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181,努力の天才
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181,努力の才能
「……また失敗したー!」
俺は頭を抱える。これで通算七回目の失敗だー! どれだけ集中しても、クロスユニゾンできる気がしねー!
「……ネリアくん、もしかして、その……本番に弱いタイプ?」
流石に見かねたのか、梨沙が遠慮がちに聞いてくる。
……知ってた。うん、わかってるよ……。
「本番だけじゃないけどな。でもまあ、確かにダメかもな」
一番残念なタイプだな。うん。
「でも、ご主人様って、本番に弱いって言っていますけれど、しっかり強敵にも勝っているではありませんか」
「まあ、な。それは、練習の代物……いや、練習というよりも、ひたすら反復しているからだな。頭の中が真っ白になっても、体が覚えてくれてるから、なんとかなるんだ」
そう、いままで振るってきた剣は裏切らない。どんなに無意識でも、最高の一撃を出せるように体が勝手に動いてくれる。
「そうですか……努力に裏打ちされた力、というわけですね」
言われてみればそうかもしれない。ここまで生き残ってこれたのも、幾度と無く繰り返してきた積み重ねによるものだ。
「だな。よし、じゃあ再開するか!」
全開の失敗は、俺の魔力放出が不安定だったのが原因だ。で、もう一つ前の失敗の原因も同じ、魔力放出の不安定さだ。
「もう少し放出量を減らしてみてもいいかな?」
リーヴァに訪ねてみる。少し減らすだけでも、かなり楽になる。
「うーん、それは少し厳しいですね……これ以上下げることは厳しいです」
……そうだね、ゴミでごめんなさい……。
「それよりもご主人様、あの、呼吸にもう少しだけ意識を向けてはどうでしょうか?」
「呼吸? なにか関係あるのか?」
「はい。ご主人様は、呼吸のリズムが少し乱れやすい傾向にあります。特に、魔力放出の瞬間ですね。だから、呼吸のリズムが乱れると、波長が乱れて、魔力放出が不安定になります」
……なるほど。説得力があるな。
「そうだねー。呼吸は重要だね。この戦いが終わったら、本格的にそういうのが学べるところに行ってみようか?」
「それは気になるな。まあ、勝てたら、だけどな」
その言葉を口にした瞬間、空気が少し重くなった。……失言だったな。
「……勝てるよ。ネリアくんなら」
でも、梨沙は俺の勝利を信じて疑わない。
「私は知ってるもの。ダンスができないからって、ひたすら音を聞いてたり、こっそり踊ってたりしてたのを」
……気づかれてたー!
「知ってる? 努力を継続できるってのも、裏で努力ができるのも、才能なんだよ? だから、できる。ネリアくんの努力は、ネリアくんを裏切らないから」
「……なんでも知ってるんだな、梨沙は」
俺は、こんなに梨沙が気をかけてくれていたことに感謝していた。
「ありがとう。俺、生きて帰ってくるから!」
「ご主人様それはフラグです」
「……また失敗したー!」
俺は頭を抱える。これで通算七回目の失敗だー! どれだけ集中しても、クロスユニゾンできる気がしねー!
「……ネリアくん、もしかして、その……本番に弱いタイプ?」
流石に見かねたのか、梨沙が遠慮がちに聞いてくる。
……知ってた。うん、わかってるよ……。
「本番だけじゃないけどな。でもまあ、確かにダメかもな」
一番残念なタイプだな。うん。
「でも、ご主人様って、本番に弱いって言っていますけれど、しっかり強敵にも勝っているではありませんか」
「まあ、な。それは、練習の代物……いや、練習というよりも、ひたすら反復しているからだな。頭の中が真っ白になっても、体が覚えてくれてるから、なんとかなるんだ」
そう、いままで振るってきた剣は裏切らない。どんなに無意識でも、最高の一撃を出せるように体が勝手に動いてくれる。
「そうですか……努力に裏打ちされた力、というわけですね」
言われてみればそうかもしれない。ここまで生き残ってこれたのも、幾度と無く繰り返してきた積み重ねによるものだ。
「だな。よし、じゃあ再開するか!」
全開の失敗は、俺の魔力放出が不安定だったのが原因だ。で、もう一つ前の失敗の原因も同じ、魔力放出の不安定さだ。
「もう少し放出量を減らしてみてもいいかな?」
リーヴァに訪ねてみる。少し減らすだけでも、かなり楽になる。
「うーん、それは少し厳しいですね……これ以上下げることは厳しいです」
……そうだね、ゴミでごめんなさい……。
「それよりもご主人様、あの、呼吸にもう少しだけ意識を向けてはどうでしょうか?」
「呼吸? なにか関係あるのか?」
「はい。ご主人様は、呼吸のリズムが少し乱れやすい傾向にあります。特に、魔力放出の瞬間ですね。だから、呼吸のリズムが乱れると、波長が乱れて、魔力放出が不安定になります」
……なるほど。説得力があるな。
「そうだねー。呼吸は重要だね。この戦いが終わったら、本格的にそういうのが学べるところに行ってみようか?」
「それは気になるな。まあ、勝てたら、だけどな」
その言葉を口にした瞬間、空気が少し重くなった。……失言だったな。
「……勝てるよ。ネリアくんなら」
でも、梨沙は俺の勝利を信じて疑わない。
「私は知ってるもの。ダンスができないからって、ひたすら音を聞いてたり、こっそり踊ってたりしてたのを」
……気づかれてたー!
「知ってる? 努力を継続できるってのも、裏で努力ができるのも、才能なんだよ? だから、できる。ネリアくんの努力は、ネリアくんを裏切らないから」
「……なんでも知ってるんだな、梨沙は」
俺は、こんなに梨沙が気をかけてくれていたことに感謝していた。
「ありがとう。俺、生きて帰ってくるから!」
「ご主人様それはフラグです」
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