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第九話:聖ルミナリア学園と生徒会
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私が学園に入学する初日。
ついに、その日が来てしまった。
メイドのマヤと、皇太子の婚約者兼「悪役令嬢」ことキャロラインに気づかれぬよう、そっと深呼吸をしても、緊張はまるで和らがない。
心臓は、今にも口から飛び出しそうなほど激しく脈打っていた。
「いってらっしゃいませ、リナ様、キャロライン様。」
マヤが深々とカーテシーをし、私たちを見送る。
「いってきます、マヤ。」
できる限り自信に満ちた笑顔を向ける。
大丈夫、きっと上手くいく。そう言い聞かせるように。
「乙女様、ご準備はできまして?」
キャロラインが優雅に長く巻かれた艶やかな髪を後ろへと払いながら問う。その何気ない仕草すら美しく、同性の私でもつい見惚れてしまう。
「は、はい!」
少し声が上擦ったものの、なんとか返事をすると、キャロラインは迷いのない足取りで、私を寮のすぐ隣にある聖ルミナリア学園へと案内し始めた。
とはいえ、寮があまりに広大なため、歩くと案外時間がかかる。
「わたくしたち上級生の中でも、試験に合格した者は空間移動魔法で通学できますの。ですが今日は、乙女様に景色をご案内しようと思いまして。少し長く感じられるかもしれませんが、ご容赦くださいませ。」
「そうなんですね。じゃあ、普段は空間移動魔法で通われてるんですか?」
純粋な疑問を口にすると、キャロラインは誇らしげに頷いた。
「ええ、その通りですわ。わたくしはエドモンド・アウレリウス殿下の婚約者。王妃になるべく、幼い頃から教育の一環として実習魔法も習得してきましたので、この程度のことは朝飯前ですの。」
まぁ、そうだよね。
彼女のような名家の令嬢なら、幼少期から家庭教師に囲まれ、ありとあらゆる教養と技術を叩き込まれているのだろう。
それにしても、彼女が「この程度」と言い切った空間移動魔法は、生まれ持った高い魔力、徹底した教育、そして気の遠くなるような訓練が必要な超高度魔法だ。
さすが聖ルミナリア学園。ここには、そうした天才たちが集まってくる。彼女も、その一人なのだろう。
「すごいですね…。それに、皇太子様の婚約者なんて、きっと相当な努力と苦労をされてきたんですね。尊敬します。」
思ったままの気持ちを伝える。
もし私だったら、幼い頃から決められたレールの上を歩く人生なんて、想像もつかない。
「リナ、わたくしに敬語は不要ですわよ。それに、わたくしはただ、幼い頃からそうしてきただけですもの。不思議に思ったことも、嫌だと感じたこともありませんわ。」
それが「当たり前」の人生だったのだ。彼女はそう微笑んだ。
どうやら、初対面の時よりは警戒心を解いてくれたらしい。
「そうなんだ。やっぱりキャロラインはすごいね。私なんかがどれだけ力になれるか分からないけど、同じクラスメイトで寮の隣人なんだし、困ったことがあったら言ってね。これから宜しく!」
そう伝えると、彼女はふっと柔らかく微笑んだ。
それにしても、前世で流行っていたのにプレイしなかったルミクロを、今更ながら猛烈に後悔する。
キャロラインのどこが「悪役令嬢」なのか?
ヒロインと皇太子の仲を邪魔するから?
でも、それって当たり前だよね。婚約者なんだから。
今のところ、嫌な人どころか、とても素敵な人だ。
ますます謎は深まるばかり。
そうこうしているうちに、学園の正門に着いた。
天高くそびえる門は、まるで芸術品のような繊細な装飾が施され、歴史ある学園とは思えないほど金色に輝いている。
建物も、ほとんどお城。
純白に金の装飾が施され、教室の窓は大きく、内装も埃一つない。まるで本物の城の中に教室を作ったかのようだ。
ここが、ルミクロの舞台、聖ルミナリア学園かぁ。
正直、私は勉強が得意ではない。前世ではバイト漬け、今世では孤児院の家事と育児で手一杯。
読み書きなどの基礎はシスターたちが教えてくれたが、この学園の授業についていける自信はない。
キャロラインやミカエルがサポートしてくれると言ってくれたけれど、なるべく迷惑はかけたくない。
そんなことを考えていると、キャロラインは学園の奥へと進んでいく。
「今向かっているのは、生徒会の部室ですわ。今日は、癒しの乙女であるリナをお迎えするために皆様が集まっているはずです。ただ、皆様中々に個性的ですので、ご覚悟なさってくださいませ。」
あれ?
そんな設定、あったっけ。
そういえば女子たちが「生徒会のイベントが~」とか言ってた気がするような…。
そう思っているうちに、キャロラインは「生徒会」と大きく書かれた豪華な扉をノックした。
「どうぞ。」
中から声がして、キャロラインが扉を開ける。
「失礼致しますわ。」
そこには、五人の個性的で眉目秀麗な男子生徒たちが待っていた。
あ、これ、全員攻略対象だ。
中でもひときわ輝いていた金髪に黄金の瞳の男子生徒が、にこやかに私に声をかけてきた。
「初めまして、癒しの乙女様。会えて嬉しいよ。僕はエドモンド・アウレリウス。聖ルミナリア学園の生徒会長を務めているよ。ようこそ、我が学園へ。そして生徒会へ。これから、どうぞ宜しくね。」
まさかの、エドモンド・アウレリウス殿下!
「は、初めまして、エドモンド・アウレリウス殿下。王国の太陽に、ご挨拶申し上げます。」
緊張しつつ、なんとか挨拶をした。
「そんなに畏まらなくていいよ。同じ学年なんだから、同級生同士、フラットに行こう。」
彼は朗らかで、優しげな雰囲気だった。
「さぁ、みんなも自己紹介して。」
彼に促され、隣にいた真面目そうで神経質そうな、冷たい雰囲気を纏った青髪青眼のメガネ男子が、メガネを押し上げながら口を開いた。
「初めまして、癒しの乙女様。僕は副生徒会長のウィリアム・ノートンです。以後、お見知り置きを。」
彼の微笑みは、どこか胡散臭い。
私を値踏みしているのがありありと伝わってきた。
「俺はラウル・ヴァレンティーニ!よろしくな!」
赤髪で褐色の肌、身体中に傷のある三白眼の彼が、豪快に笑って名乗る。
残るは二人。
長身の生徒が茶髪の少年を伺い、彼が喋らないのを見てから、口を開いた。
「…自分はダグラス。平民です。よろしく。」
オレンジ色の短髪に水色の瞳、そばかすが印象的な無口な生徒。
最後に、ぶすっとした様子の茶髪に金色の瞳の少年が、嫌そうに口を開いた。
「リュカ・アウレリウス。第二王子。あんたの一学年下。」
可愛い見た目に反して、どこか気まぐれで小悪魔な雰囲気を漂わせていた。
これで全員が名乗った。
一斉に注がれる視線の中、私はなんとか声を絞り出す。
「い、癒しの乙女のリナと申します。これから皆さんのお世話になります。どうぞ、よろしくお願いします。」
ああ、私の学園生活、一体どうなってしまうんだろう。
ついに、その日が来てしまった。
メイドのマヤと、皇太子の婚約者兼「悪役令嬢」ことキャロラインに気づかれぬよう、そっと深呼吸をしても、緊張はまるで和らがない。
心臓は、今にも口から飛び出しそうなほど激しく脈打っていた。
「いってらっしゃいませ、リナ様、キャロライン様。」
マヤが深々とカーテシーをし、私たちを見送る。
「いってきます、マヤ。」
できる限り自信に満ちた笑顔を向ける。
大丈夫、きっと上手くいく。そう言い聞かせるように。
「乙女様、ご準備はできまして?」
キャロラインが優雅に長く巻かれた艶やかな髪を後ろへと払いながら問う。その何気ない仕草すら美しく、同性の私でもつい見惚れてしまう。
「は、はい!」
少し声が上擦ったものの、なんとか返事をすると、キャロラインは迷いのない足取りで、私を寮のすぐ隣にある聖ルミナリア学園へと案内し始めた。
とはいえ、寮があまりに広大なため、歩くと案外時間がかかる。
「わたくしたち上級生の中でも、試験に合格した者は空間移動魔法で通学できますの。ですが今日は、乙女様に景色をご案内しようと思いまして。少し長く感じられるかもしれませんが、ご容赦くださいませ。」
「そうなんですね。じゃあ、普段は空間移動魔法で通われてるんですか?」
純粋な疑問を口にすると、キャロラインは誇らしげに頷いた。
「ええ、その通りですわ。わたくしはエドモンド・アウレリウス殿下の婚約者。王妃になるべく、幼い頃から教育の一環として実習魔法も習得してきましたので、この程度のことは朝飯前ですの。」
まぁ、そうだよね。
彼女のような名家の令嬢なら、幼少期から家庭教師に囲まれ、ありとあらゆる教養と技術を叩き込まれているのだろう。
それにしても、彼女が「この程度」と言い切った空間移動魔法は、生まれ持った高い魔力、徹底した教育、そして気の遠くなるような訓練が必要な超高度魔法だ。
さすが聖ルミナリア学園。ここには、そうした天才たちが集まってくる。彼女も、その一人なのだろう。
「すごいですね…。それに、皇太子様の婚約者なんて、きっと相当な努力と苦労をされてきたんですね。尊敬します。」
思ったままの気持ちを伝える。
もし私だったら、幼い頃から決められたレールの上を歩く人生なんて、想像もつかない。
「リナ、わたくしに敬語は不要ですわよ。それに、わたくしはただ、幼い頃からそうしてきただけですもの。不思議に思ったことも、嫌だと感じたこともありませんわ。」
それが「当たり前」の人生だったのだ。彼女はそう微笑んだ。
どうやら、初対面の時よりは警戒心を解いてくれたらしい。
「そうなんだ。やっぱりキャロラインはすごいね。私なんかがどれだけ力になれるか分からないけど、同じクラスメイトで寮の隣人なんだし、困ったことがあったら言ってね。これから宜しく!」
そう伝えると、彼女はふっと柔らかく微笑んだ。
それにしても、前世で流行っていたのにプレイしなかったルミクロを、今更ながら猛烈に後悔する。
キャロラインのどこが「悪役令嬢」なのか?
