中途半端な俺が異世界で全部覚えました

黒田さん信者

文字の大きさ
209 / 245

番外編 中途半端な俺は学校で青春してみました『1』

しおりを挟む

*あてんしょん!*
 
 性格とか見た目とか変えずに、バラバラにキャラが配置された番外編? です。気分次第でまた続けます(もう続きを書き始めている)。本編では関わりのない人も関わっているので、そこのところはご了承下さい。


「きりーつ、礼!」
「「「「おはよーございまーす!」
 教室に挨拶の声がこだまする。
「うむ! 全員出席。いい出席率じゃ」
 担任のソア先生は出席簿を見て、ニカッと笑う。
「今日の行事は特に無い。以上! さあ、あとは好きにせい」
 教師にあるまじき適当さで、最速でHRを終わらせたソア先生。
「あ、それとハラベスト。お主、昨日宿題忘れたから今日掃除な」
「な!? どうしてですか!? そういえばー! フェイウも宿題忘れてました!」
「ちょっ! ネリア! 人を巻き込まないで!」
 俺は慌ててフェイウも道連れにしようとする。
「そうじゃのー……じゃあ二人で掃除じゃ」
 そう言ってソア先生は教室から出ていってしまった。
「ふぅ、なんとか一人で掃除は回避したぜ……」
 俺ははぁ、とため息をついた。



 ここは市立中半学園。自由度の高い校則とうまい学食が売りの市立高校だ。俺はここの一年生。そして今俺が生贄にしたのが――
「……許さないんだから! ネリアのばか!」
 幼馴染のフェイウだ。家も近いこともあり、自然とここの高校に一緒に通っていた。なんとクラスも一緒。腐れ縁ってやつだな、うん。
「宿題忘れたお前も悪い。それと、お前と俺とでは罪状が違いすぎるんだからな。俺はやったが、家に忘れた。お前はやらなかった。どっちが悪いと思う?」
「……うるさい。もう知らない!」
 ……完全に俺が悪いみたいにしないでほしいなぁ……。
「まあ残念だったなお二人さん。大丈夫、サボってもバレないからさ」
 と、ポンポンと俺の肩を慰めるように叩いたのは、マザイ。本当は俺より上の学年のはずなんだが……留年したので、同学年。本人も気にしないでくれと言っているので、もうタメ語で話している。
「いや、俺はそこまで落ちぶれちゃいないさ。やれと言われたからにはキッチリやるさ、マザイと違ってな」
「あれ? おかしいな? 今俺慰めたはずなのにサラッとディスられた……?」
 納得いかん、という顔になるマザイ。
「……おはよーございます皆さん!」
 そこへ、同級生の七香が来た。
「おはよー七香ちゃん。聞いてよ! ネリアがひどいのよ!」
「あー、それはネリアくんが悪いですねぇ……」
「今何も聞いてないだろ! 冤罪だ冤罪!」
 ひどい! 何も聞かずに俺が悪いと決めつけやがった!
 七香。なんでも大姉妹の末っ子だとかで、時々クラスに姉が来る。あとフェイウと並んでうるさい。
「あ、あの、もう授業始まるよ? 次の授業は体育だったはず……」
 クラス委員長の布志名 梨紗がバカをやっている俺たちのもとへ、もう授業が始まると教えに来てくれた。
「まじか! 行くぞネリア! 着替えに行かないと!」
「あ、女子は保健体育らしいですよー、楽ですねー」
 七香がのんびりと机に戻って保健体育の教科書を取り出した。
「急げ! 遅刻したらめんどいぞ!」
「あっ、ああ!」
 俺は慌てて体育着を持って、男子更衣室に駆け込んだ。








「……よろしくお願いします!」
 一限目、体育。教科担当はガヤエア先生。
「よし、今日はサッカーやるぞ! 俺がキーパーだ! やるぞー!」
「先生! 早すぎます! 準備運動などがありません!」
 優等生の篤人がびしっと挙手をする。
「そんなん適当でいいんだって。よし! 五分後に試合な! 俺がキーパーだからな!」
 ……この先生、フリーダムなんだよな……。
「よし! ネリア! お前はこっちのチームだ。いいか? お前がストライカーだ」
「先生、サッカー未経験者にそんな重いポジション与えないでください」
 俺は冷静にツッコむ。
「馬鹿野郎! 人は失敗して強くなるんだよ! 何事も経験だ!」
「いやぁ、それなら相手チームなんとかしてくださいよ……」
 相手チームには、サッカー部の期待の新星の竜心がいる。それに、なんだかんだで運動神経のいい篤人も。
「任せろ! 俺がいるぜネリア!」
 こっちにはガヤエア先生、そこそこ動けるマザイ、そして俺、ネリアがいる。……勝てる気しないんだけど……。
「……ええい! もうヤケだ!」
「行くぞ! スタート!」
 先生がホイッスルを鳴らした。
「っし! 行くっすよー!」
 早速竜心がボールを取り、チームメイトに回していく。くっ、早速竜心のペースだ。
「へっ、お前のドリブルは見極めてんだよ!」
 しかし、マザイが後ろから反則スレスレの足の出し方で、竜心からボールを奪った。
「くっ! やるっすね……!」
 マザイは狩人のような気配の消し方で、竜心から奪ったボールを他の仲間にパスした。
「まあな。スティールしか取り柄が無いのよ」
「……だな。パスが甘い」
 マザイの緩やかな地を這うようなパスは、飛び出してきた篤人に取られた。
「くそっ! だから俺はそれしか取り柄がないって言ったんだ」
 悪態をつくマザイ。
「俺がマークする!」
 俺は篤人のもとへ走り、マークについた。
「ネリアか。お前のしつこさはよく知っている。だから相手にしないほうが得策だ」
 そう言って篤人は竜心にパスを出そうとする。
「させるか!」
 俺はバランスを崩しつつも、ボールに足を伸ばす。その時、篤人の目が光った……気がした。
「ふっ、こういう単純なフェイントに引っかかる。こちらとしてはありがたいがな」
「しまっ!」
 篤人は体を引き、俺をかわしてドリブルで抜き去った。
「マズい!」
 他のチームメイトも抜かれ、ゴールはフリー状態!
「先生! 頼みます!」
 先生は剣道の有段者! 運動神経もいいし、取れるはずだ! それに、あの自信たっぷりな顔。きっとキーパー経験者だ! 
「ネリア! 俺は気がついた!」
「なんですか!?」
「……俺、キーパーやったことなかったわ」
「せいっ!」
 ……先生はほぼ棒立ちで、真横に通ったボールを見送った。
「……これは勝てないな、うん」
 結果、十五対ゼロと、なかなかにひどい試合となった。







「あー、まじ疲れた……」
 二限目、国語。眠い。
「おつかれさんですねぇネリアくん」
 俺が机でだらーんとしていると、七香が来た。
「疲れた……明日筋肉痛確定ルートだわ」
「そうなんですか? お疲れ様です。そういえば! 昨日の『あのスラ』見ました?」
「ああ、お前がおすすめしていたアニメな……」
 実は見れてない。
「……その反応、見てませんね?」
「……うん」
 だ、だって忙しかったんだよ!
「そんなことだと思いましたよ。なので! 私が今から解説してあげましょう!」
「ネタバレはいいからほれ、席に戻れ」
 予礼が鳴った。もうじき先生も来るだろう。
「ちぇー、次の休み時間は覚悟しといてくださいね!」
 ……誰かと連れション行って逃げるか。




「……よし、少し早いがここまでにしておくか」
「……はっ」
 俺は先生のその声を聞いて目を覚ました。……あぶねぇ、寝落ちしてたわ。
「……んー」
 俺は伸びをして席を立った。
「竜心! トイレ行こうぜ!」
「いいっすね。ついでに飲みもんでも買いに行くっす」
 財布を持ち、俺と竜心は教室を出た。
「いやー、さっきはコテンパンにやられたな。やっぱり竜心は強いぜ」
「そんなことないっすよ。ネリアもいい動きだったっす。ただ、最後にスタミナ切れ起こしてましたけど」
「そうなんだよなぁ」
 二人でくっちゃべりながら、トイレを済ます。
「何買います?」
「あー、俺はそうだな……コーラにするかな」
「俺は緑茶にするっす、温かいの」
「え? 今は六月だぞ?」
 どちらかと言うと、もうジメジメして暑い。それなのにホット……でも、この学校では年中売ってるんだよな。
「いやいや、スポーツの後は温かいものがいいんすよ」
「そうなのか? しかし、俺はそんなおじいちゃんな飲み物は飲まない。男は黙ってコーラだ」
 自販機の前で、財布を取り出す。あ、先客がいるな。
「……あ、ネリアくん。おはよう」
「……サイフォス先輩! おはようございます!」
 俺の前で飲み物を買っていたのは、サイフォス先輩だった。
 黒髪ロングで、高身長。クールな、だけれども柔らかい物腰の先輩は、誰からも好かれている。一応知り合いではある。
「ネリアくんは何を買うの?」
「俺ですか? 俺はコーラを。先輩は?」
「私はこれ。ソア先生にお使い頼まれたから、ついでに」
 と、二本の缶を自販機から取り出す。
「……コーヒーと……おしるこ!?」
 俺は自販機から出てきたものに驚きを隠せなかった。おしるこだと!?
「そ、ソア先生がおしるこを?」
 あの変人のことだ。こんな暑くても、熱々のおしるこを飲むに違いない。
「ううん、私」
「……え?」
「やっぱりこういうときは温かいものよね」
「……さいですか」
 俺の周りは、暑い日に熱いものを飲むのが好きらしい。
「あ、もう行かないと! それと」
 ずいっ、と俺の顔にサイフォス先輩の顔が近づく。ち、近い……!
 心臓がバクバクと暴走状態に入りだした。
「その頬の線。寝落ちしたでしょ。しっかりと授業は聞くこと」
「は、はいっ!」
 俺は背筋を伸ばす。
「ま、私も眠いときは、こっそりとやってるから人のことは言えないけど……あ、秘密だからね!」
「ういっす!」
 またねー、とサイフォス先輩は行ってしまった。
「…………ネリア、サイフォス先輩とどういう関係っすか!?」
 さっきから黙っていた竜心が、急に勢いよく俺に問い詰めてきた。
「お、落ち着けって。中学で世話になってたの」
 俺が中二のころ、とある事情で仲良くなった。その事情は……まあ、また今度話すことにしよう。
「羨ましいっす! 篤人さんも羨ましがりますよ絶対!」
「いや、篤人は七香一途だから……」
 実は篤人、女子からモテモテなのに、誘いも告白もすべて断っている。なんでも「あの」七香が好きらしい。変人である。
「七香が絡むと、急にポンコツになるからな」
 いつもは冷静沈着、頼れるメガネ男子なのだが、七香が絡むとテンパって使い物にならなくなる。恋って怖い。
「そろそろ時間っね。茶買います」
 ガシャコン。と、熱々の茶が出てきた。
「俺もコーラ買わないと」
 そして、コーラを買いながら思った。……うちの学校、なんで熱々のおしるこや茶がこの時期に売ってんの?




