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自由の魔獣召喚編
俺に指図するな
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翌朝、俺は玉座の間に呼ばれた。
獣としての感覚のせいか、それとも元からそういった性格なのか。もうあのベッドの感触が恋しくなってきた。眠くはないんだが、ずっとあの場所にいたいと思わせる感覚は前世のこたつと酷似している。まさかあのベッドは俺のこたつの生まれ変わりなのか!?……なわけねえか。
今日の玉座の間にいるのはプリマ姫さま。彼女は王座に座り、その左右には護衛らしき騎士が待機していた。
一人は銀髪碧眼の美少女騎士。彼女はオリヴィアといってプリマ姫さまの妹らしい。
スッとした鼻筋とキリッとした目つき。彼女も姉同様に美しい相貌をしており、顔つきは違うがパーツは姉妹であることを証明している。……まあお胸の方は残念だが。
もう一人は全身を覆い隠すような黒い全身鎧を身に纏っている中年騎士。立派な顎髭に顔の所々に刻まれた古傷。そんな情報を並べられると強面そうに思えるが、快活な笑みを浮かべる親近感を感じるおっさんだ。
「おはようございます勇者さま」
「ああ、はよ」
適当に挨拶すると姫さまの側に控えていた姫騎士が剣を抜いて怒った。
「おい貴様!プリマお姉様になんて口の聞き方してるんだ!?」
どうやら俺の態度が気に入らなかったらしい。剣をちらつかせて俺を脅そうとする。
「お前はお姉様によって呼び出されたんだ!ならば従うのが道理だろ!! お前はお姉さまに召喚されたのだからお姉さまの所有物同然だ!! お姉さまに従え!!」
「…………は?」
姫騎士の言葉を聴いてムカついたので、俺は軽く睨んだ。
俺としては軽く力を込めた程度。かつて自由だった頃、ちょっかいをかけるバカ鳥を追い払う程度の威圧だ。人間相手にはきついとは思うのだが、奴は俺の逆鱗に触れた。むしろこのまま殴ったり胸ぐらを掴まないだけ褒めて欲しいぐらいだ。
「ひ……ヒィ!!?」
俺の目を見て一歩退くオリヴィア姫騎士。
足は内股になり、全身が僅かに震えている。凛々しい顔は恐怖で弱々しく歪んでいた。
面白いぐらいの変わりようだな。さっきまではまるで漫画とかで見る完全無欠の生徒会長みたいだったのに、いきなり不良に絡まれるいじめられっ子に一変したぞ。
だが俺は容赦しない。お前は俺の許せない領域に足を踏み入れたのだ。許すわけにはいかない。
「おいテメエ、なに俺に命令してやがる?俺はお前らの手下になった覚えはねえぞ?」
「で……でも伝承じゃ! 伝承じゃ勇者は王に従ってたのにお前は……!」
「知るかんなもん!!」
「ぴい!!」
勝気そうな目に涙を浮かべて尻餅をつく姫騎士さま。
……そこまでビビらなくてもいいだろうが。これじゃあ俺がいじめてるみたいじゃん。まあ、それでも許さねえけどな。
俺を従えようとする奴、縛ろうとする奴、支配しようとする奴は誰であろうと許さねえ。たとえどれほど強大な存在だろうともだ。
そうだ、今まで俺はそんな奴らと戦ってきた。俺から何かを奪おうとする奴、俺を隷属させようとする奴、俺を虐げようとする奴、全て倒してきた。
俺は誰にも従わねえ。誰にも縛られねえ。誰かの支配に付いて窮屈な思いをするなんざ願い下げだ。それなら牢屋に戻って惰眠を貪っている方が万倍もマシだ!
「俺は誰の下にも付かねえ。誰の指図も聞かねえ。俺は誰かにを支配するのもされるのも絶対許せねえんだよ!!」
「「「………」」」
尻餅をついている姫騎士だけでなく周囲にいる全員に向かって言う。
俺に反論するものは誰もいない。皆下を向いて沈黙を決め込んでいた。
「俺とお前は対等だ。これを曲げる気はねえ」
「もしお前らがそれを破ろうってなら………俺はテメエら王国を滅ぼす」
獣としての感覚のせいか、それとも元からそういった性格なのか。もうあのベッドの感触が恋しくなってきた。眠くはないんだが、ずっとあの場所にいたいと思わせる感覚は前世のこたつと酷似している。まさかあのベッドは俺のこたつの生まれ変わりなのか!?……なわけねえか。
今日の玉座の間にいるのはプリマ姫さま。彼女は王座に座り、その左右には護衛らしき騎士が待機していた。
一人は銀髪碧眼の美少女騎士。彼女はオリヴィアといってプリマ姫さまの妹らしい。
スッとした鼻筋とキリッとした目つき。彼女も姉同様に美しい相貌をしており、顔つきは違うがパーツは姉妹であることを証明している。……まあお胸の方は残念だが。
もう一人は全身を覆い隠すような黒い全身鎧を身に纏っている中年騎士。立派な顎髭に顔の所々に刻まれた古傷。そんな情報を並べられると強面そうに思えるが、快活な笑みを浮かべる親近感を感じるおっさんだ。
「おはようございます勇者さま」
「ああ、はよ」
適当に挨拶すると姫さまの側に控えていた姫騎士が剣を抜いて怒った。
「おい貴様!プリマお姉様になんて口の聞き方してるんだ!?」
どうやら俺の態度が気に入らなかったらしい。剣をちらつかせて俺を脅そうとする。
「お前はお姉様によって呼び出されたんだ!ならば従うのが道理だろ!! お前はお姉さまに召喚されたのだからお姉さまの所有物同然だ!! お姉さまに従え!!」
「…………は?」
姫騎士の言葉を聴いてムカついたので、俺は軽く睨んだ。
俺としては軽く力を込めた程度。かつて自由だった頃、ちょっかいをかけるバカ鳥を追い払う程度の威圧だ。人間相手にはきついとは思うのだが、奴は俺の逆鱗に触れた。むしろこのまま殴ったり胸ぐらを掴まないだけ褒めて欲しいぐらいだ。
「ひ……ヒィ!!?」
俺の目を見て一歩退くオリヴィア姫騎士。
足は内股になり、全身が僅かに震えている。凛々しい顔は恐怖で弱々しく歪んでいた。
面白いぐらいの変わりようだな。さっきまではまるで漫画とかで見る完全無欠の生徒会長みたいだったのに、いきなり不良に絡まれるいじめられっ子に一変したぞ。
だが俺は容赦しない。お前は俺の許せない領域に足を踏み入れたのだ。許すわけにはいかない。
「おいテメエ、なに俺に命令してやがる?俺はお前らの手下になった覚えはねえぞ?」
「で……でも伝承じゃ! 伝承じゃ勇者は王に従ってたのにお前は……!」
「知るかんなもん!!」
「ぴい!!」
勝気そうな目に涙を浮かべて尻餅をつく姫騎士さま。
……そこまでビビらなくてもいいだろうが。これじゃあ俺がいじめてるみたいじゃん。まあ、それでも許さねえけどな。
俺を従えようとする奴、縛ろうとする奴、支配しようとする奴は誰であろうと許さねえ。たとえどれほど強大な存在だろうともだ。
そうだ、今まで俺はそんな奴らと戦ってきた。俺から何かを奪おうとする奴、俺を隷属させようとする奴、俺を虐げようとする奴、全て倒してきた。
俺は誰にも従わねえ。誰にも縛られねえ。誰かの支配に付いて窮屈な思いをするなんざ願い下げだ。それなら牢屋に戻って惰眠を貪っている方が万倍もマシだ!
「俺は誰の下にも付かねえ。誰の指図も聞かねえ。俺は誰かにを支配するのもされるのも絶対許せねえんだよ!!」
「「「………」」」
尻餅をついている姫騎士だけでなく周囲にいる全員に向かって言う。
俺に反論するものは誰もいない。皆下を向いて沈黙を決め込んでいた。
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「もしお前らがそれを破ろうってなら………俺はテメエら王国を滅ぼす」
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