41才の中学二年生(改訂版)

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第2章

梅の年齢

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「ギャッハハハハ!何だよ、山本その頭は!」

坊主頭のオレを見て、龍也は腹を抱えて笑った。


野球部の入部を認められ、正式に部員になった。

部員になったのはいいが、野球部は全員が坊主頭だ。

オレも坊主頭にしなきゃならないって事で、床屋に行って坊主にした。

視力の方は、コンタクトを付けている。

メガネ屋で自分に合ったメガネを探してみたが、坊主頭にメガネだと、宇棚の茶坊主みたいになるので、それだけはイヤだと思い、コンタクトにした。


これで、また野球が出来る。

今の目標は、ソッコーでサードのレギュラーを掴む事だ。



「さっちゃん、また野球やるんだって?」

優季が嬉しそうな顔をしている。

コイツに野球を教えたのはオレだ。

優季は中学入学と同時にソフトボール部に入り、今ではレギュラーでサードを守っている。

オレが元々少年野球でサードのポジションだったせいか、教え方がサードの動きだったので、必然的にサードになった。


オレはコイツの師匠でもあるから、一刻も早くレギュラーにならなきゃ、恥ずかしい。


「見てろよ、優季。あっという間にレギュラーになってやるから、その時はご褒美に何かくれ!」


「えっ、ご褒美?何がいいの?」


この時代のゲームソフトは散々やったから、飽きたし、他の物と言われても思いつかない。


何がいいかな…

ん?そう言えば優季って、随分と発育が早いよな。

何カップあるんだ、コイツの胸は?

思わず、幼なじみの胸元をガン見した。


「ちょっと…さっちゃん、さっきからどこ見てるのよ」

優季は手で胸元を隠した。


セーラー服の上からでも解る程、立派に成長している。


思い出した!優季は数年後の同窓会で皆から【FF】とか言われてたんだ!

FはFカップの略で、ファイナルファンタジー風にFFと命名した。

言い出しっぺはオレなんだけどw


「どこって、そりゃお前…オレが見ているのは、栄光の未来に決まってるだろ!」


「はぁ?何言ってんの、さっちゃん?」



「ご褒美はバレンタインの日にチョコをくれ!それならいいだろ?」


…あれ、確か優季からは毎年義理チョコを貰っていたはずだっけ?

「いつもあげてるじゃん!」


やっぱりそうだよね…

「じゃあ、ご褒美はクロマティモデルのバットを買ってくれ!」


「いくらすると思ってるのよ!私だって欲しいわよ、そのバット」


「よし解った!それじゃ、こうしよう。もし、年内にレギュラーになったら、優季のファーストキスの相手にしてくれ」


「…えっ…」


「ん?」


優季は顔を真っ赤にして、下を向いている。


「…冗談だよ!じゃあ、新しいゲームソフト買ってくれ。それならいいだろ?」


「ゲーム…?そんなの、自分で買いなさいっ!」

優季は怒って、席に着いた。


まさか、その大きいオッパイ触らせて!とは言えないだろ。

いや、待てよ?


オレは今、中2だけど、実年齢は41だぞ。


41のオッサンが、中2の女子の胸を触りたいって…
ロリコンじゃないかっ!


「なら、私の胸でも触ってみる?」


また出て来やがった…


しかしまぁ、相も変わらず露出の多い服装で…


これ、なんて言うファッションなんだ?


「あら、これはニットワンピ」

これ、ワンピースなのか?

随分丈の短いスカートだ。

もし、阿莉沙がこんな格好をしたら…
いや、オレの娘はこんなはしたない格好をしない!


「何よ、はしたないって?セクシーなファッションと言って欲しいゎ」


「前から思ってたんだが…お前一体何才なんだ?」


パッと見、10代後半から20代前半に見えなくもないんだが、毎回派手な服装に、盛り過ぎなメイク。


何か、不自然なんだよな…

どう見ても、イジってるとしか思えない。


「女性に年齢を聞くなんて、随分と失礼ね」


「何言ってんだ、お前は頭の先からつま先まで不自然なんだよ。正直に答えろ、お前イジってるだろ?」


「だから、イジってないって言ってるでしょ!」


目が泳いでるぞ。


「まぁいいや。話変わるけど、子供の頃どんなアイドルが好きだった?」


「私?私はそうねぇ…フィンガー5かな」


「お前、少なくとも30は越えてるだろ」


「あっ…」


やっぱりそうか!


「誘導尋問するなんて、汚いやり方だわっ!」


「それに引っ掛かるお前が悪い!それにしても…ケッコー年いってるんだな、お前w」


こんな簡単な誘導尋問に引っ掛かるとは、コイツはジジイよりも単純なヤツだな。


とりあえず今日は梅の推定年齢が解ったw
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