 番外編です。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

辺境で静かに暮らしていた俺、実は竜王の末裔だったらしく気づけば国ができていた

平木明日香
ファンタジー
はるか五億四千万年前、この星は六柱の竜王によって治められていた。火・水・風・土・闇・光――それぞれの力が均衡を保ち、世界は一つの大きな生命のように静かに巡っていた。だが星の異変をきっかけに竜の力は揺らぎ、その欠片は“魂”となって新たな生命に宿る。やがて誕生した人類は文明を築き、竜の力を利用し、ついには六大陸そのものを巨大な封印装置へと変えて竜王を眠りにつかせた。 それから幾千年。 現代では六つの大国がそれぞれ封印を管理し、かろうじて世界の均衡を保っている。しかし各地で異常な魔獣が出現し、封印の揺らぎが噂されはじめていた。 そんな世界を気ままに旅する青年がいる。名はブラック・ドラグニル。三年前からハンターとして魔獣を討伐し、その肉を味わいながら各地を渡り歩く放浪者だ。規格外の実力を持ちながら名誉や地位には興味がなく、ただ「世界のうまいものを食べ尽くす」ことを楽しみに生きている。 ある日、光の王国ルミナリア近郊で王女ユリアナが大型魔獣に襲われる事件が起きる。死を覚悟した騎士団の前に現れたブラックは、その怪物をわずか数十秒で討ち倒す。彼にとっては雑魚同然だったが、その圧倒的な強さは王国中に知れ渡る。王女は自由に生きる彼の姿に心を奪われるが、ブラックは次の目的地へ向かう計画を練るばかり。 だが彼自身はまだ知らない。 自らが竜族の末裔であり、世界を再び“統合”へ導く鍵となる存在であることを。 竜の封印が揺らぐとき、自由を愛する青年は世界の命運を左右する選択を迫られる。 これは、竜の記憶と人の魂が交錯する壮大なファンタジー叙事譚である。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

​『追放された底辺付与術師、実は【全自動化】のチートスキル持ちでした〜ブラックギルドを追い出されたので、辺境で商会を立ち上げたら勝手に世界規

NagiKurou
ファンタジー
​「お前のような、一日中デスクに座って何もしない無能はクビだ!」 国内最大のギルド『栄光の剣』で、底辺の付与術師として働いていたアルスは、ある日突然、強欲なギルドマスターから追放を言い渡される。 しかし、彼らは知らなかった。ギルドの武器の自動修復、物流の最適化、資金管理に至るまで、すべてアルスの固有スキル【全自動化(ワークフロー構築)】によって完璧にシステム化され、回っていたことを。 「俺がいなくなったら、あの自動化システム、全部止まるけど……まあいいか」 管理権限を解除し、辺境へと旅立ったアルス。彼は自身のスキルを使って、圧倒的な耐久力を誇る銀色の四輪型重装ゴーレムを作り出し、気ままな行商を始める。 一度構築すれば無限に富を生み出す「全自動」のチートスキルで、アルスの商会は瞬く間に世界規模へとスケールしていく! 一方、すべてを失ったギルドは、生産ラインが崩壊し、絶望のどん底へと突き落とされていくのだった……。

「お前は無能だ」と追放した勇者パーティ、俺が抜けた3秒後に全滅したらしい

夏見ナイ
ファンタジー
【荷物持ち】のアッシュは、勇者パーティで「無能」と罵られ、ダンジョン攻略の直前に追放されてしまう。だが彼がいなくなった3秒後、勇者パーティは罠と奇襲で一瞬にして全滅した。 彼らは知らなかったのだ。アッシュのスキル【運命肩代わり】が、パーティに降りかかる全ての不運や即死攻撃を、彼の些細なドジに変換して無効化していたことを。 そんなこととは露知らず、念願の自由を手にしたアッシュは辺境の村で穏やかなスローライフを開始。心優しいエルフやドワーフの仲間にも恵まれ、幸せな日々を送る。 しかし、勇者を失った王国に魔族と内通する宰相の陰謀が迫る。大切な居場所を守るため、無能と蔑まれた男は、その規格外の“幸運”で理不尽な運命に立ち向かう!

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

処理中です...