面するシュルク。
「なんでって、してほしいって思ったんだもん。」
「いやいやいや! 落ち着け!!」
「うん、シュルクがね。私は落ち着いてる。」
「いや、だから!」
「だって、不安なんだもん!!」
焦るシュルクを遮り、フィオリアは思いの丈を込めて叫んだ。
「シュルクがミシェリアさんに優しい理由は分かった。シュルクはなんだかんだで優しいから、今後も多分そういうことあるんだろうなって、それも想像できる。それはいいの。シュルクのことは信じてるから。でも……不安なの。だって……だって……」
じんわりと、灰色の瞳に涙が浮かぶ。
「シュルク……一度も、私のことが好きだって言ってくれない…。嫌われてないけど、好かれてもいないってことなら、今はそれでいいの。でもね……シュルクのことを一番好きなのは私なの。シュルクの一番近くにいるのは、私じゃなきゃ嫌なんだもん。」
ずっと、胸と頭がもやもやしている。
醜い嫉妬だと言われれば、そうなのかもしれない。
でも、嫌なものは嫌だ。
誰と出会っても、何が起こっても、シュルクの傍にいるのは自分でありたい。
もっと欲を言えば、シュルクの一番は自分でありたいのだ。
「………」
シュルクは虚を突かれたように、言葉を失っている。
もしかして、呆れられただろうか。
それとも、困らせているだろうか。
そう思うと、不安が津波のように襲ってくる。
嫌だ。
今は受け入れてほしい。
彼のことが好きすぎて、自分じゃどうしようもないくらいに彼が大好きで。
だからこそ、不安で不安で仕方なくて……
(お願い。……今は、嫌だなんて言わないで。)
そう、切に願った。
するとその時、なんの前触れもなく体を引かれた。
驚く間もなくシュルクの温かい胸に引き寄せられ、痛いくらいにきつく抱き締められる。
「―――悪い。」
耳元で、聞き心地のいい声が囁く。
「今は、これで我慢して。」
「え…?」
「ほんと勘弁して。」
自分を抱いたまま、シュルクは途方に暮れたように溜め息をついた。
「普段は大口を叩きまくってるけどさ……なんだかんだで、結局は俺も、余裕がないただのガキなわけよ。頼むから、こんなとこで一線を越えさせないでくれ。」
「えっと……どういう……」
「分からんなら分からんでよろしい。」
困惑したフィオリアに、シュルクはいやに早くそう切り返した。
「ただ、これだけはちゃんと言っとく。」
彼がそう告げた瞬間、その腕にこもっていた力が強さを増した。
「心配しなくても、俺の一番近くにいるのはお前だから。」
その言葉は静かに。
それでいて、天地をひっくり返すように激しく。
鼓膜を―――心を揺らした。
「約束する。この先何があっても、俺が一番に守るのはお前だ。それはお前を助けたあの時から一貫して変わってないし、変えるつもりもない。」
「………っ」
フィオリアは、くしゃりと顔を歪めた。
やっぱり、自分は単純だ。
キスはしてもらえなかったけど、こうやって抱き締めてもらえた。
嫉妬してわがままを言った自分を、優しく受け止めてもらえた。
それだけで、もやもやとしていた不安があっけなく消えていく。
一番に守るのはお前だ、なんて。
そんなことを言ってもらえたら、嬉しくてたまらなくなるじゃないか。
「ふえぇ……」
「ああもう。まーた泣く……」
情けない声をあげた自分に、シュルクはいつものように呆れた口調でそう言う。
でも、彼は自分を突き放さないでくれた。
「仕方ねぇな…。泣きたいだけ泣けよ。」
優しく髪を梳いてくれるシュルク。
それはまるで、ぐずった子供をあやすような優しい手つきだった。
シュルクは、こちらが追い詰められた時ほど、こうして優しくこちらを受け入れてくれる。
旅に出てから、ずっとそうだ。
大切にしていると、言葉以上に態度で語ってくれる。
声に出して好きとは言ってくれないくせに、自分を捕まえて離してくれない。
ずるい人だ。
でも、そんな彼がやっぱり愛しい。
「ううう……シュルクの馬鹿ぁ……」
なんだか悔しくて、特に意味もなく文句をぶつける。
「はいはい。」
シュルクは苦笑しながら、頭をなでてくれるだけだ。
この穏やかで幸せな時が、ずっと続いてくれればいいのに……
甘い感覚に酔いながら、フィオリアはゆっくりと目を閉じた。
それに驚いてしまったせいで、彼を逃がすまいと力を込めていた手が緩んでしまった。
「私に…?」
「そうだよ。」
一度話し始めたら諦めもついたのか、シュルクは肩を落として先を続けた。
「あの人は、ちょっと前までのお前みたいだ。自分はヒンスさんに嫌われてるんだって、本人に問い質してもないのに、自分でそう決めつけてる。それに……」
目を伏せたシュルクの顔に、隠しきれない嫌悪感が揺れる。
「一歩間違えてたら、俺もお前をあんな風にしてたんだろう。そんなもんを見せられて、それでも他人事って割り切れるほど、俺は器用じゃないんだよ。ヒンスさんを見てても、ミシェリアさんを見てても、自分にムカついて我慢ならないんだ。自分が間違い続けてたら、こうなってたかもしれない。そんな最悪な〝もしも〟なんて、見たくないだろ。胸くそ悪い。」
「だから、ミシェリアさんを構ってあげてたの?」
「ほとんど意識してなかったけど、多分そういうこと。お前と似てるってだけでここまで他人に甘くなるなんて、俺も初めて知ったよ。」
参ったな、と。
シュルクは髪の毛を掻き回す。
ミシェリアが自分に似ていたから、放っておけなかった。
シュルクはそう語った。
それはつまり、ミシェリアが自分と似ていなかったら、彼女のことは気にならなかったということ?
じゃあシュルクは結局、ミシェリアを通して自分を見ていたということなのだろうか。
心臓がどきりと跳ねる。
これは、自惚れてもいいのだろうか。
シュルクの態度の決め手になるくらい、自分が彼にとって大きな存在になっているのだと。
「シュルク。」
「……なんだよ。」
シュルクは顔を赤らめたまま、目を合わせてくれない。
黙ってシュルクを見つめていると、その無言の間がつらいのか、彼は本の隣に置いてあった紅茶をちょっとずつ飲み始めた。
そうやって顔を赤くする理由は、こちらが都合のいいように解釈をしてもいいのだろうか。
(ちょっとくらい、いいよね…?)
遠慮しなくてもいいと言ったのはシュルクだ。
ならば、何を躊躇う必要がある。
フィオリアはシュルクの腕を掴み直して、再び口を開いた。
「―――キスして。」
「ぶっ!?」
その瞬間、シュルクが盛大に紅茶を噴き出す。
よほど驚愕したらしく、むせたシュルクは机に突っ伏して、ごほごほと咳き込んでしまった。
「なっ……ななななななんで!?」
先ほどとは比べ物にならないほどに赤面するシュルク。
「なんでって、してほしいって思ったんだもん。」
「いやいやいや! 落ち着け!!」
「うん、シュルクがね。私は落ち着いてる。」
「いや、だから!」
「だって、不安なんだもん!!」
焦るシュルクを遮り、フィオリアは思いの丈を込めて叫んだ。
「シュルクがミシェリアさんに優しい理由は分かった。シュルクはなんだかんだで優しいから、今後も多分そういうことあるんだろうなって、それも想像できる。それはいいの。シュルクのことは信じてるから。でも……不安なの。だって……だって……」
じんわりと、灰色の瞳に涙が浮かぶ。
「シュルク……一度も、私のことが好きだって言ってくれない…。嫌われてないけど、好かれてもいないってことなら、今はそれでいいの。でもね……シュルクのことを一番好きなのは私なの。シュルクの一番近くにいるのは、私じゃなきゃ嫌なんだもん。」
ずっと、胸と頭がもやもやしている。
醜い嫉妬だと言われれば、そうなのかもしれない。
でも、嫌なものは嫌だ。
誰と出会っても、何が起こっても、シュルクの傍にいるのは自分でありたい。
もっと欲を言えば、シュルクの一番は自分でありたいのだ。
「………」
シュルクは虚を突かれたように、言葉を失っている。
もしかして、呆れられただろうか。
それとも、困らせているだろうか。
そう思うと、不安が津波のように襲ってくる。
嫌だ。
今は受け入れてほしい。
彼のことが好きすぎて、自分じゃどうしようもないくらいに彼が大好きで。
だからこそ、不安で不安で仕方なくて……
(お願い。……今は、嫌だなんて言わないで。)
そう、切に願った。
するとその時、なんの前触れもなく体を引かれた。
驚く間もなくシュルクの温かい胸に引き寄せられ、痛いくらいにきつく抱き締められる。
「―――悪い。」
耳元で、聞き心地のいい声が囁く。
「今は、これで我慢して。」
「え…?」
「ほんと勘弁して。」
自分を抱いたまま、シュルクは途方に暮れたように溜め息をついた。
「普段は大口を叩きまくってるけどさ……なんだかんだで、結局は俺も、余裕がないただのガキなわけよ。頼むから、こんなとこで一線を越えさせないでくれ。」
「えっと……どういう……」
「分からんなら分からんでよろしい。」
困惑したフィオリアに、シュルクはいやに早くそう切り返した。
「ただ、これだけはちゃんと言っとく。」
彼がそう告げた瞬間、その腕にこもっていた力が強さを増した。
「心配しなくても、俺の一番近くにいるのはお前だから。」
その言葉は静かに。
それでいて、天地をひっくり返すように激しく。
鼓膜を―――心を揺らした。
「約束する。この先何があっても、俺が一番に守るのはお前だ。それはお前を助けたあの時から一貫して変わってないし、変えるつもりもない。」
「………っ」
フィオリアは、くしゃりと顔を歪めた。
やっぱり、自分は単純だ。
キスはしてもらえなかったけど、こうやって抱き締めてもらえた。
嫉妬してわがままを言った自分を、優しく受け止めてもらえた。
それだけで、もやもやとしていた不安があっけなく消えていく。
一番に守るのはお前だ、なんて。
そんなことを言ってもらえたら、嬉しくてたまらなくなるじゃないか。
「ふえぇ……」
「ああもう。まーた泣く……」
情けない声をあげた自分に、シュルクはいつものように呆れた口調でそう言う。
でも、彼は自分を突き放さないでくれた。
「仕方ねぇな…。泣きたいだけ泣けよ。」
優しく髪を梳いてくれるシュルク。
それはまるで、ぐずった子供をあやすような優しい手つきだった。
シュルクは、こちらが追い詰められた時ほど、こうして優しくこちらを受け入れてくれる。
旅に出てから、ずっとそうだ。
大切にしていると、言葉以上に態度で語ってくれる。
声に出して好きとは言ってくれないくせに、自分を捕まえて離してくれない。
ずるい人だ。
でも、そんな彼がやっぱり愛しい。
「ううう……シュルクの馬鹿ぁ……」
なんだか悔しくて、特に意味もなく文句をぶつける。
「はいはい。」
シュルクは苦笑しながら、頭をなでてくれるだけだ。
この穏やかで幸せな時が、ずっと続いてくれればいいのに……
甘い感覚に酔いながら、フィオリアはゆっくりと目を閉じた。
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