12 / 43
第七師団親睦会Ⅱ
しおりを挟む
その人は長く綺麗な金髪に凝った装飾のゴスロリ服を着た女性。
耳が長く尖っている為、人間ではなく、恐らくエルフ族だろう。
「おお、ロータス。今から新人歓迎会のバーベキューをするとこだ。お前もどうだ?」
「遠慮しておきますわ。服に臭いがついてしまいそうですもの」
ロータスと呼ばれたその女性は手にした傘をクルクルと回しながら、レミリアの誘いを断った。
「そうか、残念だな。もうすぐ王都から団長も帰ってきて参加する予定だったんだけどなぁ」
「レミリアさん。わたくしがお肉を焼いて差し上げますわ」
レミリアさんの一言でロータスさんは一瞬にして手のひらを返した。
「あの、レミリアさん、この人は?」
「彼女はロータス・エクスタリアだ。団長大好きの変人だから、困った時は大体団長の名前を出せば何でも言うこと聞いてくれるぞ」
「団長? それって第七師団のですか?」
「ああ、そうだ。って、そうか、お前たちはまだ会ったことないんだっけか?」
「ええ、どんな人なんですか?」
こんな変人だらけの団を纏める団長なのだから、きっと鬼のように怖い人かもしれない。それか、彼らに負けず劣らずの変人か。
どちらにしてもきっと碌な人間ではないと思う。
「どんな人、か。……そうだな。一言で言うなら、変人だ」
「はい……え? それだけですか?」
「不満か?」
「いえ、不満と言うか何と言うか……」
もう少し情報を得て初エンカウント時の心の準備をしておきたかったんですけど。
というか、このメンツを前に変人呼ばわりされる団長って一体……。
「お、噂をすれば。ほら、帰ってきたぞ。あれが団長だ」
レミリアさんは私の後ろを指差して笑う。
え、嘘。もう来たの? まだ心の準備が出来てないんだけど……どうしよう。
トントン。
うわ、肩叩かれた。……うん、ここは意を決して……。
私は勇気を振り絞って振り返るとそこには……。
「ぎゃあああああああああああ!!!!!! 鬼っ!!!!!!!!!」
頭には二本の角に口には鋭い牙。肌は赤く般若顔で私の方を睨んでいた。
「あはははははははははは!!!! マナ、めっちゃいい反応するじゃん!」
泣き叫ぶ私を見てレミリアさんはお腹を抱えて大笑いしていた。
「笑い事じゃないですって!? だって、鬼ですよ! 鬼!」
鬼みたいに怖い人だったらどうしようかと思ってたけど、本物の鬼が来るなんて想定が過ぎるんですけど!!!
てか、まだ私の方睨んでて怖い!!!!
「落ち着けって、よく顔見てみろよ」
「え……あ、ん? あれ? お、お面?」
よく見たら本物の鬼ではなく、鬼のお面を被ってるだけの人だった。
「……………………」
鬼のお面を被ったその人は驚かせてしまったことを詫びているのか、両手を合わせて頭を下げてきた。
と言うかなんで喋らないんですかこの人。
「そいつは、シェリン・クォーツ。コミュ障だから、喋んないぞ」
「喋んないって、団長としてそれはどうなんですか? 成り立つんですか?」
「ん? 何言ってんだ? シェリンは団長じゃねぇぞ。団長の付き人として一緒に王都に行った第七師団のメンバーだ」
「え、じゃあ、団長って……」
「俺だよ」
シェリンさんの後ろからその人は現れた。
「やぁ、君が新人のマナだね。話は聞いてるよ」
その声は掻き消えそうなほど震えていた。
そして、体はやせ細っていて今にも死にそうな表情をしていた。
「なんか今にも死にそうなんですけど!?!? おいくつですか!?」
「俺かい? 俺は今年で二十八だよ」
「いやいやいやいやいや! そんな年に見えませんってなんでそんな瀕死な状態なんですか!?」
「実はさっき王都でこっぴどく叱られてねぇ……」
「叱られた? なにかしたんですか?」
「ちょっとうちの団員がね。なんでも任務中に無関係の街を一つ吹き飛ばしたって苦情があったり……」
「っ!」
それを聞いたレミリアさんがピクリと動き、視線を逸らした。
「後は街中を全裸で徘徊しているって女性方からの通報もあったり……」
「うっ……」
今度はワーウルフのベルヴェットさんが小さく反応した。
「他には助けたお礼に食料を要求されて、最終的には村の備蓄を全て食い尽くされた、なんてものもあったなぁ」
「んぐっ!」
先程までバーベキューのお肉を口の中にかき込んでいたミザリーさんの手が止まった。
「それは……大変でしたね」
やはり、第七師団の噂は嘘ではなかったようだ。問題行動ばかり起こすとは聞いていたけど、いきなりそんな話を聞くとは思わなかった。
たまにくらいかなぁ~なんて甘い予想をしていた自分を殴りたい。
「ま、いつも通りだからいいんだけどね」
いや、ダメだと思うんですけど。
「あぁ!!! 団長!!!!!!」
団長を見るなり、ロータスさんが大きな声を上げてすっ飛んできた。
「団長、大丈夫でしたか? 他の団長に何か変なこと言われたりしませんでしたか?」
「少し小言をね」
「分かりましたわ。今すぐ、彼らを殺してきますわ」
「こらこら、笑顔でえぐいこと言うな。俺は気にしてないから」
「団長がそうおっしゃるのなら……」
ロータスさんは残念そうに肩を落とす。
「おっと、そうだ。まだ、俺の名前を名乗っていなかったな」
そんなロータスさんを置いておいて、団長は気を取り直して、やつれた表情から通常? モードになる。
「俺の名前はルーク。よろしく頼むよ、可愛い新人さん」
「あ、はい。よろしくお願いします」
私は差し出された手を取る。
団長は思っていた以上に普通の人だった。
レミリアさんから変人って聞かされていたんだけど、他のメンツのキャラが濃すぎるのが原因で感覚マヒしちゃってる?
「それでマナ君はもう、うちの団員との自己紹介は終えたのかい?」
「えっと、はい。何人かは……」
正直、いきなり全員を覚えろと言われても自信がない。
人数が多くて顔と名前がまだ一致しない。
「今ここにいる以外にも第七師団のメンバーはまだ数人いるよ。任務に行ってたり、サボってたり色々な事情で今ここにはいないけどね」
任務はともかく、サボりって。団長がそれを容認していいんですか?
まぁ、ここは問題児ばかりの第七師団だからそれくらいあっても不思議じゃない。
「あと数人っておっしゃってましたけど、第七師団はそれだけしかいないのですか? 師団と言うからには数千人くらいいると思っていたんですけど」
「他の団はそれくらいいるよ。ここまで極端にメンバーが少ないのはうちの団だけだよ」
なるほど。多分これはあれだ。この団に配属された人たちは彼らの変人ぶりについていけずに騎士団を抜けたのだろう。
それしか考えられない。
「おーい、マナ。早くしないと、ミザリーのやつが肉全部食っちまうぞ」
「あ、はい。今行きます」
レミリアさんに呼ばれた私は団長に一礼をしてその場を離れた。
「おい! ミザリー! 食い過ぎだ! これは新人歓迎会なんだぞ」
「ふがふがふふががが」
「食べ物口に入れたまま喋っても何言ってっか分かんねぇよ」
「あ、てめぇ! 今、俺の肉取っただろ! 地味顔!」
「早いもん勝ちだ。後、地味顔言うな!」
「あぁ、早く焼けないかしら。丹精込めたこのお肉をぜひ団長に……」
「皆、騒がしいな。もう少し落ち着きを持ったらどうだ?」
「いや、あの一歩引いた位置から冷静に語ってるとこ悪いんですけど、なんでベルヴェットさんは服を着てないんですか? 目のやり場に困るんですけど!」
わーわーぎゃーぎゃー。
第七師団アジト前の庭はとても賑やかだった。
そんな光景を少し離れた位置からその様子をルークは見ていた。
「彼らは変わらずだね。それに新人三人も打ち解けているみたいでよかった」
「……………」
「そうか、シェリンもそう思っているのかい」
「……………」
「そうだね。今年の新人は優秀みたいだ。初日にして成果を上げているみたいだし」
「……………」
「ああ、分かっているよ。例の件だろう? うん、それはあの新人たちにやってもらおう」
「……………」
「彼らだけじゃ心配だって。あはは、もちろん新人だけに任せないよ。誰か一人つけようと思う。う~ん、今回の任務で一番適任なのはやっぱり……」
「……………」
「君も同意見か。それじゃ、早速、明日彼らに伝えるとしようか」
耳が長く尖っている為、人間ではなく、恐らくエルフ族だろう。
「おお、ロータス。今から新人歓迎会のバーベキューをするとこだ。お前もどうだ?」
「遠慮しておきますわ。服に臭いがついてしまいそうですもの」
ロータスと呼ばれたその女性は手にした傘をクルクルと回しながら、レミリアの誘いを断った。
「そうか、残念だな。もうすぐ王都から団長も帰ってきて参加する予定だったんだけどなぁ」
「レミリアさん。わたくしがお肉を焼いて差し上げますわ」
レミリアさんの一言でロータスさんは一瞬にして手のひらを返した。
「あの、レミリアさん、この人は?」
「彼女はロータス・エクスタリアだ。団長大好きの変人だから、困った時は大体団長の名前を出せば何でも言うこと聞いてくれるぞ」
「団長? それって第七師団のですか?」
「ああ、そうだ。って、そうか、お前たちはまだ会ったことないんだっけか?」
「ええ、どんな人なんですか?」
こんな変人だらけの団を纏める団長なのだから、きっと鬼のように怖い人かもしれない。それか、彼らに負けず劣らずの変人か。
どちらにしてもきっと碌な人間ではないと思う。
「どんな人、か。……そうだな。一言で言うなら、変人だ」
「はい……え? それだけですか?」
「不満か?」
「いえ、不満と言うか何と言うか……」
もう少し情報を得て初エンカウント時の心の準備をしておきたかったんですけど。
というか、このメンツを前に変人呼ばわりされる団長って一体……。
「お、噂をすれば。ほら、帰ってきたぞ。あれが団長だ」
レミリアさんは私の後ろを指差して笑う。
え、嘘。もう来たの? まだ心の準備が出来てないんだけど……どうしよう。
トントン。
うわ、肩叩かれた。……うん、ここは意を決して……。
私は勇気を振り絞って振り返るとそこには……。
「ぎゃあああああああああああ!!!!!! 鬼っ!!!!!!!!!」
頭には二本の角に口には鋭い牙。肌は赤く般若顔で私の方を睨んでいた。
「あはははははははははは!!!! マナ、めっちゃいい反応するじゃん!」
泣き叫ぶ私を見てレミリアさんはお腹を抱えて大笑いしていた。
「笑い事じゃないですって!? だって、鬼ですよ! 鬼!」
鬼みたいに怖い人だったらどうしようかと思ってたけど、本物の鬼が来るなんて想定が過ぎるんですけど!!!
てか、まだ私の方睨んでて怖い!!!!
