3 / 119
序章 私刑人誕生編
第3話 vsボス
しおりを挟む
俺が1人になって、つまりパーティーを追放されてからは初となる集団戦に不安を覚えつつも挑んでいく。
集団戦と言っても多対1だ。
近年は後衛の者達を守る殿として戦いのサポートに徹してきた。
パーティー内で俺の立ち位置は攻撃に関しては魔法主体であり、遭遇戦は別として近接戦闘をするのは後衛に近付いてくる奴のみを駆除しつつ、魔法で倒せない時に剣で対処する事だ。
つまり、俺が近接戦闘をするというのは乱戦になっていたり等、行き当たりばったりの状況だ。
前衛職に対して俺がしっかりフォローを入れ、敵の位置や強さを伝えて機動力を活かして敵を撃滅してきた。
集団戦の時、今までは前衛の者が敵の只中に立ち向かい対処してきたが、今は俺1人だ。
いくらオークとはいえ、20体に囲まれれば刺し傷の1箇所や2箇所ぐらい食らってしまうだろう。
だからそうならないように最初に火を着けたのだ。
また、水で濡らした布を口に巻いている。
そう、直接煙を吸わない為にだ。 効果の程を確かめた事はないが、布を濡らすと煙を吸いにくくなると聞いた事があり、どうだかなあ?と思いつつも試している感じだ。
ゴーグルなんてこの世界にはないから目がしみてしまうのは仕方がない。だがそれは向こうも同じだ。
?ゴーグル?それは何だ?
オーク共は煙で視界が悪い事に苛立っているのか、怒りをぶつけんとばかりに雄叫びを上げながらやみくもに棍棒を振っている。
襲撃者の位置がはっきりしないハズなのでそんな事をしたら・・・ほら言わんこっちゃない!同士討ちをしているじゃないか!
そのような場面も見られ、こいつらバカだなあと思う。
作り掛けの建物もあったので、最近ここに来たばかりで集落を作っている最中なのだろうと思う。
おそらく30匹程いるであろうオーク共は、火により俺が意図した通り混乱に陥っていた。
俺も頃合いと見て集落に突入して次々とオークを倒していく。
そうすると1番大きな建物の中から一際大きいオークが出てきた。
先程すでに上位種の1つであるナイトが2匹出てきていたので、ジェネラルがいるな?と思っったが、案の定ジェネラルが出てきた。
そう、オークナイトは剣を持っているのと、一回り体が丕きいので分かりやすい。
通常大人のオークは身長1.2m歩度で、オークナイトは1.4m。
また、オークジェネラルは1.7m程にもなる。
そしてできれば御免被りたいが、オーククイーンやオークキングという2m 越えの化け物もいる。
こいつらは S級指定を受けている災厄と言っても良いようなオークの元締めだ。
本来の実力というか、自力だとジェネラルは今の俺で倒せるられるのか分からないが、こういう時の為に魔力を温存していた。
そう、先読みを使えるようにしているのだ。
先読みがなければ恐らく歯が立たないであろうと思う。
頼り過ぎるのもどうかとは思うが、今持っている力を活用するのが冒険者として当たり前の話でもある。
ただ、過信は命取りだ。
今頃になってしまったと思った。
ナイト相手にスキルを使わずにどこまでやれるか確かめておくんだったなとちょい後悔だ。
今でこそそのように思うのだが、ナイトの時はスキルを使ってきたので、まだ残りの数が多いのもあり、剣技、つまりスキルを使い剣の1振りずつで仕留めていった。
相手が振った剣を躱し、カウンターの形で首を刎ねる簡単なお仕事である。
この2ヶ月の間、俺は大した事をしていない。
魔物の駆除を中心に行なってはいたが、C級の魔物を討伐するのばかり行なっていた。
俺はジェネラルと対峙する前はオーク相手に無双をしていた。
煙で俺の姿が見えないのだろうが、俺は駆けずり回り、先にオークを見付けるとその背後から斬り裂く。
そして斬り裂くとほぼ同時に死体を収納に入れて行くのを繰り返していた。
そして問題のジェネラルである。
驚いた事に魔法が効かない。
そういったスキルを持っているのか?もしくはそういうマジックアイテムを持っているのか?
それと、奴が持っている剣は業物である。ジェネラルは難易度が大幅に上がり、A 級の魔物である。
ランク的に俺のランクより上だ。
それと俺がA級に上がれなかったのは、直接魔物を殺した数が少なかったからだ。それに伴いA級に上がるのに必要なレベルに達していなかったからだ。
俺はギフトの関係から上級魔法を覚えられなくも無かったはずなのだが、覚える為の時間がなかった。
1つの魔法を覚えるのに1週間は掛かるが、その時間をリーダーはくれなかった。
俺の場合、ギフトのおかげで中級魔法と初級魔法に関してはギフトを得た瞬間から覚えており、初めから無詠唱で行けた。
上級魔法はもちろん詠唱がいるのだが、俺が S 級パーティーの中で今まで何とかやってこれたのは、戦闘の中心になる中級魔法があったからでもある。
このジェネラル戦、魔法が使えないので必然的に俺は剣で戦う事になる。
スキルなしで戦っていると、どうも互角だという事が分かる。
お互い細かい切り傷のみを負っていく。
だだ、自身に対してヒールや強化系の魔法は発動しており、強化魔法も効果がきちんと反映できていた。
だが、外に魔法を放つ事が出来なかった。
こいつが何かやっているのかどうかは分からないが。
便利な魔法の使い方として、魔法陣を展開させ、それを足場として機動力を上げるというのがある。
だが、それが使えなかった。
また、魔力弾も手から放った瞬間に霧散していく。
その為剣で戦っていたが、俺の心はこのギリギリの戦闘に心が踊り、滾っていた。
実戦経験が何よりの訓練だという人もいるが、なるほどと分かる位訓練にもなる。
自分の実力以上の者と対峙した時、その戦闘で得られるその内容が貴重なのだ。
しかし、それも俺が押され始めたところで変わる。
体力の違いだった。
奴の方が体力がどうも上だ!というよりも、俺は30匹以上のオークと戦ったから、体力が先に尽きてきたのだ。
剣で打ち合うのももはやこれまでと思い、俺は先読みのスキルを使った。
そこからは見違えるように俺の動きが変わった。
剣の軌道が予め分かるので懐に潜り込み、剣を持った腕を斬り裂き、返す剣で首を落としてあっさり決着した。
以前はぞくっとして嫌な予感から、相手の攻撃が来ると分かるだけだ。
今のようにどう躱せば良いのかはなく、ただ、やばい攻撃が来る!?とその予測がつく、そこまでだった。
こちらの攻撃をどうすれば当たるか、どういう効果があるのかというのが視覚効果で分かる。
慣れるまでそれなりに苦労はしたが、そのお陰でA級の魔物を単独で撃破できた。
そうして俺はジェネラルの武器や死体を収納に入れ、オーク共の死体を収納に入れて回った。
残念ながらオークの集落には特にめぼしい物や、捕えられた人もいなかった。
1番大きな建物には火を着けていなかった。
これには理由があり、もし人が捕えられているとすれば、1番大きな建物だろうと思ったからだ。
幸い人が捕らえられている痕跡は全くなかった。
お宝も無いので集落を燃やし尽くしてから引き上げたが、もう夕方近くだった。
帰りがてら薬草の採取ポイントに寄ってみたが、もう誰もいなくなっていた。
血の臭いや争った痕跡もなかったので、マリニアも他の冒険者達と一緒に引き上げたようだ。
つまり、俺の警告をきちんと聞いてくれたのだ。
明日の朝マリニアの無事を確認したいのもあり、念の為ギルドに顔を出そうと思うのであった。
集団戦と言っても多対1だ。
近年は後衛の者達を守る殿として戦いのサポートに徹してきた。
パーティー内で俺の立ち位置は攻撃に関しては魔法主体であり、遭遇戦は別として近接戦闘をするのは後衛に近付いてくる奴のみを駆除しつつ、魔法で倒せない時に剣で対処する事だ。
つまり、俺が近接戦闘をするというのは乱戦になっていたり等、行き当たりばったりの状況だ。
前衛職に対して俺がしっかりフォローを入れ、敵の位置や強さを伝えて機動力を活かして敵を撃滅してきた。
集団戦の時、今までは前衛の者が敵の只中に立ち向かい対処してきたが、今は俺1人だ。
いくらオークとはいえ、20体に囲まれれば刺し傷の1箇所や2箇所ぐらい食らってしまうだろう。
だからそうならないように最初に火を着けたのだ。
また、水で濡らした布を口に巻いている。
そう、直接煙を吸わない為にだ。 効果の程を確かめた事はないが、布を濡らすと煙を吸いにくくなると聞いた事があり、どうだかなあ?と思いつつも試している感じだ。
ゴーグルなんてこの世界にはないから目がしみてしまうのは仕方がない。だがそれは向こうも同じだ。
?ゴーグル?それは何だ?
オーク共は煙で視界が悪い事に苛立っているのか、怒りをぶつけんとばかりに雄叫びを上げながらやみくもに棍棒を振っている。
襲撃者の位置がはっきりしないハズなのでそんな事をしたら・・・ほら言わんこっちゃない!同士討ちをしているじゃないか!
そのような場面も見られ、こいつらバカだなあと思う。
作り掛けの建物もあったので、最近ここに来たばかりで集落を作っている最中なのだろうと思う。
おそらく30匹程いるであろうオーク共は、火により俺が意図した通り混乱に陥っていた。
俺も頃合いと見て集落に突入して次々とオークを倒していく。
そうすると1番大きな建物の中から一際大きいオークが出てきた。
先程すでに上位種の1つであるナイトが2匹出てきていたので、ジェネラルがいるな?と思っったが、案の定ジェネラルが出てきた。
そう、オークナイトは剣を持っているのと、一回り体が丕きいので分かりやすい。
通常大人のオークは身長1.2m歩度で、オークナイトは1.4m。
また、オークジェネラルは1.7m程にもなる。
そしてできれば御免被りたいが、オーククイーンやオークキングという2m 越えの化け物もいる。
こいつらは S級指定を受けている災厄と言っても良いようなオークの元締めだ。
本来の実力というか、自力だとジェネラルは今の俺で倒せるられるのか分からないが、こういう時の為に魔力を温存していた。
そう、先読みを使えるようにしているのだ。
先読みがなければ恐らく歯が立たないであろうと思う。
頼り過ぎるのもどうかとは思うが、今持っている力を活用するのが冒険者として当たり前の話でもある。
ただ、過信は命取りだ。
今頃になってしまったと思った。
ナイト相手にスキルを使わずにどこまでやれるか確かめておくんだったなとちょい後悔だ。
今でこそそのように思うのだが、ナイトの時はスキルを使ってきたので、まだ残りの数が多いのもあり、剣技、つまりスキルを使い剣の1振りずつで仕留めていった。
相手が振った剣を躱し、カウンターの形で首を刎ねる簡単なお仕事である。
この2ヶ月の間、俺は大した事をしていない。
魔物の駆除を中心に行なってはいたが、C級の魔物を討伐するのばかり行なっていた。
俺はジェネラルと対峙する前はオーク相手に無双をしていた。
煙で俺の姿が見えないのだろうが、俺は駆けずり回り、先にオークを見付けるとその背後から斬り裂く。
そして斬り裂くとほぼ同時に死体を収納に入れて行くのを繰り返していた。
そして問題のジェネラルである。
驚いた事に魔法が効かない。
そういったスキルを持っているのか?もしくはそういうマジックアイテムを持っているのか?
