どうやらJKは悪と戦う正義のヒーローのようですよ?

黒田さん信者

文字の大きさ
10 / 10

じゅう!

しおりを挟む
 ま、まだ体のあちこちは痛いけれど、動けるので学校に行けます! 初日は逃しましたが、二日目からでも頑張ります!」
「行ってきまーす!」
 お友達、たっくさん作りますよー!



「昨日は体調不良で休んでいました、中将 彩香です。たくさん友達を作りたいです。よろしくお願いします!」
 じ、自己紹介ってこんな感じでいいでしょうか。タイミングを逃してしまったので、少し不安です。
「やべー、超かわいい」
「俺、このクラスで良かったよ」 
「かわゆす。拙僧は感激いたしました……」
 んん? 主に男子がにこやかに手を振ってくるのです。振り返したほうが良いのでしょうか。
 迷ったあげく、振り返しました。
「「「中将さんマジ最高」」」
 思わぬところで人気がでてしまったようです。




 まだ今日は教科書を配ったり、学校の仕組みの説明だけみたいですね。授業という授業は無いみたいです。
 教室にいても何もやることが無いので、廊下でぶらぶらしていると――
「あっ! 彩ー!」
 こ、この声は!
「華ちゃん!?」
 私が後ろを振り向くと同時に、後ろから抱きつかれました。
「やっと来たか、この寝ぼすけさんめっ! 昨日は寝坊かっ! 寝坊なのかっ!?」
「いや、体調不良なんですけどね……」
 この子は羽田 華(はた はな)。私の中学からのお友達です。
「たくさん寝るからこんなに育つんだっ!」
「んぁっ! ちょ、ちょっと! どこ触ってルンですか!」
「胸」
「い、いや、そんな堂々と言わないで下さい!」
 私はなんとか魔の手から逃げ延びた。
「ちぇ。あ、昼休みは一緒に弁当食おうな」
「もー。、わかりました」
 ここでちょうどチャイムが鳴ったので、教室に戻った。
「くっ、声をかけられなかった! ラ、ラインぐらい聞いても大丈夫だよな?」
「百合、いいよな……よし、今日はゆるゆりでも観るか」
「拙僧はこの極上の百合に心動かされましたぞ!」
 どうやらこの学校には変人も多いようだ。っていうか。拙僧って何でしょうか?


「さあ、飯の時間だっ!」
 ガラガラガラッ! 授業の終わりと同時に、華ちゃんが入ってきた。
「き、君、まだ授業は――」
「もう終わりの時間だろ? あっしたー 。じゃ、この娘は連れて行くんで!」
「え、ちょ」
 待ってー!
 こうして私は、強引に連れ去られました。


「ん〜、凜香さんの卵焼き、やっぱりウマいぜ! あ、そこの肉もくれ」
「もう、自分のお弁当を食べてよ〜」
 お姉さんがここの学校に通っているだけあって、入学二日目にして校内の穴場を教えてくれた。屋上、と言うには少し狭いけれど、かなりいい場所だ。
「ここは冬場意外まっったく使われないんだ。なんてったって、プールのある学校にしては珍しくこんな温水設備があるんだもんな」
 そう、今私達がいるのは、プールの温水設備の小屋の上。
「でも。大丈夫なの? こんなところでご飯食べても」
「大丈夫! 先生たちはここを全く知らないようなもんだから!」
「あ、そう……」
 そういう大丈夫なんだ……。
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

いけもんT
2017.03.05 いけもんT

出来れば、読みをつけて頂きたいです。

2017.03.05 黒田さん信者

ご意見ありがとうございます! では、できる限り頑張ってみます!

解除

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

お久しぶりです旦那様。そろそろ離婚ですか?

奏千歌
恋愛
[イヌネコ] 「奥様、旦那様がお見えです」 「はい?」 ベッドの上でゴロゴロしながら猫と戯れていると、侍女が部屋を訪れて告げたことだった。

幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~

二階堂吉乃
恋愛
 同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。  1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。  一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。

幼馴染

ざっく
恋愛
私にはすごくよくできた幼馴染がいる。格好良くて優しくて。だけど、彼らはもう一人の幼馴染の女の子に夢中なのだ。私だって、もう彼らの世話をさせられるのはうんざりした。

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

可愛らしい人

はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」 「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」 「それにあいつはひとりで生きていけるから」 女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。 けれど、 「エレナ嬢」 「なんでしょうか?」 「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」  その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。 「……いいえ」  当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。 「よければ僕と一緒に行きませんか?」

夫が勇者に選ばれました

プラネットプラント
恋愛
勇者に選ばれた夫は「必ず帰って来る」と言って、戻ってこない。風の噂では、王女様と結婚するらしい。そして、私は殺される。 ※なろうでも投稿しています。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。