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第2章
梅の年齢
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「ギャッハハハハ!何だよ、山本その頭は!」
坊主頭のオレを見て、龍也は腹を抱えて笑った。
野球部の入部を認められ、正式に部員になった。
部員になったのはいいが、野球部は全員が坊主頭だ。
オレも坊主頭にしなきゃならないって事で、床屋に行って坊主にした。
視力の方は、コンタクトを付けている。
メガネ屋で自分に合ったメガネを探してみたが、坊主頭にメガネだと、宇棚の茶坊主みたいになるので、それだけはイヤだと思い、コンタクトにした。
これで、また野球が出来る。
今の目標は、ソッコーでサードのレギュラーを掴む事だ。
「さっちゃん、また野球やるんだって?」
優季が嬉しそうな顔をしている。
コイツに野球を教えたのはオレだ。
優季は中学入学と同時にソフトボール部に入り、今ではレギュラーでサードを守っている。
オレが元々少年野球でサードのポジションだったせいか、教え方がサードの動きだったので、必然的にサードになった。
オレはコイツの師匠でもあるから、一刻も早くレギュラーにならなきゃ、恥ずかしい。
「見てろよ、優季。あっという間にレギュラーになってやるから、その時はご褒美に何かくれ!」
「えっ、ご褒美?何がいいの?」
この時代のゲームソフトは散々やったから、飽きたし、他の物と言われても思いつかない。
何がいいかな…
ん?そう言えば優季って、随分と発育が早いよな。
何カップあるんだ、コイツの胸は?
思わず、幼なじみの胸元をガン見した。
「ちょっと…さっちゃん、さっきからどこ見てるのよ」
優季は手で胸元を隠した。
セーラー服の上からでも解る程、立派に成長している。
思い出した!優季は数年後の同窓会で皆から【FF】とか言われてたんだ!
FはFカップの略で、ファイナルファンタジー風にFFと命名した。
言い出しっぺはオレなんだけどw
「どこって、そりゃお前…オレが見ているのは、栄光の未来に決まってるだろ!」
「はぁ?何言ってんの、さっちゃん?」
「ご褒美はバレンタインの日にチョコをくれ!それならいいだろ?」
…あれ、確か優季からは毎年義理チョコを貰っていたはずだっけ?
「いつもあげてるじゃん!」
やっぱりそうだよね…
「じゃあ、ご褒美はクロマティモデルのバットを買ってくれ!」
「いくらすると思ってるのよ!私だって欲しいわよ、そのバット」
「よし解った!それじゃ、こうしよう。もし、年内にレギュラーになったら、優季のファーストキスの相手にしてくれ」
「…えっ…」
「ん?」
優季は顔を真っ赤にして、下を向いている。
「…冗談だよ!じゃあ、新しいゲームソフト買ってくれ。それならいいだろ?」
「ゲーム…?そんなの、自分で買いなさいっ!」
優季は怒って、席に着いた。
まさか、その大きいオッパイ触らせて!とは言えないだろ。
いや、待てよ?
オレは今、中2だけど、実年齢は41だぞ。
41のオッサンが、中2の女子の胸を触りたいって…
ロリコンじゃないかっ!
「なら、私の胸でも触ってみる?」
また出て来やがった…
しかしまぁ、相も変わらず露出の多い服装で…
これ、なんて言うファッションなんだ?
「あら、これはニットワンピ」
これ、ワンピースなのか?
随分丈の短いスカートだ。
もし、阿莉沙がこんな格好をしたら…
いや、オレの娘はこんなはしたない格好をしない!
「何よ、はしたないって?セクシーなファッションと言って欲しいゎ」
「前から思ってたんだが…お前一体何才なんだ?」
パッと見、10代後半から20代前半に見えなくもないんだが、毎回派手な服装に、盛り過ぎなメイク。
何か、不自然なんだよな…
どう見ても、イジってるとしか思えない。
「女性に年齢を聞くなんて、随分と失礼ね」
「何言ってんだ、お前は頭の先からつま先まで不自然なんだよ。正直に答えろ、お前イジってるだろ?」
「だから、イジってないって言ってるでしょ!」
目が泳いでるぞ。
「まぁいいや。話変わるけど、子供の頃どんなアイドルが好きだった?」
「私?私はそうねぇ…フィンガー5かな」
「お前、少なくとも30は越えてるだろ」
「あっ…」
やっぱりそうか!
「誘導尋問するなんて、汚いやり方だわっ!」
「それに引っ掛かるお前が悪い!それにしても…ケッコー年いってるんだな、お前w」
こんな簡単な誘導尋問に引っ掛かるとは、コイツはジジイよりも単純なヤツだな。
とりあえず今日は梅の推定年齢が解ったw
坊主頭のオレを見て、龍也は腹を抱えて笑った。
野球部の入部を認められ、正式に部員になった。
部員になったのはいいが、野球部は全員が坊主頭だ。
オレも坊主頭にしなきゃならないって事で、床屋に行って坊主にした。
視力の方は、コンタクトを付けている。
メガネ屋で自分に合ったメガネを探してみたが、坊主頭にメガネだと、宇棚の茶坊主みたいになるので、それだけはイヤだと思い、コンタクトにした。
これで、また野球が出来る。
今の目標は、ソッコーでサードのレギュラーを掴む事だ。
「さっちゃん、また野球やるんだって?」
優季が嬉しそうな顔をしている。
コイツに野球を教えたのはオレだ。
優季は中学入学と同時にソフトボール部に入り、今ではレギュラーでサードを守っている。
オレが元々少年野球でサードのポジションだったせいか、教え方がサードの動きだったので、必然的にサードになった。
オレはコイツの師匠でもあるから、一刻も早くレギュラーにならなきゃ、恥ずかしい。
「見てろよ、優季。あっという間にレギュラーになってやるから、その時はご褒美に何かくれ!」
「えっ、ご褒美?何がいいの?」
この時代のゲームソフトは散々やったから、飽きたし、他の物と言われても思いつかない。
何がいいかな…
ん?そう言えば優季って、随分と発育が早いよな。
何カップあるんだ、コイツの胸は?
思わず、幼なじみの胸元をガン見した。
「ちょっと…さっちゃん、さっきからどこ見てるのよ」
優季は手で胸元を隠した。
セーラー服の上からでも解る程、立派に成長している。
思い出した!優季は数年後の同窓会で皆から【FF】とか言われてたんだ!
FはFカップの略で、ファイナルファンタジー風にFFと命名した。
言い出しっぺはオレなんだけどw
「どこって、そりゃお前…オレが見ているのは、栄光の未来に決まってるだろ!」
「はぁ?何言ってんの、さっちゃん?」
「ご褒美はバレンタインの日にチョコをくれ!それならいいだろ?」
…あれ、確か優季からは毎年義理チョコを貰っていたはずだっけ?
「いつもあげてるじゃん!」
やっぱりそうだよね…
「じゃあ、ご褒美はクロマティモデルのバットを買ってくれ!」
「いくらすると思ってるのよ!私だって欲しいわよ、そのバット」
「よし解った!それじゃ、こうしよう。もし、年内にレギュラーになったら、優季のファーストキスの相手にしてくれ」
「…えっ…」
「ん?」
優季は顔を真っ赤にして、下を向いている。
「…冗談だよ!じゃあ、新しいゲームソフト買ってくれ。それならいいだろ?」
「ゲーム…?そんなの、自分で買いなさいっ!」
優季は怒って、席に着いた。
まさか、その大きいオッパイ触らせて!とは言えないだろ。
いや、待てよ?
オレは今、中2だけど、実年齢は41だぞ。
41のオッサンが、中2の女子の胸を触りたいって…
ロリコンじゃないかっ!
「なら、私の胸でも触ってみる?」
また出て来やがった…
しかしまぁ、相も変わらず露出の多い服装で…
これ、なんて言うファッションなんだ?
「あら、これはニットワンピ」
これ、ワンピースなのか?
随分丈の短いスカートだ。
もし、阿莉沙がこんな格好をしたら…
いや、オレの娘はこんなはしたない格好をしない!
「何よ、はしたないって?セクシーなファッションと言って欲しいゎ」
「前から思ってたんだが…お前一体何才なんだ?」
パッと見、10代後半から20代前半に見えなくもないんだが、毎回派手な服装に、盛り過ぎなメイク。
何か、不自然なんだよな…
どう見ても、イジってるとしか思えない。
「女性に年齢を聞くなんて、随分と失礼ね」
「何言ってんだ、お前は頭の先からつま先まで不自然なんだよ。正直に答えろ、お前イジってるだろ?」
「だから、イジってないって言ってるでしょ!」
目が泳いでるぞ。
「まぁいいや。話変わるけど、子供の頃どんなアイドルが好きだった?」
「私?私はそうねぇ…フィンガー5かな」
「お前、少なくとも30は越えてるだろ」
「あっ…」
やっぱりそうか!
「誘導尋問するなんて、汚いやり方だわっ!」
「それに引っ掛かるお前が悪い!それにしても…ケッコー年いってるんだな、お前w」
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とりあえず今日は梅の推定年齢が解ったw
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