(快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体)アナザーストーリー

sky-high

文字の大きさ
6 / 105
第一章 近親相姦という過去を絶ち切るために

早く逃げたい

早く中学を卒業したかった。
早く家を出たかった。

どこでもいい、とにかく母親の下から逃げたかった。

そして父親が今、何処に住んでいるのか。

母親は知っているはずだ。
だが、それを言えばオレが父親に会いに行くと思い、言わなかったのだと思う。
とにかく早く母親の下から離れたい。

何故親子が肉体関係を持たなきゃならないのか?

まだオンボロアパートで朝方、男を連れ込んで情事に耽っていた頃の方がマシだった。

当時は母親と過ごす時間があまりなかった。
母親と一緒にいたいと思っていた時期もあったが、今は店を他の人に任せ、殆ど顔を出さなくなった。

そのせいで今は息子の身体を弄ぶセックスに飢えた女と化している。

母親は何不自由なく、オレが欲しがる物を買い与えてくれ、そして小遣いが欲しいと言えばいくらでも渡してくれた。

オレは母親の夜の相手をする代わりに小遣いをもらっていた。
実の母親に買われていたみたいな関係…

親子で売春をしてるようなもんだ。

進路をハッキリと決めなければならない時期に差し掛かり、オレは随分と悩んだ。

三者面談で母親が言った、中卒で働く事も考えたが、現実的にそれは難しいだろうと思い、断念した。

今はこれといった目標は無いが、高校に入り、そして大学に進学しようと。
それまでの間に何かやりたい事が見つかるはずだと漠然と考えていた。

じゃあ、何処の高校にするか?
そしてどうやったら母親の下から離れて生活出来るのか。



部屋に籠もり、ネットで検索してみたところ《奥多摩郊外》にある、全寮制の私立大学の付属高校を見つけた。

(これだ!)
寮生活なら母親と離れる事が出来る。
オレは迷わずこの高校へ行く事に決めた。

問題は母親がその高校に行く事を許してくれるのだろうか?
間違いなく猛反対するに違いない。

金の事もある。
もしオレに入学金を捻出できる金額があれば何の迷いも無く、この高校を受験する。

ならばどうやって母親を説得するか?
そんな事を考えてるうちに、いつの間にか深い眠りについた。

翌朝目が覚めると下半身がムズムズする。

布団をがばっとめくると母親がいつものように朝勃ちして膨張したモノを咥えていた。

「このオチンチンはワタシのモノだからね、フフっ」

妖艶な笑みを浮かべ、激しいストロークでイカせようとしている。

毎日朝勃ちしているオレには刺激が強すぎる。

「うっ…!」

快感の波が押し寄せ、あっという間に射精してしまった。

「フフっ今日もたくさん出たわね。また夜にしてあげるからね」

母親は口内に出した精子を全て飲んだ。

「これのせいで肌の調子が良いのよね…」


貴方はワタシから逃れられない…
そう言いたげな視線だった。

(早く逃げたい…1日でも早くこんなバカげた行為を止めないと)


あの高校しか逃げる道はない!
だがどうやってこの母親を説得すればいいのやら…。オレは頭を抱えてしまった。
感想 1

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。