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じゅう!
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ま、まだ体のあちこちは痛いけれど、動けるので学校に行けます! 初日は逃しましたが、二日目からでも頑張ります!」
「行ってきまーす!」
お友達、たっくさん作りますよー!
「昨日は体調不良で休んでいました、中将 彩香です。たくさん友達を作りたいです。よろしくお願いします!」
じ、自己紹介ってこんな感じでいいでしょうか。タイミングを逃してしまったので、少し不安です。
「やべー、超かわいい」
「俺、このクラスで良かったよ」
「かわゆす。拙僧は感激いたしました……」
んん? 主に男子がにこやかに手を振ってくるのです。振り返したほうが良いのでしょうか。
迷ったあげく、振り返しました。
「「「中将さんマジ最高」」」
思わぬところで人気がでてしまったようです。
まだ今日は教科書を配ったり、学校の仕組みの説明だけみたいですね。授業という授業は無いみたいです。
教室にいても何もやることが無いので、廊下でぶらぶらしていると――
「あっ! 彩ー!」
こ、この声は!
「華ちゃん!?」
私が後ろを振り向くと同時に、後ろから抱きつかれました。
「やっと来たか、この寝ぼすけさんめっ! 昨日は寝坊かっ! 寝坊なのかっ!?」
「いや、体調不良なんですけどね……」
この子は羽田 華(はた はな)。私の中学からのお友達です。
「たくさん寝るからこんなに育つんだっ!」
「んぁっ! ちょ、ちょっと! どこ触ってルンですか!」
「胸」
「い、いや、そんな堂々と言わないで下さい!」
私はなんとか魔の手から逃げ延びた。
「ちぇ。あ、昼休みは一緒に弁当食おうな」
「もー。、わかりました」
ここでちょうどチャイムが鳴ったので、教室に戻った。
「くっ、声をかけられなかった! ラ、ラインぐらい聞いても大丈夫だよな?」
「百合、いいよな……よし、今日はゆるゆりでも観るか」
「拙僧はこの極上の百合に心動かされましたぞ!」
どうやらこの学校には変人も多いようだ。っていうか。拙僧って何でしょうか?
「さあ、飯の時間だっ!」
ガラガラガラッ! 授業の終わりと同時に、華ちゃんが入ってきた。
「き、君、まだ授業は――」
「もう終わりの時間だろ? あっしたー 。じゃ、この娘は連れて行くんで!」
「え、ちょ」
待ってー!
こうして私は、強引に連れ去られました。
「ん〜、凜香さんの卵焼き、やっぱりウマいぜ! あ、そこの肉もくれ」
「もう、自分のお弁当を食べてよ〜」
お姉さんがここの学校に通っているだけあって、入学二日目にして校内の穴場を教えてくれた。屋上、と言うには少し狭いけれど、かなりいい場所だ。
「ここは冬場意外まっったく使われないんだ。なんてったって、プールのある学校にしては珍しくこんな温水設備があるんだもんな」
そう、今私達がいるのは、プールの温水設備の小屋の上。
「でも。大丈夫なの? こんなところでご飯食べても」
「大丈夫! 先生たちはここを全く知らないようなもんだから!」
「あ、そう……」
そういう大丈夫なんだ……。
「行ってきまーす!」
お友達、たっくさん作りますよー!
「昨日は体調不良で休んでいました、中将 彩香です。たくさん友達を作りたいです。よろしくお願いします!」
じ、自己紹介ってこんな感じでいいでしょうか。タイミングを逃してしまったので、少し不安です。
「やべー、超かわいい」
「俺、このクラスで良かったよ」
「かわゆす。拙僧は感激いたしました……」
んん? 主に男子がにこやかに手を振ってくるのです。振り返したほうが良いのでしょうか。
迷ったあげく、振り返しました。
「「「中将さんマジ最高」」」
思わぬところで人気がでてしまったようです。
まだ今日は教科書を配ったり、学校の仕組みの説明だけみたいですね。授業という授業は無いみたいです。
教室にいても何もやることが無いので、廊下でぶらぶらしていると――
「あっ! 彩ー!」
こ、この声は!
「華ちゃん!?」
私が後ろを振り向くと同時に、後ろから抱きつかれました。
「やっと来たか、この寝ぼすけさんめっ! 昨日は寝坊かっ! 寝坊なのかっ!?」
「いや、体調不良なんですけどね……」
この子は羽田 華(はた はな)。私の中学からのお友達です。
「たくさん寝るからこんなに育つんだっ!」
「んぁっ! ちょ、ちょっと! どこ触ってルンですか!」
「胸」
「い、いや、そんな堂々と言わないで下さい!」
私はなんとか魔の手から逃げ延びた。
「ちぇ。あ、昼休みは一緒に弁当食おうな」
「もー。、わかりました」
ここでちょうどチャイムが鳴ったので、教室に戻った。
「くっ、声をかけられなかった! ラ、ラインぐらい聞いても大丈夫だよな?」
「百合、いいよな……よし、今日はゆるゆりでも観るか」
「拙僧はこの極上の百合に心動かされましたぞ!」
どうやらこの学校には変人も多いようだ。っていうか。拙僧って何でしょうか?
「さあ、飯の時間だっ!」
ガラガラガラッ! 授業の終わりと同時に、華ちゃんが入ってきた。
「き、君、まだ授業は――」
「もう終わりの時間だろ? あっしたー 。じゃ、この娘は連れて行くんで!」
「え、ちょ」
待ってー!
こうして私は、強引に連れ去られました。
「ん〜、凜香さんの卵焼き、やっぱりウマいぜ! あ、そこの肉もくれ」
「もう、自分のお弁当を食べてよ〜」
お姉さんがここの学校に通っているだけあって、入学二日目にして校内の穴場を教えてくれた。屋上、と言うには少し狭いけれど、かなりいい場所だ。
「ここは冬場意外まっったく使われないんだ。なんてったって、プールのある学校にしては珍しくこんな温水設備があるんだもんな」
そう、今私達がいるのは、プールの温水設備の小屋の上。
「でも。大丈夫なの? こんなところでご飯食べても」
「大丈夫! 先生たちはここを全く知らないようなもんだから!」
「あ、そう……」
そういう大丈夫なんだ……。
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