154 / 257
第16歩目 迷夢へ
交わす約束
しおりを挟む
ミシェリアの部屋に戻り、ヒンスを彼女のすぐ傍に座らせて、その手を握ってやるように指示する。
作業的には特に意味もない行為だったが、その行為にちゃんと彼らが出会えるようにとささやかな願いを込めたのは、自分も心のどこかで不安だったからなのだと思う。
準備は整い、後は自分が呪文を唱えるだけ。
そこでふとフィオリアの方を見ると、彼女は胸の前で固く両手を組んでいた。
つい昨日は、自分が迷夢に乗り込むことに大反対していたというのに。
でも、それが彼女なんだと思う。
ルーウェルの時もそうだったし、今もそう。
誰かが困っているとなると、彼女は途端に強くなる。
こうやって己の恐怖を押し殺してまで、ミシェリアを助けてくれと訴えられるくらいに。
「何、この世の終わりみたいな顔してんだよ。」
こんな様子のフィオリアを残していくのかと思うと、少し気が引けた。
頭を軽く叩いてやると、フィオリアは弱りきった表情でこちらを見上げてくる。
「大丈夫だって。なんとかなる……って言ったって、不安なもんは不安か。お前も、あれを読んでるんだもんな。」
いつもなら自信満々に言ってやれる言葉を、今は軽々しく口にできなかった。
過去にブリッグレーを召喚した際に迷夢から戻らなくなった人々の中には、ブリッグレーの召喚者も含まれていたらしい。
そして、自分も散々調べたが、ブリッグレーを召喚して確実に現実へと帰ってこられる方法は見つからなかった。
「大丈夫…。信じて待ってるから。」
気丈にそう言うフィオリアだが、無理をしているのは明らかだ。
このまま倒れてしまうのではないかと心配で、こっちが召喚に集中できない。
(……仕方ないな。)
シュルクは、とある決断を下す。
それは、普段の自分なら恥ずかしすぎて絶対にしないだろう行為。
だが今は、フィオリアがとてつもない恐怖に耐えて、自分を送り出してくれようとしている時なのだ。
そんな彼女の姿を前に、自分の羞恥心など塵に等しい。
彼女のためを思うなら、意地もプライドも捨ててしまえ、と。
素直にそう思えてしまうのだ。
「おい。……こんな初めてなんてあんまりだとか、そんなこと言うんじゃねぇぞ。」
「え…?」
突拍子もないシュルクの発言に、フィオリアがその意味を掴みあぐねて首を捻る。
そんなフィオリアの体をぐっと引き寄せ、シュルクは彼女の顎先を捕らえて上向かせた。
そして―――優しく、彼女の唇に口づけを落とす。
フィオリアが目をまんまるにして固まり、他の人々は顔を赤くして反応に困ってしまう。
周りがざわついているのは分かっていたが、シュルクはそんなことを気にも留めなかった。
今はフィオリアのことしか見ない。
そう決めていたから。
「確かに、今回は安全とは言えない。下手すれば、俺もミシェリアさんたちと仲良く迷夢に取り残されることになるかもしれない。だけど、俺はお前にした約束を破るつもりはない。だから……〝絶対に戻ってこい〟って言え。それだけで、俺はちゃんと戻ってこられるから。」
彼女が不安になるのなら、その不安を拭い去れるまで何度も誓おう。
絶対に独りにはしない、と。
この想いを、何度でも彼女に伝えよう。
「………、………っ」
微かに震えるフィオリアの唇。
その第一声は―――
「こ、こんな初めてなんて、あんまりだよぉー……」
という、場の空気を木っ端微塵に打ち砕くものだった。
「おい! お前なあ! それ、言うなって言ったやつだろ!!」
一応、この間キスをせがまれたのを断ったことを気にしてそう前置きしたのに、これでは意味がないじゃないか。
「だってぇ~…」
「だって、じゃねぇよ! まったくもう! 俺だって微妙な雰囲気だって思ったけど、わざわざ口にしなくても―――」
「だから!」
ふいに文句を遮られ、フィオリアにがっと両頬を掴まれた。
「絶対、絶対に戻ってきて! やり直ししてくれないと、許さないんだから!!」
間近から見つめられ、強くそう告げられた。
不安を完全に取り除けたわけではない。
やっぱりフィオリアは強がったままだし、頬に触れている彼女の手は、緊張で冷たくなって小さく震えている。
でも、さっきまでとは確実に違う強さが、その瞳にはあった。
シュルクはきょとんと瞼を叩き、次に思い切り破顔する。
ああ。
なんだか、とても心地よい気分だ。
彼女からの全力の願い。
それを託されることがこんなにも嬉しくて、こんなにも背中を押してくれるなんて。
「おう。」
こつんと額をつけ合わせ、互いにくすりと笑い合う。
大丈夫。
絶対に。
確信を持って、そう信じられる。
「じゃ、行ってくるな。」
「うん。いってらっしゃい。」
一度互いの指を絡め合い、すぐに離す。
フィオリアに背を向けたシュルクは、次の瞬間に意識の何もかもを切り替えた。
「行くぞ。覚悟はいいか?」
ヒンスに問いかけると、彼は固唾を飲んで一つ頷いた。
「目を閉じて、深呼吸して。」
言うと、彼は指示通りに大きな呼吸を繰り返し始めた。
そんな彼の両肩に手を置き、自分も目を閉じて深く集中する。
すると、周りに溜まっていた霊子たちが活発に動き始めた。
さあ……―――ここからは、やり直しができない一発勝負だ。
「霊子凝集。詠唱開始。召喚、第十霊神。」
一音一音を刻む度、霊子たちがこちらの意志に応えて力を強くしていく。
「出でよ、《現夢の架け橋 ブリッグレー》!!」
最後の一言を紡ぐと、ぐにゃりと足元が歪むような感覚がした。
そして、目の前に暗闇の中にぽつんと浮かぶ橋が見えてくる。
間違いない。
この景色は、自分がドリオンに傷を負わされた時に見たものと同じだ。
「あの橋が見えるか?」
「ああ。」
ヒンスが小さく首を縦に振る気配。
「あの橋の向こうが迷夢だ。俺が背中を押したら、ここから立って一目散に橋を渡れ。ミシェリアさんを見つけるまで止まるな。何も見るな。」
「言われなくてもそうする。時間が限られていることは分かっているつもりだ。」
「はっ。上等じゃねぇか。少しは期待しといてやるよ。」
シュルクは挑発的に言ってやり、強くその肩を押した。
「―――行け!!」
作業的には特に意味もない行為だったが、その行為にちゃんと彼らが出会えるようにとささやかな願いを込めたのは、自分も心のどこかで不安だったからなのだと思う。
準備は整い、後は自分が呪文を唱えるだけ。
そこでふとフィオリアの方を見ると、彼女は胸の前で固く両手を組んでいた。
つい昨日は、自分が迷夢に乗り込むことに大反対していたというのに。
でも、それが彼女なんだと思う。
ルーウェルの時もそうだったし、今もそう。
誰かが困っているとなると、彼女は途端に強くなる。
こうやって己の恐怖を押し殺してまで、ミシェリアを助けてくれと訴えられるくらいに。
「何、この世の終わりみたいな顔してんだよ。」
こんな様子のフィオリアを残していくのかと思うと、少し気が引けた。
頭を軽く叩いてやると、フィオリアは弱りきった表情でこちらを見上げてくる。
「大丈夫だって。なんとかなる……って言ったって、不安なもんは不安か。お前も、あれを読んでるんだもんな。」
いつもなら自信満々に言ってやれる言葉を、今は軽々しく口にできなかった。
過去にブリッグレーを召喚した際に迷夢から戻らなくなった人々の中には、ブリッグレーの召喚者も含まれていたらしい。
そして、自分も散々調べたが、ブリッグレーを召喚して確実に現実へと帰ってこられる方法は見つからなかった。
「大丈夫…。信じて待ってるから。」
気丈にそう言うフィオリアだが、無理をしているのは明らかだ。
このまま倒れてしまうのではないかと心配で、こっちが召喚に集中できない。
(……仕方ないな。)
シュルクは、とある決断を下す。
それは、普段の自分なら恥ずかしすぎて絶対にしないだろう行為。
だが今は、フィオリアがとてつもない恐怖に耐えて、自分を送り出してくれようとしている時なのだ。
そんな彼女の姿を前に、自分の羞恥心など塵に等しい。
彼女のためを思うなら、意地もプライドも捨ててしまえ、と。
素直にそう思えてしまうのだ。
「おい。……こんな初めてなんてあんまりだとか、そんなこと言うんじゃねぇぞ。」
「え…?」
突拍子もないシュルクの発言に、フィオリアがその意味を掴みあぐねて首を捻る。
そんなフィオリアの体をぐっと引き寄せ、シュルクは彼女の顎先を捕らえて上向かせた。
そして―――優しく、彼女の唇に口づけを落とす。
フィオリアが目をまんまるにして固まり、他の人々は顔を赤くして反応に困ってしまう。
周りがざわついているのは分かっていたが、シュルクはそんなことを気にも留めなかった。
今はフィオリアのことしか見ない。
そう決めていたから。
「確かに、今回は安全とは言えない。下手すれば、俺もミシェリアさんたちと仲良く迷夢に取り残されることになるかもしれない。だけど、俺はお前にした約束を破るつもりはない。だから……〝絶対に戻ってこい〟って言え。それだけで、俺はちゃんと戻ってこられるから。」
