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第7話 羽ノ下復学大作戦
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4月27日(水) 15:49
6人の生徒(伊東姉妹、佐多丸、中野、シュガルツ、小澤)と美月はある生徒のあとをつけていた。
「ふふふ・・・順調ね・・」
この不可解な行動の意味が全く理解できていない6人。ついに小澤が尋ねた。
「あの・・・なんで俺たち、七瀬のあとつけてるんですかね・・・」
「じつは、七瀬さんに学校終わったら、羽ノ下さん家に行って、不登校やめるよう行ってくれって言ったのよ。」
「羽ノ下!?」「不登校児!?」
「シーーッ!バレちゃう!」
7人の追跡(もといストーキング)は続く。その後、七瀬は本屋に入っていった。
「小さい本屋だから7人で入ったらバレちゃう。ここは誰か一人にしましょう。」
じゃんけんの結果、小澤に決まった。
「がんばれー」「がんばれー」伊東姉妹の心なき言葉。「伝達しっかりなー」シュガルツは追跡優先のようだ。「お、おう。」と返す小澤。
小澤は少し荒れている髪を整え、マスクをし、制服の上から厚いコートを着ると、店内に入っていった。
数分後、シュガルツのスマホが鳴った。
「・・・おう、ナイス伝達、観察続けろ。」
「で、どうだった?」
「七瀬のヤツ、恋愛学園読んでた。」
「ひょっとして、七瀬ちゃんも恋愛学園読んでんの?」
「まあ、そうなんじゃないか?」
すると、七瀬が店から出てきた。
「あれ?何も買ってない?」
小澤も出てきた。
「読んだだけで何も買う様子はなかった。」
「じゃあ、尾行続けるわよ。」
次に七瀬はコンビニに入った。
「七瀬さん、セ*****ン派なんだね。」
「私たちは、ロ**ン派だけどね。」
「そんなことより・・・またじゃんけんするの?」
公正なるじゃんけんの結果、小澤が入ることになった。
「小澤さんは・・・じゃんけんが弱いんですね。」佐多丸が声をかける。
「いいんだ・・・言わないでくれ。」小澤はさっさと中に入っていった。
1分後、またシュガルツのスマホが鳴った。
「どうした!・・・・そうか。」シュガルツは電話を切ると、
「これあげたら気分よくなるかなーって、ようかんいっぱい買ったっぽい。」
「・・・・・ようかん。」「そういうの好きなんだね。」
数分後、ようかん入りの袋を持った七瀬が出てきた。さらに、5秒後、小澤も出てきた。
「・・・・・続けるわよ。」
尾行開始から25分
七瀬と7人は綺麗なお屋敷にたどり着いた。表札には「羽ノ下」と書かれている。
「ここが羽ノ下さんの家?」7人はただただびっくりするしかなかった。
七瀬はベルを鳴らした。
ピンポーン
「どちら様でしょうか?」「さやかちゃんの友達の七瀬です。」「どうぞお入りください。」
羽ノ下家にて
「美秋ちゃんいらっしゃい。」「どうも。」
「・・・・・ところで、後ろの人たちは?」
七瀬が後ろを振り向くと、そこには尾行組7人がいた。
「さやかさんの担任、宵宮美月といいます。残りの6人はさやかさんのクラスメイトです。単刀直入にいいます。さやかさんには明日から学校に来てもらいます!」
さやかの母は7人のことも迎えてくれた。
「とりあえず、さやかさんと話がしたいのですが。」
「いいですけど、多分あの子・・・仕事していると思います。」
「・・・・・仕事?」
さやかの母は8人を2階の一番奥の部屋へ案内する。「ここがさやかの部屋です。」
さやかの母はドアをノックした。
「さやか、美秋ちゃんが来たわよ。」
・・・・・反応がない。
「さやかちゃーーん」・・・反応がない。そのとき、七瀬はあることを思いついたらしい。
「さやかちゃん!ようかんたくさん買ってきたよ!」
「ようかん!?」ついに反応があった。そして、不登校児羽ノ下さやかはドアをついに開けた。
ガチャッ ドアを開けて、出てきた羽ノ下さやかはその先の光景に硬直していた。
「・・・・・え?」「はじめまして、羽ノ下さん。」廊下に静寂が漂う。「・・・・・ごゆっくり。」
16:22 羽ノ下さやかの部屋
羽ノ下は部屋に入れてくれたが、作業場には入らないでくれと言った。おそらく、そこで「仕事」をしているのだろう。
数分後、一段落したのだろう、羽ノ下はみんながいるところにやって来た。
「それで、私の担任が何の用?」
「羽ノ下さんに学校に登校してほしいの。」
「嫌よ、学校なんか行ってたら、仕事できないし。」
「その仕事って・・・何なの?」
羽ノ下は奥の作業場に言ってしまった。
「よくないこと・・・聞いちゃったかなあ・・・。」
その直後、羽ノ下は封筒を持ってきた。その中には原稿らしきものが入っていた。
「これが私の仕事よ。」
すると、尾行についてこさせた6人のテンションが変わった。
「すげー!次こんな感じになるんだ!」
「あ!新しいキャラも出てきてるよ!」
「あれ?これって・・・」
「「「「「「恋愛学園の57話!?」」」」」」
本来ならまだ57話は連載されていないはずだが。
「隠すまでもないわ。私が羽賀根沙矢音だもの。」
「えーーーーー!!?」
6人は動揺を隠しきれない。羽ノ下は美月を見る。
「私はファンのためにこの作品を描き続けなければいけない。だから、学校には行かないわ!」美月は返せる言葉がなかった。そのとき、
「学校に来てよ!羽賀根先生!」と中野が言った。それに続くように、「羽賀根先生とクラスメイトなんて光栄ですわ。」と佐多丸。「華乃さんの言うとおりだぜ!」とシュガルツ。「マンガなら」「手伝うから!」と伊東姉妹。「両立だってできるだろ!」と小澤。生徒たちが必死に説得する。
「さやかちゃん。行こうよ、学校に。」と七瀬も説明した。
すると、「さやか、行ってきなさい。マンガなら私も応援する。だから、友達と一緒に頑張りなさい。」と羽ノ下母もさやかに言った。
羽ノ下の目から涙が溢れてきた。「・・・・・うん。」
美月は立って、生徒7人を連れて出ていく。
「一件落着。明日からきっと来てくれるはずよ。」
4月28日(木) 8:07 3-8教室
「羽ノ下さやかです。今日からよろしくお願いします。」
こうして、不登校児羽ノ下さやかも復学し、ようやく32人がそろった。
次回より特別研修スタート。
第8話に続く
6人の生徒(伊東姉妹、佐多丸、中野、シュガルツ、小澤)と美月はある生徒のあとをつけていた。
「ふふふ・・・順調ね・・」
この不可解な行動の意味が全く理解できていない6人。ついに小澤が尋ねた。
「あの・・・なんで俺たち、七瀬のあとつけてるんですかね・・・」
「じつは、七瀬さんに学校終わったら、羽ノ下さん家に行って、不登校やめるよう行ってくれって言ったのよ。」
「羽ノ下!?」「不登校児!?」
「シーーッ!バレちゃう!」
7人の追跡(もといストーキング)は続く。その後、七瀬は本屋に入っていった。
「小さい本屋だから7人で入ったらバレちゃう。ここは誰か一人にしましょう。」
じゃんけんの結果、小澤に決まった。
「がんばれー」「がんばれー」伊東姉妹の心なき言葉。「伝達しっかりなー」シュガルツは追跡優先のようだ。「お、おう。」と返す小澤。
小澤は少し荒れている髪を整え、マスクをし、制服の上から厚いコートを着ると、店内に入っていった。
数分後、シュガルツのスマホが鳴った。
「・・・おう、ナイス伝達、観察続けろ。」
「で、どうだった?」
「七瀬のヤツ、恋愛学園読んでた。」
「ひょっとして、七瀬ちゃんも恋愛学園読んでんの?」
「まあ、そうなんじゃないか?」
すると、七瀬が店から出てきた。
「あれ?何も買ってない?」
小澤も出てきた。
「読んだだけで何も買う様子はなかった。」
「じゃあ、尾行続けるわよ。」
次に七瀬はコンビニに入った。
「七瀬さん、セ*****ン派なんだね。」
「私たちは、ロ**ン派だけどね。」
「そんなことより・・・またじゃんけんするの?」
公正なるじゃんけんの結果、小澤が入ることになった。
「小澤さんは・・・じゃんけんが弱いんですね。」佐多丸が声をかける。
「いいんだ・・・言わないでくれ。」小澤はさっさと中に入っていった。
1分後、またシュガルツのスマホが鳴った。
「どうした!・・・・そうか。」シュガルツは電話を切ると、
「これあげたら気分よくなるかなーって、ようかんいっぱい買ったっぽい。」
「・・・・・ようかん。」「そういうの好きなんだね。」
数分後、ようかん入りの袋を持った七瀬が出てきた。さらに、5秒後、小澤も出てきた。
「・・・・・続けるわよ。」
尾行開始から25分
七瀬と7人は綺麗なお屋敷にたどり着いた。表札には「羽ノ下」と書かれている。
「ここが羽ノ下さんの家?」7人はただただびっくりするしかなかった。
七瀬はベルを鳴らした。
ピンポーン
「どちら様でしょうか?」「さやかちゃんの友達の七瀬です。」「どうぞお入りください。」
羽ノ下家にて
「美秋ちゃんいらっしゃい。」「どうも。」
「・・・・・ところで、後ろの人たちは?」
七瀬が後ろを振り向くと、そこには尾行組7人がいた。
「さやかさんの担任、宵宮美月といいます。残りの6人はさやかさんのクラスメイトです。単刀直入にいいます。さやかさんには明日から学校に来てもらいます!」
さやかの母は7人のことも迎えてくれた。
「とりあえず、さやかさんと話がしたいのですが。」
「いいですけど、多分あの子・・・仕事していると思います。」
「・・・・・仕事?」
さやかの母は8人を2階の一番奥の部屋へ案内する。「ここがさやかの部屋です。」
さやかの母はドアをノックした。
「さやか、美秋ちゃんが来たわよ。」
・・・・・反応がない。
「さやかちゃーーん」・・・反応がない。そのとき、七瀬はあることを思いついたらしい。
「さやかちゃん!ようかんたくさん買ってきたよ!」
「ようかん!?」ついに反応があった。そして、不登校児羽ノ下さやかはドアをついに開けた。
ガチャッ ドアを開けて、出てきた羽ノ下さやかはその先の光景に硬直していた。
「・・・・・え?」「はじめまして、羽ノ下さん。」廊下に静寂が漂う。「・・・・・ごゆっくり。」
16:22 羽ノ下さやかの部屋
羽ノ下は部屋に入れてくれたが、作業場には入らないでくれと言った。おそらく、そこで「仕事」をしているのだろう。
数分後、一段落したのだろう、羽ノ下はみんながいるところにやって来た。
「それで、私の担任が何の用?」
「羽ノ下さんに学校に登校してほしいの。」
「嫌よ、学校なんか行ってたら、仕事できないし。」
「その仕事って・・・何なの?」
羽ノ下は奥の作業場に言ってしまった。
「よくないこと・・・聞いちゃったかなあ・・・。」
その直後、羽ノ下は封筒を持ってきた。その中には原稿らしきものが入っていた。
「これが私の仕事よ。」
すると、尾行についてこさせた6人のテンションが変わった。
「すげー!次こんな感じになるんだ!」
「あ!新しいキャラも出てきてるよ!」
「あれ?これって・・・」
「「「「「「恋愛学園の57話!?」」」」」」
本来ならまだ57話は連載されていないはずだが。
「隠すまでもないわ。私が羽賀根沙矢音だもの。」
「えーーーーー!!?」
6人は動揺を隠しきれない。羽ノ下は美月を見る。
「私はファンのためにこの作品を描き続けなければいけない。だから、学校には行かないわ!」美月は返せる言葉がなかった。そのとき、
「学校に来てよ!羽賀根先生!」と中野が言った。それに続くように、「羽賀根先生とクラスメイトなんて光栄ですわ。」と佐多丸。「華乃さんの言うとおりだぜ!」とシュガルツ。「マンガなら」「手伝うから!」と伊東姉妹。「両立だってできるだろ!」と小澤。生徒たちが必死に説得する。
「さやかちゃん。行こうよ、学校に。」と七瀬も説明した。
すると、「さやか、行ってきなさい。マンガなら私も応援する。だから、友達と一緒に頑張りなさい。」と羽ノ下母もさやかに言った。
羽ノ下の目から涙が溢れてきた。「・・・・・うん。」
美月は立って、生徒7人を連れて出ていく。
「一件落着。明日からきっと来てくれるはずよ。」
4月28日(木) 8:07 3-8教室
「羽ノ下さやかです。今日からよろしくお願いします。」
こうして、不登校児羽ノ下さやかも復学し、ようやく32人がそろった。
次回より特別研修スタート。
第8話に続く
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