奴隷勇者の転生物語

KeyBow

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第二章 大地の絆始動編

第28話 初依頼受託

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 朝女将さんから弁当を受け取り、僕の収納に入れた。

 5人は意気揚々と新しい装備に身を包み、期待を込めた目で僕を見ていた。

 宿の玄関先で円陣を組んだんだ。肩を組み、頭を突き合わせたんだ。

「よし、今日から僕ら大地の絆の出発だ。辛い事もあるかもだし、危険な事もあると思う。ありふれた事だけど、僕の好きな言葉を皆に贈りたい。一人はみんなのために、みんなは一人のために!」

「素敵な言葉!ジークさんにどこまでもついて行きます!」

「兄貴!どこまでも付いていくっす!」

「私の居場所は貴方のいる所。ジーク殿と共にあらん事を!私は皆を守る剣になりましょう!」

「こらアーリア!あんたは相変わらず堅いのよ!ジーク、宜しくね!これで良いのよ!それとギャレッジ、こういう時位は何か言いなさいよ!折角ジークが素晴らしい言葉をくれたんだから!」

「俺頑張る!」

「まあまあ、ローシェル、人それぞれだからさ。よし、ソロソロギルドの開く時間だ!皆行こうか!」

 そうして最初の依頼を受けるのに僕らはギルドに向かった。

 ギルドに着くとカレンさんが出迎えてくれた。

 依頼が張り出された掲示板の事を教えてくれた。貼り出されたばかりの依頼を見ていたけど、ローシェルが手をのばすも届かないので、肩車をした。

「ちょっと、何やってるのよ!パンツ見えるでしょ!」

「僕からは見ないよ!それにこういう時はスカートが捲れても良いようなスパッツとかはけよ」

「ジークはパンチラ好きでしょ?ユーリと話しているのを聞いたんだから。ジークに見られるのは良いけど、他の男には見せたくないんだからね!気を付けなさいよね」

「よく分からないけど気を付けるよ。で、目当ての依頼は取れた?」

「当たり前じゃない!っていやー!ごめんなさい。間違えたわ。ジークもう一度お願い!!」

 ジークはスカートの後ろから頭を入れ、お腹の前に頭が来るようにした。だから下着を見ようがないのだ。

 ふうとため息をついていたが、どうやら取れたっぽかった。

 事前の打ち合わせで、僕の力はユークリスと同じとして依頼を選ぶ事にしていた。今回はローシェルに任せたが、皆ローシェルの背が低い事を失念していて、ジークが一緒に見に行ったが、他はテーブルで様子を窺っていた。

 間違って隣のCランクの依頼を取ってしまい、慌ててEランクの依頼を取ったのだ。

 目当ては目撃例の有る隣村のゴブリンの調査と、可能なら集落の駆除だ。報酬は調査のみが銀貨15枚。集落を駆除すれば金貨3枚のランクDの依頼だった。

 間違えて取ったのは、ゴブリンの依頼と同じ村の周辺でのオークの出没箇所の調査と集落の駆除だ。報酬金貨3枚。集落の駆除は金貨10枚のランクCの依頼だった。

 テーブルに戻るとどうするかとなったが、依頼の紙を剥がした手前前向きに考えざるを得なかった。

 だが、僕だったら多分問題ないと分かっているから、実力を測るのと、いざとなったら僕の個人依頼に切り替えてとなった。

 力を過信する訳では無いが、オークは意図せずに遭遇する事が多々あるので、倒せれたら儲けもので、経験を積む事を目的として依頼を2つ受ける事にした。方面が同じならば個人なら2つ、パーティーなら3つの依頼を受けられる。依頼失敗のペナルティは、連続3回の失敗でパーティーランクが一つ下がるのと、一ヶ月の間に2度の失敗は成功報酬の1割の罰金になる。但し、常時依頼は対象外だった。

 カレンさんの所を見ると、講習を受けていた者達のパーティーが依頼の受託処理をしていた。待ち時間が増えるが、カレンの受付嬢のランクが上がると、掲示板に掲示する前の特別依頼の斡旋可能数が上がると言うので、カレンが暇をしていないのは回り回って自分達に還元されるのだ。

 そうして依頼の受託処理をして貰い、隣村に向かう事になった。

 因みに掲示板にある依頼は、紙だけ持っていって条件を達成してからの後出しは不可だった。ステータスカードに記録が入っているから、常時依頼以外の後出し提出は不可能なのだった。
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