彼女が不安になるのなら、その不安を拭い去れるまで何度も誓おう。
絶対に独りにはしない、と。
この想いを、何度でも彼女に伝えよう。
「………、………っ」
微かに震えるフィオリアの唇。
その第一声は―――
「こ、こんな初めてなんて、あんまりだよぉー……」
という、場の空気を木っ端微塵に打ち砕くものだった。
「おい! お前なあ! それ、言うなって言ったやつだろ!!」
一応、この間キスをせがまれたのを断ったことを気にしてそう前置きしたのに、これでは意味がないじゃないか。
「だってぇ~…」
「だって、じゃねぇよ! まったくもう! 俺だって微妙な雰囲気だって思ったけど、わざわざ口にしなくても―――」
「だから!」
ふいに文句を遮られ、フィオリアにがっと両頬を掴まれた。
「絶対、絶対に戻ってきて! やり直ししてくれないと、許さないんだから!!」
間近から見つめられ、強くそう告げられた。
不安を完全に取り除けたわけではない。
やっぱりフィオリアは強がったままだし、頬に触れている彼女の手は、緊張で冷たくなって小さく震えている。
でも、さっきまでとは確実に違う強さが、その瞳にはあった。
シュルクはきょとんと瞼を叩き、次に思い切り破顔する。
ああ。
なんだか、とても心地よい気分だ。
彼女からの全力の願い。
それを託されることがこんなにも嬉しくて、こんなにも背中を押してくれるなんて。
「おう。」
こつんと額をつけ合わせ、互いにくすりと笑い合う。
大丈夫。
絶対に。
確信を持って、そう信じられる。
「じゃ、行ってくるな。」
「うん。いってらっしゃい。」
一度互いの指を絡め合い、すぐに離す。
フィオリアに背を向けたシュルクは、次の瞬間に意識の何もかもを切り替えた。
「行くぞ。覚悟はいいか?」
ヒンスに問いかけると、彼は固唾を飲んで一つ頷いた。
「目を閉じて、深呼吸して。」
言うと、彼は指示通りに大きな呼吸を繰り返し始めた。
そんな彼の両肩に手を置き、自分も目を閉じて深く集中する。
すると、周りに溜まっていた霊子たちが活発に動き始めた。
さあ……―――ここからは、やり直しができない一発勝負だ。
「霊子凝集。詠唱開始。召喚、第十霊神。」
一音一音を刻む度、霊子たちがこちらの意志に応えて力を強くしていく。
「出でよ、《現夢の架け橋 ブリッグレー》!!」
最後の一言を紡ぐと、ぐにゃりと足元が歪むような感覚がした。
そして、目の前に暗闇の中にぽつんと浮かぶ橋が見えてくる。
間違いない。
この景色は、自分がドリオンに傷を負わされた時に見たものと同じだ。
「あの橋が見えるか?」
「ああ。」
ヒンスが小さく首を縦に振る気配。
「あの橋の向こうが迷夢だ。俺が背中を押したら、ここから立って一目散に橋を渡れ。ミシェリアさんを見つけるまで止まるな。何も見るな。」
「言われなくてもそうする。時間が限られていることは分かっているつもりだ。」
「はっ。上等じゃねぇか。少しは期待しといてやるよ。」
シュルクは挑発的に言ってやり、強くその肩を押した。
「―――行け!!」
0
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結保証】科学で興す異世界国家 ~理不尽に死んだ技術者が、「石炭」と「ジャガイモ」で最強を証明する。優秀な兄たちが膝を折るまでの建国譚~
Lihito
ファンタジー
正しいデータを揃えた。論理も完璧だった。
それでも、組織の理不尽には勝てなかった。
——そして、使い潰されて死んだ。
目を覚ますとそこは、十年後に魔王軍による滅亡が確定している異世界。
強国の第三王子として転生した彼に与えられたのは、
因果をねじ曲げる有限の力——「運命点」だけ。
武力と経済を握る兄たちの陰で、継承権最下位。後ろ盾も発言力もない。
だが、邪魔する上司も腐った組織もない。
今度こそ証明する。科学と運命点を武器に、俺のやり方が正しいことを。
石炭と化学による国力強化。
情報と大義名分を積み重ねた対外戦略。
準備を重ね、機が熟した瞬間に運命点で押し切る。
これは、理不尽に敗れた科学者が、選択と代償を重ねる中で、
「正しさ」だけでは国は守れないと知りながら、
滅びの未来を書き換えようとする建国譚。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる