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最後の涙
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開け放ったカーテンから差し込む朝日の光。
控えめに香るヘアミストのいい匂い。
すっかり街並みに馴染む豪華なドレスみたいなワンピース。
私もだいぶさまになってきたんじゃない?
自室の大鏡の前でくるくる回ったりポーズをとったり。
もうこれはかれこれ1ヶ月間続いてる習慣みたいなもの。
「うーん、今日も可愛い!」
自分を褒めて、満面の笑み。
買い物に行くだけでもこれなんだから、パーティーになんて呼ばれたら何時間かかることやら…まぁ、町娘的なポジションの私にはありえないことか。
「おーい、お城のお姫様からダンスパーティのお誘いだよ」
それがありえちゃうんだからここって本当に素晴らしいよ。
ジルが持ってきた手紙を読んでもらうと、なんだか友好の証にとかそんなことが書いてあるらしい。
本気だったら恐ろしいよお姫様のお友達だなんて。
サティアさんにはここに来てからお世話になっていて、お礼にスマホだとかシャーペンだとか、私の世界のものを見せると大喜びされる。
友好っていうのも私が珍しいものばっかり持ってるからかもしれないな…。
そう考えると少々残念だ。
さて、何を着てったらいいのかな……早速クローゼットの中を物色するけどお姫様のダンスパーティに見合うお洋服がない。
焦る私。見かねたジル。
「ずいぶん都会の方のだけど、ドレスショップにでも行ってみる?」
そんな提案をしてくれた。
私は二つ返事でOKしたんだけど、まさか列車に乗って三時間もかかるなんて思わなかった。ていうか聞いてないし。
往復で6時間。すっかり疲れ果てた私は、兎にも角にもドレスをしまって、夕飯も食べずに眠った。
ちなみにあっちの世界にはいつでも行き来できるなんて便利なシステムらしいけど、私は一度も戻ってない。
親にはジルから説明してもらった。
これからもこっちで生きていこうと思ってるって。
友達もできたし、お姫様にパーティに誘われるくらいになった。
今戻ってもあっちは楽しくないし、私にとってはここで暮らすのが一番だと思ってる。
ジルをお供に、街の友達に会いに行く。そんな毎日が私にはちょうどいい。
もう泣かないって決めたんだから、また泣き暮すことなんてしたくない。
これは私なりの前の向き方。
控えめに香るヘアミストのいい匂い。
すっかり街並みに馴染む豪華なドレスみたいなワンピース。
私もだいぶさまになってきたんじゃない?
自室の大鏡の前でくるくる回ったりポーズをとったり。
もうこれはかれこれ1ヶ月間続いてる習慣みたいなもの。
「うーん、今日も可愛い!」
自分を褒めて、満面の笑み。
買い物に行くだけでもこれなんだから、パーティーになんて呼ばれたら何時間かかることやら…まぁ、町娘的なポジションの私にはありえないことか。
「おーい、お城のお姫様からダンスパーティのお誘いだよ」
それがありえちゃうんだからここって本当に素晴らしいよ。
ジルが持ってきた手紙を読んでもらうと、なんだか友好の証にとかそんなことが書いてあるらしい。
本気だったら恐ろしいよお姫様のお友達だなんて。
サティアさんにはここに来てからお世話になっていて、お礼にスマホだとかシャーペンだとか、私の世界のものを見せると大喜びされる。
友好っていうのも私が珍しいものばっかり持ってるからかもしれないな…。
そう考えると少々残念だ。
さて、何を着てったらいいのかな……早速クローゼットの中を物色するけどお姫様のダンスパーティに見合うお洋服がない。
焦る私。見かねたジル。
「ずいぶん都会の方のだけど、ドレスショップにでも行ってみる?」
そんな提案をしてくれた。
私は二つ返事でOKしたんだけど、まさか列車に乗って三時間もかかるなんて思わなかった。ていうか聞いてないし。
往復で6時間。すっかり疲れ果てた私は、兎にも角にもドレスをしまって、夕飯も食べずに眠った。
ちなみにあっちの世界にはいつでも行き来できるなんて便利なシステムらしいけど、私は一度も戻ってない。
親にはジルから説明してもらった。
これからもこっちで生きていこうと思ってるって。
友達もできたし、お姫様にパーティに誘われるくらいになった。
今戻ってもあっちは楽しくないし、私にとってはここで暮らすのが一番だと思ってる。
ジルをお供に、街の友達に会いに行く。そんな毎日が私にはちょうどいい。
もう泣かないって決めたんだから、また泣き暮すことなんてしたくない。
これは私なりの前の向き方。
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