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第2章 無限の力
オルリスの蕾
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「キース!!」
顔を見なくとも尚希の声であることは明確だったので、拓也は尚希の言葉に応えるより先に彼に詰め寄り、その胸ぐらに掴みかかっていた。
「お前、今までどこに―――」
「待った待った! ちょっとニューヴェルに帰ってたんだって。ギリギリまで粘ってたら、思った以上に時間がかかって。遅くなって悪かったよ。」
まあまあ、と拓也をなだめる尚希の手には、よく見ると何かが握られていた。
拓也は半目で尚希を睨むと、その手の中身をひったくる。
それは、一つの封筒だった。
真っ白い封筒の四隅には淡い色合いで蔓と薔薇が描かれており、中央には丁寧な文字で〈ご招待〉と書かれている。
「……招待状?」
胡散臭そうに片眉を上げる拓也。
尚希はそれに対して表情を和らげると、さっと封筒から便せんを取り出した。
「数ヶ月に一回ある会合への招待状だよ。差出人は、レイキーの防衛大臣と勤めているワイリー・ラルス侯爵。アイレン家にコンタクトを取ろうとしてきてる奴らの一人だ。」
続けて、尚希は便せんに綴られた文面を朗読し出す。
「貴殿は、オルリスの蕾に興味はあるでしょうか? 我々は、オルリスの蕾を蕾のまま手に入れました。これは、貴殿の街にも大きな利をもたらすでしょう。興味があるなら、一度見に来てみることをお勧めします。」
「……なんだよそれ?」
レイキーという単語が出てきたので少し期待したのに、ただ植物観賞に来いと言っているだけではないか。
くだらないと言い捨てる拓也とは対照的に、尚希はこの手紙に何かを見出だしているよう。
その目には、それだけ揺るぎないものが宿っていた。
「オルリスっていうのは、レイキーのとある高山のみに育つ植物でな。強い毒性を持っていて、蕾の時のオルリスの毒は、煎じた液一滴で人一人を殺せると言われている。でも、このオルリスは環境の変化にかなり弱くて、人工栽培はまず不可能。強力な毒を持ちながら、その高山以外では生存できないほど弱い植物……」
そこまで語った尚希の瞳が、きらりと光る。
「―――レイキーでは、〝鍵〟の暗喩なんだよ。」
「!?」
拓也の表情が一変する。
尚希はさらに続けた。
「蕾のオルリスは、かなりデリケートでな。それこそ、地面から抜くだけでも一気に弱るらしい。そんなものを、手元に置いておけるはずがないだろ? これが単純な文面だけの手紙じゃないなら、ワイリーが言いたいことは……〈〝鍵〟を手に入れたから言うことを聞け〉ってことだろうな。」
ひらひらと、尚希は手紙を指先で弄ぶ。
この手紙はまさしく、ニューヴェルの領主に向けられたものであろう。
オルリスの蕾が示す、もう一つの意味。
レイキー国外の人間でそれを知っている者は一握りしかいない。
もしもこの手紙の意味を正確に理解したならば、アズバドルの人間であるニューヴェルの領主は誘い出されずにはいられない。
アズバドルの人間は〝鍵〟の存在に敏感だ。
だからこそ、手紙の真偽を見定めるために必ず乗り込んでくる。
手紙の送り主であるワイリーは、そう考えたのだろう。
そのついでに、今のニューヴェル領主の知識についても品定めができて一石二鳥というわけだ。
このタイミングで届いた〝鍵〟をほのめかせる手紙。
罠である可能性は高い。
おそらく、ワイリーはこの機会を足掛かりに、ニューヴェルへ交渉を迫ってくるはずだ。
対等な協力関係を築くにしろ、弱みを握って支配下に置くにしろ、ニューヴェルを腹に抱えられればあちらのもの。
そこで懸念となるのが、すでに実がワイリーの手中にいる可能性が高いという点。
万が一にも実との関係に勘づかれることがあれば、実がそのまま人質にされかねない。
こうして考えると、かなり危険な綱渡りとはなるが―――
「実がここにいる可能性が高い以上、誘いに乗ってやらない手はない。」
尚希は、挑むように笑う。
こうして正式な招待状があるのだから、敵に警戒される心配はほとんどない。
こんなものを送ってきた時点でワイリーが自分と実の関係性を知らないことは明らかだし、彼もニューヴェルの人間が〝鍵〟と懇意にしているとは予想もしていないだろう。
今ばかりは、自分にのしかかるこの立場も強力な切り札となる。
あとは自分の立ち回り次第だ。
「確かに、いい方法なのかもしれないけど……」
言葉を濁す拓也。
拓也のことだからすぐさま食いついてくると思っていた尚希は、躊躇いがちなその反応に違和感を抱く。
拓也は尚希に気遣わしげな視線を送りつつも、おずおずと口を開いた。
「尚希は、それで大丈夫なのかなって…。それを使えば堂々と乗り込めるけど、尚希の立場が色んな奴らにばれるってことだろ? 尚希はアイレン家のことはあまり知られたくないって言ってたし、地球での暮らしを気に入ってたから、いいのかなって思って……」
拓也は目を伏せる。
アイレン家はこれまで、表立った交流を避けてきた。
それ故に内情を知られることがなく、尚希が代理を立てて領主の座を空けていても大きな問題には発展しなかった。
尚希が以前語っていたが、ニューヴェルのような多国籍の寄せ集めのような街は、一つの家が取りまとめることがかなり大変らしい。
他の似たような街では、様々な国籍の代表者が管理組合を作り、複数人で街の治安を守っているそうだ。
そんな特色を考えるなら、アイレン家だけが領主としての特権を持つニューヴェルはかなり特殊なのだろう。
別の言い方をすれば、ニューヴェルの重鎮たちがアイレン家に寄せる信頼の厚さが顕著に表れているということ。
カルノが領主代理を務められているのも、アイレン家の直系である尚希が強く推薦したからだというではないか。
そんな尚希がこの招待状を持って公の場に出てしまったら、注目されることは必至。
今までは名前だけでしか知られていなかった、莫大な権力を持つ謎の領主ことアイレン家。
好奇心と欲に飢えた貴族どもが、アイレン家の人間を逃がすとは到底思えない。
尚希がしようとしていることは、彼自身をニューヴェル領主の座に縛りつけることに他ならないはずだ。
地球での暮らしに満足していた尚希にとって、それはつらくないのだろうか。
自分が心配するところはそこだった。
もちろん、実を助けたい気持ちはある。
しかし、尚希に無理をするような手段を取ってほしくもない。
そんな複雑な心境から、浮かない顔をして視線を落とす拓也。
その肩に、そっと尚希が手を置いた。
「なんだ、そんなことを気にしてたのか?」
「……えっ?」
拓也は、思わず顔を上げる。
目をしばたたかせる拓也の瞳に映る尚希は、どこまでも穏やかで優しげな表情を浮かべていた。
「大丈夫だよ。元々、地球からニューヴェルに戻ってきた時点で、この立場を受け入れてはいたんだ。リラステに自分を食わせようとしたのは、紛れもないオレの意志だっただろ?」
指摘されて目を見開く拓也に、尚希は破顔する。
「それに、性懲りもなく逃げる気でいるなら、エーリリテたちに自分のことを次期領主だなんて言わねぇよ。」
それで、はたと思い出す。
リラステの一件が片付いた後、尚希は自分のことを次期領主だとはっきり口にしていた。
「リラステの件はもう片付いたんだ。オレが腹をくくれば、しがらみなんかないんだよ。これはいいきっかけだ。そろそろ目新しいものでも仕入れないと、街の奴らが退屈しそうだしな。」
一片の迷いもなく、晴れやかに語る尚希。
拓也はそれに何も言えず、ただ尚希を見つめるしかなかった。
顔を見なくとも尚希の声であることは明確だったので、拓也は尚希の言葉に応えるより先に彼に詰め寄り、その胸ぐらに掴みかかっていた。
「お前、今までどこに―――」
「待った待った! ちょっとニューヴェルに帰ってたんだって。ギリギリまで粘ってたら、思った以上に時間がかかって。遅くなって悪かったよ。」
まあまあ、と拓也をなだめる尚希の手には、よく見ると何かが握られていた。
拓也は半目で尚希を睨むと、その手の中身をひったくる。
それは、一つの封筒だった。
真っ白い封筒の四隅には淡い色合いで蔓と薔薇が描かれており、中央には丁寧な文字で〈ご招待〉と書かれている。
「……招待状?」
胡散臭そうに片眉を上げる拓也。
尚希はそれに対して表情を和らげると、さっと封筒から便せんを取り出した。
「数ヶ月に一回ある会合への招待状だよ。差出人は、レイキーの防衛大臣と勤めているワイリー・ラルス侯爵。アイレン家にコンタクトを取ろうとしてきてる奴らの一人だ。」
続けて、尚希は便せんに綴られた文面を朗読し出す。
「貴殿は、オルリスの蕾に興味はあるでしょうか? 我々は、オルリスの蕾を蕾のまま手に入れました。これは、貴殿の街にも大きな利をもたらすでしょう。興味があるなら、一度見に来てみることをお勧めします。」
「……なんだよそれ?」
レイキーという単語が出てきたので少し期待したのに、ただ植物観賞に来いと言っているだけではないか。
くだらないと言い捨てる拓也とは対照的に、尚希はこの手紙に何かを見出だしているよう。
その目には、それだけ揺るぎないものが宿っていた。
「オルリスっていうのは、レイキーのとある高山のみに育つ植物でな。強い毒性を持っていて、蕾の時のオルリスの毒は、煎じた液一滴で人一人を殺せると言われている。でも、このオルリスは環境の変化にかなり弱くて、人工栽培はまず不可能。強力な毒を持ちながら、その高山以外では生存できないほど弱い植物……」
そこまで語った尚希の瞳が、きらりと光る。
「―――レイキーでは、〝鍵〟の暗喩なんだよ。」
「!?」
拓也の表情が一変する。
尚希はさらに続けた。
「蕾のオルリスは、かなりデリケートでな。それこそ、地面から抜くだけでも一気に弱るらしい。そんなものを、手元に置いておけるはずがないだろ? これが単純な文面だけの手紙じゃないなら、ワイリーが言いたいことは……〈〝鍵〟を手に入れたから言うことを聞け〉ってことだろうな。」
ひらひらと、尚希は手紙を指先で弄ぶ。
この手紙はまさしく、ニューヴェルの領主に向けられたものであろう。
オルリスの蕾が示す、もう一つの意味。
レイキー国外の人間でそれを知っている者は一握りしかいない。
もしもこの手紙の意味を正確に理解したならば、アズバドルの人間であるニューヴェルの領主は誘い出されずにはいられない。
アズバドルの人間は〝鍵〟の存在に敏感だ。
だからこそ、手紙の真偽を見定めるために必ず乗り込んでくる。
手紙の送り主であるワイリーは、そう考えたのだろう。
そのついでに、今のニューヴェル領主の知識についても品定めができて一石二鳥というわけだ。
このタイミングで届いた〝鍵〟をほのめかせる手紙。
罠である可能性は高い。
おそらく、ワイリーはこの機会を足掛かりに、ニューヴェルへ交渉を迫ってくるはずだ。
対等な協力関係を築くにしろ、弱みを握って支配下に置くにしろ、ニューヴェルを腹に抱えられればあちらのもの。
そこで懸念となるのが、すでに実がワイリーの手中にいる可能性が高いという点。
万が一にも実との関係に勘づかれることがあれば、実がそのまま人質にされかねない。
こうして考えると、かなり危険な綱渡りとはなるが―――
「実がここにいる可能性が高い以上、誘いに乗ってやらない手はない。」
尚希は、挑むように笑う。
こうして正式な招待状があるのだから、敵に警戒される心配はほとんどない。
こんなものを送ってきた時点でワイリーが自分と実の関係性を知らないことは明らかだし、彼もニューヴェルの人間が〝鍵〟と懇意にしているとは予想もしていないだろう。
今ばかりは、自分にのしかかるこの立場も強力な切り札となる。
あとは自分の立ち回り次第だ。
「確かに、いい方法なのかもしれないけど……」
言葉を濁す拓也。
拓也のことだからすぐさま食いついてくると思っていた尚希は、躊躇いがちなその反応に違和感を抱く。
拓也は尚希に気遣わしげな視線を送りつつも、おずおずと口を開いた。
「尚希は、それで大丈夫なのかなって…。それを使えば堂々と乗り込めるけど、尚希の立場が色んな奴らにばれるってことだろ? 尚希はアイレン家のことはあまり知られたくないって言ってたし、地球での暮らしを気に入ってたから、いいのかなって思って……」
拓也は目を伏せる。
アイレン家はこれまで、表立った交流を避けてきた。
それ故に内情を知られることがなく、尚希が代理を立てて領主の座を空けていても大きな問題には発展しなかった。
尚希が以前語っていたが、ニューヴェルのような多国籍の寄せ集めのような街は、一つの家が取りまとめることがかなり大変らしい。
他の似たような街では、様々な国籍の代表者が管理組合を作り、複数人で街の治安を守っているそうだ。
そんな特色を考えるなら、アイレン家だけが領主としての特権を持つニューヴェルはかなり特殊なのだろう。
別の言い方をすれば、ニューヴェルの重鎮たちがアイレン家に寄せる信頼の厚さが顕著に表れているということ。
カルノが領主代理を務められているのも、アイレン家の直系である尚希が強く推薦したからだというではないか。
そんな尚希がこの招待状を持って公の場に出てしまったら、注目されることは必至。
今までは名前だけでしか知られていなかった、莫大な権力を持つ謎の領主ことアイレン家。
好奇心と欲に飢えた貴族どもが、アイレン家の人間を逃がすとは到底思えない。
尚希がしようとしていることは、彼自身をニューヴェル領主の座に縛りつけることに他ならないはずだ。
地球での暮らしに満足していた尚希にとって、それはつらくないのだろうか。
自分が心配するところはそこだった。
もちろん、実を助けたい気持ちはある。
しかし、尚希に無理をするような手段を取ってほしくもない。
そんな複雑な心境から、浮かない顔をして視線を落とす拓也。
その肩に、そっと尚希が手を置いた。
「なんだ、そんなことを気にしてたのか?」
「……えっ?」
拓也は、思わず顔を上げる。
目をしばたたかせる拓也の瞳に映る尚希は、どこまでも穏やかで優しげな表情を浮かべていた。
「大丈夫だよ。元々、地球からニューヴェルに戻ってきた時点で、この立場を受け入れてはいたんだ。リラステに自分を食わせようとしたのは、紛れもないオレの意志だっただろ?」
指摘されて目を見開く拓也に、尚希は破顔する。
「それに、性懲りもなく逃げる気でいるなら、エーリリテたちに自分のことを次期領主だなんて言わねぇよ。」
それで、はたと思い出す。
リラステの一件が片付いた後、尚希は自分のことを次期領主だとはっきり口にしていた。
「リラステの件はもう片付いたんだ。オレが腹をくくれば、しがらみなんかないんだよ。これはいいきっかけだ。そろそろ目新しいものでも仕入れないと、街の奴らが退屈しそうだしな。」
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