漆黒の私刑人〜S級パーティーを追放されたので今度は面倒事から逃げてのほほんとしたいのに・・・〜

KeyBow

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序章 私刑人誕生編

第30話 沐浴がグレードアップ

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 俺は3人を連れて沐浴場に来ている。
 クリーンで綺麗にしてはいるが、やはりちゃんと洗ってやらないとなと思う。

 1番の目的は裸にして体を確認する為だ。
 異常が無いか、焼きごてでもされていないか?虐待の跡が無いかなどを調べる為だ。
 特に問題はなかった。
 町で見て即買いした大きなタライを出してお湯を貯める。子供なら何とか2人は入れる。
 温かいと喜んでいたな。おこちゃまを先に出し、リリアーナを残し先に出る。
 おこちゃまの体を拭いているマリニアがいたが、俺も軽く体を拭いてからおこちゃまに服を着せていく。
 何故かマリニアは俺の裸を見てあたふたとしていたが、変な奴だよな。

 リリアーナが出たので、たらいのお湯を入れ替え、マリニアに入るように行ってから部屋に行く。

 疲れからかおこちゃま2人はヘッドにダイブしてすぐに寝息を立てた。
 するとリリアーナが俺に抱きついて泣き出した。

「有り難うございます!本当に有り難うございます!魔物に殺されるともう死ぬと思ったんです。でも私は御礼が出来ません。体くらいしかないけど、まだ子供だから体で払えませんし・・・私のような子供を好んで犯す人がいると・・・怖いですけど、それくらいしか・・・」

「ス、ストップ。俺は大人の女しか抱かないから。暫くの間俺は君のパパって言ったろ?娘を犯す父親が・まぁいるにはいるが、俺はそんな事しないぞ!お金が気になるなら、出世払いで良いから。出世出来なかったら払う必要は無いから、2度とそんな事を考える必要はないんだぞ」

「有り難うございます!有り難うございます!」

 俺はため息しか出なかった。
 そんな中マリニアが戻ってきたので、タライを回収すると言ってその場をマリニアに押し付けじゃなくて託して離れた。

 ちょっと配慮が足らなかったなと反省だ。
 リリアーナからしたら助けてもらったうえ、なんの見返りもなく面倒を見てくれるから俺の事を理解できなかったのだろう。
 だから幼女の体目当ての変態かもだし、そうだった場合体を差し出せば何とか生き永らえると思いあんな事を言ったのか?
 はあ・・・
 歳の近いマリニアの方が話しやすいかな。頼むぞマリニア!

 そんな事を思いつつタライを回収し、部屋に戻る。
 すると楽しそうなマリニアとリリアーナの話し声が聞こえる。

「早速打ち解けたようだな。リリアーナ、マリニアと仲良くしてやってくれ。こいつも地元を離れて間もないから今は歳の近い友達もいないからな。それについ先日までボッチだったんだよ!」

「ちょっとどういう事さ!酷くない!」

 プププと笑うリリアーナ。

「そう、それで良いんだ。リリアーナ達が安心して笑えるようにするのが大人の役目だからな。マリニア、ちょっと出掛けて来るよ」

「また娼館ですか?」

「お前、俺を何だと思っているんだよ。流石にこの状況では行かんぞ。情報屋の所に行くんだよ。依頼した情報の件で夜にまた来るように言われているから。先に寝ておけ。今日は少し遅くなるかもな」

 マリニアがジト目をする。

「こら!リリアーナが誤解するだろ?」

「ハイハイ。ちゃんと朝には帰って来てね」

 俺は悪いなと言ってから宿を出ると、真っ直ぐに情報屋へと向かった。
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