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エルフの里編
第8話
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「しまった、ついやりすぎてしまった」
折角の情報源を殺してしまった。折角向こうから来てくれた上に口の軽そうな相手だったのに。自分からチャンスを潰すとはなんて馬鹿な真似をしてしまったんだ俺は。
俺たちの戦闘によって焼けてしまった森。今回は群れに所属する以上好き勝手はできないので大分力を抑えたのだが、やはり被害ゼロというわけにはいかなかった。
まあい。別に特別なことではない。俺たちの戦闘ではよくあることだ。むしろこの程度で済んでよかったといったところだ。
「これが人間の勇者。俺が相手する敵……か」
既に遺体はないのでその影、人型にくり抜いたかのような空白地に目を向ける。
これが俺の初めての戦闘。……いや、これは戦闘にすらならなかった。
ライヤなどRPGで例えるなら最初から覚えている初級魔法。その一発でこの有様だ。まあ最初は余裕を持って力を込めたのだが、それでも一発でダウンだ。
これが勇者の実力だというのなら興ざめもいいとこだ。とても生を実感出来ない。……女を抱いたり飯を食っていた方がよほど楽しかった。
「……つまらん」
踵を翻して里に向かう。
本来ならばもっと色々と術や技を試すべきなのだがその気になれない。なんだか気力がなくなってしまった。
……いや待て。その前に片付ける仕事があるな。帰宅はそれが終わってからだ。
「お、お待ちください勇者さま!」
「……なんだ?」
振り返るとエルフの女性がいた。
エルニャルーニャとはまた違った美貌、スラリとした身体は前世のモデルを連想させる。ただ、上も下もぺったんこなのがマイナスポイントだな、
質素な服装だが立派な首飾りをしている。首飾りには俺たちの言葉で長を意味する言語が刻まれていた。
「………貴様がこの里の長か?」
「お…おお!さすがは勇者さま、一目で見抜くとは流石です!」
哺乳類特有の媚を売る目を向ける里長。
下らない。媚を売るよりもまずは利益を示してみろ。利をもたらす個体こそが長というものだというのに。
……いや、それは俺たちの考えであり、人間たちはそんな簡単ではないな。前世で嫌というほど体感したというのにすぐ忘れてしまう……。
「里の者を救っていただきありがとうございました!ひいては何かお礼をしたいのですが、何かご要望はありますか?」
「ない。俺は俺の与えられた仕事をしたまでだ」
「仕事……ですか?」
「そうだ。俺の仕事は勇者とやらをせん滅することを第一目標、次にこの里と住民を守る。いわば兵士のようなものだろ?」
そう、俺は自身に与えられた役割を果たしたまで。当然のことをしただけだ。警察でも犯人を捕まえてほめらることはあってもそれで謝礼とかは受け取らないだろ。それと同じだ。
「そ、それはそうですが……ですが貴方は納得してらっしゃるのですか?」
「何がだ?」
「違う種に変えられ、違う種として生き、違う種の一員として働くことにです。………ふつうならば拒みますわよ?」
「ああ、そういうことか」
それを言われて俺はやっと理解した。
「どうでもいいことだ。拒んで俺の種族が元に戻るのか?」
「………」
そういうと里長は茫然とした、信じられないといった顔をした。
だがそれも数秒ほど。すぐに立ち直って次の質問をした。……まだ動揺は残っているが。
「で……では何故それほどの力を持っていながら群れに協力するのです!?な、何が望みなのですか!? いったいなぜ私たちに協力してくれるのですか!?」
「理由も欲しいものもない」
「………え?」
本日二度目の里長の呆けた顔。
「ただ単に興味がない。話しかけられれば答えるし、俺は協力してくれと言われてリスクや不都合がなければ協力する。下らないことに脳の容量を割きたくない」
「………」
ついにフリーズして動けなくなってしまった里長。
どうやら俺の発言は、というか価値観や考え方は彼女には理解できないものらしい。
「悪いが俺はまだ仕事が残っている。それを片付けてからだ」
羽を広げて大空に向かう。
この任務は俺の役目の中でも最重要任務。さっさと終わらせ帰るか。
里長の家の隣にある講堂。質素な作りではあるがこの里で一番大きい建物であり、数百人ならば集まることが出来る。そこは公民館や会議所として使われており、里のまつり事を決める時に使っている。
「では昨日召喚した勇者について話し合いたい。皆の者、何か意見はないか?」
里長がそう言うと里の者たちは口を開いた。
「生贄はあの混血ですぞ。大したことはないでしょう」
「左様。あの汚らわしい混血が生贄では出てくるのは高が知れております」
「しかもあの触角と羽、おそらく奴は魔蜂族の雄でしょう。その程度では勇者には勝てませぬ」
「よくて時間稼ぎでしょうな。われ等も最初からあの混血に期待などしてませぬ」
出るわ出るわバトラとエルニャルーニャに対する低評価。どうやら彼らはバトラに期待するどころかダメ元でやったであり、悪く言えば時間稼ぎの捨て駒らしい。
「確かに私も最初は彼を侮っていたわ。けどこれを見て」
パチンと指を鳴らす。すると何処からか水晶が浮き上がって映像が映し出された。
映像の内容はバトラの戦闘……いや、勇者の処刑シーンだった。
勇者とは最終兵器と呼ばれるように、とても強大な魔力と戦闘力を持つ。彼らの前では並の人間やエルフなどまるでゴミのように消し飛び、最強の種族であるドラゴンにも匹敵すると言われる。それほど強力な存在なのだ。
それをこの男は虫でも踏みつぶすかのように倒した。
なんだあの術は。たった三文字の術だけであれほどの破壊力が可能だというのか。
なんだあの魔力は。大した力を込めてないというのに、あれほどの魔力を放出出来るのか。
なんだあの生物は。あれほどの力を持つ者が本当に元は虫だというのか。まるでドラゴンではないか。
バトラの強さを垣間見て皆が呆然とする。
「見ただろあの者の強さを。あの者の規格外さを。あれをあの混血が呼び出したのだ」
「「「・・・・」」」
「最初はあの男を捨て駒に使うつもりだったが計画変更だ。あの勇者を私たちの主戦力にしたい」
里長がそう言うと、再び会場はざわめきに包まれた。
「し、しかしそれは危険ではないのですか? 奴はあの混血が召喚した魔物ですぞ。いつこちらに牙を剥くか……」
「だがあれほどの力だぞ。利用しないでどうする?」
「だがあの強さは厄介だぞ。本当に制御出来るのか?」
「いや、あの光はまさしく勇者だ!きっと俺たちを照らす光になるに違いない!」
様々な声が行き交う。バトラを危険視するもの、その力を利用しようとするもの、逆に彼を褒め称えるもの。
だが、それが気に食わないものが一人いた。
「待ってください!あの男は危険です!現にこうして私は怪我を負わされました!」
そう、それは先ほどバトラに殴り飛ばされたエルフの男である。
「この度召喚された勇者の思考は極めて合理的で冷静だ。無為に力を振るうような方ではない」
「里長はあの男に騙されているんです!あの野蛮なダークエルフなんかにこの里を守れるはずがない!里の未来を溝に捨てるおつもりですか!?」
「黙れ小童が!貴様の意見など知ったことではない!!」
里長の怒鳴り声でエルフの男だけでなく全員が黙った。
「奴は魔王の系譜にある魔物である可能性が高い。貴様ごときの勝手のせいで潰されてなるものか!」
魔王。その言葉お聞いて誰もが黙った。
魔界でも数えるほどしか存在しない魔物の中の魔物。一体だけでこの世界を滅ぼしかねない、災害のような存在。それが魔王だ。
いつもならば笑っていたであろう。そんな存在が現れるはずがないと、あんな生贄でそんな存在が呼べるはずないと。
だが、あの威力を見れば納得せざるを得ない。初級魔術一発であの威力ならば、他の術は一体どれほどか……?
「クソ! なんであんなケダモノごときが勇者なんかしてるんだ!?」
しかし、一人だけは彼の力を認めることが出来なかった。
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既に遺体はないのでその影、人型にくり抜いたかのような空白地に目を向ける。
これが俺の初めての戦闘。……いや、これは戦闘にすらならなかった。
ライヤなどRPGで例えるなら最初から覚えている初級魔法。その一発でこの有様だ。まあ最初は余裕を持って力を込めたのだが、それでも一発でダウンだ。
これが勇者の実力だというのなら興ざめもいいとこだ。とても生を実感出来ない。……女を抱いたり飯を食っていた方がよほど楽しかった。
「……つまらん」
踵を翻して里に向かう。
本来ならばもっと色々と術や技を試すべきなのだがその気になれない。なんだか気力がなくなってしまった。
……いや待て。その前に片付ける仕事があるな。帰宅はそれが終わってからだ。
「お、お待ちください勇者さま!」
「……なんだ?」
振り返るとエルフの女性がいた。
エルニャルーニャとはまた違った美貌、スラリとした身体は前世のモデルを連想させる。ただ、上も下もぺったんこなのがマイナスポイントだな、
質素な服装だが立派な首飾りをしている。首飾りには俺たちの言葉で長を意味する言語が刻まれていた。
「………貴様がこの里の長か?」
「お…おお!さすがは勇者さま、一目で見抜くとは流石です!」
哺乳類特有の媚を売る目を向ける里長。
下らない。媚を売るよりもまずは利益を示してみろ。利をもたらす個体こそが長というものだというのに。
……いや、それは俺たちの考えであり、人間たちはそんな簡単ではないな。前世で嫌というほど体感したというのにすぐ忘れてしまう……。
「里の者を救っていただきありがとうございました!ひいては何かお礼をしたいのですが、何かご要望はありますか?」
「ない。俺は俺の与えられた仕事をしたまでだ」
「仕事……ですか?」
「そうだ。俺の仕事は勇者とやらをせん滅することを第一目標、次にこの里と住民を守る。いわば兵士のようなものだろ?」
そう、俺は自身に与えられた役割を果たしたまで。当然のことをしただけだ。警察でも犯人を捕まえてほめらることはあってもそれで謝礼とかは受け取らないだろ。それと同じだ。
「そ、それはそうですが……ですが貴方は納得してらっしゃるのですか?」
「何がだ?」
「違う種に変えられ、違う種として生き、違う種の一員として働くことにです。………ふつうならば拒みますわよ?」
「ああ、そういうことか」
それを言われて俺はやっと理解した。
「どうでもいいことだ。拒んで俺の種族が元に戻るのか?」
「………」
そういうと里長は茫然とした、信じられないといった顔をした。
だがそれも数秒ほど。すぐに立ち直って次の質問をした。……まだ動揺は残っているが。
「で……では何故それほどの力を持っていながら群れに協力するのです!?な、何が望みなのですか!? いったいなぜ私たちに協力してくれるのですか!?」
「理由も欲しいものもない」
「………え?」
本日二度目の里長の呆けた顔。
「ただ単に興味がない。話しかけられれば答えるし、俺は協力してくれと言われてリスクや不都合がなければ協力する。下らないことに脳の容量を割きたくない」
「………」
ついにフリーズして動けなくなってしまった里長。
どうやら俺の発言は、というか価値観や考え方は彼女には理解できないものらしい。
「悪いが俺はまだ仕事が残っている。それを片付けてからだ」
羽を広げて大空に向かう。
この任務は俺の役目の中でも最重要任務。さっさと終わらせ帰るか。
里長の家の隣にある講堂。質素な作りではあるがこの里で一番大きい建物であり、数百人ならば集まることが出来る。そこは公民館や会議所として使われており、里のまつり事を決める時に使っている。
「では昨日召喚した勇者について話し合いたい。皆の者、何か意見はないか?」
里長がそう言うと里の者たちは口を開いた。
「生贄はあの混血ですぞ。大したことはないでしょう」
「左様。あの汚らわしい混血が生贄では出てくるのは高が知れております」
「しかもあの触角と羽、おそらく奴は魔蜂族の雄でしょう。その程度では勇者には勝てませぬ」
「よくて時間稼ぎでしょうな。われ等も最初からあの混血に期待などしてませぬ」
出るわ出るわバトラとエルニャルーニャに対する低評価。どうやら彼らはバトラに期待するどころかダメ元でやったであり、悪く言えば時間稼ぎの捨て駒らしい。
「確かに私も最初は彼を侮っていたわ。けどこれを見て」
パチンと指を鳴らす。すると何処からか水晶が浮き上がって映像が映し出された。
映像の内容はバトラの戦闘……いや、勇者の処刑シーンだった。
勇者とは最終兵器と呼ばれるように、とても強大な魔力と戦闘力を持つ。彼らの前では並の人間やエルフなどまるでゴミのように消し飛び、最強の種族であるドラゴンにも匹敵すると言われる。それほど強力な存在なのだ。
それをこの男は虫でも踏みつぶすかのように倒した。
なんだあの術は。たった三文字の術だけであれほどの破壊力が可能だというのか。
なんだあの魔力は。大した力を込めてないというのに、あれほどの魔力を放出出来るのか。
なんだあの生物は。あれほどの力を持つ者が本当に元は虫だというのか。まるでドラゴンではないか。
バトラの強さを垣間見て皆が呆然とする。
「見ただろあの者の強さを。あの者の規格外さを。あれをあの混血が呼び出したのだ」
「「「・・・・」」」
「最初はあの男を捨て駒に使うつもりだったが計画変更だ。あの勇者を私たちの主戦力にしたい」
里長がそう言うと、再び会場はざわめきに包まれた。
「し、しかしそれは危険ではないのですか? 奴はあの混血が召喚した魔物ですぞ。いつこちらに牙を剥くか……」
「だがあれほどの力だぞ。利用しないでどうする?」
「だがあの強さは厄介だぞ。本当に制御出来るのか?」
「いや、あの光はまさしく勇者だ!きっと俺たちを照らす光になるに違いない!」
様々な声が行き交う。バトラを危険視するもの、その力を利用しようとするもの、逆に彼を褒め称えるもの。
だが、それが気に食わないものが一人いた。
「待ってください!あの男は危険です!現にこうして私は怪我を負わされました!」
そう、それは先ほどバトラに殴り飛ばされたエルフの男である。
「この度召喚された勇者の思考は極めて合理的で冷静だ。無為に力を振るうような方ではない」
「里長はあの男に騙されているんです!あの野蛮なダークエルフなんかにこの里を守れるはずがない!里の未来を溝に捨てるおつもりですか!?」
「黙れ小童が!貴様の意見など知ったことではない!!」
里長の怒鳴り声でエルフの男だけでなく全員が黙った。
「奴は魔王の系譜にある魔物である可能性が高い。貴様ごときの勝手のせいで潰されてなるものか!」
魔王。その言葉お聞いて誰もが黙った。
魔界でも数えるほどしか存在しない魔物の中の魔物。一体だけでこの世界を滅ぼしかねない、災害のような存在。それが魔王だ。
いつもならば笑っていたであろう。そんな存在が現れるはずがないと、あんな生贄でそんな存在が呼べるはずないと。
だが、あの威力を見れば納得せざるを得ない。初級魔術一発であの威力ならば、他の術は一体どれほどか……?
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