異世界、肺だけ生活

魔万寿

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第2ピース目

現実ターン〔2-1〕妊娠期間約2ヶ月、平均5頭出産、 生後6ヶ月前後で繁殖可能年齢

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ピンポ~ン……
こんにちは~……

「あら、お久しぶりです。
タエ~…… 白さんがいらしたわよ~」

「は~い」

タエちゃん、元気そうだね。

「元気元気!」

早速だけど、ハルさんの家に行こうか……

……

「ここです…… 」

リンロ~ン ……

ガチャ……

「ハル姉ママ、お久しぶりです」

「あら…… タエちゃん……
もう体は大丈夫なの?」

「私はこのとおり大丈夫ですよ!
今日はハル姉のことでお話ししたいことが
あってきました…… 」

「ハルはどこにいるのかしらね…… 」

「ハル姉ママ、今から言う事は……
信じてもらえないと思うけど聞いて……
ハル姉は誘拐されて、監禁されてるの…… 」

「え…… 」

「ハル姉は…… 今、異世界に居て、
願いを叶えるために、
この白さんの切除された肺と戦ってるの…… 」

ポカーン……

横からすみません……
信じてもらえなくて当然だと思いますが、
信じていただくために、
ハルさんから教えてもらった事があります。

2階のハルさんの部屋にある
机の引き出しの鍵が、
鉛筆立ての中にあるそうで、
一番下の引き出しに日記があると聞いています。

確認していただけますか?

「は~…… はい…… 」

タッタッタッ……

「あ…… ありました…… そんなことが…… 」

「ハル姉ママ、私も同じ異世界に行っていたの……
そこで魔王を倒して、白さんの肺が現実世界に
帰して元気にしてくれたの……
信じられないと思うけど、
ハル姉は異世界で頑張ってるから、
その事だけは知っておいてほしいの…… 」

「正直、私には分からないわ……
でもね…… タエちゃんがこんな元気な姿でいることは事実よね……
ハルが頑張ってるなら、私も頑張らないとね……
タエちゃん…… 白さん…… ありがとう」

また、向こうと話が出来ましたら、
お伺いします……

……

タエちゃん、お疲れ様……

「伝えられてよかった…… 」

このあと、まだ時間大丈夫?

「大丈夫ですよ?」

約束してたケバブを食べに行こうよ。

「やった~!食べたい!
覚えててくれたんだ~…… うれしい」

実は、保健所の事も調べて事前予約したから、
ケバブ食べたら、行ってみようか……

「白さん…… 完璧!早く行こう!」

タエちゃん元気過ぎ、退院したばかりなのに……
そんなに走っちゃダメだよ~……

「テヘッ」

カワイイ……

……

「異世界のケバブとは違う味付けだったけど、
ケバブ美味しかった~…… 
他にも種類がいっぱいあったな~……
また食べたいな~……
誰か連れて行ってくれないかな~…… ジロリ」

また一緒に食べに行こうね……

「やった~!」

そろそろ保健所だよ……

……

すみませ~ん……
ご連絡した者ですが……
アキさん、いらっしゃいますか?

「は~い、私です!
ネコちゃんをお探しの方ですね?」

はい……
こっちのカワイイ女の子はタエちゃんです……

「その紹介懐かしい……
タエです!よろしくお願いします!」

「仲がいいですね……
ネコちゃんはこちらです…… どうぞ」

「こんなにたくさんいるんですね…… 」
確かに、多いね……

「以前よりは、減ったんですよ…… 
譲渡会や支援なども増えて……
ワンちゃんは100%譲渡できてますからね」

答え辛いかもしれませんが……
猫の方は……

「…… 今でも、多くの命が亡くなっています……
私は、奪っていい命など存在しないと信じています…… この仕事を選んだのも、動物が好きだからです。
一部の飼い主の勝手な理由で、飼えなくなったなど、問い合わせが多かったですが、今では飼い主自信が、責任を持つように応対しています……
お叱りも増えましたが、動物を守るためなら負けません!
あっ!すみません…… 動物の事になると…… 」

「アキさん、カッコいいです!
私も動物が好きなので、将来アキさんと仕事をしたいと思いました!」

アキさん達の頑張りのおかげで、
殺処分という言葉が無くなる日が来ますよ……

照れますね~……
こちらのネコちゃん達などいかがですか?

「タマちゃ~ん」
タマ~……

迷子のネコちゃんをお探しでしたか?

信じてもらえないと思いますが、
今、異世界にいる私の肺が、
魔王を倒して保健所にいる子猫を助けようと
頑張ってまして……

「ファンタジ~!
そういう話、大好物です!」

「アキさんでよかった~……」

その子猫の情報が少なくて……
私の肺が、魔王倒して願いを叶える時に何かが起きると思います……

お世話になった病院の教授からは、
魔方陣が現れたと聞いています……

「なるほど!
魔方陣を見たら、白さん&タエさんに連絡ですね!
他の保健所の知り合いにも伝えておきます!」

話が早過ぎて助かります……
「アキさんと友達になりたい!」

……

俺の肺…… 受け入れ準備できてるぞ!

続く……
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