それと、奴が持っている剣は業物である。ジェネラルは難易度が大幅に上がり、A 級の魔物である。
ランク的に俺のランクより上だ。
それと俺がA級に上がれなかったのは、直接魔物を殺した数が少なかったからだ。それに伴いA級に上がるのに必要なレベルに達していなかったからだ。
俺はギフトの関係から上級魔法を覚えられなくも無かったはずなのだが、覚える為の時間がなかった。
1つの魔法を覚えるのに1週間は掛かるが、その時間をリーダーはくれなかった。
俺の場合、ギフトのおかげで中級魔法と初級魔法に関してはギフトを得た瞬間から覚えており、初めから無詠唱で行けた。
上級魔法はもちろん詠唱がいるのだが、俺が S 級パーティーの中で今まで何とかやってこれたのは、戦闘の中心になる中級魔法があったからでもある。
このジェネラル戦、魔法が使えないので必然的に俺は剣で戦う事になる。
スキルなしで戦っていると、どうも互角だという事が分かる。
お互い細かい切り傷のみを負っていく。
だだ、自身に対してヒールや強化系の魔法は発動しており、強化魔法も効果がきちんと反映できていた。
だが、外に魔法を放つ事が出来なかった。
こいつが何かやっているのかどうかは分からないが。
便利な魔法の使い方として、魔法陣を展開させ、それを足場として機動力を上げるというのがある。
だが、それが使えなかった。
また、魔力弾も手から放った瞬間に霧散していく。
その為剣で戦っていたが、俺の心はこのギリギリの戦闘に心が踊り、滾っていた。
実戦経験が何よりの訓練だという人もいるが、なるほどと分かる位訓練にもなる。
自分の実力以上の者と対峙した時、その戦闘で得られるその内容が貴重なのだ。
しかし、それも俺が押され始めたところで変わる。
体力の違いだった。
奴の方が体力がどうも上だ!というよりも、俺は30匹以上のオークと戦ったから、体力が先に尽きてきたのだ。
剣で打ち合うのももはやこれまでと思い、俺は先読みのスキルを使った。
そこからは見違えるように俺の動きが変わった。
剣の軌道が予め分かるので懐に潜り込み、剣を持った腕を斬り裂き、返す剣で首を落としてあっさり決着した。
以前はぞくっとして嫌な予感から、相手の攻撃が来ると分かるだけだ。
今のようにどう躱せば良いのかはなく、ただ、やばい攻撃が来る!?とその予測がつく、そこまでだった。
こちらの攻撃をどうすれば当たるか、どういう効果があるのかというのが視覚効果で分かる。
慣れるまでそれなりに苦労はしたが、そのお陰でA級の魔物を単独で撃破できた。
そうして俺はジェネラルの武器や死体を収納に入れ、オーク共の死体を収納に入れて回った。
残念ながらオークの集落には特にめぼしい物や、捕えられた人もいなかった。
1番大きな建物には火を着けていなかった。
これには理由があり、もし人が捕えられているとすれば、1番大きな建物だろうと思ったからだ。
幸い人が捕らえられている痕跡は全くなかった。
お宝も無いので集落を燃やし尽くしてから引き上げたが、もう夕方近くだった。
帰りがてら薬草の採取ポイントに寄ってみたが、もう誰もいなくなっていた。
血の臭いや争った痕跡もなかったので、マリニアも他の冒険者達と一緒に引き上げたようだ。
つまり、俺の警告をきちんと聞いてくれたのだ。
明日の朝マリニアの無事を確認したいのもあり、念の為ギルドに顔を出そうと思うのであった。
1
あなたにおすすめの小説
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた
黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆
毎日朝7時更新!
「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」
過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。
絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!?
伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる