異世界、肺だけ生活

魔万寿

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第1ピース目

肺ターン【45】感動の再会は後回し

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「お願い!魔王を倒して」
「お願いじゃ!魔王を倒してくれ」

《スキル発動!
夢見る力(確率)…… 10  ×  叶える力(確率)…… 9 × 夢見る力(確率)…… 10  ×  叶える力(確率)…… 9 ÷ 100 = 81% スキル発動に成功しました》

「やったわ!」
「タエ、やったぞ!」

『「何!我がハエごときに…… ウオォォ~……」』

……

『「ハッハッハッハッ…… 我の演技はどうだった?…… その表情!たまらんな」』

「なんで…… 成功したのに……」

『「その表情に免じて教えてやろう…… 我は数え切れない命を既に闇に取り込んでおる…… 今のスキルで命一つ分くらいだろうな」』

「ということは、やり続ければ…… いつか倒せるってことじゃな?」

『「肺が闇に落ちるまでだがな」』

「ローズちゃん!先に諦めた方は白を譲るってどう?」
「それは勝負にならんの……」

「諦めないからね!」
「諦めんじゃろ!」

パ~……
「タエさん、ローズさん、光が降りてきます……」

[[私の愛しい娘……]]

「お母様!どうして……」

[[あっ!今はローズちゃんだったわね…… 封印解除後に初めて血を吸った時に、ローズちゃんを助けれるように細工をしておいたのよ]]

「お母様…… とても嬉しい…… のだが、今は魔王を倒してる最中じゃ…… 力を貸して!」

[[正直、こんな場面とは予想外だわ…… あなたが私の孫のタエちゃんね…… 会えて嬉しいわ]]

「ユキおばあちゃん…… 会えてとても嬉しい…… けど、今は力を貸して!」

[[もう!娘と孫に会う感動のシーンが台無しじゃない…… 早く魔王を片付けるわよ!]]

「お母様、妾達は何をすればよいのじゃ」

[[その確率スキルを続けてちょうだい…… ローズちゃんに引き継ぐことができなかった私の力を使うわ…… 思いの力が強ければ強いほど、スキルの効果が強くなるのよ]]

「お願い!魔王を倒して」
「お願いじゃ!魔王を倒してくれ」

《スキル発動!
夢見る力(確率)…… 10  ×  叶える力(確率)…… 9 × 夢見る力(確率)…… 10  ×  叶える力(確率)…… 9 ÷ 100 = 81%⇒82% スキル発動に成功しました》

『「おっと…… 今のは命5つ分は逝ったかな」』

「ローズちゃん、ユキおばあちゃん、白も頑張ってるはずだから最後まで頑張ろ!」
「お母様…… ラングは今魔王の中だから、後で紹介させてくれ」
[[あらま、彼氏ね!お父さんが聞いたら失神しちゃうわね…… あっもう死んでたわね……ウフフ]]

「ちょっとローズちゃん、抜け駆けしないでよ……」
「まずは魔王を倒してからじゃ」

「そうね…… お願い!現実の白も、力を貸して!」

続く……
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