「落ち着けって、よく顔見てみろよ」
「え……あ、ん? あれ? お、お面?」
よく見たら本物の鬼ではなく、鬼のお面を被ってるだけの人だった。
「……………………」
鬼のお面を被ったその人は驚かせてしまったことを詫びているのか、両手を合わせて頭を下げてきた。
と言うかなんで喋らないんですかこの人。
「そいつは、シェリン・クォーツ。コミュ障だから、喋んないぞ」
「喋んないって、団長としてそれはどうなんですか? 成り立つんですか?」
「ん? 何言ってんだ? シェリンは団長じゃねぇぞ。団長の付き人として一緒に王都に行った第七師団のメンバーだ」
「え、じゃあ、団長って……」
「俺だよ」
シェリンさんの後ろからその人は現れた。
「やぁ、君が新人のマナだね。話は聞いてるよ」
その声は掻き消えそうなほど震えていた。
そして、体はやせ細っていて今にも死にそうな表情をしていた。
「なんか今にも死にそうなんですけど!?!? おいくつですか!?」
「俺かい? 俺は今年で二十八だよ」
「いやいやいやいやいや! そんな年に見えませんってなんでそんな瀕死な状態なんですか!?」
「実はさっき王都でこっぴどく叱られてねぇ……」
「叱られた? なにかしたんですか?」
「ちょっとうちの団員がね。なんでも任務中に無関係の街を一つ吹き飛ばしたって苦情があったり……」
「っ!」
それを聞いたレミリアさんがピクリと動き、視線を逸らした。
「後は街中を全裸で徘徊しているって女性方からの通報もあったり……」
「うっ……」
今度はワーウルフのベルヴェットさんが小さく反応した。
「他には助けたお礼に食料を要求されて、最終的には村の備蓄を全て食い尽くされた、なんてものもあったなぁ」
「んぐっ!」
先程までバーベキューのお肉を口の中にかき込んでいたミザリーさんの手が止まった。
「それは……大変でしたね」
やはり、第七師団の噂は嘘ではなかったようだ。問題行動ばかり起こすとは聞いていたけど、いきなりそんな話を聞くとは思わなかった。
たまにくらいかなぁ~なんて甘い予想をしていた自分を殴りたい。
「ま、いつも通りだからいいんだけどね」
いや、ダメだと思うんですけど。
「あぁ!!! 団長!!!!!!」
団長を見るなり、ロータスさんが大きな声を上げてすっ飛んできた。
「団長、大丈夫でしたか? 他の団長に何か変なこと言われたりしませんでしたか?」
「少し小言をね」
「分かりましたわ。今すぐ、彼らを殺してきますわ」
「こらこら、笑顔でえぐいこと言うな。俺は気にしてないから」
「団長がそうおっしゃるのなら……」
ロータスさんは残念そうに肩を落とす。
「おっと、そうだ。まだ、俺の名前を名乗っていなかったな」
そんなロータスさんを置いておいて、団長は気を取り直して、やつれた表情から通常? モードになる。
「俺の名前はルーク。よろしく頼むよ、可愛い新人さん」
「あ、はい。よろしくお願いします」
私は差し出された手を取る。
団長は思っていた以上に普通の人だった。
レミリアさんから変人って聞かされていたんだけど、他のメンツのキャラが濃すぎるのが原因で感覚マヒしちゃってる?
「それでマナ君はもう、うちの団員との自己紹介は終えたのかい?」
「えっと、はい。何人かは……」
正直、いきなり全員を覚えろと言われても自信がない。
人数が多くて顔と名前がまだ一致しない。
「今ここにいる以外にも第七師団のメンバーはまだ数人いるよ。任務に行ってたり、サボってたり色々な事情で今ここにはいないけどね」
任務はともかく、サボりって。団長がそれを容認していいんですか?
まぁ、ここは問題児ばかりの第七師団だからそれくらいあっても不思議じゃない。
「あと数人っておっしゃってましたけど、第七師団はそれだけしかいないのですか? 師団と言うからには数千人くらいいると思っていたんですけど」
「他の団はそれくらいいるよ。ここまで極端にメンバーが少ないのはうちの団だけだよ」
なるほど。多分これはあれだ。この団に配属された人たちは彼らの変人ぶりについていけずに騎士団を抜けたのだろう。
それしか考えられない。
「おーい、マナ。早くしないと、ミザリーのやつが肉全部食っちまうぞ」
「あ、はい。今行きます」
レミリアさんに呼ばれた私は団長に一礼をしてその場を離れた。
「おい! ミザリー! 食い過ぎだ! これは新人歓迎会なんだぞ」
「ふがふがふふががが」
「食べ物口に入れたまま喋っても何言ってっか分かんねぇよ」
「あ、てめぇ! 今、俺の肉取っただろ! 地味顔!」
「早いもん勝ちだ。後、地味顔言うな!」
「あぁ、早く焼けないかしら。丹精込めたこのお肉をぜひ団長に……」
「皆、騒がしいな。もう少し落ち着きを持ったらどうだ?」
「いや、あの一歩引いた位置から冷静に語ってるとこ悪いんですけど、なんでベルヴェットさんは服を着てないんですか? 目のやり場に困るんですけど!」
わーわーぎゃーぎゃー。
第七師団アジト前の庭はとても賑やかだった。
そんな光景を少し離れた位置からその様子をルークは見ていた。
「彼らは変わらずだね。それに新人三人も打ち解けているみたいでよかった」
「……………」
「そうか、シェリンもそう思っているのかい」
「……………」
「そうだね。今年の新人は優秀みたいだ。初日にして成果を上げているみたいだし」
「……………」
「ああ、分かっているよ。例の件だろう? うん、それはあの新人たちにやってもらおう」
「……………」
「彼らだけじゃ心配だって。あはは、もちろん新人だけに任せないよ。誰か一人つけようと思う。う~ん、今回の任務で一番適任なのはやっぱり……」
「……………」
「君も同意見か。それじゃ、早速、明日彼らに伝えるとしようか」
0
あなたにおすすめの小説
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
なぜ、最強の勇者は無一文で山に消えたのか? ──世界に忘れられ、ひび割れた心のまま始めたダークスローライフ。 そして、虹の種は静かに育ち始め
イニシ原
ファンタジー
ダークスローライフで癒しに耐えろ。
孤独になった勇者。
人と出会わないことで進む時間がスローになるのがダークスローライフ。
ベストな組み合わせだった。
たまに来る行商人が、唯一の接点だった。
言葉は少なく、距離はここちよかった。
でも、ある日、虹の種で作ったお茶を飲んだ。
それが、すべての始まりだった。
若者が来た。
食料を抱えて、笑顔で扉を叩く。
断っても、また来る。
石を渡せば帰るが、次はもっと持ってくる。
優しさは、静けさを壊す。
逃げても、追いつかれる。
それでも、ほんの少しだけ、
誰かと生きたいと思ってしまう。
これは、癒しに耐える者の物語。
***
登場人物の紹介
■ アセル
元勇者。年齢は40に近いが、見た目は16歳。森の奥でひとり暮らしている。
■ アーサー
初老の男性。アセルが唯一接点を持つ人物。たまに森を訪れる。
■ トリス
若者。20代前半。アーサー行方不明後、食料を抱えて森の家を訪れる。
【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~
こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』
公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル!
書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。
旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください!
===あらすじ===
異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。
しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。
だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに!
神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、
双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。
トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる!
※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい
※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております
※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております
異世界に無一文投下!?鑑定士ナギの至福拠点作り
花垣 雷
ファンタジー
「何もないなら、創ればいい。等価交換(ルール)は俺が書き換える!」
一文無しで異世界へ放り出された日本人・ナギ。
彼が持つ唯一の武器は、万物を解析し組み替える【鑑定】と【等価交換】のスキルだった。
ナギは行き倒れ寸前で出会った、最強の女騎士エリスと出会う。現代知識とチート能力を駆使して愛する家族と仲間たちのために「至福の居場所」を築き上げる、異世界拠点ファンタジーストーリー!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる