93 / 714
第3章 こじれ
すがりついたのは―――
しおりを挟む
シェイラは深い落胆の中にいた。
その落胆とは裏腹に、急く足は忙しなく地を蹴る。
グランと決別することもできず、フェンと理解し合うこともできない。
自分がどんなに行動して意思表示をしても、あの二人は分かってくれない。
どう動いても、どう考えても、八方塞がりでお手上げ状態なのだ。
どうにかしたい。
この胸の内を誰かに聞いてほしい。
助けてほしい。
そんな追い詰められた気持ちに背中を押されて、シェイラはとある家の門をくぐった。
「あら、シェイラさん。」
突然の来客に、屋敷の使用人であるサラは驚きの声をあげた。
「申し訳ありません。エーリリテ様は今……」
「あ、いいんです!」
シェイラはサラの顔を見ないようにうつむいて、彼女の言葉を遮る。
「その……今日は、えっと……み、実さんに用があって。」
「実様に?」
サラの声に、ますます不思議そうな響きが混じる。
シェイラが実に用があって訪ねてきたことは、サラの知る限りでは一度もなかったからだ。
サラは目をしばたたかせながらも、何かを考えるように虚空を見上げる。
「少々お待ちくださいね。実様って、いつどこにいるのか分からない方なので。今捜してきますわ。」
「は、はい…。すみません。」
「いいよ。捜さなくて。」
突然割り込んできた声に、シェイラとサラの心臓がどきりと跳ねる。
シェイラの後ろ。
開いた扉を支えているのが、いつの間にか実に変わっていたのだ。
「みっ、実様!? いつ屋敷から出ていかれたのですか?」
「ん? ハエルと一緒に、一時間くらい前に出たよ。」
「そんな…。私、全然気付きませんでしたわ。」
「そりゃそうだよ。窓から出ていったもん。」
「……やはりそうですか。」
さらりと言う実に、サラはがっくりと肩を落とす。
「実様。お願いですから、出かける時は玄関から出ていってください。こういう時に困るのは、私たちなのですよ?」
「はーい。」
軽い返事には、反省の色は全く見受けられない。
実は玄関に入りながら、無言でシェイラの腕を掴んで引っ張った。
「きゃっ…」
突然のことにシェイラが短い悲鳴をあげるも、実は気にしてもいない。
「サラ。お茶とかいらないから。」
「しかし、実様……」
「いいのいいの。そんなに長くならないし。」
「……分かりました。」
サラとのやり取りを終えた実はシェイラの腕を引いたまま、上へと続く階段を上る。
「あ、あの、実さん…っ」
シェイラが呼びかけると、実は歩みを止めないまま、顔だけを彼女に向ける。
その表情は、穏やかながらも怜悧さを含んだもの。
それに、シェイラは思わず息を飲んでしまった。
「話があるんでしょ? 俺に。」
「え…」
全てを見抜かれている。
そう気付いた瞬間、シェイラは言葉を紡ぐ術を失ってしまった。
再び前を向いた実は、自分の部屋に着くまで一度もシェイラを振り返らなかった。
「知っていたんですか? 私がここに来るって。」
部屋に入ると腕を解放されたので、シェイラは思いきって訊いてみた。
すると、部屋の鍵をかけて室内を移動しながら、実が口を開く。
「まあね。昨日、よりによってシェイラの前であんなことを言っちゃったし。家に帰ってから、自分の失言に気付いたよ。シェイラが食いつかないわけないもん。」
窓枠にもたれかかり、実は深く息を吐き出す。
それを見たシェイラは、服の裾をぎゅっと握り締めた。
「随分……分かったような口を利くんですね。まるで、私のことを全部理解しているみたいです。」
「現に、シェイラはここにいるじゃん。」
「それは……実さんが、私と同じだからですか?」
数秒の間、沈黙が降りた。
「………そうだね。」
実は、くすりと微笑む。
「近からず、遠からずってとこかな。」
「そうですか…。なら、実さんは私がこれから何を訊こうとしているのかも分かっているんですか?」
「完全に当たっているとは言えないけど、大方察しはついてるよ。」
「じゃあ、単刀直入に言います。」
シェイラは深く息を吸った。
心臓が早鐘を打ち始める。
言葉が上手く出てこない。
それでも、シェイラは意を決して口を開いた。
「あなたは……力が、嫌いなんですか?」
昨日から、訊きたくて仕方がなかった。
実のあの言葉を聞いてから。
『力だけが全てとは、よく言ったもんだよ。』
ただでさえ、以前から実に関しては気になる節が多々あったのだ。
実に絡んでいくのは大体グランの方だったが、実のグランやフェンに対しての態度には、少なからず嘲りや蔑みが表れているように思えた。
それに気付いてからというもの、実のことを注意深く見るようになった。
そして、グランやフェンを見る実の表情に、同情とも憐れみともつかない、不思議な感情が見え隠れすることにも気付いた。
そして、決定打が昨日の発言。
実は自分にとって、もうただの知り合いでは片付けられない存在なのだ。
「………」
黙っている実。
ひたすらに待ち続けるシェイラの心に、不安が生まれる。
思わず彼女が奥歯を噛み締めた、その時。
「―――嫌いだよ。」
ぽつりと零れた実の言葉に、背筋が凍った。
抑揚の欠けた、冷たい声。
それは、いつもの実の声じゃなかった。
彼の声に込められた何かに、心の奥底から恐怖が勢いよく噴き出す。
全身が硬直して、呼吸すらもが奪われそうになる。
シェイラは、とっさに実から視線を逸らしてしまう。
あまりにも怖くて、実の顔を見られなかったのだ。
「それは……どうして、ですか?」
震える声で問う。
それに対して、実の声音は冷ややかなものだった。
「力は、奪うことばかりしかしないからね。確かに、ある程度の力はあると便利かもしれない。だけど、ありすぎる力は不幸や災いしか運んでこない。そして、周りを傷つけるだけ傷つけて、奪えるだけ奪って……最後には、何事もなかったかのように消えていく。身の丈に合わない力を求めるだけ、痛い目に遭うのは自分と……自分の大切な人たちだ。」
「………っ」
実の言葉を聞き、シェイラは小刻みに肩を震わせた。
とうとう見つけた。
自分と同じ人間に。
声も出ないほどに嬉しかった。
目頭に熱いものが込み上げてきて、そのまま零れ落ちていく。
それを拭うことも忘れて、シェイラは生まれて初めて出会った同胞を、ただひたすらに見つめていた。
「えっ……シェイラ?」
実がぎょっとしたように目を見開き、躊躇いながらもシェイラに近付く。
「―――っ」
全身を貫く衝動に突き動かされるままに、シェイラは実の胸の中に飛び込んだ。
まさかの展開に、実は反射的にシェイラを受け止めたまま固まる。
実の動揺は感じ取ったものの、シェイラは彼のことを離すまいと、全力をこめてその体にすがりつくのだった。
その落胆とは裏腹に、急く足は忙しなく地を蹴る。
グランと決別することもできず、フェンと理解し合うこともできない。
自分がどんなに行動して意思表示をしても、あの二人は分かってくれない。
どう動いても、どう考えても、八方塞がりでお手上げ状態なのだ。
どうにかしたい。
この胸の内を誰かに聞いてほしい。
助けてほしい。
そんな追い詰められた気持ちに背中を押されて、シェイラはとある家の門をくぐった。
「あら、シェイラさん。」
突然の来客に、屋敷の使用人であるサラは驚きの声をあげた。
「申し訳ありません。エーリリテ様は今……」
「あ、いいんです!」
シェイラはサラの顔を見ないようにうつむいて、彼女の言葉を遮る。
「その……今日は、えっと……み、実さんに用があって。」
「実様に?」
サラの声に、ますます不思議そうな響きが混じる。
シェイラが実に用があって訪ねてきたことは、サラの知る限りでは一度もなかったからだ。
サラは目をしばたたかせながらも、何かを考えるように虚空を見上げる。
「少々お待ちくださいね。実様って、いつどこにいるのか分からない方なので。今捜してきますわ。」
「は、はい…。すみません。」
「いいよ。捜さなくて。」
突然割り込んできた声に、シェイラとサラの心臓がどきりと跳ねる。
シェイラの後ろ。
開いた扉を支えているのが、いつの間にか実に変わっていたのだ。
「みっ、実様!? いつ屋敷から出ていかれたのですか?」
「ん? ハエルと一緒に、一時間くらい前に出たよ。」
「そんな…。私、全然気付きませんでしたわ。」
「そりゃそうだよ。窓から出ていったもん。」
「……やはりそうですか。」
さらりと言う実に、サラはがっくりと肩を落とす。
「実様。お願いですから、出かける時は玄関から出ていってください。こういう時に困るのは、私たちなのですよ?」
「はーい。」
軽い返事には、反省の色は全く見受けられない。
実は玄関に入りながら、無言でシェイラの腕を掴んで引っ張った。
「きゃっ…」
突然のことにシェイラが短い悲鳴をあげるも、実は気にしてもいない。
「サラ。お茶とかいらないから。」
「しかし、実様……」
「いいのいいの。そんなに長くならないし。」
「……分かりました。」
サラとのやり取りを終えた実はシェイラの腕を引いたまま、上へと続く階段を上る。
「あ、あの、実さん…っ」
シェイラが呼びかけると、実は歩みを止めないまま、顔だけを彼女に向ける。
その表情は、穏やかながらも怜悧さを含んだもの。
それに、シェイラは思わず息を飲んでしまった。
「話があるんでしょ? 俺に。」
「え…」
全てを見抜かれている。
そう気付いた瞬間、シェイラは言葉を紡ぐ術を失ってしまった。
再び前を向いた実は、自分の部屋に着くまで一度もシェイラを振り返らなかった。
「知っていたんですか? 私がここに来るって。」
部屋に入ると腕を解放されたので、シェイラは思いきって訊いてみた。
すると、部屋の鍵をかけて室内を移動しながら、実が口を開く。
「まあね。昨日、よりによってシェイラの前であんなことを言っちゃったし。家に帰ってから、自分の失言に気付いたよ。シェイラが食いつかないわけないもん。」
窓枠にもたれかかり、実は深く息を吐き出す。
それを見たシェイラは、服の裾をぎゅっと握り締めた。
「随分……分かったような口を利くんですね。まるで、私のことを全部理解しているみたいです。」
「現に、シェイラはここにいるじゃん。」
「それは……実さんが、私と同じだからですか?」
数秒の間、沈黙が降りた。
「………そうだね。」
実は、くすりと微笑む。
「近からず、遠からずってとこかな。」
「そうですか…。なら、実さんは私がこれから何を訊こうとしているのかも分かっているんですか?」
「完全に当たっているとは言えないけど、大方察しはついてるよ。」
「じゃあ、単刀直入に言います。」
シェイラは深く息を吸った。
心臓が早鐘を打ち始める。
言葉が上手く出てこない。
それでも、シェイラは意を決して口を開いた。
「あなたは……力が、嫌いなんですか?」
昨日から、訊きたくて仕方がなかった。
実のあの言葉を聞いてから。
『力だけが全てとは、よく言ったもんだよ。』
ただでさえ、以前から実に関しては気になる節が多々あったのだ。
実に絡んでいくのは大体グランの方だったが、実のグランやフェンに対しての態度には、少なからず嘲りや蔑みが表れているように思えた。
それに気付いてからというもの、実のことを注意深く見るようになった。
そして、グランやフェンを見る実の表情に、同情とも憐れみともつかない、不思議な感情が見え隠れすることにも気付いた。
そして、決定打が昨日の発言。
実は自分にとって、もうただの知り合いでは片付けられない存在なのだ。
「………」
黙っている実。
ひたすらに待ち続けるシェイラの心に、不安が生まれる。
思わず彼女が奥歯を噛み締めた、その時。
「―――嫌いだよ。」
ぽつりと零れた実の言葉に、背筋が凍った。
抑揚の欠けた、冷たい声。
それは、いつもの実の声じゃなかった。
彼の声に込められた何かに、心の奥底から恐怖が勢いよく噴き出す。
全身が硬直して、呼吸すらもが奪われそうになる。
シェイラは、とっさに実から視線を逸らしてしまう。
あまりにも怖くて、実の顔を見られなかったのだ。
「それは……どうして、ですか?」
震える声で問う。
それに対して、実の声音は冷ややかなものだった。
「力は、奪うことばかりしかしないからね。確かに、ある程度の力はあると便利かもしれない。だけど、ありすぎる力は不幸や災いしか運んでこない。そして、周りを傷つけるだけ傷つけて、奪えるだけ奪って……最後には、何事もなかったかのように消えていく。身の丈に合わない力を求めるだけ、痛い目に遭うのは自分と……自分の大切な人たちだ。」
「………っ」
実の言葉を聞き、シェイラは小刻みに肩を震わせた。
とうとう見つけた。
自分と同じ人間に。
声も出ないほどに嬉しかった。
目頭に熱いものが込み上げてきて、そのまま零れ落ちていく。
それを拭うことも忘れて、シェイラは生まれて初めて出会った同胞を、ただひたすらに見つめていた。
「えっ……シェイラ?」
実がぎょっとしたように目を見開き、躊躇いながらもシェイラに近付く。
「―――っ」
全身を貫く衝動に突き動かされるままに、シェイラは実の胸の中に飛び込んだ。
まさかの展開に、実は反射的にシェイラを受け止めたまま固まる。
実の動揺は感じ取ったものの、シェイラは彼のことを離すまいと、全力をこめてその体にすがりつくのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる