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ナイトメアパーティーモーリスハウス (約10分 男14(内12人は少年で男女不問)女1)
本編
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デミアン「マーティン、なんか変なところに辿り着いちゃったよ」
マーティン「どこだろうねここは。僕達は『彼』を探して彷徨い歩いていたはずなのだけれど…」
リオ「いらっしゃいませ! 新しいお客さまですよね?」
デミアン「?」
カズト「なんだよまだ増えんのかよ。何人いるんだ今日は」
リオ「カズトってばまたそんな口の利き方して。初対面の人達に失礼でしょ」
カズト「母ちゃんかよおまえは」
マーティン「ではお邪魔させてもらおうか」
デミアン「えぇっ、こんなわけのわからないところにそんな普通に入っちゃうの?」
マーティン「何もないところを永遠に漂っている方がよっぽどわけのわからないことだろう? 変化が現れたのなら乗ってみようじゃないか」
デミアン「うーん……そうだね。もしかしたら、『彼』が見つかるかもしれないし。じゃ、おじゃましまーす」
× × ×
サンディー「エドマンド、大好き!」
フレドリック「………………」
エドマンド「おやおや、私のお人形は今日も愛らしいね」
サンディー「えへへ…」
フレドリック「………………」
エドマンド「きみは誰だい? 私たちに何か用?」
フレドリック「…………いえ、別に」
エドマンド「本当に?」
サンディー「エドマンド、そんな人ほっといてあっち行こうよー。美味しそうなお菓子が出てきたみたいだよ!」
エドマンド「あぁ、そうだね。では、我々はこれで」
フレドリック「………………」
デミアン「マーティン、見て。アイツ振られたよ」
マーティン「こらデミアン。可哀想な人をあまりじろじろ見てはいけないよ」
デミアン「はーい」
フレドリック「………………」
× × ×
キャロル「えぇ、本当に。私たちの理解を超えてくることばかりで。どう向き合っていけばいいのか。いつも悩んでばっかりですよ」
リチャード「わかります! 私も似たような境遇で」
キャロル「よかった。こんな悩みを共有できる人なんてなかなかいませんから。よくわからないままここへやって来て正解でした」
リチャード「全くです。私も生徒達とどう接していけばよいのかわからなくなっていたところで…。如何せん変わった子が多いから」
キャロル「そうそう。でもきっとみんな、根は良い子達ばかりなんですよね! もっとよくあの子達を見て、理解してあげないと」
リチャード「えぇ。お互い頑張りましょう」
× × ×
アシュリー「きみ、どことなく俺に似ている気がするなぁ」
アレックス「え、そう? あまりそうは見えないけど」
アシュリー「うん。見た目は全然違うんだけど、なんていうのかな。どこか似たものを持っているっていうか」
アレックス「そうなの? ……でも、もしそうだとしたら、あんたの人生もろくなもんじゃないと思うよ」
アシュリー「あはは。嫌な予言をされてしまったな」
デミアン『ふふんふ~ん♪ アシュリーいるなら出ておいで~』
アシュリー「げっ!」
マーティン『まだ見つかってもいないのに、ご機嫌だなぁうちの女優は』
アシュリー「じゃあ、俺はこれで! きみに会えてよかったよ」
アレックス「え、もう行っちゃうの? (アシュリーが居なくなるまで見送って)…………行ってらっしゃい。あんたは俺みたいにならなければいいな」
ジェイク「…………」
ジュリアン「行かなくていいの?」
ジェイク「……あぁ」
ジュリアン「立派な寮長に成長した姿を見せてあげたら?」
ジェイク「いや。いいんだ」
ジュリアン「なぜ?」
ジェイク「あの人には、何も恐ろしいもののない綺麗な世界で、幸せに過ごして欲しいから。俺が現れたら、こっちに引き戻すことになってしまうかもしれない。だから俺は干渉してはいけない。こうして遠くから見ているだけでいいんだ」
ジュリアン「…………そっか。強いんだね、きみは。僕とは違う」
ジェイク「……なぁ、お前も――」
ジュリアン「無理だよ。僕はきみとは違うんだ。何もかも。初めからね」
ジェイク「…………」
× × ×
ティモシー「じぃ~~~」
リオ「ん?」
ティモシー「じろじろじろじ~~~」
リオ「???」
ジョージ「ティモシーくん、初対面の人をあまりじろじろ見ては失礼だよ」
ティモシー「ん~、初対面かなぁ? ほんとかなぁ」
ジョージ「どういうことだい?」
カズト「おい! お前ら変な虫か!? 変な虫なんだな!?」
リオ「ちょ、ちょっとカズト!」
ジョージ「わわっ、乱暴な人がいるぞ。ティモシーくん、僕らはここから離れよう。紅茶なら向こうでも飲めるよ」
ティモシー「ん~……でもねぇ、なんかねぇ」
カズト「…………」
リオ「? カズトもどうしたの?」
カズト「……なんかわかんねぇけど、俺コイツには竹刀向けられねぇ」
リオ「誰にも竹刀は向けちゃだめなんだよ」
ティモシー「ま、いいや。またねー知らない人たち。ねージョージくん、いい加減ヒョットコ返してよ~」
(ジョージ、ティモシー、退室)
カズト「……ヒョットコ…………?」
リオ「? カズト??」
× × ×
デミアン「あーあ、やっぱりいなかったねー」
マーティン「まぁいいじゃないか。少しは気分転換になっただろう」
デミアン「そうだね。これからまたぼくらは、何も無いところを彷徨い続けるんだもんね」
マーティン「嫌かい?」
デミアン「一人だったらね。でもきみがいるから」
マーティン「それは良かった。僕も同じ気持ちだからね」
デミアン「きみが恋人だったら、きっと幸せになれるんだろうな」
マーティン「そんなの求めてないくせに?」
END
マーティン「どこだろうねここは。僕達は『彼』を探して彷徨い歩いていたはずなのだけれど…」
リオ「いらっしゃいませ! 新しいお客さまですよね?」
デミアン「?」
カズト「なんだよまだ増えんのかよ。何人いるんだ今日は」
リオ「カズトってばまたそんな口の利き方して。初対面の人達に失礼でしょ」
カズト「母ちゃんかよおまえは」
マーティン「ではお邪魔させてもらおうか」
デミアン「えぇっ、こんなわけのわからないところにそんな普通に入っちゃうの?」
マーティン「何もないところを永遠に漂っている方がよっぽどわけのわからないことだろう? 変化が現れたのなら乗ってみようじゃないか」
デミアン「うーん……そうだね。もしかしたら、『彼』が見つかるかもしれないし。じゃ、おじゃましまーす」
× × ×
サンディー「エドマンド、大好き!」
フレドリック「………………」
エドマンド「おやおや、私のお人形は今日も愛らしいね」
サンディー「えへへ…」
フレドリック「………………」
エドマンド「きみは誰だい? 私たちに何か用?」
フレドリック「…………いえ、別に」
エドマンド「本当に?」
サンディー「エドマンド、そんな人ほっといてあっち行こうよー。美味しそうなお菓子が出てきたみたいだよ!」
エドマンド「あぁ、そうだね。では、我々はこれで」
フレドリック「………………」
デミアン「マーティン、見て。アイツ振られたよ」
マーティン「こらデミアン。可哀想な人をあまりじろじろ見てはいけないよ」
デミアン「はーい」
フレドリック「………………」
× × ×
キャロル「えぇ、本当に。私たちの理解を超えてくることばかりで。どう向き合っていけばいいのか。いつも悩んでばっかりですよ」
リチャード「わかります! 私も似たような境遇で」
キャロル「よかった。こんな悩みを共有できる人なんてなかなかいませんから。よくわからないままここへやって来て正解でした」
リチャード「全くです。私も生徒達とどう接していけばよいのかわからなくなっていたところで…。如何せん変わった子が多いから」
キャロル「そうそう。でもきっとみんな、根は良い子達ばかりなんですよね! もっとよくあの子達を見て、理解してあげないと」
リチャード「えぇ。お互い頑張りましょう」
× × ×
アシュリー「きみ、どことなく俺に似ている気がするなぁ」
アレックス「え、そう? あまりそうは見えないけど」
アシュリー「うん。見た目は全然違うんだけど、なんていうのかな。どこか似たものを持っているっていうか」
アレックス「そうなの? ……でも、もしそうだとしたら、あんたの人生もろくなもんじゃないと思うよ」
アシュリー「あはは。嫌な予言をされてしまったな」
デミアン『ふふんふ~ん♪ アシュリーいるなら出ておいで~』
アシュリー「げっ!」
マーティン『まだ見つかってもいないのに、ご機嫌だなぁうちの女優は』
アシュリー「じゃあ、俺はこれで! きみに会えてよかったよ」
アレックス「え、もう行っちゃうの? (アシュリーが居なくなるまで見送って)…………行ってらっしゃい。あんたは俺みたいにならなければいいな」
ジェイク「…………」
ジュリアン「行かなくていいの?」
ジェイク「……あぁ」
ジュリアン「立派な寮長に成長した姿を見せてあげたら?」
ジェイク「いや。いいんだ」
ジュリアン「なぜ?」
ジェイク「あの人には、何も恐ろしいもののない綺麗な世界で、幸せに過ごして欲しいから。俺が現れたら、こっちに引き戻すことになってしまうかもしれない。だから俺は干渉してはいけない。こうして遠くから見ているだけでいいんだ」
ジュリアン「…………そっか。強いんだね、きみは。僕とは違う」
ジェイク「……なぁ、お前も――」
ジュリアン「無理だよ。僕はきみとは違うんだ。何もかも。初めからね」
ジェイク「…………」
× × ×
ティモシー「じぃ~~~」
リオ「ん?」
ティモシー「じろじろじろじ~~~」
リオ「???」
ジョージ「ティモシーくん、初対面の人をあまりじろじろ見ては失礼だよ」
ティモシー「ん~、初対面かなぁ? ほんとかなぁ」
ジョージ「どういうことだい?」
カズト「おい! お前ら変な虫か!? 変な虫なんだな!?」
リオ「ちょ、ちょっとカズト!」
ジョージ「わわっ、乱暴な人がいるぞ。ティモシーくん、僕らはここから離れよう。紅茶なら向こうでも飲めるよ」
ティモシー「ん~……でもねぇ、なんかねぇ」
カズト「…………」
リオ「? カズトもどうしたの?」
カズト「……なんかわかんねぇけど、俺コイツには竹刀向けられねぇ」
リオ「誰にも竹刀は向けちゃだめなんだよ」
ティモシー「ま、いいや。またねー知らない人たち。ねージョージくん、いい加減ヒョットコ返してよ~」
(ジョージ、ティモシー、退室)
カズト「……ヒョットコ…………?」
リオ「? カズト??」
× × ×
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マーティン「嫌かい?」
デミアン「一人だったらね。でもきみがいるから」
マーティン「それは良かった。僕も同じ気持ちだからね」
デミアン「きみが恋人だったら、きっと幸せになれるんだろうな」
マーティン「そんなの求めてないくせに?」
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