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に!
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「おはようございます、お母さん」
とんとんとんと、私は軽い足取りで階段を降りた。
「ん、おはよう彩香」
まだ眠そうなお母さんがウインナーを炒めている。
「今日は早いのね」
「はい、だって入学式ですよ?」
そう、今日は、私が通う予定の私立凱真高校の入学式。
「ふーん、いつもこの時間でお願いしますよっと。朝ごはんはパンが良い? それともご飯?」
「んー、ご飯でお願いします」
「はーい、どうぞ」
やや控えめによそってもらったご飯を、ウインナーをおかずにぱくつく。
「ごちそうさまでした」
ご飯を食べ終わると、ちょうど朝のニュースがやっていた。しかし、どれも悲しくなるようなニュースで、彩香はそれを眺め、父からもらったペンダントを握りしめた。
そしてテレビを消して、食べ終わったお皿を台所に持って行った。
「そろそろ時間じゃない?」
自分の分のご飯の支度をしていたお母さんが時計をチラッと見て言った。
「あ、本当だ! 急がないとです!」
椅子に掛けておいた鞄を肩に掛け、ローファーを履いた。
「行ってきます!」
家の鍵を開け、外に出る。
「まったく、子供の成長は早いものね」
そう言って凜香は壁に飾ってあった写真を見た。
「剛志さん、あなたはどう思う?」
写真に問いかける。
写真に写った剛志は答えない。
とんとんとんと、私は軽い足取りで階段を降りた。
「ん、おはよう彩香」
まだ眠そうなお母さんがウインナーを炒めている。
「今日は早いのね」
「はい、だって入学式ですよ?」
そう、今日は、私が通う予定の私立凱真高校の入学式。
「ふーん、いつもこの時間でお願いしますよっと。朝ごはんはパンが良い? それともご飯?」
「んー、ご飯でお願いします」
「はーい、どうぞ」
やや控えめによそってもらったご飯を、ウインナーをおかずにぱくつく。
「ごちそうさまでした」
ご飯を食べ終わると、ちょうど朝のニュースがやっていた。しかし、どれも悲しくなるようなニュースで、彩香はそれを眺め、父からもらったペンダントを握りしめた。
そしてテレビを消して、食べ終わったお皿を台所に持って行った。
「そろそろ時間じゃない?」
自分の分のご飯の支度をしていたお母さんが時計をチラッと見て言った。
「あ、本当だ! 急がないとです!」
椅子に掛けておいた鞄を肩に掛け、ローファーを履いた。
「行ってきます!」
家の鍵を開け、外に出る。
「まったく、子供の成長は早いものね」
そう言って凜香は壁に飾ってあった写真を見た。
「剛志さん、あなたはどう思う?」
写真に問いかける。
写真に写った剛志は答えない。
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