ヒロインと皇太子の仲を邪魔するから?
でも、それって当たり前だよね。婚約者なんだから。
今のところ、嫌な人どころか、とても素敵な人だ。
ますます謎は深まるばかり。
そうこうしているうちに、学園の正門に着いた。
天高くそびえる門は、まるで芸術品のような繊細な装飾が施され、歴史ある学園とは思えないほど金色に輝いている。
建物も、ほとんどお城。
純白に金の装飾が施され、教室の窓は大きく、内装も埃一つない。まるで本物の城の中に教室を作ったかのようだ。
ここが、ルミクロの舞台、聖ルミナリア学園かぁ。
正直、私は勉強が得意ではない。前世ではバイト漬け、今世では孤児院の家事と育児で手一杯。
読み書きなどの基礎はシスターたちが教えてくれたが、この学園の授業についていける自信はない。
キャロラインやミカエルがサポートしてくれると言ってくれたけれど、なるべく迷惑はかけたくない。
そんなことを考えていると、キャロラインは学園の奥へと進んでいく。
「今向かっているのは、生徒会の部室ですわ。今日は、癒しの乙女であるリナをお迎えするために皆様が集まっているはずです。ただ、皆様中々に個性的ですので、ご覚悟なさってくださいませ。」
あれ?
そんな設定、あったっけ。
そういえば女子たちが「生徒会のイベントが~」とか言ってた気がするような…。
そう思っているうちに、キャロラインは「生徒会」と大きく書かれた豪華な扉をノックした。
「どうぞ。」
中から声がして、キャロラインが扉を開ける。
「失礼致しますわ。」
そこには、五人の個性的で眉目秀麗な男子生徒たちが待っていた。
あ、これ、全員攻略対象だ。
中でもひときわ輝いていた金髪に黄金の瞳の男子生徒が、にこやかに私に声をかけてきた。
「初めまして、癒しの乙女様。会えて嬉しいよ。僕はエドモンド・アウレリウス。聖ルミナリア学園の生徒会長を務めているよ。ようこそ、我が学園へ。そして生徒会へ。これから、どうぞ宜しくね。」
まさかの、エドモンド・アウレリウス殿下!
「は、初めまして、エドモンド・アウレリウス殿下。王国の太陽に、ご挨拶申し上げます。」
緊張しつつ、なんとか挨拶をした。
「そんなに畏まらなくていいよ。同じ学年なんだから、同級生同士、フラットに行こう。」
彼は朗らかで、優しげな雰囲気だった。
「さぁ、みんなも自己紹介して。」
彼に促され、隣にいた真面目そうで神経質そうな、冷たい雰囲気を纏った青髪青眼のメガネ男子が、メガネを押し上げながら口を開いた。
「初めまして、癒しの乙女様。僕は副生徒会長のウィリアム・ノートンです。以後、お見知り置きを。」
彼の微笑みは、どこか胡散臭い。
私を値踏みしているのがありありと伝わってきた。
「俺はラウル・ヴァレンティーニ!よろしくな!」
赤髪で褐色の肌、身体中に傷のある三白眼の彼が、豪快に笑って名乗る。
残るは二人。
長身の生徒が茶髪の少年を伺い、彼が喋らないのを見てから、口を開いた。
「…自分はダグラス。平民です。よろしく。」
オレンジ色の短髪に水色の瞳、そばかすが印象的な無口な生徒。
最後に、ぶすっとした様子の茶髪に金色の瞳の少年が、嫌そうに口を開いた。
「リュカ・アウレリウス。第二王子。あんたの一学年下。」
可愛い見た目に反して、どこか気まぐれで小悪魔な雰囲気を漂わせていた。
これで全員が名乗った。
一斉に注がれる視線の中、私はなんとか声を絞り出す。
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